海外メディア 『起業家の特質LD・ADD ギークのアスペルガー』
MOS試験などを運営するオデッセイコミュニケーションズ社の出張社長から教えてもらった。世界の識者が読む難しい雑誌の頂点とも言えるThe Economistの先月号のコラムで、発達障害が非常に華麗に紹介されていた。
ミスフィット礼賛 「ビジネス界が発達障害を必要としている理由」 (The Economist)
In praise of misfits – Why business needs people with Asperger’s syndrome, attention-deficit disorder and dyslexia
The Economistの6月2日版 Schumpeter |
多分に非常に恵まれた才能を持った人(ギフテッド)を取り上げた「よくある記事」ではあるが、きちんとデータやコメントを使って納得感のある流れになっているのはさすがの雑誌。僕が印象に残ったのは、、、
・あるビジネススクールの調査によると、起業家のLDの割合は35%。これは全人口の10%よりもたかく、面白いことに管理者層の1%という比率に比べると飛び抜けて高い。(鈴木注:つまらない奴は管理者どまりということだろうか・・・)
Julie Login of Cass Business School surveyed a group of entrepreneurs and found that 35% of them said that they suffered from dyslexia, compared with 10% of the population as a whole and 1% of professional managers.
・組織の人間を、無秩序の人間に置き換えると、パワーバランスが崩れてしまう。学校ではいじめられたりするだろうが、今の世界、どんな組織も発達障害者なくしては反映できない。シリコンバレーのある人物は「ギーク(アスペルガー)であることが本当にかっこいい」といっている。
More broadly, the replacement of organisation man with disorganisation
man is changing the balance of power. Those square pegs may not have an
easy time in school. They may be mocked by jocks and ignored at parties.
But these days no serious organisation can prosper without them. As
Kiran Malhotra, a Silicon Valley networker, puts it: “It’s actually cool
to be a geek.”
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