発達障害版の”翼を授ける”レッドブルに学ぶコンセプト
Kaienは何のためにあるのか?何が際立っているのか?
先月から毎週月曜日朝8時から「ブランド会議」を開き、社員と論じています。
抽象的なものを具体的なアクションを交えながらしゃべるのは難しくて、まだ生産的な議論になっていないのですが…。
そんな中、私が、今日のブランド会議でも、また今夜行った採用面接でも使ったフレーズが、
「Kaien版(発達障害版)の翼を授ける」というお話。
発達障害に翼を授けるのか、発達障害という翼を授けるのか?
レッドブルの翼を授けるというのは、何か目標のある人にレッドブルがエネルギーという翼を授ける、ということ。
これをKaien的に言うと「発達障害の人に仕事という選択肢を授ける」
・・・のではなく
「資本主義に発達障害という力を授ける」のだと思っています。
資本主義というのは当社の会話で出てくるキーワードです。(詳しくは下記をご確認下さい。)
Kaienの原点を表すキーワードの一つ ”資本主義”
資本主義というのは、様々に定義されたり、意味合いが語られたりすると思います。
私の中では、適材適所でお互いの長所を使い合うという側面を気に入っています。
発達障害の特性も上手に使えば、資本主義がより良いものに成長するはず。
そういう願いを込めたいと思います。
Kaienのブランドも、このような創業以来のバックボーンを考えながら
みなさんと共有できるような言葉やロゴなどを紡いでいきたいと思っています。
文責: 鈴木慶太 ㈱Kaien代表取締役
長男の診断を機に発達障害に特化した就労支援企業Kaienを2009年に起業。放課後等デイサービス TEENS、大学生向けの就活サークル ガクプロ、就労移行支援 Kaien の立ち上げを通じて、これまで1,000人以上の発達障害の人たちの就職支援に現場で携わる。日本精神神経学会・日本LD学会等への登壇や『月刊精神科』、『臨床心理学』、『労働の科学』等の専門誌への寄稿多数。文科省の第1・2回障害のある学生の修学支援に関する検討会委員。著書に『親子で理解する発達障害 進学・就労準備のススメ』(河出書房新社)、『発達障害の子のためのハローワーク』(合同出版)、『知ってラクになる! 発達障害の悩みにこたえる本』(大和書房)。東京大学経済学部卒・ノースウェスタン大学ケロッグ経営大学院修了(MBA)。星槎大学共生科学部 特任教授 。 代表メッセージ ・ メディア掲載歴・社長ブログ一覧