採用情報

今のKaien

6時30分のラジオ体操からの一日。色々文句を言いながらも早起きってやっぱりいい!!おかげで眠くなるのがちょっと早いけど。。。

ちなみに今日は徳島県の阿波市からの中継だった。子供時代は、埼玉と親の出身の静岡しか行ったことのない少年だったので、毎朝のラジオ体操の中継場所(〇〇県の〇〇市)って言葉以上の意味はなかった。前の会社は全国転勤の会社で同期が各地に散らばっていたこともあり、妙にどこの土地も親近感を持てるようになった。前職でよかった事の一つ。

さてさて、前置きが長くなったが、流石に夏休みも各社終わったよう。今日はいろいろと連絡があり、物事が動く気配がプンプンする一日だった。いい意味でも悪い意味でもだけど。。。

「大人の事情」が色々あって、すべてをこの場では書けない。けど、オープンに出来る範囲で今Kaienでは何が行われているのかをリスト化すると。。。

  • キャリア相談会 (発達障害という診断をされた人に対してキャリア相談を実施するもの。Kaienの訓練や職業紹介に興味のある方がほとんどなため、その説明と、みなさんのこれまでのキャリアパスを聴いて、今後Kaienがどうご協力できるのか、考えるというもの
  • 訓練の再構築+申請 (訓練は厚労省系の枠組みの中で行っている。今後も、具体的には今年度後半も、引き続き訓練を行えるように訓練計画を当該機関に申請し、現在審査を受けているところである。繰り返しになるが、このため現段階での応募は一切できない段階である。申請後ではあるが、細部はドンドンとつめて進化・深化させている状況)
  • 職場実習 (企業の現場で実際にKaienのご紹介した人を受け入れていただき、就職を目指していくというもの。ここはKaienにとっても生の現場を見る機会となりとても貴重である)
  • 職業訓練1期生の就職後のフォロー (発達障害者のためのIT訓練はソフトウェアテストを中心に4月中旬から7月上旬まで行った。その修了生が就職しているので、その職場定着活動を行っている)

なので、今現在は訓練は実施していないが、それ以外の部分はキャリア相談会から就職後のフォローまでほぼ一連の流れで行えるようになってきた。(1年経ってようやくという感がある。。。)

「Kaienって今何やっているの?」という質問が案外多いので、今後も気づいたときにこうしたポストを増やしていきたいと思う。なお、当然上記リストに加えて、営業活動とか、ビジネス拡大のための種まきとか、内部プロセスの改善(というか構築の段階かも)もしている。

さあ、明日は前職の同僚と食事。1年だか2年ぶりなので、楽しみ!明日は、ラジオ体操から始まり、夜遅くまで忙しそう。。。

Kaien会社ウェブサイト  http://www.kaien-lab.com
ニュースレター登録  http://bit.ly/awLJVz
「自閉症スペクトラムの方向けのキャリア相談会」申し込み  http://bit.ly/985ume

###

海外メディア

今週の予定をチェックしていたら、ノースウェスタン大学ケロッグ経営大学院(米国のビジネススクールで、私の母校) のセッションで、パネリストとして登壇しないといけないことを思い出した。米国から担当者が来て、学校説明会をするというもので、当然英語での会話に巻き込まれる。英語のレベルは元々たいしたことないが、帰国後1年以上たちかなりなまってしまったので、はやくも憂鬱である。

でもケロッグ経由で海外メディアに出させてもらったこともあるので、ご奉公できるときはしておかないといけない。 さすがに元々ジャーナリストの端くれなので、メディアに出ることで嬉しいとかドキドキするとかはないけど、会社の経営にはやはりメディアへの露出はプラスになることが多いから、今後もプラスになるものは応じていきたい。

ロイター In risk-averse Japan, odds stack up against startups
シカゴトリビューン Entrepreneur’s firm helps find employment for autistic adults
ビジネスウィーク MBA Grads Tackle Social Problems

Kaien会社ウェブサイト  http://www.kaien-lab.com
ニュースレター登録  http://bit.ly/awLJVz
「自閉症スペクトラムの方向けのキャリア相談会」申し込み  http://bit.ly/985ume

###

親御さんへの対応

日曜日。メールの返信などの作業を行っている。

業務の中で、とても難しいのが親御さんへの対応である。最近多くなってきた。さきほども1件のメールをある親御さんにお送りしたところ。

Kaienの現在のビジネスモデルは、自立した方を受け入れ、企業に紹介することを行っている。この方針は当初から変わっていない。それが為、ご本人と直で連絡を取るのが原則である。働くのは親ではなくご本人。最終的にはご本人が精神的に自立していないと、就業後も続かないと思う。

