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20回シリーズの地域精神保健講座の初回に出てきました!

2014年10月24日

当社について。まずは利用説明会にお越しください。採用情報も下記から。

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一昨日ブログで書いた通り、いろいろと感じるところがあったので、地域精神保健講座という10カ月の夜間連続講座に出ることになりました。錦糸町のクボタクリニックでの開催です。

当社が医療とか(発達障害以外の)精神保健の分野への進出を考えることはまずないのですが、発達障害に併発する二次障害として精神障害をどう理解すべきかとか、まだまだ生活リズムが整っていなくて就職を狙うにはまだ早いと思う状態の方をどのようにスモールステップで適切な支援先につなげるかを考える上では、医療と福祉の現状を学ぶ必要があると思ったからです。

昨日、「受講料6万円(とはいっても20回シリーズなので1回3千円ぐらい)を払いました。それと1回目は少し遅れるかもです」 と電話したところ、応対した女性になぜか鼻で笑われるという、(いろいろと学歴とか経歴でチヤホヤしてもらえてしまっている自分からすると、かつて受けたことがないぐらいの上から目線での応対。。。を受けるという)あまりにも想定外のやり取りがあったので、いったいどういうところだろうと恐る恐る行きましたが、非常に鷹揚な感じのクリニックでした。というよりざっくばらんな院長先生でした。

やはり錦糸町ということで、なによりもスカイツリーがウリらしく、9階の屋上まで案内していただき、、、きれいな夜景を見ることができました。
 
デイケアの現場も見せていただいて、やはり驚きました。少なくとも僕がデイケアをつくろう!!としたら、こういう風にはとても発想できないな、という配置の仕方やプログラムの作り方でした。やっぱり本日の話にも合った通り、様々な選択が今の日本にはあるんだな、ということで日本の医療福祉の強さも感じましたし、その中のたった一つの選択肢が(デイケアはしていないですが)当社でもあるんだな、とまだまだ小さなソリューションであることも理解できました。

肝心の講義は次回から本格化で、今日は15分ぐらいでしたが、医療とか福祉とか、歴史をざっと知ることができ、かなり有益でした。なるほど、この世界では(1)精神病院とか入院とかそういうところがまず話の軸にあって、そこから(2)地域医療(つまり自宅にいる人への通院してもらっての支援とか、訪問しての支援)があり、かつ(3)従来の医療としての専門性ではないが心理士や精神保健福祉士などのコメディカル(という僕も今日ようやく意味をつかんだ)人が中心となる福祉という地域のサポート役がいるという地図になっているということを、諸外国との比較を通じて、また現代までの文脈を通して、知ることができました。

それと同時に、上のパラグラフともかぶりますが、数十人の同業他社・他団体が講師や受講生となって一緒の空間にいられる場では、お互いの違いも分かりやすくなるようです。例えば今日出た話では、「ある就労系では半分の職員が集客をしている」ということであり、(10分の一の5%ぐらいの時間しか集客に当てていなくて、もう少し時間かけてもよいんじゃない!とスタッフに喝を入れながら、でも、もう少し現場に時間使うべきかな、などと揺れ動く程度の)当社からは考えられないバランスで事業を展開している他社さんとの違いを気づけたりしました。「引きこもり系の経営者」としては業界における当社の立ち位置を知ることにもつながりそうな感じがしております。

最近ではいろいろと講師をさせていただく機会がありますが、逆の立場で講義を聞くというのは正直新鮮でした。なお、今回の講義では発達障害の界隈で
はもっとも有名ともいえる市川宏伸先生のお話も5月に聞けるとのこと。たぶんまだお会いしていない筈なので、楽しみにしています。

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