Specialisterneの社会的価値 5年で2.5億円
2013年11月27日
Kaienを創業するきっかけになったデンマークのSpecialisterne(スペシャリスタナ)。アスペルガーなど発達障害の人をソフトウェアのデバッガとして雇う営利企業である。2004年に創業後、世界の発達障害者に希望を与え続けている。
先日Specialisterneから送られてきたニュースレターに、社会的価値を定量的に計測したという記事があった。英語だがニュースはこちら。詳細のPDFはこちら。
プラスの額は、9億円。一方で社会的な経費(トレーニング費など)を除く”ネット”価値は2.5億円だという。
もう一つ、どうやって計算しているのかわからなかったが、(年金など不要になったものを入れるとだと思うが)、Specialisterneの従業員に「1」経費をかけると、「2.2」になって社会に還元されると計算されるとの事だった。つまり税金を投入しても、2.2倍になって返してくれるとのことである。
2008年にSpecialisterneを知って3ヶ月後 コペンハーゲンを訪問した 創業者Thorkil Sonneとの写真 |
当社もウェブサイトでささやかに社会的価値を数字で示しているが、最初からこの定量化はしたかったところである。今の当社のビジネスが結構税金を投入して頂いているので、いつも心苦しい感じはあるのだが、Specialisterneの数字をみると、定量化をしっかりしないとな、と思うとともに、間違ったことはしていないだろう、という気持ちも強くなる。
##