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発達の凸凹があるお子さん 中学受験はすべき?

2015年2月15日

当社について。まずは利用説明会にお越しください。採用情報も下記から。

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http://teensmoon.com
TEENS御茶ノ水 4月開校予定 
利用説明会でご登録・ご予約を承っています

一昨日入居したばかりのTEENS御茶ノ水。写真のようにまだ椅子を組み立てた程度ですが、早速今日からお客様がいらしています。午前中はすでにTEENSに通うお母様方とのミニ保護者会。午後はTEENSに興味を持っていただいた方々とのご利用説明会です。

今日のテーマは、お母様方と話す中で絞られていき、ご本人(お子様)への告知の時期と、中学受験についてがメインになりました。

告知時期については子どもの発達障害(中学生編)にありますとおり、当社としては”受け入れる力がありそう”でしたら早めのほうが良いと思っていますが、今日の親御さんとの話の中で、すでに本人が苦手な部分を理解し言語化もできていて、対処法も学びつつあるならば、特に固有名詞を告げるメリットはないのではないか、というお話になりました。確かにその通りで、当社のウェブも少し表現を変えたほうが誤解が与えなくて済みそうです。 ただし、逆に言うと、受け入れる力がなければ、ほかの状況が揃っても難しいですし、告知によって生きやすくなるのであれば告知したほうが良いかなと思っています。また自分から「発達障害って自分に当てはまる」と言い出すことも中学生以上では出てくると思いますので、その時は否定せず、前向きに伝えることが必要かなと思われました。

保護者会の後半は中学受験の話が盛り上がりました。個人的に20年も前の話で北関東の田舎で育ったため、塾には通ったことがなく、中学受験など一部の変わった同級生がしている、程度にしか思っていなかったため、首都圏の2015年の受験事情はなかなか簡単には受け入れられないこともあります。実際中学受験をしても、大学や就職のゴールはあまり変わることはないという点もあります。

もちろん自分の特性に合った学校を選べるという発達障害児にとって重要な”環境調整”の側面から受験は大きな選択肢であることはわかっていましたが、今日のお話しで受験の一番の効果は本人の成長(つまり目標を自分で設定しやる気になり一段一段頑張ること)だと認識できた上に、塾で勉強を学んでいる中で療育的な側面(ご本人にとってコペルニクス的な視野の拡大や変異)も期待できるということで、なるほどなぁと思いました。

いずれにせよ、凸凹でスイッチが入りにくいが入ると本気で動くタイプのお子さんたちですので、本人の意欲を上手に探していくのが親や支援者の役目なのかもしれません。下の慣用句のように無理しても水を飲んでくれないですから。。。発達障害の大人やお子さんと接していていつも感じることです。

You can lead a horse to water, but you can’t make it drink.
馬を水辺に連れて行くことはできても、水を飲ませることはできない

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