完全オンライン化 初日は無事終了おそらく障害福祉サービス初の試み
新型コロナウイルスの感染拡大を受け、4日前に書いた通り、当社は「完全オンライン化」の仕組み・プログラムを週末までに整備しました。
システムやプログラムはできていても、人(利用者・社員)がどこまでついてこられるか…が心配でした。
が、感染者数が週末100人を超えた段階で、完全オンライン化を社内に指示。日曜は急遽勤務したスタッフもいた中での週明けでした。
今日は私は本社とKaien新宿にいましたが、利用者は4割程度が在宅。つまりまだ半分以上が通所でした。今日のところ、まだZoomの接続に不安があったり、当社の貸し出しPCを運ぶために通所した方々です。
今週金曜までには完全オンライン化を徹底する予定です。具体的には明日は就労移行・生活訓練の利用者の8割以上が在宅。明後日は9割以上(できれば100%)にしたいと思っています。
なお、面接同行や行政が指示する一部業務については、安全を確保したうえで、スタッフも拠点や外部での業務を継続します。(でも最低限です。)
就労移行・生活訓練・定着支援・相談支援・放課後等デイサービス・ガクプロそして本社機能を利用者も社員もすべてフルリモート可能にするのは、やはりスタッフの多彩さがないと可能にはなりませんでした。今日は無事すべての社員が帰路についたのを確認し、自分も自宅に帰ったところです。
これからはどう質を高めていけるか、またこういう時だからこそ新しいサービスを考えられるか。ミッション(発達障害の長所を生かす)を忘れず、工夫をし続けたいと思います。
文責: 鈴木慶太 ㈱Kaien代表取締役
長男の診断を機に発達障害に特化した就労支援企業Kaienを2009年に起業。放課後等デイサービス TEENS、大学生向けの就活サークル ガクプロ、就労移行支援 Kaien の立ち上げを通じて、これまで1,000人以上の発達障害の人たちの就職支援に現場で携わる。日本精神神経学会・日本LD学会等への登壇や『月刊精神科』、『臨床心理学』、『労働の科学』等の専門誌への寄稿多数。文科省の第1・2回障害のある学生の修学支援に関する検討会委員。著書に『親子で理解する発達障害 進学・就労準備のススメ』(河出書房新社)、『発達障害の子のためのハローワーク』(合同出版)、『知ってラクになる! 発達障害の悩みにこたえる本』(大和書房)。東京大学経済学部卒・ノースウェスタン大学ケロッグ経営大学院修了(MBA)。星槎大学共生科学部 特任教授 。 代表メッセージ ・ メディア掲載歴・社長ブログ一覧