採用情報

LD, ADHD & ASD 2022年1月号 自分の権利を守る力・セルフアドボカシー ―主体者として未来を生きる子どもを育てる―

一般財団法人 特別支援教育士資格認定協会が監修する「LD、ADHD&ASD」。2022年1月号は「自分の権利を守る力・セルフアドボカシー」について特集が組まれました。当社代表取締役の鈴木が「就労移行支援における取組 一般雇用でも障害者雇用でも自らを戦力化するために」というテーマで寄稿しました。

  • 出版社: 明治図書出版
  • 発行日: 2021年12月22日
  • 書籍名: LD,ADHD&ASD 2022年1月号 自分の権利を守る力・セルフアドボカシー ―主体者として未来を生きる子どもを育てる―
  • 著者: 一般財団法人 特別支援教育士資格認定協会 (監修)
  • 関連サイト: 明治図書出版オンライン

メディア掲載情報

朝日新聞(電子版ほか) 障害者のテレワーク、地域格差を埋めるか 「特性に合わせた対応を」

新型コロナウイルスにより注目を集める障害者のテレワーク。発達障害の方からの視点について、取材に応じました。

  • 掲載日: 2021年12月24日
  • メディア: 朝日新聞(電子版) 紙面には年明けに掲載予定
  • 記事: 障害者のテレワーク、地域格差を埋めるか 「特性に合わせた対応を」(オンライン記事

メディア掲載情報

 

「西梅田こころとからだのクリニック」での放火事件について

「西梅田こころとからだのクリニック」での放火事件。西澤先生をふくめ多くの方の命が奪われました。心よりご冥福をお祈りいたします。

今回、先生の人となりを話すということで、新聞・雑誌・テレビなど多数の取材に応じました。このようなニュースの場合、被害にあった側に何らかの恨みを買うような言動があったのではないかと、ニュースを見た人が考えかねないと思ったからです。

私は西澤先生とは数度お会いしただけ(メディアの方は当社が行ったインタビュー記事を見て取材を申し込まれていました)です。メールでのやり取りも含めて限られるほどですし、毎回そのことについてお断りしたうえで取材に応じていました。むしろ何度も先生にお会いしていたのは、当社(障害福祉の就労移行・自立訓練)に通われている当事者の方や当社で働く支援スタッフです。しかしメディアに顔を出して伝えるというのはそれなりのリスクや負担があり、ほとんどの人が嫌がります。また(たった数回しかお会いしていない私のもとに各社から取材依頼がひっきりなしに来るということは)西澤先生が医師仲間などのやりとりも少なくて、どうやら私ぐらいしか先生のことをしゃべる人がいなさそうということが徐々にわかってきました。そこで出来る限り私が代表で取材にお答えしてきました。

精神科・心療内科でのやり取りは簡単なものではないと思います。クリニックには、仕事が続かない、お金がない、心や体が動かない、といった不安や絶望の中で、何とかしてほしいという希望をもって訪れる方がほとんどです。特に医師は、休職や復職の意見書、障害年金や障害者手帳の申請書類、配慮要求の書類など、人生に大きく影響を与えかねない書類を記載することを求められます。しかも患者の要求に従うだけではなく、制度や職業倫理などに基づいて、〇×を判断しなければいけません。患者の意図とは異なる判断を伝えないといけないこともあるでしょう。そういう意味では細かなトラブルは日々あると思われます。

しかし西澤先生はそういう細かなトラブルもおそらく少なかった先生だと思います。私の眼から見た先生は、メディアに伝えた通りで卑屈なまでに謙虚で、口数少ない方でした。むしろ人付き合いを避けるぐらいの方だったかもしれません。先生の言動は、恨みを買いやすいどころか、その真逆にあるような方だというのが取材で繰り返しお話ししたところです。その目的はある程度達成できたかなとは思っています。逆に言うと、なんでこういう先生に限って、殉職をしなければならないのか?それとも先生への恨みではなく他の動機があるのか?なにもかにも犯行の動機が全くわからないというのが正直なところです。

