採用情報

発達障害者が多数の職場

もちろん、発達障害の人、そうでない人、と綺麗な区切りが付いているわけではない。しかし、便宜上そういう線があるとすると、ここ最近、Kaienでは、発達障害の人のほうがはるか多数の職場をつくっている。

どんな雰囲気か? 「1日相談員」として滞在させてもらったが、当社の職業訓練の雰囲気のままだなぁという印象である。僕個人が理想とする、こざっぱりした職場。フィットした環境を設定すると、発達障害系の人は本当に静かにコツコツと働いてくれる。

Kaienが参考にしたSpecialisterne(今は欧米数カ国で広がっているに以前訪問した時、「アスペルガー症候群の人にあう職場にすると、そうでないスタッフが居づらいので、調整中」と言っていた。当社もそのアドバイスがあったこともあり、職業訓練も、今企業と一緒に作っている職場も、ぴったり発達障害に寄り添った空間ではない。でも両者にとって居心地の悪くはない場になりつつあるなという印象を持ちつつある。

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Kaien修了生の活躍

Kaienで働きませんか。応募は

kaien@kaien-lab.comまで

当社修了生がオンライン上の記事に取り上げられている。

第13回 発達障害者の就労支援 雇用企業の声(その2) ワークスアプリケーションズ-発達障害と就労支援の現実 (人事部・総務部のお役立ちサイト【ジンジュール】 2012年3月6日)

以下記事から。

///ここから///
 
引きこもり気味だった高校生の頃にアスペルガー症候群と診断された金子
翼さん(25歳)もテスターとして働いている。配属先はアドバンスト・テクノロジー&エンジニアリング本部。“品質エンジニア”というのが正式な肩書き
だ。大学卒業後、民間の就労支援会社であるKaienで2カ月の職業トレーニングを受け、同社の紹介で7月にワークスアプリケーションズに入社した。

発達障害者の仕事ぶりは健常者に劣らないという。「仕事が遅いとかミスが多いとか、そういうことはないですね。細かいところにもよく気がつくのでテスターに向いているという現場の声も聞かれます」(中村氏)

ちなみに、契約社員としての給与は「健常者の新卒とさほど変わらない金額を支給している」(中村氏)ということで、金子さんによれば「大学の同級生の一部よりは高かった」そうだ。

「複数の作業を時間のやりくりをして並行しながら進めることに多少難しさを感じることもありますが、仕事は大変というよりも楽しいです。弊社の場合、国際会計基準への対応という課題がありますので、将来的にはそれに関する調査に関わってみたいと思っています」(金子さん)

///ここまで///

訓練に入ったばかりの頃は、新卒採用で落とされ続け、「自分には倉庫での軽作業ぐらいしかできないのでは」と言っていた。謙遜ではなく本気だったと思う。それからまだ1年も経っていない。それがここまで活躍してくれるとは、本当にスタッフ一同感動。

僕が彼に言ったアドバイスは「自分自身を障害特性で語らず、自分を持ちなさい」という事。もともと簿記一級を独学で取れるほどKaienの中でもトンガリが非常にある存在だった。

が、その光る存在を新卒採用時に気づけなかった多くの企業にとっては本当にもったいないことだし、その才能にきちんと気づいて上手に活用してくれているワークスさんはさすがに強い企業だと思う。

彼にはこれからもどんどん活躍して行って欲しいし、Kaienとしては彼ほどわかりやすい尖った才能がない人にも(というかここまでの存在はそうはいないので)どんどん活躍の場を企業に開拓していきたいと思う。

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アインシュタインを継ぐ少年 続報

米国の「クローズアップ現代」のような番組であるCBSの”60 Minutes”。以前このブログで取り上げたJake(アインシュタインを継ぐ少年?)が特集されている。

自身の自閉症の診断を、自身が数学・物理で際立つ要因として「誇り」に思っているという。英語がわからないと細部は理解出来ないレポートだと思うが、見ているだけでもウキウキする動画。2012年1月15日とのことなのでつい最近の放送だ。目がキラキラしているのが印象的。

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ようこそ先輩2

Kaienは「発達障害の特性を仕事で活かす」。そして「世間のイメージを変える」というメッセージと狙いがある。それに共感してもらった人が訓練に入ってきてくれるし、修了生などとして職場で働いてくれている。いわば「使徒」として社会で活躍してくれている。

