発達障害女子に多い自爆タイプ
2013年12月5日
時々僕がカウンセリングで言うのが、「当社でいう、自爆タイプに当てはまりそう」というセリフ。女性に多いと思う。
発達障害関係のことを書かせてもらったり、喋らせてもらったりしているが、実は多くの場合は「ピュアな発達障害」というタイプについて語っている。このピュアな人数は案外と少ない。
二次障害というのは、ベースに発達障害が有り、だから故に生きづらさを抱え、後天的にうつなどの気分変調に苦しまれている状態だ。こうした後天的な、社会とのズレの中で作られた(社会に押し付けられた)傷を持っているタイプのほうが「ピュアな発達障害」よりも多いと思われるわけである。
この場合、二次障害の種類や多寡によってどの程度、支援の基本を個々人によって変更するかというのが大事になっている。なかでもその支援方法で試行錯誤するのが「自爆タイプ」である。
女性には、一見発達障害の典型とは程遠いように思える人がいる。でもよくよく聞いていくと、うっすらと発達障害があって二次障害で苦しんでいる、と考えると理解が進む場合が多い。周囲はそれほどコミュニケーションのズレに困っているわけではないが、本人はそのズレを過大に考えてしまい、仕事に来られなくなったり、学校に通えなくなったり、人間関係を切ったり、してしまう人がいる。
おそらく適応障害と診断される人が多いのかもしれない。医師ではないので、そのベースに発達障害があるかないかははっきりは言えない。でも、薬が上手に効かないケースが多い気がする。
一番の”薬”は微妙にずれつつある段階で、家族やパートナーがその軌道を修正してくれることだと思う。(つまり発達障害の人は自分で認知を修正するのが難しい特質なので周辺の人が行ってくれるのが良い) が、現実には、なかなかそういった人が周囲にいなかったり、そもそもいたとしても落ち着いた認知に導くのは難しい。
発達障害と絡まった二次障害をどういうふうに考えるか?どう対応するか?創業当時からそうだが、どこまで医療に頼り、どこから当社のような民間でも可能か。その辺りの線引や対応方法を、昨日も今日も考えさせられた。
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