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海外メディア 『兄弟姉妹の自閉症の確率 これまでの想定の2倍という研究結果』

2011年8月16日

いつも海外情報を配信している週末というわけでもないが、米国の一般ニュースの結構上の方に自閉症の話題があったので、読んでみた。

Autism Risk in Siblings Double Previous Estimate -Third Age.com- (直訳すると「兄弟姉妹における自閉症のリスクがこれまでの予想よりも2倍に」という記事)

なお、同じ研究に対して色々なメディアが書いている。Winnipeg Free Pressはこちら

記事を訳すと以下のとおり。

a new study of autism risk, conducted at 12 sites in the United States and Canada, followed 664 infants with at least one older brother or sister who had autism. It showed a 19 percent chance a sibling will have autism and a 32 percent chance if two children in the family have some form of autism.

米国とカナダで664件の調査をした。年長の兄弟姉妹が自閉症と診断されているケースだ。それによると、19%の確率でともに自閉症と診断され、2人の年長の兄弟姉妹がともに診断されているケースは32%の確率に上がる。

About 15 percent of autism cases can or have been linked to specific gene mutations. If that mutation is found in both an autistic child and its parent, the risk of the next child developing the disorder is considerably higher. If the mutated gene is only present in the child, then that means it arose spontaneously and the next child’s risk is back down to normal.

およそ15%の自閉症のケースは、特定の遺伝子変異によって引き起こされている可能性がある。もしその遺伝子の変異が、(一人)の子供とその両親(のどちらか)に認められる場合、次の子供が発達障害である可能性は確かに高くなる。もしその遺伝子の変異が両親に見られない場合、次の子供が発達障害である可能性は通常とおなじになる。

以上が訳。

これまでで行われた最も大きな調査らしい。少しクリアに数字が出ているので、本当かな?という気がする。追加調査が各地で行われると思うので、そういった調査結果を待ちたい。なお、研究はカリフォルニア大学デービス校や、アルバータ大学などの国際的な協力で行われたという。

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