Kaienの「使徒」を、訓練でお呼びするのが「ようこそ先輩」の時間。今日もバイクに乗ってさっそうと一人の使徒に登場していただいた。山あり谷ありの人生。今日の1時間のために250枚ものWordの文書にしたとのこと。恐縮です。でもその分とても味のある話で、これから働こうという訓練生には響いたと思う。今度は女性の使徒を呼ぼうと思っているのだが、来てくれるかしら。。。

なお、僕自身もデンマークのスペシャリスタナ(※最近スイスに拠点オープン)からもらったメッセージを伝えている感じがあるので使徒の一人。「使徒」の例を使うと、お前は教祖か?と必ず突っ込まれるので念のため。。。

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修了生にアルバイトを頼む 僕は酒を呑む

仕事を溜め過ぎなのか、疲れが溜まったのか。ブログを書く力がなく数日ぶりのエントリー。週末に行なっている海外情報のリサーチも今週はまったく出来ずじまいだった。

今日はだいぶオフィスも冷えていたので、酒をちびりちびりやりながら、体を温めつつ仕事。資料をまとめるだけだったので、かえって自由に考えられた気がしております。

鹿児島土産の梅酒を自分で飲んだ。。。

体調が悪く、とても仕事が終わらなそうだったので、修了生にアルバイトを頼む。データ入力とまとめ。黙々とやってもらって、とても助かった。この手のコツコツ仕事は本当に面倒なので、喜んで(!?)やってくれるタイプの人がいるのは有難い。もちろんKaienが将来的に発達障害の青年の自社雇用を進めるときに向けたスモールステップでもあるわけです。

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一般枠・正社員でIT系企業に内定

とても尖った特徴を持っているKaienの会員の一人が就職内定。今夜の当社内のSNSはこの話題で盛り上がっています。

今回は紹介業者としてはご協力したケースではなかったけれども、ほんのり側面支援、後方支援はできたかなぁと思う。これからは定着支援にギアを切り替えます。

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祝・IT系の内定出ました 

めでたく内定者が出た。Kaienが最も得意とするIT系。

今日内定が出た方は、2年近く満足行く職場が探せなかっただけに喜びもひとしおだと思う。とはいえ、本番はこれから。先日修了生が現訓練生に助言していたとおり「職場定着に比べると就職活動の大変さは大したことではない」ことも多い。Kaienを修了してからも良い距離感でサポートしていきたい。(今日も、働き始めた人たちからSNSで報告があり、うれしく読んだ。)

Kaienとして、職業訓練=>職業紹介=>定着支援の流れは見えてきた。この矢印の最初に10代向けや大学生向けのプログラムを充実させるのがこれからの僕の仕事の大きなものになる。週末息子にあってきて、親として何が欲しいかという視点も改めて確認できた。将来の雇用者から見ても、親から見ても、そしてなにより本人から見ても納得感・充実感のあるプログラムを作っていきたい。

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Kaienの考える「優秀」

発達障害者の就職情報交換会 ~ご家族向け~ を本日開催。今日は主に大学生のお子さんのいるご家族の方にお集まり頂き、就職に向けて勉強会・情報交換会をした。

直接お話することで、Kaienのことをしっかりと分かっていただけたと思う。Kaienは発達障害でも、とかく「特殊能力のある人」、「IT系の人」だけのものだと思われがち。決してIQが高い人とか、学歴が高いことが、優秀と定義しているわけではない。

優秀というのはそういった見えるものではなく、最終的には企業の中で評価されるものであり、結果で判断されるものだと思っている。場合によっては、人が嫌がる仕事を楽しく繰り返し行える、という特質だけとっても、企業にとっては使い方次第で優秀と評価してもらえる。換言すると別にプログラミング能力があれば優秀というわけではない。もちろんあるに越したことはないのだけど。

今日のセミナーはKaien主催だったが、「発達障害の方が就労に関して無料で使える行政サービス」というテーマでお話しした。どこの国もそうだと思うが、雇用関係は複雑に入り組んでいて、困り感があって頼ろうとしても使いにくい。

今日は3枚の表で簡単に説明しただけだったが、とても喜んでいただけたようだ。僕もなかなかお会いすることのなかった大学生のお子さんのいる親御さんからお話ができて、有意義な時間だった。

