ヒラリー・クリントン 副大統領候補にKaienを指名!? その他、米大統領選と発達障害
個人的に好きな米大統領選で自分の目を疑うニュースが。なんと当社が副大統領候補に選ばれたみたいなのです。
Kaien(カイエン)ではなく、Kaine(ケーン)・・・
と良く見てみたら、Kaien(カイエン)ではなく、Kaine(ケーン)でした。勝負を分ける約10州程度のスイングステーツ(共和党と民主党の票が拮抗する州)の一つである南部のヴァージニア州で州知事を務めた後、今は全米で100人しかいない上院議員です。本人もI’m boring(自分はつまらない)というぐらい、意外性の無い退屈な感じの政治家らしいですが、当社と名前がとても近いので応援したいと思います。
と冗談はこのぐらいにして、2016年の大統領選挙で発達障害がどういう取り上げされ方をしているか見てみましょう。
残念ながらほとんど争点にならず、でもこんなところに自閉症関係者が
まだ候補者が確定した段階の7月ということもありますが(投票は11月)、実はヒラリー・クリントンとドナルド・トランプという予想外の組み合わせで、なかなか政策論争まで深まっていないのが今回の大統領選です。自閉症やADHDの対応など、発達障害関連はほとんどメディアで討論されていません。
が、2つ発達障害関係で今回の大統領選がらみのニュースをお伝えしましょう。
一つは当社のニュースレターでもお伝えした通り、ヒラリー・クリントン(民主党)が自閉症の新プラン を提案したということでしょう。以下も当社記事からですが、
主に4つの柱となっています。①全米で早期発見プログラムを徹底すること ②自閉症関連のサービスに保険を適用するように働きかけること ③自閉症就労イニシアティブ(Autism Works Initiative)をスタートさせる ④大人の自閉症の調査を初めて行う 何より驚くべきは4つの柱のうち2つもが大人に関するものだということです。かつ労働に関するイニシアティブが明記されています。
というようにこれまで子どもにフォーカスがあてられてきた政策に大きな変更が期待されるということです。
そして二つ目は、ドナルド・トランプ氏の広報担当が、自閉症の(成人の)息子を持つElizabeth Emken(エリザベス・エムケン)であるということでしょう。実は彼女は、世界最大の啓発団体である Autism Speaksの理事でもあったほど、自閉症や発達障害の世界では影響力と知識・人脈のある方です。
トランプ氏は科学的には大きく否定された自閉症ワクチン説を肯定するようなことをたびたび発言していますが、エムケンさんが広報にいる間はそれほどひどいことにはならないのではないかと期待したいです。