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ADHDは女性に多い? 大人の発達障害

2014年11月2日

当社について。まずは利用説明会にお越しください。採用情報も下記から。

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米国の最新統計によると、子どもの8.8%がADHDと診断されている。
http://www.help4adhd.org/about/statistics

5.1 million children (8.8% or 1 in 11 of this age group 4-17 years) have a current diagnosis of ADHD:

  • 6.8% of children ages 4-10 (1 in 15)
  • 11.4% of children ages 11-14 (1 in 9)
  • 10.2% of children ages 15-17 (1 in 10)

多動という特徴は年齢とともに少なくなるので、徐々にADHDの割合が下がると思いきや、実際はそれほど変わらない、むしろ年齢とともに診断数が増える傾向があるのかもと思える統計である。一方大人に関しての統計は同じウェブサイトで紹介されているのは、4.4%という数字である。

The National Institute of Mental Health (NIMH) funded the National Comorbidity Survey Replication (NCS-R), (American Journal of Psychiatry, April 2006). This study estimated that 4.4% of adults between ages 18 and 44 experience some symptoms and disabilities from AD/HD. 

なぜかここに無いのが男女差。発達障害でもASD(自閉症スペクトラム)については、男性のほうが多いという統計ばかりが並ぶがADHDはそういった性差についての記述をあまり見ない気がする。今調べて見つけた以下のサイトによると、子供の時は6:4ぐらいで男子に多いが、大人になるとADHDの男女比はほぼ半々とのこと。

Psych Central ADHD & Gender
http://psychcentral.com/lib/adhd-and-gender/0003126

たしかに、当社のデータでも、女性にADHDの診断が目立つ。これには2つの側面がある。

1.当社に来る中でADHDと診断されている大人は、男女比は若干男性が多い程度。これは自閉症スペクトラムやアスペルガー症候群、広汎性発達障害が主診断の場合に比べると、ADHDの場合は性差が少ないことを意味しているようである。(なお広汎性発達障害の診断も男女差が少ない)

2.1と関連するが発達障害と診断されている女性の場合、最も多いのが実はADHDである。男性は自閉症スペクトラムやアスペルガー症候群がナンバーワンであるのとは好対照である。

女性のADHDは、大人になっていると多動ということもなく、むしろ若干おとなしい人が多いかもしれない。ただし頭の中は多動(というかおっちょこちょいだったりそそっかしい特徴)はあり、 日常生活では困難は少ないが、仕事になるとドカンとミスの多さや同時並行の苦手さ、気分のアップダウンの波が悪い方に出てくるときがあるらしい。

きょうは若干時間があり、当社の内部資料を統計でいろいろといじくっていたら女性のADHDについて気づいたので皆さんとの共有でした。

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