経営理念・行動指針
Kaienは発達障害の人たちの職業支援を行う目的で設立された営利企業です。持続可能な利益を上げながら、発達障害の人たちの底上げをし企業・団体に働く場を確保するための啓発・営利活動を行います。このような事業は、これまで社会にない仕事であり、まったく新たな挑戦です。役割を果たすためには各分野の多様な人材を社員として集める必要があります。社内で働く人達の価値観・経歴が様々だからこそ遂行できる挑戦である一方、Kaien社内の組織・制度・風土・文化を確立していく作業は簡単なものではありません。当社の行動指針は、3つの役割と5つの力でまとめられます。
<ミッション> Enabling Excellence
Kaienは、発達障害の方が強み・特性を活かした仕事に就き、活躍する事を応援するプロフェッショナルファームです。我々の役割は3つです。
- 【個人】等身大の自身の長所を活かす
- 【企業】個性的な人材の長所を活かす
- 【社会】資本主義本来の長所を活かす
役割を全うするために、当社は多様な知識・経験をもつプロフェッショナルを集め、高め、力を発揮し続けてもらう必要があります。会社の理念はEnabling Excellence(強みを活かす)です。顧客・対象者についても、社内の人材についても、特性を活かすことが会社の発展の礎となります。
<ビジョン> 目指す世界
我々が時代を切り開くサービスを提供し続けることで3つのビジョンの実現を目指します。
- 当事者や家族が特性を誇りをもって受け入れる
- 障害者雇用を超えて凸凹のある人材が活躍する
- 支援者がプロフェッショナルとして人として成長する
<人> Be Professional
Kaienには、困難な挑戦を楽しむ人を集める必要があります。また、多彩な知識・経歴を持つ人達を集める必要があります。このため、Kaienは自立し、チームプレーに徹するプロフェッショナルで構成されます。
1) 健康である
思想的、精神的、肉体的に健康でないと仕事を楽しめない。自分の凸凹や弱さに向き合うこともできず、より苦しい人たちのことを考える余裕もとれない。ただし思想面は特定の宗教等を持つことを排除しない。
2) 真摯さを貫く
真摯でないと真実を見ること・伝えることができない。過度な理想主義や悲観主義になり現実感がなくなる。自分の成長にも繋がらず、他人の利益にもつながらない。
3) 多彩な力をチームで発揮する
共通の軸・価値観を持ちながら、多彩な専門性を活用しあうチームをつくる。個々の役割を意識し、チームでのインパクトを最大化する。共通の軸からのズレは確認しあい、より強いチームになる。
4) 現場で真の声を聞く
当社を気にかけサービスを共に作る仲間として、顧客や取引先を輪の中に呼び込む。互いを信頼し率直な意見を出し合う。対話から生まれた視点や気づきを次に生かす。
5) 明日の当たり前を創る
自他が気付かない”未知の窓”を共同作業で開ける。創造力は必要だが、決して突飛さは求めない。むしろひとたび実現すれば、過去が思い出しにくくなるような、10%ではなく10倍良いサービスを作り出す。