バンコク 6
2010年11月18日
羽田に向かう飛行機の中。最終日は移動だけだったので、滞在記最後の話題は昨夜の夕食から。
Siam Paragon Departmentという市の中心部にある建物内のレストランで、MBA時代の友人と1年半ぶりにあった。彼女は卒業後、タイのコングロマリットで建築関係の部署に配属されたとのこと。いくつかのプロジェクトを立ち上げたり、管理したりするビジネス・デベロップメントのリーダーとのことだった。
タクシン支持派の抗議の中で 火がつけられたビルの近くで食事 |
日本の会社と合弁で始めたのが、核家族向けの住居の提供。タイでは昨年からそういった住宅市場がオープンしたばかりだという。彼女の担当は通常の3倍程度する高級タイプだが、販売はまだまだとのことだった。
彼女によると、タイで働くいわゆるキャリアウーマンは25歳から30歳で結婚するという。これまでは、親と同居する人がほとんどだったらしいが、ここ最近核家族志向が高まり、住宅もそういったニーズに応えるようになってきたとのことだった。
飛行機の中で見た映画は「Flower」。女性と家族の問題を捉えたストーリーだったが、観ていて思ったのは、家族というのが人間の最小単位なのだろうな、ということ。人によっては個人でしっかり生きて行けるのだろうが、多くの人間はやはり苦しみを分散しないと生きて行けないことがある。
映画を見ながら、ふと核家族化が進むタイの話しをもう一度思い出した。いいことか悪いことかわからないが、確実に新しい問題は出てくるのだろうな、それには日本が不幸なことに先を進んでいるところがあるので、課題解決で共有できる部分があるのだろうな、と思った。
マンゴーのデザート。美味。 この店もタクシン支持派の騒動で 移転を余儀なくされたとのこと。 |
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