とはいえ、親の気持も痛いほどわかる。わが子が職を得るために、親としてできることはすべておこないたいという必死な方が多い。こういう方たちとどういう情報を共有し、どのようにKaienとしても力にしていけばよいのか考えている。

そもそも親が動かれる場合は、その家庭は安定している事が多い気がしている。安定したご家庭で育った方はやはりいろいろな意味で安定している。なのでKaienとしてもメリットは当然ある。

なお、起業前、つまりKaienのビジネスプランを紙に書いていた時から、どんなにこの会社が成功しても、自分の子供は雇わないと決めている。そもそも自分の会社で雇わないといけない状態が15年、20年後もあるとしたら、Kaienのミッションである「自閉症のイメージを変える」が実現されていないことも同然だからである。

Kaien会社ウェブサイト  http://www.kaien-lab.com
ニュースレター登録  http://bit.ly/awLJVz
「自閉症スペクトラムの方向けのキャリア相談会」申し込み  http://bit.ly/985ume

###

新サイレントマジョリティ

ニクソン大統領が発した最も有名な言葉の一つで「サイレント・マジョリティ」がある。ウィキペディア日本語版によると『積極的な発言行為をしないが大多数である勢力のこと。1969年、ニクソン大統領が演説に用いてからは「発言はしないが現体制を支持している多数派」』のことを意味するとある。(※ウィキペディア日本語版の該当ページはこちら

特別支援学級や特別支援学校に子供を通わせている親御さんの話を今日聴いた。もっと正確に言うと自分もその一人なので、その輪に入っていた。日々のご苦労を聞きながら思ったのは、少数派ならではの苦労。「どうしたら分かってもらえるのか?」という表現が多かったこと多かったこと。

人間というのは考えようによっては、何らかの少数派に属しているものだと思う。そういう少数派が大同団結すればマジョリティになり、もう少しまともな社会になるのじゃないかとふと感じた。

Kaien会社ウェブサイト  http://www.kaien-lab.com
ニュースレター登録  http://bit.ly/awLJVz
「自閉症スペクトラムの方向けのキャリア相談会」申し込み  http://bit.ly/985ume

###

海外の自閉症情報

昼はスーパーで買った秋刀魚を焼く。言われているほど高くはなかった。ただ問題なのは暑さ。秋刀魚を食べたところでまったく秋らしさを感じず。。。

週末は仕事をしていても、人に会うことが少なめなので、時間にゆとりが出来る。なので、海外のウェブサイトをチェックすることが多い。自閉症スペクトラム関連では、以下のサイトを良くチェックする。

□啓蒙団体
Autism Speaks http://www.autismspeaks.org/
Autism Society of America http://www.autism-society.org/
National Autistic Society http://www.autism.org.uk/

□報道機関
New York Times http://health.nytimes.com/health/guides/disease/autism/overview.html?scp=1-spot&sq=autism&st=cse
CNN http://edition.cnn.com/HEALTH/conditions/autism/?iref=allsearch

はじめにあげたAutism Speaks(オーティズム・スピークス、直訳すると「自閉症は話す」)は、世界最大の自閉症啓蒙団体。2005年設立とたったの5年前に作られた団体だが、元GEのヴァイスプレジデントでGE傘下のNBCの社長であったBob Wrightとその妻Suzanneが始めただけあり、始めからマーケティングが上手く、関連団体の合併(営利で言う買収)を繰り返し、瞬く間に圧倒的な組織に育った。サイトはかなり直感的に分かるし、有益な情報もあるし、なにより鮮度が高い。自閉症者が理事に入っていないとか、自閉症を怖い症状だと世論を煽っているとしばしば指摘を受けるが、この5年での米国における自閉症認知度を大幅に上げたのは間違えなくこの団体の成果。先月、日本にもこの団体から訪問があったらしい。

一方Autism Society of America(米国自閉症協会)はいわゆる親の組織から大きくなった団体。ウェブサイトは若干分かりにくいが、活動方針は非常に定評がある。3つ目のNational Autistic Societyはイギリスの団体で、いわゆる「高機能」の人への支援活動に手厚く、もっともKaienに近しい情報を持っている団体と言える。National Autistic Societyがまとめたこれまでの研究成果も、学術的に走らず非常に実践的である。日本の研究もこういったレベルまで現場に落とした情報の提供をしてもらえると非常にありがたいなぁと思いながら見るサイトである。

