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職業に貴賎なし その道のプロになればよい

2011年2月24日

Kaienのプランを考え始めた2年ほど前と今とで修正しつつあることの一つ。それが、いわゆるホワイトカラーの仕事のみを良しとするのではなく、ブルーカラー的な仕事も重要だということ。当たり前といえば当たり前なのだが。。。

発達障害のイメージは悪い。Kaienというのはそのイメージを変える、同時に持続可能な利益を生み出す組織になるのが目標。もう少し言うと、いままで職を得るのに苦労していた人の中から、世の中の人が「あっ」と驚くような発達障害の職業人を輩出して雇用するのを目標としている。

この場合、ソフトウェアテスターなどホワイトカラー的な、あるいは内勤での活躍ぶりを想定していた。当然これからもその路線は変わらない。やっぱり、「俺達には出来ないのに、こいつすごいなぁ」といわせる状況をあちこちにつくることが、発達障害の人の存在価値を高める突破口になると思っている。

が、同時にブルーカラー的な労働集約的な仕事につくことを応援することも力を入れようと考え始めた。もちろんその職業が数年後もあるかどうか、、、というような所に輩出しても仕方がない。でも、労働集約型のビジネスモデルは今後も見通せる限りあり続けると思う。その組織を支える職種の中で、発達障害の人が力を発揮できる部分は色々見つけられそうだと思うようになった。

そういったニーズをお持ちの親御さんの声は連日のように聞くし、その分野でお金を稼ぐ仕組みもKaienで作れない、と決め付けるのも時期尚早。。。というか取り組む前からは諦めたくない。実際になんだかできそうな気もしている。

ソフトウェアテストのような、いわゆる「健常者」を凌ぐ、というようなかっこ良さはないかもしれない。給料も安いかもしれない。でも長い目で見るとコツコツと働き、その道のプロだね、と評価してもらえるような発達障害の人も当然たくさんいて良い。それが本人の自尊心の向上につながるし、多くの人が持つ発達障害のイメージを変える力になるはずである。

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