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海外メディア 『自閉症の従業員が会社を成長させる』

2011年2月26日

米国の自閉症団体の一つであるAutism Society of AmericaのMinnesota支部が開いたイベント。

記事はこちらから。 Autistic workers can help firms grow ~Cargill, 3M and Best Buy brought in noted animal scientist Temple Grandin to focus attention on the disorder.~

まずはテンプル・グランディンが、「自閉症スペクトラムの労働者を会社に雇わないと、会社は潰れる。なぜなら彼らは会社が直面する課題を解決する人たちだから」と威勢のよい発言。たしかに彼女は、穀物メジャーと言われる巨大企業カーギルのために、牛の屠殺装置を開発したことで有名。「牛の目線で開発できたのは自閉症のおかげ」というのを別の記事で読んだことがあるが、これにより(具体的な数字は覚えていないけれども)飛躍的に効率が高まったという。

テンプル・グランディンが言うだけではない。すごいのは、このイベントを共催したカーギル、3M、Best Buy、の3社。この(日本ではあんまり馴染みないかもしれないが)、まさに全米を代表する3社が、countless、つまり無数の自閉症スペクトラムの人の雇用例、しかもいかに会社の課題を解決したかの例を発表したという。Best Buyのウェブ担当(?)の副社長は、「自閉症スペクトラムは、最も活用されていない人材群の一つだ」といっている。 ”I’m convinced that this group is one of the most untapped pools of talent we have,” said Best Buy’s Webteam vice president Cindy Holker.

くわえて、カーギルが自閉症スペクトラムの高校生のためのパイロットプログラムをはじめたり、Best BuyがソーシャルスキルをeLearningで学べるものを開発したりと、、、うーん、おそらく米国の中でも最も革新的な動きだと思うが、、、すごいな。

なお、テンプル・グランディンは50になるまで他人の表情を読むのを「学んだことがない」と認めているそうだ。その経験もあってか、自閉症スペクトラムでも社会性は高められるとはっきりと言っている。

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