報道機関では New York Timesが非常に分厚く、しばしば見る。CNNが画像がつくので、英語が苦手な人にも分かりやすいかも知れない。(※そもそも世界自閉症啓発デーにはCNNでは一日中自閉症のリポートを流すなど社を上げて報道してくれる感じが嬉しい)なお、TEDでも最近自閉症関連の話題が非常に多いと感じる。それもこれも、Autism Speaksの派手な、またAutism Society of Americaの地道な活動の成果が大きいと感じる。

日本では私も部会委員をつとめるNPO法人東京都自閉症協会のウェブサイトには質の高い情報が多い。ただ有用な情報が非常に複雑な構造で探しにくいのが難点。。。

Kaien会社ウェブサイト  http://www.kaien-lab.com
ニュースレター登録  http://bit.ly/awLJVz
「自閉症スペクトラムの方向けのキャリア相談会」申し込み  http://bit.ly/985ume

###

Kaienの職業トレーニングについて

さきほど、障害者職業訓練を管轄している(財)東京しごと財団より、Kaienが厳重注意を受けました。今週ある方が都内のハローワークにて、Kaienの訓練に申し込みを行なおうとしたことを受けたものです。

Kaienは、今年度後半の職業訓練について申請を終えた段階ですが、現在東京しごと財団による審査期間中です。したがって、まだ申し込みはできません。審査段階で申し込みを行うと、Kaienの今後の訓練が実施できなくなる(申請が受理されなくなる)、あるいは申し込みをしようとしたご本人が訓練を受講できなくなる可能性があります。
Kaienとしては計画が正式に受理されて訓練生の受付期間になってから、ウェブサイトやニュースレターを通じて皆様に募集のご案内を改めて行ないます。参加希望の方はそれ以降にハローワークでお手続きをお願いします。
現段階でKaienがおすすめしているのは、参加希望の方が障害者委託訓練に応募できる要件を満たしているのかをハローワークで確認する作業です。(※障害者委託訓練は様々な企業・団体が実施しているため、一般論として訓練への応募の要件を満たしているかの質問はいつでも行えます)

Kaien会社ウェブサイト  http://www.kaien-lab.com
ニュースレター登録  http://bit.ly/awLJVz
「自閉症スペクトラムの方向けのキャリア相談会」申し込み  http://bit.ly/985ume

###

障害者手帳

連続投稿。9月以降、学会や研究会など、いろいろな場でお話をする機会が増えるので資料を作成中。

昼過ぎからは障害者手帳の現状について調べていた。現在のKaienのビジネスモデルとして、障害者手帳や障害者雇用という言葉は避けて通れない。現状700万人以上の人が「障害者」であり、全人口の5%超。日本の場合、身体、知的、精神の3つに分けられるわけだが、ここ数年精神障害者保健福祉手帳を取得する人は数倍にも増えていると聞いている。

そもそも障害者手帳というのは、『長期にわたり日常生活又は社会生活への制約がある』人に対して出されるもの。数年前まで発達障害の傾向が強い人については知的遅れがない限り、自治体も障害者手帳を発行することは稀であったと聞いている。しかしここ1年、Kaienで事業をおこなっていると感じるのだが、発達障害を事由に手帳を取得する人がとても増えている。手帳の取得が2009年だったり2010年だったりする人がとても多いのだ。

実際、知的遅れを伴わない場合、厚生労働省は『発達障害は精神保健福祉手帳の対象として明記されてはいないが、精神障害の範疇に入っているという見解』 (特別支援教育の推進に関する調査研究協力者会議議事録より)をとっている。発達障害専門の手帳制度は国の制度としてはないものの、国は別の方法(※つまり精神保健福祉手帳の枠内)での手帳発行を認めている状態であり、それが浸透してきたのだと思う。

Kaienでも障害者手帳を取得することに対するメリットやデメリットについては、ウェブサイトを1ページ割いて、見解を述べている。ここにアクセスして欲しい。

実は僕の息子も療育手帳を取得している。公的サービスが無料や減額になったり、ウェイトリストにのらなくて良かったりと恩恵は多い。今朝も水族館に行った際に付き添い一人までが無料になった。

だけど、手帳を子供に持たせ、入口のゲートに並んでいるとやはり親として胸が苦しくなるものである。特にゲート管理のスタッフが手帳をめくって写真での本人確認をしている様子をみるのは、障害者かどうか確認されているようで気持ちが悪くなる。この違和感は忘れずにいたい。

なお、デンマークのSpecialisterne社を訪れたときに、障害者手帳という物理的な物を発行する制度が日本にあるといったら、”discrimination, isn’t it?”(差別でしょ、それ)と言われ、北欧でやったらものすごい批判にさらされる制度になるだろうとも言われた。確かにそれが健全な反応だと思う。

