なぜ自閉症スペクトラムなのか?
今日は丸一日PC上での仕事。疲れた。。。
僕は体力がない。
なので夕方には一度休息を取ることにしている。
コーヒーを飲んだり、走ったり。
その時間を利用して今日はブログを書く。
えっ、結局PC使っているじゃないって?確かに。。。
でも仕事で使う頭の使い方と、
ブログ書くときの頭の使い方は結構違う。
さてさて、自閉症スペクトラム(Autism Spectrum)という言葉。
日本ではあまり使われていない。
でもKaienではこの言葉を使うことにした。今月から。
それまでは、Kaienの内部でも、お客様の前でも
自閉症、発達障害、高機能自閉症、アスペルガー症候群、、、
いろいろな言葉を使っていた。
なので、結構混乱していた。
Kaienの歴史を振り返ると、はじめはHigh Functioning Autism、
つまり高機能自閉症という言葉をよく使っていた。
そう、アメリカでビジネスプランを書いていた時のことだ。
でも2009年に日本に帰ってきて、高機能自閉症というのは
Kaienのビジネスモデルにはあまりしっくりいかない言葉だということがわかった。
すくなくとも今KaienがActivateした方々は、小さい頃ことばの遅れのなかった人。
もっといえば、診断を大人になってから受けた人ばかり。
なので、アスペルガー症候群やPDD-NOS(特定不能の広汎性発達障害)
という診断を受けた人ばかりだったから。
なので、アスペルガーやPDD-NOSという言葉を
帰国後はよく使うようになった。
が、しばらくして日本では行政が使う発達障害という言葉の
とおりが良いことが分かってきた。
やっぱり日本の人たちは行政用語を本当に真面目に使う。
でも発達障害って、いわゆる自閉症圏の人たちとは対応の仕方が若干異なる
LDの人も入るし、ADHDの人も入るし、非常に混乱を呼ぶ言葉。
半年ぐらいずっと悩んだ挙句、最終的に「自閉症スペクトラム」という言葉を使うのは、
今後、これが「正式」な言葉になることになりそうだから。
診断の基準を決めるDSMというのが改定されて、
アスペルガー症候群やPDD-NOSがなくなり、みんな自閉症に統一される。
ウィキペディアの自閉症スペクトラムの項を引くと以下のようになる。
「自閉症スペクトラム」の概念は、1990年代に、主に自閉症やアスペルガー症候群の研究者らによって提案された。高機能自閉症とアスペルガー症候群に違いがあるのかどうか、知能指数の高低をどのように捉えるべきかなどの諸課題について、臨床医学・医統計学における体系化・均質化を目指したものともいわれている。近年アスペルガー症候群を自閉症とは独立した疾患とする研究者がでてきたことについて批判が寄せられ、アスペルガー症候群も自閉症スペクトラムに含める方向の動きが出ており、DSM-Vではそのようにまとめられる予定になっている。
でもね、やっぱり気持ち悪いのは「自」「閉」「症」という誤解を生む言葉。
中国語でも自閉症なのでなんとも簡単に変わるわけはないのは知っている。
でももう少し自閉症の認知度が上がったら、
ぜひ「自閉症」という言葉を変える運動を起こしたい。
でもその前に、自閉症と症状を正しく理解してもらって、
理解や配慮で一緒に楽しく暮らせるということをKaienで証明していきたい!!
さあ、これから少し運動して、ご飯を食べて、また働こう!!
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