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全国一の発達障害者支援センター島根県東部発達障害者支援センター ウィッシュさんの講演にお呼ばれしました。

2016年12月12日

 人前でしゃべる機会がめっきり減りました…。以前は年間20~30ぐらいの講演を頼まれていましたが、今は年間数えるほどになりました。講演依頼があっても社員が行きたいと言ってくれるからということもありますが、発達障害のブームがある程度落ち着いたのだと感じています。

それでもなお、発達障害の関連の講演依頼がありましたら、当社までお尋ねください!!僕が伺えるかもしれませんし、当社の社員が喋ってくれるかもしれません。 → https://corp.kaien-lab.com/lecture

島根初上陸

 そんな中、だいぶ前(半年ぐらい前でしたか…)からアポを取っていただいていた島根県東部発達障害者支援センター ウィッシュさんの講演会にお呼ばれして日帰り(のはずだったのですが…)に行ってきました。島根初上陸です!

 個人的には高校野球の知識しかなく、ソフトバンクの和田投手の出身って島根ですよね!とか、江の川高校ってありましたよね、とか、そういう話題しかなかったのですが…。

 写真は往復で利用した(島根ではなく鳥取の)米子鬼太郎空港に行くための電車の車内です。早朝ですので誰もいませんでしたので、ねずみ男が何人もお出迎えしてくれました。鳥取と島根は関東の人間からするとなかなか判別が難儀です(ゴメンナサイ)。

発達障害者支援センターがカバーする人口はかなり異なる

 聞くところによると、カバーしている島根県の東部(島根は東西に長く約200キロなので、2つの支援センターがある)は人口40万人ほど。東京は1つの支援センター(TOSCA)で1000万人以上を担当していて苦しそうですし、首都圏で人口比としては充実しているなと思う川崎の支援センターでも担当地域の人口は100万人います。センター当たりのスタッフ数はそれほど変わりませんので、センター毎に担当する人口によって支援の充実度はどうしても影響を受けます。

 一方で、地方に行くと支援者を育成する機関が少なく、都会ほど人員の確保が容易ではありません。例えば都内ではたくさんの福祉関係の大学や専門学校がありますが、ほとんどない県も少なくありません。そんな中40万の人口をカバーする島根東部のセンターがどの程度地域のニーズにこたえられているのか…と思っていたのですが、講演の前後で様々な人に会い、大変充実した支援で驚きました。

 もしかしたら全国一かもしれない、そのぐらい際立った良質な支援だと思います。

 ウィッシュさんの場合は正直なところ働いているセンター長やスタッフが優秀という部分が大きいと思ったのですが(※福祉もほかの業界と同じく人材不足でして…)、数十万人に一つの支援センターという人口比もうらやましく感じました。このぐらいがちょうど良い塩梅なのかもしれません。首都圏もこのぐらいの人口比で支援センターがあると目が届きやすいのでしょうね。

地方の発達障害児者の支援

 帰りの飛行機が、数十年に一度の豪雪に見舞われた北海道・千歳からの便を利用するはずだった関係で、残念ながら欠航となってしまい、日帰り出張のはずが、空港にほど近い境港市(こちらも島根ではなく鳥取)で夜2時の露天風呂と、港に映える美しい朝焼けを拝むという予想外の展開。睡眠不足を強いられましたが、思いのほか楽しめました。

 個人的にはNHK時代に首都圏以外(鹿児島・仙台)に6年住まわせてもらった経験などのため、地方の問題解決には都内在住者としては関心が高いのです。”過疎化”という言葉が次第に死語になり、”人口減”というより切迫感のある言葉で語られる中、地方でも人数が増えているのが”発達障害児者”。当社も何らかの貢献ができればなと再確認させられる出張でした。

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