Kaien会社ウェブサイト  http://www.kaien-lab.com
ニュースレター登録  http://bit.ly/awLJVz
「自閉症スペクトラムの方向けのキャリア相談会」申し込み  http://bit.ly/985ume

###

先入観か準備か

Twitter経由で知ったスポーツナビのインタビュー。

すべてが決勝戦という気持ちで ~ 国際主審 西村雄一氏 ~

サッカーW杯で一躍有名になった西村さんのインタビューです。 仕事にも私生活にもとても納得感の高いコメントなのでそのまま引用します。これをするために日々努力している感じです。

///引用はじめ///

――心の準備の重要性については理解できました。ただ「この選手はカードコレクターである」といった事前情報が、逆に先入観につながることはないのでしょうか?

それはすごく面白い質問ですね。先入観というのは、悪い方の特徴をつかむと「先入観」になるんですが、いい方の特徴だけをつかむと「準備」なんですよ。悪い方の特徴は理解にとどめて、いい方の特徴がぶつかり合うと「こういうことが起こるよね」という考え方ですね。先入観だと、どうしてもゲームコントロールに影響してしまうので、あまりネガティブなとらえ方は(選手に対して)していないです。

――今回のW杯に限らず、よくカードを受ける選手は印象があまりよくないために、またもらってしまうというケースがあると思います。そこを「先入観」でなく「準備」とするためには、何が必要なんでしょうか?
カードの理由を見ることですね。例えば中盤の某選手は、相手を止めなければならない役割を担っているからカードをもらいやすい、とか。そこに悪いイメージはない、むしろいい情報なんですよね。それはやっぱり、事前準備をいろいろ繰り返してきたから思えることなんです。以前は先入観から、細かく見極めすぎてカードに至ることもありました。そういう経験もしているので、どうやったら先入観ではない準備ができるのか、考えるようになりましたね。

///引用おわり///

Kaien会社ウェブサイト  http://www.kaien-lab.com
ニュースレター登録  http://bit.ly/awLJVz
「自閉症スペクトラムの方向けのキャリア相談会」申し込み  http://bit.ly/985ume

###

お客様に教えられる事

九州到着後も、昨夜おそくから昼過ぎまで働いた。昨日からの懸案に対応するため。とりあえず一段落した。お昼に入れ、大分ぬるくなったコーヒーを飲みながら、一息付いている。

昨夜からの過程で、これまでよりも一層深く、弊社のビジネスモデルについて考える機会を与えてもらった気がする。Kaienとのスタッフとのやりとりでもそうだが、お客様との対話において特に強くそれを感じた。お客様に育ててもらう、教えてもらうことがおおい、というのはよく聞くことだが、まさに実感する日々である。

今回感じたのは、働くことによって「自分の能力を発揮したい」という気持ちと、働くことによって「社会に受け入れられたい」という気持ちの折り合いをどうやって付けるのかということ。

以前のエントリー「名刺を持つということ」 に書いたが、働くということは社会に受け入れられ精神的に安定する第一歩であると自分は思っている。(なので失業率が高い、内定率が低いというのは、社会としても非常に憂慮すべき問題なのだと思う)

ただ、社会からの受け入れは会社組織で「戦力化」することによって達成されるものであると思う。「社会に受け入れられたい」という気持ちのみが表面に出てしまうと、心のなかで「戦力化するぞ」と思っていても、周囲とすれ違いが起きる。そしてみんなが不幸になる。そう感じた。

さあ、次の仕事に取り掛かろう!

Kaien会社ウェブサイト  http://www.kaien-lab.com
ニュースレター登録  http://bit.ly/awLJVz
「自閉症スペクトラムの方向けのキャリア相談会」申し込み  http://bit.ly/985ume

###

天国と地獄

4ヶ月ぶりに息子に会う為に九州へ。どれだけ成長しているか楽しみ。
一方で、会社で問題発生。詳しくは今は書けない。が、どんな問題もすべては経営者の怠慢や驕り、欲や甘い見積りが原因。お客様にご迷惑をおかけし、本当に申し訳ない気持ち。

煉瓦の壁にまた出会った。ここからが本当の勝負。頑張ろう!

