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柳家花緑師匠と夢の共演落語に見るニューロダイバーシティ&インクルージョン

2018年12月18日

「ニューロダイバーシティ&インクルージョン」という、カタカタ語形のイベントのタイトルと、メインゲストが落語家という和風な枠組みが、一体どうなのか・・・と心配していったシンポジウムですが、とてもおもしろかったです。

イベントのポスター。筑波大学のウェブサイトから借用。

ディスレクシア(発達障害の一種の識字障害)を公にされ、今年のNHKの発達障害特集でも引っ張りだこだった柳家花緑 師匠。今日、筑波大学と東大の共催で行われた「発達障害学生支援プロジェクト公開シンポジウム」で初めて生でお見かけしました。

文字が読めないことを無筆(むひつ)というらしく、落語でも無筆の噺がいくつかあるとのことで、今日はそんな落語も交えながら90分近くにわたって発達障害とご自身について講演を聞きました。

めちゃくちゃ面白くて、実はシンポジウムの後半で私自身も話題提供として登壇したのですが、ああ言う場では初めてに近く緊張しました。あれだけ面白くてためになるものを見せられた後に、一体、一人の支援者が何を言えるだろうという感じでしたので…。

無事?なんとか?終了。早速Kindleで師匠の本を購入しました。帰宅途中に読むとします。

読まざるを得ませんが、やはり本より実際の落語を聞くとその面白さと芸の細やかさ深さにとにかく驚きました。

発達障害の理解の速度が一段と上がったのだなぁと、実感させられるイベントでした。関係者の皆さん、どうもありがとうございました。

文責: 鈴木慶太 ㈱Kaien代表取締役
長男の診断を機に発達障害に特化した就労支援企業Kaienを2009年に起業。放課後等デイサービス TEENS大学生向けの就活サークル ガクプロ就労移行支援 Kaien の立ち上げを通じて、これまで1,000人以上の発達障害の人たちの就職支援に現場で携わる。日本精神神経学会・日本LD学会等への登壇や『月刊精神科』、『臨床心理学』、『労働の科学』等の専門誌への寄稿多数。文科省の第1・2回障害のある学生の修学支援に関する検討会委員。著書に『親子で理解する発達障害 進学・就労準備のススメ』(河出書房新社)、『発達障害の子のためのハローワーク』(合同出版)、『知ってラクになる! 発達障害の悩みにこたえる本』(大和書房)。東京大学経済学部卒・ノースウェスタン大学ケロッグ経営大学院修了(MBA) 。 代表メッセージ ・ メディア掲載歴社長ブログ一覧

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