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いつの間にか社員が100人を超えていて

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社員数が100人をだいぶ超えていました。100と言っても、パートタイム(60歳以上の講師の方と、大学・大学院生のインターン)を含む数で、フルタイムではまだ40を超えたところです。が、いずれにせよ頭数が多くなってきました。

MBAには行きましたが起業しようと思ったことは無く、起業はしましたが、社長になろうとは思いませんでした。もちろん起業すると、複数で起業しない限り、自動的に社長になるのです。が、初めのうちは一人ですし、多くの会社は数人程度の会社で終わるので、Kaienも(もちろん大きくなりたかったですが、統計上・確率上は)小さい自営業的な規模で終わる可能性が高いと思っていたわけです。まさか社員が100人を超えるとか、そのうち5人も6人も1年のうちに結婚したりとか、は現実のものになってみると、自分自身で驚くわけです。

自分でいうのもなんですが、僕はプレイヤー(新しい職業訓練プログラムを作る、発達障害の人の職業適性や強み弱みを臨床の場でアセスメントする、文章や数字、スピーチなどでメッセージを伝える)としてはかなり使えるプロフェッショナルであり、Kaienでもプレイヤーとして存在し続けるのが一番この会社にプラスになると思って働いてきました。

なにせ小さいころからリーダーというポジションにも就いたことはありません。勉強ができたので学級委員はさせられたことが2,3回ありますが、子どもの時分もキャプテンとか部長とか、ないですし、人を率いて何かを成し遂げた経験は皆無です。そういうの、苦手です。

しかし、今週には8拠点に増え、おそらく今年中には9拠点目も出来そうです。すでに大人も子供もあわせると1日に150人ぐらいは当社に通ってきています。自分が現場の一挙手一投足を理解するのは難しい状態になっています。もう数年前からそうではありましたが、自分が頑なに現場にこだわったのは、自分が現場を離れたら自分の価値がなくなるという守りの姿勢が多分にあったのだと思います。

換言すると、社長って何をするのかがわからなかったのです。

もちろん、MBAでいろいろと習ったことはあります。例えば、「ゴールを設定すること(つまり闘う領域や相手を設定すること、売り上げや顧客数など達成すべきマイルストーンを設定してスケジュールを立てること)」と、「足りないリソースを確保すること(お金や人、知識ややる気)」が重要な社長の仕事なのは知っています。お金がなければ、様々に資金を調達するために動き回り、何か問題があれば頭を下げる、そして特にベンチャー企業だと自分がトップセールスマンとなる、ことが一般的な社長の仕事ということです。

でも、今のKaienでの社長って何が求められているのか、この辺りはいくらMBAで勉強しようが、そのあたりの本を読もうが、誰も教えてくれないのですよね。あまりに個別具体的すぎるからです。自分で見つけるしかないのですが、上述のように、下手に器用貧乏で現場で輝けるので、社長の仕事を片手間にしかしていない自分がいたのだと思います。

「従業員が40人ぐらい(つまり学校のクラスぐらい)は目が届くよ。それを超えるとちょっと違うステージだよ」というのは先輩社長から聞いた言葉でした。そしてまさにそう思います。40人程度の社員数の場合はあまり見えなかった問題が、100人になると見え始めたなぁと思っています。くわえて1つのオフィスではなく7つ、8つのオフィスで分散しているのが当社の特徴です。当社はおかげさまで、お客様には恵まれていて後ろ向きの、お金がないとか、稼げないというものではなく、成長痛のようなものではありますが、それでも起こるべき問題に目を背けていたようです。

ということで、やや遅きに失しましたが、ここ数か月、ようやく、社長業に向き合うことになりました。

「困難の中に、機会がある」 ”in the middle of difficulty lies opportunity” はアルバート・アインシュタインの言葉です。困難というにはやや大仰ですが、自分としては、社長業ってなんだかわかりにくく、しかもそういうのは得意ではない、でも何かしないと今のままでは何かが足りない、ということで、いろいろ自分なりに調べて、考えていった結果、まあこういうことかなぁという安心感にここ数日で到ることができました。

それが何なのかは、あまりに単純で、そんなことにも気づかなかったのかと言われそうなので、書きませんが、数か月前よりも、僕が社長としてそこそこまっとうな道を見つけつつあるのは確かかなぁと思います。これから入社する人はより安心して、入社希望の連絡をしていただけるのではと思います。

それにしても、リーダーには向かない人間が社長をする必要があるというのはなかなかの挑戦です。自分の場合は、この業界が好きで、なので1日も休まずにも疲れませんが、発達障害の人の支援という天職を見つけたからこそ、社長という自分にはまったく合わない仕事でさえも、自分を成長させるようと、意志が前向きに続くのだと思います。

それこそ発達障害の支援、そしておそらく教育の王道である、苦手なものがあっても好きなものと一緒にしていく、例えば、カレーの中にホウレンソウを混ぜこんじゃう、みたいな感じで、僕の場合も、社長という苦手な仕事も、好きな業界だからチャレンジを続けられるという感じなのだと思います。

なお、繰り返しですが、今のKaienの社長に求められることってこういうことか!という気づきは自分の中に閉まっておくとして、勉強をする中で参考になったYouTubeのビデオを共有しておきます。全部英語ですが。。。

一部日本語訳しておくと

ジャック・マー(アリババ)
「顧客が1番、従業員は2番、株主は3番だ」 (※通常の米国の資本主義は株主が圧倒的1番)
「(自分はもともと英語の先生だったがその時から)従業員であれ自分の生徒であれ、自分より良い人間になってほしいと思って接している」

ジェフ・ベゾス(アマゾン)
「自分の今一番の仕事は、Amazonの文化を社内で保つことだ。」

エリザベス・ホームズ(セラノス)
「(19歳で起業してから)11年間、休暇は一度も取っていない。週末も働いている。だってこの為に生まれてきたから。」
「新しいことをする以上、失敗を上手に抱くことが重要である。」

自分がこの人たちに並び立てると思っているわけではなく、優れた経営者はやはりなんらかの真理を実践していて、それを言葉にできる人が多いので、すべての人のお手本になるのだと思っています。念のため。

Jack Ma Speaks at WSJD Live





Alibaba Group: The Journey to IPO







Interview: Amazon CEO Jeff Bezos





”Amazon=ブラック” と書いて波紋を呼んでいる以下の記事 を踏まえたうえで上の動画を見るとかなりAmazonの強さがわかります。


Inside Amazon: Wrestling Big Ideas in a Bruising Workplace
http://www.nytimes.com/2015/08/16/technology/inside-amazon-wrestling-big-ideas-in-a-bruising-workplace.html




Elizabeth Holmes, Theranos: Transforming Healthcare by Embracing Failure

社長としての方向がある程度見えてきた一方で、自分が現場で支援員として直接働く時間は徐々に減っていくのだろうなと思っています。つまり現場支援員としての引退です。今、直接見ている人たちは可能な限り面倒を見たいなと思いますが、1年ぐらいで現場からは離れるかなと思います。このニッチで特殊な仕事では他の誰にも負けないと自負していただけに、残念ですが、自分の力をほかのスタッフに伝えたほうがはるかにてこの原理で多くの人のお役に立てる組織になると思います。現役引退まで支援の一つ一つを大事にしたいと思います。

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