海外メディア 『アスペルガーと遺伝 子供の診断の後に診断される親たち』
先週末は、自閉症スペクトラムにおける遺伝要素がそれほど高くないかもしれないという研究を紹介した。こちら。ただし遺伝要因が高いのは確か。つまり家族でその傾向があるということは、発達障害の現場にいる人ならばなんとなく感じていること。
あまり日本では語られないことがカナダで記事になっていた。“Aspergers looms over many marriages”(多くの婚姻関係で現れるアスペルガー症候群)・・・すいません、訳が難しい。。。けれども、結婚で互いが発達障害ということもあるし、どちらかが発達障害の傾向が強く、子供もそうだというようなケースを、あたたかい目で、でもきちんと見つめている記事だ。
初めに出てくるのは、娘が診断されたあと、夫婦両方が診断されたというケース。記事中、限定的な研究だが、(子供で急激にふえている統計がでている)自閉症スペクトラムなどの発達障害が、大人でも人口の1%ぐらいをしめるというデータを提供している。
「なんで子どもが診断されるまで分からないの?」という方もいるかも知れない。ただ特定不能の広汎性発達障害やアスペルガー症候群やADHDなどはうっすら見えるケースが多い。今回の記事でも、そういったケースが紹介されている。
It was Randy’s diagnosis that took everyone by surprise. He runs his own computer company, selling and installing computers to mostly corporate and professional clients. (ランディの診断にはみんな驚いた。かれはIT企業の社長であり、販売やコンピュータのインストールを顧客企業のために行っていたからだ。)
先天的な脳機能の障害、といわれる発達障害ではあるが、当然生まれてから成長するし、(富山大学の研究者の受け売りだが)発達不均衡といったほうが良い。しかも発達不均衡であってもきちんと成長していく。当たり前だが重要なこと。
いい記事。今日はこの後行かないといけないので訳はこのぐらいで終わりにするが、平易な英語だと思うので、是非読んで欲しい。
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