Kaien会社ウェブサイト  http://www.kaien-lab.com
ニュースレター登録  http://bit.ly/awLJVz
「自閉症スペクトラムの方向けのキャリア相談会」申し込み  http://bit.ly/985ume

###

ニュースレター 本日配信

今日はご無沙汰している方からメールが届く。それもそのはず、今朝方ニュースレターを送信したためだ。
これまでは自分ですべてを行っていたが、今回からは(とても優秀な)某スタッフに文案の作成から配信作業までをお願いした。素晴らしい出来(^∇^) 深謝!!
すでに700件を超える配信先になっている為にシステムも新しい物を導入した。手間いらずで快調のようだ。
当然最も重要なのは、内容。おかげさまで今回は職業トレーニング第一期生で就職したばかりのNさんの声を入れる事が出来、充実。今後も声シリーズを続けて行きたい。
配信希望は下記ウェブサイトから。是非!!

Kaien会社ウェブサイト  http://www.kaien-lab.com
ニュースレター登録  http://bit.ly/awLJVz
「自閉症スペクトラムの方向けのキャリア相談会」申し込み  http://bit.ly/985ume

###

現場主義

iPhoneから。今日は横浜の企業を訪問させていただく。やはり障害者手帳の保有者の雇用と活用法を色々と考えているところ、と聞いている。
8月上旬は2週間、ソフトウェアテストの現場に張り付いてみた。お陰さまでテストの流れだけでなく、Kaienで職業トレーニングを受けた人が働くであろう大企業の組織や現場の人の質感もよくわかり収穫が多かった。
もともとジャーナリストの端くれなので、最前線に行って話を聞き雰囲気を知るのはとても好き。
今日の訪問先は何が得られるか?そして、何を自分から残せるのか?あと20分、もう一度整理し直そう。

Kaien会社ウェブサイト  http://www.kaien-lab.com
ニュースレター登録  http://bit.ly/awLJVz
「自閉症スペクトラムの方向けのキャリア相談会」申し込み  http://bit.ly/985ume

###

発達障害学会の発表、HFFでの発表

打ち合わせから赤坂のオフィスに戻った。練馬で38度越え。。。いつもはフロアの空調が効きすぎ、寒いぐらいのこのビルも、窓のそばはかなり暑く感じる。

今日は幸か不幸かあまり業務がない。なので、9月上旬~中旬にセットされている2つの発表の資料作りに勤しんでいる。

一つは9月はじめの週末に神奈川県で開かれる第45回発達障害学会。ここでパネリストとして、職場での「合理的な配慮」について意見を交わす。もちろん、Kaienで日々悩み中の事柄であり、何か解答を用意し発表するわけではなく、どのようなことが見え、どのようなことで苦しみ、何が解決の糸口になるかを共有したい、という思いだ。

発達障害の専門家である医師や臨床心理士の方は、症状には詳しいし、いわゆる当事者と長い関係をもっているわけ。が、毎日毎日数時間一緒に職場で過ごしているわけではないので、どのような合理的な支援が求められているのか、ようやく注目が集まりはじめた段階だと言える。そういう場に参加させていただき、なおかつ意見を述べられるのはとてもありがたい。せっかくなのでKaienの日々の経営・訓練の運営・就業定着サポートにつながる何かを得られる時間にしていきたいと思う。

その翌週はヒューマン・フロンティア・フォーラム2010(HFF2010)に参加する。『異分野・多領域でフロンティアに立っている人達が集まり、合宿形式で徹底的に議論することで、現代の日本のフロンティア課題は何かを浮き彫りにし、問題意識、考え方、具体的な方向を深め、参加者が何かを持ち帰ることを主目的にしています』と、とても恐れ多い感じなのだが、テーマの一つとして自閉症の強みを生かし障害者就業に結びつけるということを取り上げてくださることになり、参加させていただくことになった。

普段はお会いできないような多士済々が集まるとのことなので、秋を感じる(であろう)軽井沢で、昼に夕に議論を交わしたい。

Kaien会社ウェブサイト  http://www.kaien-lab.com
ニュースレター登録  http://bit.ly/awLJVz
「自閉症スペクトラムの方向けのキャリア相談会」申し込み  http://bit.ly/985ume

###

名刺を持つということ

お盆休みも終わった。また忙しい日々が始まる。さっそく朝一番でハローワークから電話があった。Kaienの職業トレーニングについての問い合わせ。どうやらKaienに興味を持った方が、ハローワークに相談に訪れたらしい。

さてさて、昨日、共同創業者の徐と飲んでいて、働くことの精神的な意味について話が及んだ。Kaienに通奏低音として鳴っているのは、日中所属し活動することがないと、人間は精神的に苦しくなってしまうということ。

学生のうちは勉強することが本分であり、リポートを提出したり、試験を解いたりすることで所属し、活動するものがあるわけだが、卒業をしてしまうといっぺんに状況が変わってしまう。名刺を持っていないと、社会から疎外された印象を強くもち、いろいろな意味でメンタルで追い詰められてしまう。

