名探偵コナン「真実はいつもひとつ」は誤り!?
2014年6月3日
発達に凸凹がある人と接していると、子どもはもちろん、学生ぐらいまでは、以下の2つで9割がたのニーズがつかめるような気がしている。特に男の子。それは、、
- 第1位 鉄道
- 第2位 ポケモン
第3位はなかなか距離がある感じだが、「名探偵コナン」はかなりいい線行っていると思っている。なぜかわからなかったが、今日、ある若者と接しているときに「なるほど~」というエピソードがあった。
就活サポートの面談の最中。就活本のAでは「採用面接の最後に必ず質問をしろ」と書いてあり、就活本のBでは「質問はしてもしなくても構わない」と書いてある。どちらが正しいのか?という相談をされた。
その時、驚くことに「コナンは『真実はいつもひとつ』と言っているのに、、、」というのでたまげた。というより笑ってしまって、ブログにこのエピソードを書きたいので書かせてくれとお伝えした。ご本人は必死で真面目なので申し訳ないのだが、、、
「真実と事実の違いを知らない」傾向があるのが発達凸凹の人たちと僕は思っている。つまり学校の世界では一つの正解を求める場面が多くその場やルールに適応できている。が、いわゆる社会人になって仕事の世界に出ると、同じ場面や現象を見ても様々な事実の解釈があり、一つには収束しにくい。だが、発達凸凹の傾向があると、やはり多面的な事実に不安定さや不確実さを感じ、一つの正しい解を求めたがるような気がしている。ストイックで美しいのだが、時と場合によっては一つの真実にこだわりすぎると、人間社会では自分が損をすることも出てきてしまうと思う。
コナンがTEENSやガクプロの子たちに響きがちなのはひょっとしたら「真実はいつもひとつ」という決め台詞に惹かれているのかも。。。と朝の新宿事業所で思ったのでした。
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