海外メディア 『10代 学校外の活動が乏しい』
アスペルガー症候群や自閉症スペクトラムの10代の子どもが学校の外での活動が殆ど無いということの分析。
Teens with autism face major obstacles to social life outside of school, study finds (Medical Press) 『研究結果: 10代の自閉症児、学校の外での社会生活で大きな障壁にぶつかっている』
自閉症と書いたが、原文はASD(多くの場合はアスペルガー症候群など自閉症スペクトラム)という表現なのと、学習障害なども含むとあるので、ニュアンスとしては日本では発達障害といわれる層の子どもたちであろう。
“Out of this group, teens with an ASD were significantly more likely
never to see friends out of school (43.3 percent), never to get called
by friends (54.4 percent), and never to be invited to social activities
(50.4 percent) when compared with adolescents from all the other
groups.”
データは以下のとおり。10代の自閉症児への調査。
・ 学校以外では友人と一切会わない 43.3%
・ 友達から電話がかかってこない 54.4%
・ 社会活動(遊び)に誘われない 50.4%
limited or absent peer relationships can negatively influence health and mental health, especially during the teen years.
限定された社会活動は、精神的な面を含めた健康、に特に10代の間は影響するとされている、という。
我田引水だが、Kaienで今年から10代向けのイベント「Kaien 4 Teens」を始めたのは、この「社会の場で揉まれる場がない」という問題を感じたから。数字で出してもらってほんとうに有難い。来年春からはTEENSとして学習塾&部活動、ということで学校ではできない社会活動を勉強や習い事の場で発達に凸凹のある子どものために作っていこうと思っている。
TEENSは学生インターンも募集しているのでぜひご連絡を。