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「参議院議員会館」のち「MBAはこう使う」のち「ETIC.」

2014年5月28日

国会議員の先生方の「朝の勉強会」。発達障害や福祉事業について思うところを話してきました。

MBA1年生の夏休み(2008年)にインターンをさせていただいた戦略系コンサルの先輩が、前回の選挙で参議院議員に当選され、お呼ばれしたのです。

僕は、NHK時代から朝は苦手で。。。よくニュースを読み終わった後、我に返り、そういえばさっきどんなニュース読んだっけ?みたいな、低い覚醒状態で勤務していたことを思い出すほど、今朝もつらい早起きでしたが何とか時間通りに参議院議員会館に到着。

到着直後、「鈴木さん、久しぶり!!」という声。どこかで見たようなとおもったら、こちらは衆議院議員になっていらっしゃる、元投資銀行勤務のMBA(ケロッグ)の先輩であった。確かに議員になったとは風の噂で聞いていましたが、こういう感じでつながっていらっしゃるのですね。

話は1時間。思いのたけをぶつけてきました。まさか僕の両親も問題児だった息子が議員さんに呼ばれるほどになるとはおもっていなかったと思うので、もうこの世に思い残すところはないだろうなぁと思いながら、議員会館を後にしました。

議員の先生にお伝えした、現場の感覚、は以下の通り。

  • 教育はグレーゾーンが多い(通級、支援級、支援学校、フリースクール)。一方で、仕事の現場になると障害者か健常者の二者択一を迫られる。制度として本当にこれでよいのか。
  • 国庫の予算配分。障害福祉予算は1兆円。年金10兆円。医療費15兆円。障害者手帳は全人口の5%を超えるが、1兆円の配分が本当に正しいのか?(※年金は25%程度の高齢者のために10兆円さいているが。。。)
  • 発達障害は、若者支援、障害福祉、職業能力開発、など、厚労省系でも様々な部分に関わるが、どこがカバーするのか?
  • 現場の人材不足。臨機応変が求められ、今の失業者が苦手な部分。無職の状態の若者が、人手不足のところにマッチしずらいという現状。
  • 福祉現場の低賃金。20歳代(昼夜働いている若者等)とベテランの二極化が見られる。
  • 株式会社問題。福祉の常識を守らない営利企業が増加。(※自省も込めて。。。)
  • 失業しないと受講不可の公的”就労支援”制度。働くと訓練が受けられないルールで貧困から脱出できない
  • 数のみの障害者枠。質が求められていない。最低賃金で”数”を稼ぐ企業多い
  • 精神科は薬か回転。診療報酬がもともと低めで薬漬けを生みやすい
など、ストレートすぎる所感をお話してきました。

終了後横浜事業所に汗をかきかき戻り、やや貧血状態で受けたのが、MBAはこう使う!という取材。カメラマンもいらっしゃって、パシャパシャ写してもらっていたのですが、汗かきすぎで、喋った内容より、写真の出来が心配です。

最後はETIC.さんの大学生向けのキャリアイベントへ。大学生向けに語ったイベントでは、初めて共感してもらった感じがしました。こういう風に話すと刺さってくれるんだ、という成功体験ができて、収穫多い時間でした。やっぱり学生はポジティブな話が聞きたいんだなぁと、常に社内ではネガティブである僕は思ったのでした。

「引きこもり系」の経営者としては非常に珍しく3つも外のイベントを梯子しました。明日からはまた内部でコツコツ頑張ります。特に週末にはTEENS横浜がオープン。おかげさまで満員でのスタートになりそうなので、しばらくはできる限り事業所に貼りついて仕事をしていきたいと思います。

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