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自閉症 脳神経学の最先端

2011年5月14日

今朝はKaienの説明会。昼食を食べる暇もなく説明と面談に追われる。中国地方からも親子で参加される方がいた。時間と来ていただいた費用分は満足するものが提供できただろうか?

その後、遅刻してしまったが東京都自閉症協会の年次総会へ。色々と感じることのある総会であった。というわけで今日付け?で役員に昇格。月一度の役員会にはしっかり出席できるよう日程合わせをしないと。

総会の後は、脳神経学の最先端を聞く。当然自閉症の話題。講師は京都大学の十一元三先生。名前から非常に厳しい方を勝手に想像していたが、どんな質問にも真摯に対応しておられて、大変に好感をもった。

講演は超がつくほど興味深かった。以下今日の僕のメモから。(※聞き間違いがあるかもしれませんので、ご容赦を。。。)

  • 自閉症の脳研究は、うつや統合失調症よりも遅く始まったが、分かっている部分が多くなり、矛盾が少ない生産的な研究
  • 自閉症、アスペルガー症候群、PDD-NOSの三つの分け方は完璧ではないが、やはり分けて考えないと脳神経学的に誤った結果の解釈になってしまうこと。
  • 比較的新しい脳(文明的な部分)の働きにも定型発達の人と違いが見られる。しかし、それは脳の奥にある、比較的古い脳である扁桃体からの指令が弱い(?)ことによって起こされていると考えることが出来るのでは、とのこと。
    • 具体的に言うと、脳の注目部位としては、扁桃体(怖さを感じる部位、自閉症との関連が疑われる他の脳内の部位にも影響を及ぼしている部分でもある)、紡錘状回(顔の認識の処理など)、上側頭溝(他人の表情の処理など)、内側前頭前野(連想 例:くすぐられたことを想像してなどの時に働く)、下前頭回(ミラーニューロン 他人の動きを見たら自分の中でその動きを再現する)、そして、小脳。
    • いずれも生まれた時からの異常であり、生育によって引き起こされるものではない。

僕の感想としては、、、

  • 脳の表層部や前頭葉ではなく、「奥」のほうに定型発達者との違いが見られるとすると、人類の進化の割合に早い段階で、自閉症群の人たちが分化していったのではないか?と思った。(※質問したかったが、すぐに会社に帰らなければいけなかったので出来ず。。。)
  • 先生の講演で、統合失調症の話は出たが、ADHDは一言も出なかった。脳研究の世界ではやはり結構線引きが明確なのだろうか。(※これも質問したかった) ちなみに、統合失調症は分からないことが多いため、それがために、結構わかりつつある自閉症との比較は難しいとのことだった。
  • 静的な分析と動的な分析を先生は取り混ぜていて、その違いを何度か強調されていた。たしかに静的な人間関係は保てるが、あらゆる意味で動的な場合の処理能力に難しさがある場合が僕の今までの経験からもあったので、とても納得した。
  • 表情を読み解く力は苦手で、むしろ図形としてみているケースがあるという話が印象的だった。
  • 自己準拠性という言葉は初めて聞いた。Kaienでは一般の職場の管理者でもわかるような言葉で自閉症スペクトラムについて伝えているが、その伝授方法をさらに豊かに、さらに分かりやすくするヒントを得られた気がした。
  • ミラーニューロンの話は面白かった。前の内容ともかぶるが、自分と他者の関係性をどう捉えているかというのが一つのポイントなんだろうと思った。
  • 感情理解はできるが、「共感」はしにくい。定型発達の場合は感情理解と共感はほぼ一緒。模倣と共感は非常に強い共感がある。(身体の模倣と共感ですら相関)ということ。とても興味深い。
  • 小脳や感覚統合の話は時間切れ。。。もっと聞きたいと思わせる講演でした。

すいません。結構メモも急いで取ったので、読みにくい感じ。でも本当に面白い話だったので、ぜひ先生の本や論文を読まれると良いと思います。

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