親の力
2011年11月26日
今日は、職業訓練、その後の就職活動や、定着支援の各ステージでのキャリアについての相談を受けた。いずれでもご家族が積極的に関わっているケースだった。
家族の力は最も大きな要素。Kaienで事業を行なっていると色々なケースの親子に出会う。
可愛くてたまらないであろう息子・娘を信じながらも、社会における本人のレベル感を直視し、かつ本人とこの問題については適度な距離をおいて、現実味のある選択肢を一緒に考え、フォローし続けている親御様からは、いわゆる支援者としてだけではなく、発達障害と診断された息子を持つ一人の親としても学ぶことが多い。
いわゆる療育第一世代(小さい頃に診断され療育をずっと受け続けている世代がこの数年で成人し、就職活動を始めている)は、良い意味でも悪い意味でも扱いやすく自我が感じにくい人が多い気がするのだが、今日のような出会いがあると「上手に育ってきている人も多いな」と嬉しくなる。そういうケースでも世の中は厳しくて就職が簡単なわけではないのだけれども、親の支援は将来に希望を感じさせる最大の力だなと感じた。
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