家族向けのセミナーは随時開く予定。またご参加いただければありがたい。

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内定出た

日中ニュースが飛び込んできた。めでたい。IT系の専門職。ステレオタイプ的だがアスペルガー症候群の人が強みを発揮する分野。得意な所がある方は強いなという印象。これから頑張って欲しい。

夜はこれから面接を受ける人のカウンセリング。自己紹介などが30秒待っても1分たってもなかなか口にでてこないという人。が、「魔法」をかけたら、スラスラと答えられた。本人もびっくりして、とても表情が明るくなった。自信がついたようでこちらも嬉しい。

「魔法」というのは構造化、視覚化で面接を誘導したということ。もっと具体的に言うと、通常の面接であるような質問を10ぐらいに分解した質問にした。アスペルガー症候群、自閉症スペクトラムなど発達障害の人へのサポートの王道。基本に忠実にアドバイスすれば、上手に反応してくれるという好例だった。

明日は「発達障害者向けのIT職業訓練」。東京都から委託されているジョブトレーニングの8期生がやって来る。初日はとて~も厳しくしている。なんとか乗り切って、内定=>企業での活躍を果たしてもらいたい。

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海外メディア 『シカゴ郊外の団体 アスペルガーの青年をソフトウェア技術者で雇う』

なにを隠そうこの団体。僕が米国でビジネススクールに通っているときに、設立をコンサルティングした団体です!!

団体名はAspiritech。Aspergers(アスペルガー症候群)と、Spirit(スピリット)、Tech(技術)が合わさった造語。創設者のBrendaの今考えても素晴らしいネーミング。

記事はこちら。”North Shore company employs mildly autistic to test software” Chicago Sun Times

創設者の息子オラン 当時から太り気味だがサイダーをまだ飲んでいる・・・
コンサルティング中、彼の部屋に僕は泊まっていた。

2年間で9社と仕事をしたという。仕事はソフトウェアのバグ探しがメイン。収入は日本円で1000万円ぐらい。6割が寄付で4割が企業からの売上だという。2年前は数十万円集めるので四苦八苦していたのを考えると、頑張っているなと思う。

僕は一応まだこのAspiritechの団体の理事なのだけれども、細かいことは知らなかった。いずれにせよ、こういう手の団体にはなかなか厳しい米国の環境だが、団体として進化しているのをこうして知れて誇らしい。

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祝!一般枠での就職決定

Kaienに来る方の実に半分以上が障害者手帳を取得していない層。なので不思議ではないのだが、先週2人の人が一般枠で内定を手にした。諦めずにしっかりと自分を売り込むこと、それを僕らとしてはサポートし続けることの有効性を感じた。

一般枠でクローズドで働くこと、障害者枠でオープンで働くこと。オープンにするにしても職場のどの程度までオープンにするかということ。これは僕が当初考えていたよりも、一長一短があって、個々のケースによる所が大きい。どれが正解というわけでもないが、大きな失敗も時にある。Kaienとしては上手に周辺からナビゲートしていきたい。

多くの人に接して思うのが環境によってだいぶ違うなぁということ。苦手な作業では大きく苦しむし、得意な作業は本当にコツコツと楽しそうに行う。この見極めが上司として大事なんだなと痛感する。

一般枠でクローズドで働く皆さんへ。発達の凸凹を上手に活かせる上司のもとで働けることを本当に願います。いい上司ってなんなんだろうと、つくづく考えた一日でした。

追記:::今日は休職期間をKaienサポートで復職した方も再出発した日。その人も周囲は発達障害については知らず、メンタル面による休職と思っているらしい。上手にはまる部署に配属してもらったようで良いスタートを切れそうだという。頑張って欲しい。

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本当の限界は誰にも分からない

東京での障害者委託訓練。7期も大詰め。あと5日。訓練内容も面倒。

今日は「受注・出荷・在庫確認」の業務をERPを用いて体験し、週明けは「仕入れ先登録、得意先登録、運送会社登録、製品登録、賃金・光熱費登録、発注、入荷、請求」をするという。

それなりに難しいので、講師の方も「こんなに複雑なことをさせて大丈夫なのか?」と思ったらしい。でもしばらくして「でも何とかやっているんだよね、驚いた」と言われていた。

正直今回の期はITを含め業務経験が少ない人が圧倒的に多い中ではあるが、それなりに専門的なことについて来ている。なによりもホウレンソウを徐々にではあるし、人によって深度が違うが、体得して行っている感じがある。

 “You obviously don’t know where the bar should be, and you’re only going to do a disservice by putting it anywhere.”

