大雪(たいせつ)な水の会社から大切なことを教わる
思いっきり宣伝をします。四国の高級醤油蔵である鎌田醤油さんについて。
予告通り今日、僕は昼前からこの時間まで、Kaienの仕事はメールチェックぐらいで、ほとんどの時間を東京都自閉症協会の活動に費やした。協会はもともと全国組織なので、東北の支部ともつながりがある。特に福島のいわき支部が大変とのことで、そのサポートをすることになった。(※自閉症の子どもを抱えている家庭では、モノを調達するために長い時間並ぶことが出来ないケースがあるとのこと)
特に水が手に入らず大変らしい。。。そこでMBAのケロッグ時代の同窓である鎌田氏(タケオさん、と呼んでいる)を思い出した。鎌田醤油の後継者である。寒いシカゴで一緒に過ごした後は、彼はそのままの緯度を保って北海道に。鎌田醤油の北海道事業を担当している。
彼が先日のメールで教えてくれたのが、大雪な水。「なぜ醤油メーカーが?」という気はするが大雪山系からの汚れない水とのことで震災以降、注文が「対数的」に増えているとのことだった。既存のお客さんからも「本当に契約しておいて良かった」と感謝のメールや電話が絶えないという。(※売り切り方式ではなく、定期的に水が届く方式。)
Kaienのビジネスモデルは、受益は企業と個人にあるモデルだが、お金を出してくれているのは企業だけ。つまり自閉症スペクトラムの方にはお金を一切いただいていないモデルである。
いわゆる社会企業というモデルにはそういったケースは多い。だけど、お金を払っても、電話で感謝までしたい、と思うようなサービスを出来るのは、ほんとうの意味での社会的な事業だよな。。。Kaienもそういった道も模索すべきだな、とか思いつつ、たけおさんにメールを打った。
すると、10分もたたないうちに電話が。。。速い。。。しかも信じられないオファー。リットルとかではなくキロとかトンとかの単位で話が進む。。。
電話を受けた時は、さすが寛政元年創業だな、、、とか気のきいたことは全く思えなかった。が、今考えると、お金を稼ぎながらも、社会に貢献する、というDNAがある会社、経営者一族だから、今も昔も日本でも海外でもしっかりしたブランドを築いてきたのだろうなぁと感動した。
鎌田醤油。本当においしい醤油です。ぜひご賞味を!!