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Autism Speaksの力

2011年1月26日

ちょっとしたご縁で、あるメディアの方から依頼されて米国にメールを書いている。その依頼は米国の自閉症協会などにコンタクトできないかというもの。

シカゴにいる知り合いに聞いたら、すぐに紹介してもらえたのが、Autism Speaksのシカゴ支部代表。そこからすぐにニューヨーク本部の広報担当を紹介してくれ、あっという間につながった。その間週末を入れても5日程度。Autism Speaksは迅速である。

Autism Speaksのウェブサイト(トップページ)

2005年からの活動というのだからわずか6年程度の団体。それでも日本円で数十億円の寄付を集める巨大組織に成長している。はじめたのはGEの元副社長(かつ当時はGEの参加だったNBCの社長)だったと記憶している。2009年にはオノ・ヨーコさんが自閉症大使に任命された。政府へのロビーイング、自閉症の原因や療育・治療などの研究支援、家族支援などなどが事業内容。なお、前も書いた記憶があるが、理事会にいわゆる当事者を入れていないことで、米国内ではかなりバッシングされていた。今はどうかわからないが、、、。

Autism Speaksといえば、2年ほど前に助成金を申請した経験がある。そのときは却下されたのだが、そのフィードバックがすこぶる秀逸でとても感心したのを思い出した。今回の連絡の迅速さも社会福祉系の巨大組織ならぬ感じがする。意思決定が迅速。たった5,6年で数十億円の団体に仕立て上げるのだから、それはいい人が集まり、がっちりとした組織力があるのだろう。

今朝出したメールに、日本に来るときは一声かけてねぇ、と書いておいた。今度アジアでも彼らに何かしてほしいものである。

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