チームKaien @障害者就職面接会を引率東京のハローワークで開催される一大イベントに久しぶりに参加しました
おそらく3年ぶりぐらいだと思います。障害者就職面接会に行ってきました。
4カ月に一度、都内では大きな就職面接会が開催されます。ハローワークが主催する障害者枠の面接会です。後日、Kaienスタッフブログ で詳しい解説が記事にされると思いますが、とりあえず僕も行ってきました、という報告です。
今回の役回りは基地担当。Kaienは都内に4拠点あり、大学生向けのガクプロ や、神奈川県の拠点の参加者・見学者もいるので、100人とは言わないまでも数十人の大所帯です。その人たちが最初と最後に報告をしてくれたり、何かあった時に緊急サポートをするための要員として働きました。忙しいのは始めと終わりだけかなと思ったのですが、ひっきりなしに訓練生が報告に来るので、トイレにもなかなか行けず…。あっという間に3時間の面接会が終わっていました。
久方ぶりの参加での感想は、とても良かったというもの。発達障害の人はやはり純粋で一人一人必死にアピールをしているので、そういう一番美しい部分を見られたと思ったからです。発達障害の人の長所は、論理性とか、発想力とか言われますが、やはり僕はこういう真摯な純朴なところが良いと思いますし、労働者としても優秀なのはそういう特性ゆえだと思っています。
最後に(一部の人は特性上忘れて帰ってしまうという予想通りの展開ではありましたが…)ほとんどの人はルール通り僕のところに報告に来てくれて、何が上手く行ったとか、何が意外だったかとか、次へ行かせることは何かを伝えてくれました。報告内容は、発達障害の特性を知らない人からすると、またその本人の苦労を知らないと、些細な事で、「え、そんなことが学び」とかのレベルではあるかもしれませんが、各人が報告してくれた一つ一つの気づきとか発見を素直に褒められたのは、自分としてもとても楽しかったです。
ガクプロは現場に出ることが多いのですが、久しぶりに就労移行支援 の訓練生と密に接した気がします。 いつもはケース会議で1ヵ月の就活や就労移行支援の訓練の様子を聞いている(160人分です…)ので、名前を顔を見れば概ねどういう経歴かとかどういう課題かとかは頭に入っているのですが、実際にああこういう声で話すんだとか、表情ってこういう感じの幅がある人なんだとか、そういう言語になりにくい細かな情報があると一人一人がやっぱり可愛くなるというか、生き生きと自分の中で感じられます。
「リーダーにとって現場は実情を知り、アイディアと情熱が湧く場所だけではなく、隠れて傷を癒す場所でもある。」 (宋文洲)というのを改めて実感しました。