【告知】 Kaien/ガクプロ/TEENSのプログラムを地方へ 地域パートナーシップ制度
当社について。まずは利用説明会にお越しください。採用情報も下記から。
- Kaien(大人向け就労支援)・ガクプロ 利用説明会
- TEENS(学習支援&お仕事体験) 利用説明会
- 採用情報 Kaien/TEENSで働く
- このブログが”本”になりました Decobo通信(Kindle版・書籍版)
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Kaienはまだ東京と神奈川にしかありません。今後埼玉や千葉にも広げていきたいと思っていますが、質を保ちつつ、向上しつつなので、そんなに一気には拡散できない、というのが実際のところです。
つまり首都圏に出店攻勢!!というほど当社の体力がないわけですし、そもそも発達障害のマーケットがそこまで広い訳でもありません。もちろん首都圏だけでも2倍、3倍と大きくなっていくことは可能です。が、数倍の売り上げになったところで所詮「大きな会社になったぞ」という程度の経営者の自己満足です。20倍、30倍なら当社経由で人生を大きく変えられる人が増えるということで意味合いが出てくるかもしれませんが、2,3倍というとそういう壮大なスケールではありません。つまり、世の中の課題解決というマグニチュードで考えると、1社が首都圏という一地域で少しばかり売上を大きくしようが、そこそこの実績を上げようが、焼け石に水程度であり、課題は残り続けると思います。
当社のプログラムに興味を持って地方からわざわざ新幹線や飛行機を使って来る方もいます。プログラムを受けに引越して来るという方もいますし、説明会に参加する来るためという方もいらっしゃいます。それは非常に名誉なことなのですが、当社の拡大スピードが遅いことへのおしかりだとも思っています。首都圏でも広げきれていないのに、その先ははるかかなたです。
直営店がなかなか難しいなら、他の団体の力を使わせてもらえないか。すでにある地域の方々の力を使う形でパートナーシップ制度で広げていこうという考え。語り始めると長くなりますが、福祉という性質、働くという地域性を考えると、小さな都市ほど直営よりも地元の力を使う形を模索すべきだということは、案外昔からぼんやりとですが考えていました。
当社の発達障害の大人・子ども向けの各種プログラムは、僕らが魂を入れて作ってきたプログラムです。せっかく作ったレシピを多くの人に公開して、それこそ今の数百倍の人たちに使ってほしいというのは作り手としての自然な願望です。最近流行りのオープンソースというわけです。もっというと、最終的には、国が当社プログラムを取り入れてくれればよいのにとすら思っています。
ただ、もちろん自分の会社も可愛い。自分たちの会社の運営と共存する形で地域でも他の会社や団体の方に使ってもらえるにはどうしたものかと考えていましたが、日々日々業務に追われると僕の脳にはなかなか大きな難しい問題に思われていて、ここ1、2年先送りにしていました。
という中、ようやく自社の首都圏のオペレーションが落ち着きつつあるのと、昨秋に参加したリーダー研修で勝手に自分に壁を作って乗り越えようとしていないことに気づかされる体験があり、ここらで頑張って当社のプログラムを全国に広げる努力をしようと思うようになりました。多少まねされたり、多少当社直営よりも質が落ちたりしたとしても、課題があったからと言って止めるイニシアティブではない、もっと大きなものを見ていこうということです。
ここ数か月、暇を見ては考え考え、「地域パートナーシップ」というまだしっくりこない名称ではありますが、徐々に形が固まってきました。週明けには、名刺を交換させていただいた福祉・医療関係の方にメールをお送りして、ご興味のある地方の組織の皆様とつながる一歩としたいと思っています。
- 就労移行支援 (大人向け職業訓練・自己認知・ビジネススキル・就活支援プログラム)
- ガクプロ(大学生向け 職業訓練・自己認知・ビジネススキル・就活支援プログラム)
- TEENS(小中高生向け お仕事体験・学習支援プログラム)
- 発達障害支援の支援者向けプログラム (当社社内スタッフ用 研修プログラム)
- 当社への貴社社員・貴団体職員の長期派遣(6~12か月の長期研修)
プログラムとしては当社以外でも使えるように以前から社外での活用をある程度想定して作っていました。このため、ネット環境など整っているところではすぐにでも始められる部分も多くあります。が、プログラムを運営するのは最終的には人であり、人の教育もできれば一緒に考えさせてほしいなと思って上記の4,5を先ほど加えました。5はこれまたおこがましいですが、遣唐使的なイメージです。当社で修行してもらってそれを地域に持ち帰ってもらう感じです。
ボランティアではないので最終的には当社も利する価格設定をする予定ですが、輪の中に入ってくれた方々と一緒に悩みながら納得できるパートナーシップ制度を作っていこうと思っています。今年4月以降はできれば僕自身半分ぐらいは地方に出て、直接パートナーとの関係を築いていこうと思っています。
Kaien/ガクプロ/TEENS地域パートナーシップ制度 アンケート → オンラインフォーム
これまでの会社は外部との境界が分厚くはっきりした組織でしたが、これから会社組織はあいまいな境界を持って外部の力を上手に使える会社になるべきだと思っています。当社も内部プログラムを外に出し、外部と連携することで新たな視点・知見を導入して、より強くなりたいという狙いももって進めていきたいと思います。はじめの思い通りにはいかないもの。早めに動いて勘違いを修正しながら、本来の狙いに近づけていこうと思います。
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