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新時代の障害者雇用 powered by 発達障害

2016年1月22日

当社について。まずは利用説明会にお越しください。採用情報も下記から。

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昨夜はグリー社の特例子会社であるグリービジネスオペレーションズ社にお呼ばれして新年会でした。

僕の中で新年会という言葉は(九州にいるかいないかと言われている熊ほど)超珍しいです。記憶にある限り10年ぶりぐらいでしょうか。。。当社内では飲み会はほぼ存在しないですし、社外の呑み会も年に1,2度出席させていただくほど苦手なので、緊張して臨みました。

昨日の写真 グリービジネスオペレーションズ社 Facebookより

グリー社は2012年からのお付き合い。もうすぐ4年になります。つまり当社創業からまだ2年ぐらいの時から”支援”させていただいています。が、支援というと名ばかりで色々と学ばせていただいているというのが実際です。

当社支援事例より グリービジネスオペレーションズ社
http://www.kaien-lab.com/clientneeds/case_clientneeds/#gbo

グリービジネスオペレーションズ社の社長である福田さんとは今回初めてお会いしました。なんと1978年生まれとのこと。僕よりも若い30代の方が特例子会社の社長というのは皆無というぐらい珍しいのではないでしょうか。(多くの特例子会社社長は本体で成果を上げた後、50歳ぐらいで障害者雇用をしてみない!?と、キャリア最後の仕事として割り当てられることが多いため、それなりに年齢が高いケースが多いのです。) 飲み会の最後はイーロン・マスクの話題(イーロン・マスク氏が創業したSpaceXが昨年末に成功した使用済みロケットの着陸動画→こちら)が出るなど様々話題に飛びました。共通の話題があってよかったです。

実はグリビジネスオペレーションズ社では20人を超える当社修了生が働いている一方で、僕自身はオフィスを訪れたのは数回訪れた程度。具体的に知ることはここ数年あまりありませんでした。(当社と関係は続いているのですが、うちのスタッフが力を発揮してくれていましたので、僕は社員からの報告を読む程度でした。)で、わかっていた気になっていたのですが、やはり社長の福田さんと直接お話しを伺うと印象が変わるものです。僕から色々と伺いたいなと思っていたことがあったのですが、お話しの中で様々合点がいきました。

特に印象に残ったのが、親会社のグリー社の本業であるゲーム事業に関連する売り上げがかなり高いということ。巷では、障害者雇用というとバッグオフィス的(総務・人事・経理・軽作業)な仕事でほぼすべてなのですが、グリービジネスオペレーションズ社ではまったく売り上げ構成が異なるようです。つまり親会社を補完するような本業関連の仕事(ゲーム関連業務)が多いということです。これはかな~~~り珍しいです。お世辞抜きで今後の障害者雇用の先駆け事例となるような印象を持ちました。

障害者雇用というのは、安定しつつも、職域が狭いのがデメリットと思われていました。どの業種を当たっても、つまりメーカーであろうが、IT企業であろうが、人材・教育業であろうが、(障害者雇用の責任を担う)人事・労務部に近い部署であるバックオフィス的な業務を障害者枠にあてがうことが多いのが実際です。そういった仕事が切り出しやすく、実際上手に”障害者”が行える可能性が高く、リスクが少ないからです。王道なわけです。

むろん、そういった業務も重要ではありますが、20年30年と専門性を持って働けるにはやはり本業に絡んだ業務のほうが強い訳です。雇用の安定性や給与のアップなどを考えると本業に絡んだ障害者枠というのは今後ニーズが高まっていくと思われます。グリービジネスオペレーションズ社も、すでに表彰されています。

平成26年度障害者雇用職場改善好事例奨励賞受賞
http://greebusinessoperations.com/awards/

障害者雇用で非常に有名なユニクロ(ファーストリテイリング社)も、なぜ有名なのかというと、本業に絡めた店舗での雇用だからだと思います。前述のように、本業の一部を障害者雇用に組み込むのは、どの会社も理想とする障害者雇用なのですが、なかなか難しいわけです。

そんな中、若い企業であるグリー社が上手に本業に絡めた仕事を障害者雇用に充てられているというのはやはり特筆すべきことだと思うわけです。課題がゼロなわけはなく、むしろいろいろとあるわけですが、こういう次世代の障害者雇用を感じさせる事例に当社としても今後関わっていきたいなと強く思わせてもらえた夜でした。

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