特集④ 新卒入社
中途入社が多いKaien中でも徐々に新卒入社が増えてきました。新卒の場合はインターンを経るのが一般的です。今回は大卒後当社に入社した2名のスタッフに、なぜKaienを選んだのか、働く中で何を楽しみにしているかなどを訊きました。
- 1. Kaienとの出会い
- 2. 学生時代はどんなことに取り組んでいましたか?
- 3. どんな就職活動をして、Kaienに就職を決めましたか
- 4. Kaienで働いて想像通りだったこと、想像と違ったことはありますか
- 5. 仕事のモチベーション(楽しいこと)と今の課題は何ですか
1. Kaienとの出会い
小学校のボランティア経験から、普通級にいるサポートが必要な子がいることを知りました。
野田さん: 両親が教員だったこともあって自然と「教える仕事」「子ども」とかには興味があったんですよね。学生時代は教職もとってたし、小学校の補助員みたいなボランティアもしてました。小学校のボランティアでは普通級を見ていたんですが、中には支援級に行くほどではないけど、集団の授業についていけないサポートが必要な子たちがたくさんいることを知りました。そんな経験が「発達障害」という言葉につながっていきました。大学3年生になって、就職活動をはじめて、大手企業をいっぱい見てました。鉄道とか不動産とか、初めて知る事も多くてそれなりに有意義でした。でも、どれもピンと来てなかったんだと思います。そんな中で、「そもそも自分が何をしたいのか」振返ってみた時、「子ども」「教育」という言葉が出てきたんです。ボランティアの経験もあって「発達障害」「支援」「企業」と調べてヒットしたのがKaienでした。
「自分の研究に役立ちそう」という思惑から始めたインターンシップでした。
富田さん: 最初はアルバイトを探していて、「どうせなら役に立ちたいことをしたいな」と思ってDRIVE というサイトで求人を検索をしていました。学生時代は知的障害者の母親の葛藤についての研究をしていて、発達障害者支援は自分の研究の役に立ちそうだと思って応募しました。なぜそんな研究をしていたかというと、人の幸せとか葛藤とかに興味を持っていたんですよね。よくテレビとかで母子家庭で進学できない子たちの特集とかやってるじゃないですか。そういうのをぼんやり見ていて、幸せって「いい学校に入れるから幸せ」とか条件付きのものではなく、どんな状態でも幸せになるべきなんじゃないかと思って、たどり着いたのが”障害”という言葉でした。心理とか福祉の専門ではなかったので、その辺勉強できるかなという期待や、サークルとかで人の面倒を見たりするのが好きだったので合いそうだと思ってインターンに応募しました。
2. 学生時代はどんなことに取り組んでいましたか?
野田さん: 普通でした(笑)お寿司屋さんでバイトしたり、授業に出て、友達と遊んだり。自分の興味で、小学校でのボランティアはしていましたが、いわゆる意識高い系みたいな活動したりとかはしていなかったです。
富田さん: 僕は逆に意識高い系学生でした(笑) 1年生の時は学園祭の実行委員をしたり、大学紹介をするテレビ番組を作ったり、街づくりのプロジェクトに関わっていたり、いろんなことしてました。
3. どんな就職活動をして、Kaienに就職を決めましたか
野田さん: 並みの就活をしてましたね。大学の友達と一緒に就活イベントに行ったり、求人サイトに登録して応募したり、本当に普通でした。就活の一番忙しいはずの3年生の終わりの時期にKaienでインターンを始めたこともあってか、鈴木さん(社長)にいろいろ聞かれて、Kaienに就職するという選択肢をもらいました。会社自体には興味があったのですが、当時はあまりKaienに就職するということを考えていなかったというのが正直なところです。でも実際にインターンとして働いてみたら、自分の興味関心に結びついていることを実感するようになってきたんです。あとは、一緒に働く人たちや環境が居心地よかったので、入社することを決めました。
富田さん: 学部生の時はインターンや就活はしてました。インターンをしていた企業から内定もいただいていましたが、勉強を続けたくて、結局大学院進学しました。院生時代にKaienでのインターンを始めて、変な上下関係がなく平等に仕事を任せてもらえる文化が良かったのと、人の面倒を見るのが好きだった自分の性にも合って楽しくインターン生活を送れたという実体験があったので、Kaienに就職することを決めました。
4. Kaienで働いて想像通りだったこと、想像と違ったことはありますか
富田さん: インターンの時から、スタッフの方の働き方を見ていたり、会話を聞いていたので、想像と全然違うということはなかったです。
野田さん: 私も富田さんと一緒ですが、思っていたことと全然違うということはなかったです。でも、ベンチャーだからということだからかもしれないけれど常に「自分が何をしたいのか」を考えていないといけないなと感じるようになった気がします。それは責任とかプレッシャーとかかも。インターンの時は目の前のことを考えることが多かったけど、今は事業所全体のことを考えたり、一緒に働いている人たちがどう思って働いているのかとか大きく考えるようになった気がします。
5. 仕事のモチベーション(楽しいこと)と今の課題は何ですか
富田さん: お子さんが成長したと感じられる時や、自分なりに試行錯誤をして試してみた方法が上手くいったりすると嬉しいです。保護者面談をして、ご家庭や学校の様子からの要望を踏まえた支援を試行錯誤することも楽しいです。あと、今新しい事業所に来て、初めてお仕事体験を担当しているんですが、スタッフやお子さんと一緒にルールを作ったり、どうしたらうまくいくのか考えていくことにもやりがいを感じています。一方で、保護者面談とかでも、できないことや伝えにくいことをしっかり伝えるのはまだまだ課題だなと思います。要望に応えることだけが支援ではないので、そういう難しいことをちゃんと伝えられるようになって、もっと信頼してもらえるような関係づくりができるようになりたいと思っています。
野田さん: 現場でお子さんを直接支援することはとても楽しいです。あとは、Kaienは新卒採用・中途採用関係なく、一人のスタッフとして仕事ができるのは、苦しいなと思うことも多いけどやりがいにつながります。この前も、Kaien全体にかかわるイベントを企画したんですが、ちゃんと任せてもらえるし、同じ目線でフィードバックをしてもらえるので、”一緒に働いている”という感じがしてうれしいです。一方で、自分の働き方や会社でやりたいことを常に試行錯誤していかないといけないのは、難しいなと思う時があります。あと、富田さんと同じですが、支援をするうえで自分の気持ちに一線引いて伝えないといけないことを保護者に上手に伝えることはもっと学んでいきたいなと思っています。
プロフィール
野田さん 東京都出身。私立大学文学部卒業。インターンとして約1年間勤務後、2015年4月にエイブルシーカーとしてTEENS新宿に配属。TEENS三鷹の立ち上げにかかわると同時にKaien Meetup の企画コーディネートにも従事。
富田さん 東京都出身。私立大学院卒業。社会系修士号取得。インターンとして、約1年勤務後、2016年4月にエイブルシーカーとしてTEENS新宿に配属。TEENS三鷹の立ち上げにかかわると同時に、インターンの採用にも従事。
採用情報
採用フロー
インターンシップ → 面接(複数回) → 採用
職種
エイブルシーカー ※新卒でご入社された方は原則TEENSの配属から始まります。