元レッドソックスの名投手、カート・シリングとアスペルガー症候群
毎週末の日課になっているニュース検索を行う。主に英語圏の自閉症スペクトラム関連。2つ興味深い記事に出くわした。
ひとつは元メジャーリーガーのカート・シリングについて。メジャーリーグ復帰とか、政界進出とか色々と騒がれているらしい。このシリングが、奥さんと共に書いた本がこの春出版されていたのを今更知る。タイトルは、「The Best Kind of Different: Our Family’s Journey with Asperger’s Syndrome」。
シリングは2007年に引退したのだが、実はこの年の夏に4人いるお子さんの一人がアスペルガー症候群と診断されたのがきっかけだったという。先月下旬にシリング一家が今住んでいるマサチューセッツ州で行われた妻、ションダ・シリングさんの講演会について書いたブログを読んで知った。英語だがこちら。
先日はゴルファーのアーニー・エルスも自閉症と診断されたお子さんがいるために、Autism Speaksなどを援助する活動をしていることを本ブログのエントリーでご紹介したが、今度はMLB関係者。政界進出も(おそらく共和党で)非常にありえるそうで今後も注目したい。
もうひとつの記事は、短めにご紹介。Time誌の記事から。「Study: Some Autistic Brains Really Are Wired Differently」というもので、直訳するのが難しいが、「研究:自閉症の脳内は違った結びつきをしている」という感じか??
なんでも、functional magnetic resonance imaging (fMRI)をつかっての研究のようで、自閉症と診断されている人の脳は、前頭葉の中で情報を処理することが多い。一方でその他の人は、前頭葉と他の部分、とくに言語に関連するときは左脳と連絡をとりながら動く、というもの。この記事ではfMRIの画像もついているので、英語がわからなくても分かりやすい。
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