際立つ女性の多さ
2010年9月9日
Kaienという事業を始めてから、とても不思議に思うことがあった。それは相談に来る方には女性が多いということ。
今日はデータを分析する時間ができたので、さっと調べてみたのだが。。。4割を越える方が女性であった。正確に言うと今日現在で41%である。たしかに肌感覚でもその程度の感じがしていた。
念のために言うと、自閉症スペクトラムは、各種研究によると、男性に多い。男性の占める比率が75%とか80%とかいわれる。そういった中で、Kaienの女性比率はやはり高いと思う。
男性への訴求力が弱いのか、女性へのそれが強いのか、両方か、といった考えもできると思うが、僕が主要な理由としていつも考えているのは以下のとおり。
それは、日本の伝統的な職場で女性に与えられてきた(あるいは今でも与えられている)仕事が、自閉症スペクトラムの方には苦手である場合が多いということだと思う。
もちろん個人差があるので参考までに読んでいただきたいが、自閉症スペクトラムの傾向として、同時作業に弱かったり、段取り力が苦手だったりということがある。あまり好きな言葉ではないが、空気を読むのが不得手という人も多い。
特に日本の職場では、こういった能力が必要とされる職種は、やはり女性が担うことが多く、その職場における「男女差別」が、Kaienの相談者の比率に出ているのかなぁと思っている。
今日のキャリア相談会にいらしたかも女性だったから、ふと調べた結果でした。
Kaien会社ウェブサイト http://www.kaien-lab.com
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「自閉症スペクトラムの方向けのキャリア相談会」申し込み http://bit.ly/985ume
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