働くことは権利でもあるし義務でもあるが、 その経済的効用(税金の面とか生活費の面とか)は日本でしばしば議論されるところであるが、メンタルの面から見た働く効用が議論されていないのではないか、そういう話だった。

実際、Kaienの職業トレーニングを経て、4年ぶりに就職した人は、本当に楽しそうであり、充実している。もちろん仕事なので面白くないこともあると思うし苦しい場面は難しい仕事を任されるに連れ出てくるとは思うが、それと同じかそれ以上に、心理的な面でポジティブなインパクトはあるはずである。

名刺を持つということ。これからも頻繁にこの場で論じていきたい。

さあ、そろそろオフィスをでないと。お客様との打ち合わせが入っている。

Kaien会社ウェブサイト  http://www.kaien-lab.com
ニュースレター登録  http://bit.ly/awLJVz
「自閉症スペクトラムの方向けのキャリア相談会」申し込み  http://bit.ly/985ume

###

ETIC.第4期フェロー

恥ずかしいのであまり言っていなかったが、私はNPO法人ETIC.の第4期フェローである。フェローが何を意味するのか自分でも確かなことはわからないが、ETIC.さんからは色々とサポートを頂いている。

いろいろなところで言っているのだが、 もともと僕自身は「社会のために」という気持ちはあまり無い。募金をした回数は数えるほどだし、学生の頃に社会性のあることがらに関心があったわけではない。実はそれは今でも変わらず「社会を変える」ということについては常に「?」マークが頭に浮かんでしまう天邪鬼の方である。ということもあって、社会起業家の育成を標榜されているETIC.さんにははじめ積極的に関わるということはなかった。

が、あるスタッフの進言があり、今年(2010年)3月の第4期のイノベーショングラントに応募。最終選考まで進み、お陰さまで第4期のフェローに選んでいただけた。その時の様子はETIC.さんのウェブサイトのこちらに詳しい。

もともとKaienが今あるのも、ニューオリンズのビジネスプランコンペティションに勝ったのが大きなステップになっているだが、ETIC.のフェローは想像以上に恩恵が大きかった。Kaienの重要な顧客もここでお会いしたし、今後パートナーシップを結んでいきたいと考えている企業様もここで出会った。

フェローとしてETIC.さんが重点的にサポートしてもらえるのは9ヶ月。6月にフェローに選ばれたから、2011年3月までというわけ。それまでに以下に社会にインパクトを残せるか、あるいは残せる土台を築けるかが、フェローにしていただいた責任だと思っている。

では、なにをもって「社会にインパクトを残した」と言えるのか?それは結構明白で、うちの場合は株式会社。なので黒字化することだと単純に思っている。事実、Kaienの財務目標は、早い段階での四半期黒字の達成である。2011年3月期までに黒字を達成すること。不可能ではないし、そのためにこの8月9月は大変に重要。明日もしっかり1日という時間を有効に使いたい。

Kaien会社ウェブサイト  http://www.kaien-lab.com
ニュースレター登録  http://bit.ly/awLJVz
「自閉症スペクトラムの方向けのキャリア相談会」申し込み  http://bit.ly/985ume

###

自閉症である前に人である

終戦の日。今日も麻布十番のオフィスに居る。ものすごい暑い。夏バテ気味だが、ようやく明日までに行う仕事の半分以上はカタがついた。

週末ということもあり、平日に手がつかなかった残務も行う。そのうちの一つにブラジルに住むJanという人からのメールに返信するという作業があった。知り合い経由でKaienの事業について知ったとのこと。16歳のアスペルガー症候群のご子息がいて、将来どのような仕事がいいか助言をしてくれとのことだった。

Kaienの職業トレーニングでは7割方はソフトウェアテストについて行う。就職斡旋先にもソフトウェアテスターというのはある。ただ、大事にしているのは、「あなたは何が好きですか?どのようなキャリアパスを考えていますか?」ということだ。

Kaienの基本ポリシーは、アスペルガーなど自閉症スペクトラムのことを理解・配慮しながらも、ごくごく普通に接すること。なによりも自閉症である前に人であり、特徴のごくごく一部として自閉症スペクトラムという傾向があると捉えているということである。

人として嬉しいことは自閉症の多寡(※有る無しではなく多寡という言葉が僕は好きである)に関わらずうれしいし、やってほしくないことは誰であってもやってほしくない、はず。別個体なのでなかなか判り合えないことがあるのは、自閉症の多寡に関わらずある。その種類がすこし違うのかもしれないけれども、すべての要因を自閉症スペクトラムに押し付けるのは本質的ではないはず。

だから、アスペルガーだからこの職業が向いているというのは、日本人だから時計や車をつくるのが上手というような極端なステレオタイプに基づいたものに近いと思う。もちろん特性はあるから、営業や接客業は苦手な人が多いのは確かだと思うが、ソフトウェアテスターだけが解ではない。ここを勘違いされる方が多いので、これからも声を大にしていっていかなくてはいけないと思う。

冒頭のJanにもそのような趣旨のことをメールで返信した。こうやって議論が深まってネットワークも広がっていくのは嬉しい。

さあ、仕事に戻ろう。共同創業者のチュルさんと食事の前に終わらせておかないと!!