大学1年生むけの授業で、学生に与えた課題があまりによくできていて、このままだとみんなにAを与えないといけないと思った大学教授。恩師にどうしたら良いかを尋ねたときに助言された言葉。

「バーをどこに設置すればよいかなんて誰も分からない。どこかに決めてしまうと学生の限界を決めてしまって本来の伸びを削いでしまうかもしれない」

発達障害の人はたしかに弱みはあるけれども、その弱い部分も成長しないわけではないし、そもそも限界を決めるのはとても失礼な行為。これからもKaienではどんどん難しい課題を考えていこうと思う。

日本の現場と世界の現場

麻布十番で行っている「発達障害者向けのIT職業訓練」。7期も18日目。後半に差し掛かった。

訓練生からは毎週評定を頂いているが、スタッフ側から訓練生の中間評価も終わった。Kaienの訓練はホウレンソウ+質問が呪文のように毎日繰り返されるが、ようやく浸透し始めたかなぁと思わせるここ2日である。講師の方々には感謝しなくては。

同じように世界各地で、自閉症スペクトラムなどの人たちの職域開拓、職業訓練が行われている。今日は米国のミズーリ大学から3月のカンファレンス@セントルイス(Autism Works National Conference)にお誘いがあった。といっても現地に行くのではなく、Skypeで日本から午前4時に参加して欲しいとのこと・・・。頑張るかー。

バーチャルで共に登壇するのは、ベルギー、イスラエル、アメリカなどで、やはり自閉症スペクトラムの現場にいる人達だという。実はすでにメールもやり取りした人たちばかりで、世の中狭いなぁと思う。ちなみに今日はこのブログにもよく出てくるSpecialisterneにもメールをする用件があって連絡。彼らも順調に頑張っているようだが、おかげ様でKaienも横浜事務所を開設したことを報告した。どんな返事が返ってくるかな?

さてさてカンファレンス。日本のほうが福祉の現場のレベルは高い場合が多いので、しっかりと日本の現状ともろもろの方法論を伝えられればと思う。音声だけという過酷な状況の中で英語でプレゼンしないといけないのと、朝4時にどこまで頭が回るかにかかっているかもしれないが・・・。

それにしても、カンファレンスのオーガナイザーのメールの文章には朝から感動。”we will not be asking about whether people with autism can do useful
work – everyone at our conference already believes in that” (私たちは自閉症の人はしっかりとした仕事が出来るかどうかということを尋ねるつもりはない。カンファレンスに出る人は全員、そんなことは出来ることだと、とっくに信じているから。) アメリカについては色々と思うことはあるけれども、圧倒的にミッションドリブンな感じは心地良い。

ソフトウェアテストの職業訓練

当社の麻布十番で行っている発達障害者のための委託訓練。8月5日からはじまった期もついに今日からソフトウェアテストというKaienの真髄プログラムに突入した。

毎期同じ訓練をしているはずなのだけれども、毎回新しいものが発見されて新鮮味がある。というよりも、当初プログラムを作ったときはバグが発見できなくてつまらないかと思っていたが、既存の製品も案外バグがあると考えたほうが良いのだろうか。。。

それにしても、プログラムを提供しているがわからしても、受講生はよく頑張るなぁと思う。それだけソフトウェアテストって多くの人は面倒だと感じてしまう作業。それを繰り返し繰り返し丹念にやれるのはやはり特性がフィットしているのだろうな、と感じる。

うさぎとカメ

発達障害の人材紹介。左から右へ人を動かせば良いわけではない。なのでKaienは職業訓練を行って、数ヶ月の成長を確かめて、しっかり評価をして、受け入れ企業のもとに届ける。

なかなか成長が見られない人もいる。でも発達障害的な良さは、真面目なこと。繰り返し取り組めること。昔、元巨人の桑田真澄さんが「僕は器用ではない。不器用だ。だが同じ事を何度もできる」というようなことを言っていた。桑田さんがアスペルガー症候群というわけではないが、同じような強みを発達障害の人に感じることが多い。

