Kaienの職業トレーニングに申し込む方へ
Kaienの職業トレーニングは、国・都から委託された「障害者委託訓練」の一環である。このため無料で受講することが出来る。
申し込みはハローワークになるのであるが、窓口で対応される職員によって、「申し込みをしたい」と訪れた自閉症スペクトラムの人たちへの説明に、かなりバラつきがあるようである。一部では明らかに間違った説明もされていると聞く。今日も、不正確な説明をうけた自閉症スペクトラムの方から、涙ながらのメールがあった。
もちろん、窓口で接していらっしゃる方は個別の「障害者委託訓練」について把握するのが難しいこともあるし、多くの方はきちんと情報を確認後伝えていただいていることは百も承知である。が、今後のためにもここにこれまであった誤った情報を列記しておきたい。
以下、Kaienの職業トレーニング(つまり障害者職業訓練)の申込時に、実際にハローワークで伝えられてしまった不正確な情報の実例。
◆もう定員いっぱいで申し込めない
多くの場合はそういう事はありません。事務局である(財)東京しごと財団とも確認していますが、定員の倍程度まで申し込みできます。(例:定員が5人だったとしても、10人程度までは申し込み可能) 申込後辞退する方もいらっしゃるため、定員ぴったりまでしか申し込みができないというのは、ハローワークの担当者の認識違いです。
◆1回しか申し込めない
正しくありません。初回の申込時には体調が整っていないなどの状況も考えられます。同じ方が複数回、当社のプログラムに申し込むことが可能です。
◆定員に近くなっていて、落とされる可能性があるから、申し込まないほうが良い
まず定員をこえても申し込みが出来る場合が多いです。また受け入れの可否は基本的にKaienに任されています。個々のケースで明らかに職業トレーニングに入るのが難しい方がいるのも事実ですが、最終的にはハローワークのご担当の方が受け入れの判断をするわけではありません。
◆障害者手帳がないとダメ(あるいは手帳があっても医師の意見書が必要)
不正確な情報です。手帳、または意見書のいずれかでOKです。
◆発達障害の事由で取得した障害者手帳でないと申し込みできない
違います。手帳がその他の事由で取得している場合でも、発達障害の診断があれば、受け入れ側の当社としてはまったく問題ありません。事務局である(財)東京しごと財団の担当者ともこの点を確認しています。
◆都民でないと申し込みができない
事実とは異なります。都民以外でも、当社の訓練プログラムを受けられます。ただし申し込みは都内のハローワークになりますし、東京都に割り振られた予算で行われる事業であることをご理解ください。