月刊「精神科」への論文を執筆中
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3年前に寄稿した医療専門誌の『精神科』 に再び寄稿させていただくことになりました。前回と同じようなタイトルですが、『発達障害の就労移行支援事業』ということで執筆中です。
医師の卵などが読んでいるのでしょうね。精神科入門者にもわかるようにという注意書きがあります。まっとうな、フェアな視点から書かないといけないという、当たり前ですが、どしりとした責任を感じます。
なにしろ文章を真面目に書くのは苦手で、しかも『特集Ⅰ 精神疾患と就労』というテーマでほとんど高名な医師の先生方の文章に挟まれる形になりそうでして、連休を2日充てて書いています。
今日は、半分ぐらい、YouTubeで英気を養いながら頑張りました。1年に1回ぐらい見て感動する、米・ペンシルベニア州にいるアーミッシュの生活についてのBBCドキュメンタリーは明日も見ちゃうかもしれないほど、観た後に清々しい気分になります。
6,000字のうち3,500字ぐらいは埋まり、あと書くことも見えたので、どうやら明日は半日ぐらいで終わるのではないかと思います。やる気スイッチが入ってくれればですが。。。
それにしても医学系の雑誌への寄稿は非常に厳粛な気持ちになります。というのも、写真の通り、鈴木慶太先生御侍史(おんじし)宛で依頼が来たのですがネットで調べたところ
『ドクターが手紙を書くとき、相手の先生の宛名を「○○先生御侍史」「○○先生御机下」と書くことがあります。これは、医療業界にだけ残っている独特の文化なんです。「御侍史」(おんじし、ごじし)は、秘書やお付きの人のこと。 「先生に直接手紙を出すのは失礼なので、お付きの人が開けてくださいね」という意味がこめられています。』
とのことで、何ともありがたいことです。もちろん僕自身が封書を開けるところから一人でしていますが、例えば、原稿をプリントアウトするための20枚ぐらいのA4の(白紙の)紙まで同封されていて、感動しました。
発行は年が明けたころになりそうですが、ご興味のある方は、ぜひお買い求めください。発達障害だけではなく、精神障害について医学的な見地と就労への結びつきが特集されるようです。
僕の原稿については今のところ、以下のような流れにしようと思っています。いつもはしない、データ収集をして、新たな学びもありました。
- 就労移行支援事業とは
- 国による制度
- 利用者数・事業所数
- 発達障害者と就労移行支援
- 就労移行支援の類似機関
- 特別支援学校
- 公共職業訓練
- 障害者職業センター
- 就労継続支援A型・B型
- 就労移行支援を利用する発達障害者の概要
- 年齢別
- 男女比
- 診断名別
- 前職の有無と給与
- ケース
- プログラムの目的
- 働く楽しさと希望を与える
- 一人でなくコミュニティを作ることでの帰属意識
- 障害を認めさせるのではなく凸凹を理解し生きやすくする
- 疑似職場で動的なコミュニケーションを学ぶ
- 服を試着するように仕事を試着する
- 障害者枠の特殊さに適応する
- プログラムの中身
- 人事、経理、生産管理など事務作業(ケースワーク)
- オンライン店舗
- 面接練習・書類添削
- 支援者に求められるもの
- 正しい発達障害の理解 (診断名に引きずられない、スパイスと考える)
- 心理の内面を見るのではなく関係性の支援に注力する
- 価値観の押し付けをしない
- カーナビのように実利的に支援する
- 希望を伝えつつ諦めさせ屋でもある
- 限界・課題
- 現代における職業の専門性の“賞味期限”の短さ
- 高等教育にいる発達障害学生
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