今日も実習が終わった人、一次面接を受けた人と連絡をとりあった。コツコツ頑張っている。絶えず前に進むことがやっぱり重要だと思う。不器用なことがかえって得なこともあるはず。基本にひたすら忠実に就活をしてほしいし、就職後はやはり基本を忘れずに職場で活躍してほしい。

ただ残念なのはここが目標と決まっていても、経済・産業構造が常に変動する。このため数年、数十年のスパンでキャリアプランを描ける社会でないこと。うさぎでないと上手に就職、定着できない世の中なのかもしれない。カメの人生をどうやって手助けしていくか。Kaienを経営していると時代を読む力が本当に重要だと思う。

そんなことを思いながら、今夜はあるビジネスプランコンペティションへ。2年前にKaienも出場したMBAnoWA!だ。そこでKaienと同じ年に決勝に進出した企業の一つノボットさんが、KDDI系の企業に15億円で先ごろ買収されたことを知る。こちら。すごい!!一度夕食も共にさせていただいたが、動きの早いスマートフォン関連の市場で素晴らしい事業展開をされたという。

とてもノボットさんのスピードにはかなわないが、うちはうち。カメとして全速力で駆けていくしかないなと思った。

使われていない人的資源

今日は僕の写真撮影で米国人のカメラマンが来た。カッコつけて100枚ぐらい撮ってもらった。母校Kelloggの記事で使うためのもので経費は母校もち。ありがたい。。。おこぼれで、何枚か分けてもらった。その内の一枚が↓。他の僕の勇姿はFacebookでみられる( ^ω^ )ニコニコ

精一杯。。。

さてさて、そのカメラマンはインディアナ州出身のJensen Walkerという人。奥さんが米軍勤務で、今日本にいるらしい。3.11についても撮影を行ったそうだ。とにかく東北の人の礼儀正しさに感服していて、世界での報道が少ないと憤っていた。

Jensenは「僕を短時間でここまで撮影できるぐらい」なので、かなりの腕の持ち主なのだが、日本語が出来ず、カメラマンとしての仕事が日本では難しいと言っていた。そういえば、日本が好きで興味を持ってきてくれる人もいるけれども、外国人の英語教師の時給は1000円を切っているとも聞く。優秀な人達なのにもったいない。

うまく活用すれば貴重な資源になり得る。アニメの物販で英語以外のサイトを作って人気の会社がある。日本に拠点を置いている理由は、アニメを信奉する各国のエンジニアが日本で働きたいからだという。ちょうどシリコンバレーで働きたいエンジニアを、当地のハイテクベンチャーが吸い付けるようなものだろうか。やりようによっては使われていない資源を宝に変える方法だと思う。

翻って発達障害。今日も一人内定をもらえ、一人は次の選考に進み、一人は就職後の第1日で、という日であったが、うまくいく人ばかりでもない。本人たちの問題もあるとは思うが、環境を整える(自閉症スペクトラムの凸凹したユニークな力を上手に活かすモデルをいくつも作り出す)ことが出来れば、より多くの人が戦力になると思う。今のままではもったいない状態が続くばかりだ。

そんな中で午前中に訪れた会社。3Kともいえる職場だからか、このご時世でも十分な人が探せないという。発達障害についても偏見を持たず、仕事が出来るかできないかの「ごもっとも」な物差しで接してくれそうなところであった。「職業に貴賎なし その道のプロになればよい」でも以前書いたが、エンジニアであれ、事務職であれ、労働集約的な職種であれ、一人ひとりが専門性を持っていかないと、この国は大変なことになりそうだなぁ、と思った一日だった。

「無機的な、からっぽな、ニュートラルな、中間色の、富裕な、抜目がない、或る経済的大国が極東の一角に残るのであろう」 三島由紀夫の言葉。他のところは思想的でここでコメントするような類のものではないと思うが、少なくとも「富裕」ですらなく、「或る経済的大国」ですらなくなっちゃうかもしれない。

K4T、第2回体験会開催決定

英語で、PCを操って、簡単なプログラミングを学び、動画を作成する中で、講師や他の受講生との対人関係も育むという、一粒で何度も美味しいことを狙ったイベント、Kaien 4 Teens「発達障害のある中高生のための英語・プログラミング・社会スキル向上塾」の第2回体験会。9月24・25日の週末に行うことに!!

