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採用活動を通じて思うこと なぜ学生インターンが必要なのか?

2016年1月26日

当社について。まずは利用説明会にお越しください。採用情報も下記から。

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当社は20歳から70歳まで約120人が働いています。が、全職種で人が足りていません。

これまで1000人を優に超える方から働きたい!と応募を受けてきています。なので選考はそれなりに厳しく行っているとは思うのですが、もっともっと当社で働きたい、発達障害の人の良さを世の中で届けたい、という方が出てきてほしいと思っています。

特に年々一定数が入れ替わる学生インターン(報酬型のキャリアバイトという感じでしょうか)は、人が足りず結構大変です。このため、当社ウェブサイトだけでなく、Wantedlyとかで告知したり、NPO法人のADDSさんと一緒に採用イベントを組んだりしています。それでもまだまだです。

まだケツの青い大学生・大学院生に、発達障害の人のサポートができるのかと思う人もいるでしょう。でも、支援ってチームで行うと良いのです。いわゆる専門家だけではダメです。

インターンのほぼ全員が働く当社のTEENSという小中高生向けのサービスでは、学習支援が大きな柱になっています。学習支援の時に必要なのは学校での記憶が新しい学生の力。いくら臨床心理士だろうが、精神保健福祉士だろうが、福祉の現場で10年20年働いていようが、発達障害のことがわかったとしてもいざ勉強となると数十年前のことを思い起こす必要があって単純な算数でも結構教え方に苦戦したりします。

発達障害の専門性と勉強を教えるという力、フルタイムのスタッフと学生インターンのそれぞれの得意なところをブレンドして、(つまり完全に分業するのではなく、当社ならではの方法で現場で二つの力を混ぜ合わせて)現場で支援をして初めてTEENSが成り立つわけです。なのでやっぱり学生にもいてもらわないと困ります。

もちろん、ちょうどよいぐらいに年齢が離れたお兄さんお姉さんという点も重要です。離れすぎているとやっぱり言いづらいこともありますし、懐に飛び込みにくい瞬間もあります。どうしても上下関係になってしまったりもします。そういう時、学生のコマを持っている組織のほうが強い訳です。

専門家だけで解決しているならば、もう発達障害の課題って解決しているはずなんです。医者も福祉関係者もたくさーん人数いますから。学会も多いですし。でも解決していない。それはやはり専門家に加えて、問題解決のためには様々な匠が集まる必要があって、その一つのパーツが実は学生なのです。しかもインターンの一人という扱いではなく、出来る限りAさん、Bさんという個性を支援で出してほしいと思っています。

ベンチャーというのは、同じようなタイプの人を集めたほうが、濃度が高くなり、一点突破しやすいと思いますが、当社はなるべく多様性のある人材を集めるように意識しています。あまりにも「当社っぽいな」という人はなるべく採用せず、超重要な軸さえ一致していれば、「え、この人を」という人にできれば来てほしいです。

というわけで、発達障害を理解する側面からも、組織やベンチャー企業を理解する側面からも、当社でのインターンはかなり学びはあると思うので、ぜひ来てほしいと思います。

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