”発達障害を認められない”本人・家族のいる人へのグループカウンセリングを開催
2016年7月31日
これまで就労移行支援や放課後等デイサービスの説明会を開催していて、必ずと言っていいほど1、2人、寂しそうな顔をして帰る人がいました。
- 「TEENSに通わせたいんだけれども、本人が納得してくれなくて」とか、
- 「Kaienに通いたいけれども、親が自分の障害を認めてくれないので不安」とか
そういう声です。
本人が、あるいはご家族が受け入れてくれるにはどうしたらよいのだろうか、受け入れてくれないとしても同じ境遇の人たちが集まると少しは心が晴れるのではないだろうか。
今まで当社に通える人たちを相手にしていただけなのですが、当社につながれない周辺で何が起こっているのか、何を家族や本人が感じているのかを知ることは当社の今後の事業展開にも重要な気がしていました。
ちょうど2週間連続で日曜の午前が空いたこともあり、きょう午前川崎で初開催しました。『診断・特性を認めてくれない 発達障害(含・疑い)のあるご家族のいる皆様へのグループカウンセリング』です。
参加していただいたのは5人。いわゆる”当事者”が2人で、”親”が3人です。ちょうどよい人数だったこともあり、90分があっという間でした。
こういう仕事をしていると、どんな人にも傾向は少しはあるものですので、発達障害の特徴というのは受け入れを拒絶するほどのことでもないのはわかるのですが、やはり僕自身も初めに我が子の診断を聞いた時に素直に受け入れられたかというとそうではなかったのを改めて思い起こしました。
今日の学びが今後の自分の仕事に、会社の事業にどうつながるかはわかりませんが、今後もささやかに続けていこうと思える時間を過ごせました。
来週は新宿で開催(関連リンクをご確認ください)。その後も数か月に一度、開催していこうと思っています。