Kaien会社ウェブサイト  http://www.kaien-lab.com
ニュースレター登録  http://bit.ly/awLJVz
「自閉症スペクトラムの方向けのキャリア相談会」申し込み  http://bit.ly/985ume

###

煉瓦の壁を越えるために

Brick walls are there for a reason. They let us prove how badly we want something.
(訳:煉瓦の壁が立ちふさがるのには理由がある。私たちがどれだけ欲しいかを証明するためにあるんだ)

僕がこの言葉を知ったのは、2008年末か2009年はじめ。
まだKelloggのビジネススクールにいたころだ。
Kaienのビジネスプランを書き始めながらも、家族のことでいろいろ有りとても大変な精神状況だった。
(今考えるとよく腐らずにやれていたなぁと思う。当時の自分を褒めたいし、その時の周囲の支えは本当にありがたかった)

なんでYou Tubeを見たのかはよく覚えていない。
けれども、当時全米で話題だったし、だれかから教えてもらったのかも知れない。

ランディ・パウシュ「最後の授業」(日本語訳)

とても余命数ヶ月の人だとは思えない精神的なゆとり。
いいよどみなく進んでいく1時間のレクチャー。
そこで語られる人生訓と家族への愛。

このランディ・パウシュの「最後の授業」で繰り返しでてくるのが、煉瓦の壁の画像と、Brick walls are there…という言葉である。

それ以来毎週このYouTubeをみえては勇気づけられ、日本に帰ってからはiPhoneに入れて、繰り返し繰り返し彼の声を聞いている。

ランディほどは無理としても、すこしでも彼のように生きたい。
おすそ分けを期待して、ブログの副題にしています。

ランディは去年の今頃なくなった。
生きているうちに一度会いたかったな。

Kaien会社ウェブサイト  http://www.kaien-lab.com
ニュースレター登録  http://bit.ly/awLJVz
「自閉症スペクトラムの方向けのキャリア相談会」申し込み  http://bit.ly/985ume

###

キャリア相談会とは何するとこぞ

今日のキャリア相談会が終わった。2時間ほとんどしゃべりっぱなし。

相談会の目的は、Kaienの事業内容を知ってもらうと共に、参加者の方に「登録」してもらうこと。

(※今のKaienは職業紹介をしているので、登録してもらうことが必要なんです)

今日の参加者は静岡からSkype経由で1組、東京23区内から1組。

はじめの20分は会社説明。その後、Q&A。
場所を移動してもらってからは、PC上で職業トレーニングの体験を少し。
最後はアンケートとヒアリングで、そのかたの職業体験や得意なこと苦手なこと、性格などを聞く。

普段聞くと失礼なことも、お断りを入れながらも出来る限り聞き出す。
就職するうえで本気で応援・サポートしようとすると、いいことだけを聞いていてはあとで本人にも不幸だし、Kaienという会社としても痛手を負うから。

もちろんKaienの負の部分も いろいろ話す。
職業トレーニングのレベルがまだまだ十分でないことも、就職紹介先がいくつもあるわけではないことも。。。

それでも一緒になって活躍の場を求めていきましょうという想いはほとんどの場合共有できる。

今日もとてもいい感触でお話ができた。
また近いうちにお会いしたい!という気持ちで満たされる感じ。

ぜひ一緒に道を切り開いていきたい、という方がどんどん集まるといいな。

Kaien会社ウェブサイト  http://www.kaien-lab.com
ニュースレター登録  http://bit.ly/awLJVz
「自閉症スペクトラムの方向けのキャリア相談会」申し込み  http://bit.ly/985ume

###

月給16万円の仕事とは?