取材に答えたもう一つの理由は、障害がある人だから犯行に及んだのだろうという誤解を解くためです。

こういう犯罪行為がおこるとすぐに精神障害・発達障害の人は犯罪を起こしやすいというような先入観が巻き起こりかねません。エビデンスはむしろ逆なのですが…、私や福祉の人間、そして何より当事者・家族は、被害者の心を思うとともに、社会の目が厳しくなると感じてしまうところがあります。もちろん、発達・精神の人たちはむしろ落ち着いた平和な状況を望む方が多いですので、犯罪とはかけ離れたところにいる方々です。今回は先生のクリニックに通院歴がある男が犯人とのことですが、それは日本の人がテロを起こしたときに日本人がみなテロリストになるかというぐらい乱暴な話。診断のあるうちの99.99…%の人は普通に暮らしていて、ごく一部の例外中の例外の人だけが犯罪行為につながっているような状況ですので、障害や診断とここまで悪質な犯行の間には連続性が無く、別物に感じます。取材に応じたこの二つ目の点はこうした誤解を解くためです。ただこの2点目についてはどこまで伝わったか実感がありません。今後も繰り返し繰り返し伝えていくのでしょう。

それにしても同じような手口で無差別に近く殺害を企てる社会の流れに不安を感じます。今後、日本の司法によって裁かれ罪を償うのだと思いますが、一人一人の加害者の問題だけを見ていても解決はし切れず、はぐれ者を生んでしまう社会システムがいびつすぎるのかもしれません。加害者にフォーカスをあてる行為は司法や犯罪心理の専門家に任せつつ、社会の何がおかしいのか、それを我々一人一人がどう意識や行動を変化させると、異常な犯罪を防ぎやすくなるのかという、高い視座の議論や行動も必要だと思います。

先生は、ご本人の控えめな、内向的ともいえる性格ゆえに、発達障害や精神障害の方などに共感をされ、それを一つのエネルギーに診察に勤しんでいらしたのかなと予想しています。つまり、先生は医師免許があることで仕事を通して社会と接することができていたともいえるかもしれず、患者の境遇とは紙一重でもあるな、なんとかきっかけをつかんで職場という社会の接点を獲得してほしいなという思いがあったのかもしれません。

先生が診ていた患者は600人と報道されています。そのうちに、当社の訓練生や修了生など関係者は何人もいます。我々にできることはまず彼らの心のケア、そして次のクリニックなどへのトランジションを手伝うことです。すでに大阪のスタッフを中心に、対応資料が作られています。本当はそのリストを公表しようと思いましたが、ご迷惑が掛かるので諦めました。例えばこのクリニックは発達障害に詳しいので引き継いでもらえるのではと紹介するのは先方に確認しない限り難しいためです。大阪市に特別の相談窓口が出来たり、府や市の発達障害者支援センターでも相談を受け付けてくれると思いますので、カルテや今後の診療で不安に思う方はぜひ連絡を取ってほしいですし、Kaien関係者の場合は直接当社スタッフに連絡いただければサポート体制を整えています。

実は、先週末はこの年最大のイベントへの登壇や、10年ぶりに取締役が変わる株主総会や、家族の誕生日やらで、もともと盛りだくさんな中で取材を受けました。取材を受けた動画などは一切見ていないのですが、たまたま過密な週末の中でのやり取りだったため、雑な受け答えになってしまった部分があるかもしれず…。こんな取材で本当に大丈夫なのかなと心配になる記者・ディレクターがいる一方で、丁寧に取材したりニュートラルに取材をする態度だったメディア関係者には頭が下がりました。ぜひ良い報道につなげて頂き、皆さんの中で良質な議論が続いたり、法の改正や運用修正に繋がったりしてほしいなと思います。ただの事件で終わらせないことが先生の気持ちを受け止めるうえでも大切だと思います。

改めまして、今回の事件で犠牲になられた方やご遺族の方へお悔やみ申し上げます。

 

文責: 鈴木慶太 ㈱Kaien代表取締役
長男の診断を機に発達障害に特化した就労支援企業Kaienを2009年に起業。放課後等デイサービス「TEENS」
大学生向けの就活サークル「ガクプロ」就労移行支援および自立訓練(生活訓練)「Kaien」 の立ち上げを通じて、これまで2,000人以上の発達障害の人たちの就職支援に現場で携わる。日本精神神経学会・日本LD学会等への登壇や『月刊精神科』、『臨床心理学』、『労働の科学』等の専門誌への寄稿多数。文科省の第1・2回障害のある学生の修学支援に関する検討会委員。著書に『親子で理解する発達障害 進学・就労準備のススメ』(河出書房新社)、『発達障害の子のためのハローワーク』(合同出版)、『知ってラクになる! 発達障害の悩みにこたえる本』(大和書房)。東京大学経済学部卒・ノースウェスタン大学ケロッグ経営大学院修了(MBA)。星槎大学共生科学部 特任教授 。 代表メッセージ ・ メディア掲載歴

