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センター試験”衣替え” 発達障害傾向の子どもへの影響は?

2013年10月23日

廃止とか衣替えとか言われているセンター試験。大学受験は5年後に現在の形ではなくなるらしい。今、小学生の子どもたちは明らかに影響を受けることになる。時事通信のネット記事はこちら

新しい到達度テストや、同時に検討されている国公立の二次試験改革は、KaienTEENSに来ているタイプの人たち(つまり発達障害の人たち)にはどう影響があるか、僕の考えを簡単にまとめてみた。

<プラスになりそうな点>

一発勝負から複数回への挑戦になるのはおそらくプラス。

診断を受けた人が「僕の心はコップ。他の人はバケツのように見える」と言っていたとおり、プレッシャーに上手に対応できないタイプの人は多い。複数回チャレンジは誰にとってもプラスに捉えられる要素かもしれないけれども、発達障害系の人にはより朗報になると思う。

加えて、一度体験することの重要性が大きい(※つまり想像が苦手なタイプである)人には、慣れによる得点アップがのぞめる。初めての場には弱いタイプにはとてもよい変化だと思う。

<マイナスになりそうな点、でも人生を考えるとプラスになってほしい点>

二次試験改革は、お勉強ができるタイプにはマイナスになりそう。つまり点数さえとれていれば良い、という状況から、論文や課外活動など、より幅広い対応が必要とされると、苦手な部分が出やすいと思う。学力という偏差値だけではない、主観の入り組んだ、点数がつけづらい評価が導入されると、苦しむであろう人は案外多いはずだ。

具体的には、「学校に過剰適応しているタイプ」には酷な変化かもしれない。具体的には入れる大学のランクが変わってしまう、という印象である。(※東大生の10人に一人が発達障害という「巷の噂」も聞くが、そういう人たちが東大に入れなくなる、ということだろう)

ただし、主観の入り組んだ、点数がつけづらい評価、は、大学に入ると直面する評価基準でもある。また就活ではより強くその風が吹く。

発達障害傾向の学生をみていると、大学に入ったあとに、その環境変化についていけず、中退や休学をしてしまう人が多いのは確か。なので、きちんと個人にあった大学に入学できるように二次試験を変更するのであれば、それは大きな意味ではプラスなのかもしれない。

有名大学に入ったから、と親も子も安心してしまうことの抑止にもつながる。今の合格はあくまで学校の偏差値制度というゲームで勝ったことしか意味しない。「ゲーム」への過剰適応であって、その後のチミモウリョウとした社会の基準で評価されているわけではない。

ゲームのルールが18歳と22歳はびっくりするほど異なると、就活の段階で気づいても、すぐには取り返しがつきにくい。もう大学の名前でその後の人生が極端に変わるわけでもない。二次試験がその後の社会との橋渡しの第一歩であるとしたらそれはそれで歓迎すべきかもしれない。

・・・

と、、、2つ書いたところで頭が休止してしまった。また思いついたら、付け足していきたい。

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