電車で職場に向かっている。
来週は東京を離れる日が多い。
それだけにこの週末で見えている仕事は終わらせてしまいたい。
昨日は久しぶりに家でテレビを観た。
教育テレビ。働いている若者を追うシリーズ。
鹿児島の日産ディーラーに勤める22歳の女性営業さんの話だった。
ノルマに追われ、お得さんお家を一軒一軒回る日々。
その営業方法が効率的なのかは議論の脇におくとして、本当に一生懸命頭を使って汗をたらして働いている姿勢は清々しかった。
驚いたのは番組最後で流れた彼女の月給。
わずか16万円。。。
Kaienで紹介するケースと比べてかなり少ない。
Kaienでの訓練をそれだけ価値あるものにしないとと気持ちをあらたにしたのが一つ。
一方で、あんなに働いて16万円という日本の地方の若者の現実に、日本の疲弊感、閉塞感を感じた。
企業も人も外(外国)に出ないと厳しい。
中でばかり戦ってもみんな疲弊するだけだ。
過剰品質と過剰供給で。

Kaien会社ウェブサイト  http://www.kaien-lab.com
ニュースレター登録  http://bit.ly/awLJVz
「自閉症スペクトラムの方向けのキャリア相談会」申し込み  http://bit.ly/985ume

###

なぜ自閉症スペクトラムなのか?

今日は丸一日PC上での仕事。疲れた。。。

僕は体力がない。
なので夕方には一度休息を取ることにしている。
コーヒーを飲んだり、走ったり。
その時間を利用して今日はブログを書く。

えっ、結局PC使っているじゃないって?確かに。。。
でも仕事で使う頭の使い方と、
ブログ書くときの頭の使い方は結構違う。

さてさて、自閉症スペクトラム(Autism Spectrum)という言葉。
日本ではあまり使われていない。
でもKaienではこの言葉を使うことにした。今月から。

それまでは、Kaienの内部でも、お客様の前でも
自閉症、発達障害、高機能自閉症、アスペルガー症候群、、、
いろいろな言葉を使っていた。

なので、結構混乱していた。

Kaienの歴史を振り返ると、はじめはHigh Functioning Autism、
つまり高機能自閉症という言葉をよく使っていた。
そう、アメリカでビジネスプランを書いていた時のことだ。

でも2009年に日本に帰ってきて、高機能自閉症というのは
Kaienのビジネスモデルにはあまりしっくりいかない言葉だということがわかった。
すくなくとも今KaienがActivateした方々は、小さい頃ことばの遅れのなかった人。
もっといえば、診断を大人になってから受けた人ばかり。
なので、アスペルガー症候群やPDD-NOS(特定不能の広汎性発達障害)
という診断を受けた人ばかりだったから。

なので、アスペルガーやPDD-NOSという言葉を
帰国後はよく使うようになった。

が、しばらくして日本では行政が使う発達障害という言葉の
とおりが良いことが分かってきた。
やっぱり日本の人たちは行政用語を本当に真面目に使う。

でも発達障害って、いわゆる自閉症圏の人たちとは対応の仕方が若干異なる
LDの人も入るし、ADHDの人も入るし、非常に混乱を呼ぶ言葉。

半年ぐらいずっと悩んだ挙句、最終的に「自閉症スペクトラム」という言葉を使うのは、
今後、これが「正式」な言葉になることになりそうだから。

診断の基準を決めるDSMというのが改定されて、
アスペルガー症候群やPDD-NOSがなくなり、みんな自閉症に統一される。

ウィキペディアの自閉症スペクトラムの項を引くと以下のようになる。

「自閉症スペクトラム」の概念は、1990年代に、主に自閉症やアスペルガー症候群の研究者らによって提案された。高機能自閉症とアスペルガー症候群に違いがあるのかどうか、知能指数の高低をどのように捉えるべきかなどの諸課題について、臨床医学・医統計学における体系化・均質化を目指したものともいわれている。近年アスペルガー症候群を自閉症とは独立した疾患とする研究者がでてきたことについて批判が寄せられ、アスペルガー症候群も自閉症スペクトラムに含める方向の動きが出ており、DSM-Vではそのようにまとめられる予定になっている。

でもね、やっぱり気持ち悪いのは「自」「閉」「症」という誤解を生む言葉。

中国語でも自閉症なのでなんとも簡単に変わるわけはないのは知っている。
でももう少し自閉症の認知度が上がったら、
ぜひ「自閉症」という言葉を変える運動を起こしたい。

でもその前に、自閉症と症状を正しく理解してもらって、
理解や配慮で一緒に楽しく暮らせるということをKaienで証明していきたい!!

さあ、これから少し運動して、ご飯を食べて、また働こう!!

Kaien会社ウェブサイト  http://www.kaien-lab.com
ニュースレター登録  http://bit.ly/awLJVz
「自閉症スペクトラムの方向けのキャリア相談会」申し込み  http://bit.ly/985ume

###