海外メディア 『自閉症スペクトラムのマウス』
2011年12月29日
米国の自閉症啓発・研究団体であるAutism Speaksからの情報。今年の自閉症関連の10大ニュース。「自閉症スペクトラムに似せた実験用のマウスを誕生させた」とのこと。記事はこちら。
『Gene Knockout Mouse May Offer Leap Forward in Autism Animal Models』 (遺伝子操作したマウスが自閉症の動物実験を前進させる可能性)が記事のタイトル。具体的にはCNTNAP2という遺伝子がないという。これがない3分の2のケースは自閉症と診断されているという。
Autism Speaksの記事より |
New mouse model exhibits all core autism traits; may offer advantages for testing helpful medicines (この新しいマウスは自閉症の主要な特性をすべて示していて、医薬品のテストに威力を発揮するかも知れない)とのこと。Autism Speaksは集めた巨額な寄付金を使い製薬会社を支援している。「治す」ということがかなり大きな声である米国の自閉症事情は日本の感覚からすると少しズレを感じるが、前進したのはよいことだろう。
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