職業トレーニング 参加者の選定方法
何人かの方から、職業トレーニングに応募された方から、参加者をどのように選ぶのか、というご質問を頂いた。
はじめに、Kaienが行っている職業トレーニングは、厚生労働省の予算である、障害者委託訓練の一つである。なんで委託なのかというと、東障校(東京都障害者職業能力開発校)から委託されて、民間の企業や団体が行うからである。東京しごと財団が、その委託先の選定・運営の事務等を行っている。なので、この枠組の中でしか行えないという現実がある。
まず、 定員について。実はなかなかKaienが希望する人数の職業トレーニングを実施できない。つまり申請した分を下回る人数しか受け入れの許可がおりない。
これは、まだKaienが「実績がない」、「事務作業レベルが低い」という弊社が努力すべき、あるいはこれから改善すべきことがあり、申し訳なく思っている。またこれに加えて、「発達障害者というのは他の障害に比べて難しい」という認識がまだまだ公的機関側にも残っていると聞かされている。これについては当初は憤りも感じていたが、いちいち文句を言っていても始まらないと思い直している。実績をあげていくことで、答えていくしかない。
選抜について。これは通例だということだが、定員の倍程度の方が来たときに募集を締切る。(ここもKaienの意図ではないが、枠組みの中でさせていただいている訓練であり、理解していくしかない)そして、締め切り前に応募してくださった方全員に、数十分の面接を受けていただく。Kaienでは、奇をてらったことはしない。ごくごく普通に、企業の人事担当者や現場担当者の目線を想定しながら面接を実施している。
繰り返しになるが、実績を少しずつでも着実にあげて、興味を持ってくださった方々を少しでも多く受け入れられる能力をつけ、信頼も勝ち取りたい。
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