前回(7月末)の開催分は、親御さんからも参加した本人たちからも想像以上に評価が高く、楽しんでもらえたのだけれども、修正すべき点もあった。それを踏まえての第2回です。オンラインフォームかメール、電話での受付です。まだイベントのフライアーができていないのだけれども、サイトはこちらから。

そのほか今日は修了生のオフィスを訪問して活躍の様子を目に焼き付けたり、英語で電話に出ないといけなかったり、プロボノの活動のお誘いを受けたり、オフィスのネットワークが止まって復旧作業をしたりと、なかなかスリリングな一日でした。

修了生の部署の作業は仕事の引き合いが多く、忙しくしているとのことで、夏休み取らずに頑張ってました。PCをさっと見せてもらったけれども、当然なんだかわからない複雑なシステムを分析していました。ガンガン稼いで欲しいところです。

尖った発達障害の特徴

6期もラストスパート。今日は32日間の31日目。訓練としては実質最終日ともいえる。(最終日はPCのクリーニングなどの時間が多いため)

6期生と(訓練で)会うのは、僕にとっては今日が最後。随分PCの使い方も様になった。今日、訓練生が行っていた、複雑で面倒なERPへの入力操作や、その動作確認も、想像以上にスムースでびっくりした。(4期生の時は大分苦労していたと思うのだが、今日は粛々と行われていた)

次の代の訓練を更に良いものにするため、今日は職業訓練で使用するマニュアルの更新作業もお願いしたが、だいぶ進んだ。ルールが多い業務に関する適性・耐性はアスペルガー症候群や自閉症スペクトラムの傾向のある人に広くみられる特徴。尖った部分ともいえると思う。

来週月曜日(8月1日)に、5人が無事修了。休職中に当社の訓練を受けて元の職場に戻る人。新しく障害者雇用枠で仕事を探そうという人。早速実習がはいりそうな人。いろいろと展開がある。ぜひプラスの特徴を遺憾なく発揮してほしい。

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海外メディア 『NYタイムズによるSpecialisterne』

当社が設立するきっかけとなり、ちょくちょく連絡をとっているデンマークの企業Specialisterne(スペシャリスタナがもっとも日本語表記で正しい発音だと思われる)。先日は宇都宮大学の梅永先生も訪問されていたとのこと。

そのSpecialisterneのことが先週ニューヨーク・タイムズ紙に掲載された。ぜひご一読あれ。

『For Some With Autism, Jobs to Match Their Talents』(自閉症の人の才能を活かせる仕事がある) なお、Specialisterneを立ち上げたThorkilも、この記事について彼のブログで短く触れている。英語だがこちら

なんだかThorkilは世界中を飛び回っているらしい。そろそろ日本にもきてくれないかな?

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国語が得意なアスペルガー??

今日オフィスで話題になったこと。アスペルガー症候群で国語が好きな人、得意な人について。

一般に言われているアスペルガー症候群(自閉症スペクトラムの一つの診断名)の学問的な強みは、数学や物理。たしかに、実はKaienにいらっしゃる人の中で、これまで最も多い専攻は数学科なんじゃないかと思う。(※実際ケンブリッジ大学の研究で、AQテストを使ったものだが、数学オリンピックに出た人たちのアスペルガー症候群の確率が高いというレポートがある。英語のWikipediaのAQテストの項目より。)

が、国語が好きだった人、得意だった人も案外多い。特に女性に多い気がする。アスペルガー症候群というと気持ちを読めない、のが代表的な特質などと言われるので意外に思われる方もいるかも知れない。

が、こう考えると案外論理的に理解できると思う。(※正しいか正しくないかの分析をしたわけではありませんのでご注意を)学校の国語の問題は、静的な物。つまり文字は当然だが、止まっていて、何度でも読み返しができる。読み返しをしても変わることがない。

一方で普段の会話は動的。一瞬で色々と察知しないといけない。国語が得意なアスペルガー症候群の人でも、結構反応が遅いなぁと思うことがあるのだが、それはあまりにも(自閉症スペクトラムの人とっては)スピード感あるテンポで情報交換されるので、分析に時間がかかっているのかもしれない。

この静的か動的か、というのは自閉症スペクトラムを考える上での一つのヒントになるとおもう。先日京都大学の十一元三先生の講演を聞いたが、そこでも静的な研究と動的な研究の対比が興味深かった。詳しくは『自閉症 脳神経学の最先端』へ。

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