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玉石混交の放課後等デイサービス

2014年8月24日

今朝はハイアットリージェンシー@新宿で開かれたイーライリリーさんの医師向けイベントにお呼ばれしてきました。医師向けに薬などの情報を伝えるイベントは各地で開かれていて、僕の話は前座です。発達障害に関する民間企業の取り組み具合を知ってもらうためにも良いし、医師と繋がれる機会はめったにないので二つ返事でお引き受けしました。

イーライリリーで発達障害というとADHD治療薬のストラテラが有名です。ちょうど成人への適用が日本で始まって今日で2年ということ。当然、薬は効用もあるが副作用もあり、医師でない限り軽々しく言えない領域なので、素人として学ばせてもらう機会にもなりました。医師による臨床の実例を聞くのはかなり参考になります。ちなみに、ADHD治療薬というと、ストラテラのほかに、コンサータ(ジョンソン・エンド・ジョンソングループのヤンセンファーマ)が知られていて、もちろん両者の比較もかなりありました。

実は当社の新宿事業所から歩いて5分もかからない会場だったので普段着の感じで行ってきたものの、会場は予想通り高級な感じ。。。加えて、お会いしたことがない方もたくさんいらっしゃいましたが、発達障害の受け入れが多い、つまりKaienやTEENSでよく聞くクリニックの先生方もいらしていて、なんだかだいぶ話しにくかった感じです。

薬のことはさておき、、、今日の僕の発表の後、医師の先生方から出た質問の中で、TEENSはどういう方針でしているのか?というものがありました。TEENSというのは当社の子ども向けの放課後等デイサービス。学習支援やお仕事体験(発達障害児向けのキッザニアみたいなもの)をしています。

TEENS
http://www.teensmoon.com/

放課後等デイサービスとは? (厚労省資料 18ページ目)
引用: 学校通学中の障害児に対して、放課後や夏休み等の長期休暇中において、生活能力向上のための訓練等を継続的に提供することにより、学校教育と相まって障害児の自立を促進するとともに、放課後等の居場所づくりを推進。

http://www.mhlw.go.jp/bunya/shougaihoken/jiritsushien/dl/setdumeikai_0113_04.pdf

まだまだ制度ができたばかりで歴史の浅い放課後等デイサービス。当社を含めて、様々な会社・団体が参入しているのですが、残念ながらあまりいいうわさは聞かない。。。今日の質問の意図も、放課後等デイサービスに通って、かえって二次障害が悪化するなど、スタッフの質や運営方針の粗雑さを疑わざるを得ない話が多いから、とのことでした。

つい先日のブログで書いた国会議員の先生の訪問の時も、「放課後等デイサービスで評判の悪いところが多すぎる・・・」という話を聞いたのと、僕が幽霊会員で所属する東京都自閉症協会でも放課後等デイサービスで質の悪いところが多い、、、という話を聞いたので、各所でかなり問題になっているらしいです。

商社訪問のち議員見学
http://ksuzuki09.blogspot.jp/2014/08/blog-post_19.html

当社もいろいろと手探りではありますが、段取り力、質問・相談力、自尊心の3つを柱に運営中。正直、福祉の方からは「今まで見た児童デイの中で最も特殊」と言われる感じで、制度で期待される「放課後のお預かり機能」以上の付加がありすぎるかもしれませんが、今のところは、かなり頑張ってスタッフは取り組んでいると思います。通ってくる子どもの表情を見ていると結構喜んでもらっているのではという感じです。

今日は夏休みのイベントで、TEENS新宿は「カラオケでのコミュニケーションをまなぶ」、TEENS横浜は「料理(ピザ作り)でチームワークをまなぶ」みたいな感じで外での活動中です。と思ったら、活動が終わってちょうど帰ってきたので、この辺りで僕も仕事に戻ります。

最後に、、、そういえば、11月のTEENSイベントは、NHKスタジオパークに行くつもりなので、これを読んでいるNHK職員(元同僚や後輩)がいたら、当日のガイドを名乗り出てほしいと思います。僕はその日立ち会えなそうなので。。。

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当社について。まずは利用説明会にお越しください。採用情報も下記から。

発達障害の強みを活かした就職・活躍を!
小中高生向け 学習支援&お仕事体験プログラム
TEENS新宿・横浜 (秋葉原計画中)
発達障害(含・疑い)の大学生向け 学外就活サークル
ガクプロ (2014年11月 新拠点で受入枠UP)
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