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海外メディア 『自閉症の子どものための介助犬』

2011年2月20日

今週非常に興味をそそられたのが、米・ニュージャージー州にある非営利団体のMerlin’s KIDSについての記事。

Show dog helps special-needs children Yahoo!News

幾つかニュースを読んだり、この団体のウェブサイトを読んだりしたのだが、時間の制約もあり、完全に全容を把握したわけではない。ただ以下のような活動をしているみたいである。(間違っていたら教えてください。。。)

  • Janice Wolfeさんが設立した介助犬養成団体。
  • 100%寄付で成り立っている。
  • 介助犬をほしい人はMerlin’s KIDSに連絡。
  • Westminster Dog Showに出場するような超名犬であるWyattが、Janiceさんと一緒に家庭を訪問し、まずどういうニーズがあるかを探る。
  • その後、(おそらくだが、自治体に殺処分される)捨て犬から、その子の個別ケースを鑑みて、介助に向く犬を選び出し、訓練。
  • 訓練が終わると介助犬がいよいよ届けられる。
  • 介助犬は、子どもにとって非常に親しみやすく情緒面で大きな影響を与える他、急に道に飛び出すことを防ぐなど子供の命を守ったり、周囲の家族が子どもから「目を離す」ゆとりを与えるとのこと。

下のビデオは英語だが、言葉がわからなくても大体何をやっているかが判ると思うので、ご紹介しておきます。


Merlin’s Kids Pilot Presentation from Geoff Erwin on Vimeo.

Janiceさんの腕とWyattという犬の能力に支えられている活動ではあるけれども、日本でも大分ニーズがあるだろうなぁと思った。生き物との触れ合いを通じて情緒を育み、徐々に活動範囲を広げ、人間社会のルールを知るというアプローチは効果的な場合が多いだろうし、理想的だなと思う。

最近iPADなどのアプリを使った情報通信教育をよく聞くし、デジタル技術をつかって機械的に療育するのも当然適切な場合が多いだろうけれども、犬と一緒に成長、というほうが、直感的にしっくりきた。

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