2024年度から激変か? 放課後等デイサービスの今後 障害児通所サービス再編へ 塾タイプは公費対象外 厚労省方針固める

共同通信の記事。放課後等デイサービスで塾や習い事など障害福祉としての専門性のないサービスは認定から外すという厚労省の方針です。

障害児通所 二つに再編 塾タイプは公費対象外へ
https://www.sanin-chuo.co.jp/articles/-/131587

これまでも放デイの異様さは当ブログでお伝えしてきました。今回の方針は来るべきものが来たという印象です。

放課後等デイサービスは失敗した制度だったのか?

一方で記事(有料記事ですので全部見るには会員登録が必要なようです)にある通り、何をもって線引きとするのか?

「総合支援型」と「特定プログラム特化型」の分類はどうわけるのか?(事前申請とかになるのでしょうか?配置人員の状況で判断するのでしょうか?)

さらにそれらに属さない補塾的なものやピアノや遊びだけしているようなものは、退場いただく形になるのだと思いますが、専門性がないことをどのように認定するのか?

当社もTEENSというサービスをしていますが、これが行政の言う専門性なのかは、少し不安がないわけではありません。

行政の仕組みを使い公費を頂く以上、制度に合わせた運用にしていく必要がありますが、自立支援法以来の精神であろう「公営ではなく民間の創意工夫に任せる」という現状の福祉の良い面も維持し、制度の中でそれぞれが切磋琢磨できるよりよい状態を官民で目指したいと考えます。

 

文責: 鈴木慶太 ㈱Kaien代表取締役
長男の診断を機に発達障害に特化した就労支援企業Kaienを2009年に起業。放課後等デイサービス「TEENS」
大学生向けの就活サークル「ガクプロ」就労移行支援および自立訓練(生活訓練)「Kaien」 の立ち上げを通じて、これまで2,000人以上の発達障害の人たちの就職支援に現場で携わる。日本精神神経学会・日本LD学会等への登壇や『月刊精神科』、『臨床心理学』、『労働の科学』等の専門誌への寄稿多数。文科省の第1・2回障害のある学生の修学支援に関する検討会委員。著書に『親子で理解する発達障害 進学・就労準備のススメ』(河出書房新社)、『発達障害の子のためのハローワーク』(合同出版)、『知ってラクになる! 発達障害の悩みにこたえる本』(大和書房)。東京大学経済学部卒・ノースウェスタン大学ケロッグ経営大学院修了(MBA)。星槎大学共生科学部 特任教授 。 代表メッセージ ・ メディア掲載歴

ハッタツケース会議 Kaien流の支援を動画で公開

Kaien12周年を機に書いたブログで「YouTuberになる」と宣言していますが一向に果たせず…。しかし違う形で、発達障害の方の支援に資する動画シリーズをスタートさせることになりました。

発達障害の人のための「働くインフラ」作り、「ニューロ・ダイバーシティ経営」を広めたい 他

それが、『Kaienハッタツケース会議』です。

Kaienハッタツケース会議とは?

簡単に言うと、Kaienのケース会議を再現し、公開したものです。

ケース会議というのは福祉の用語で、支援対象者(ケース)をみんなで分析して、よりよい進路・進学/自立・就職につなげようという会議のことです。

本当のケースを分析してしまうと個人情報的にNGですので…架空のケースを設定して、当社の支援者が議論をしていきます。

 

動画で何がわかるの?

この動画を見ると、そもそもKaienが何を大切にして支援をしているかがわかっていただけると思います。

例えば、本人の特性(強みや弱み)をどう把握しているのか、どんなプログラムを実施しているのか、自立や企業にどう結び付けているのか、他にも支援の舞台裏を垣間見られるのではないかと思っています。

ですので、これからKaienの支援を受けようと思っている発達障害の当事者の方、あるいはそのご家族の方を、メインの対象として動画を撮影しています。

また、支援者を志す方も、どんな目線で見るほうが良いのかなど、勉強もして頂けるかなと思っています。

実際、就職率をはじめとした指標が平均の倍程度ある当社の支援というのは、どういう風に行われているのか。スタッフの人となりや専門性も含めてオープンにしていきたいと思っています。

記念すべき第1回のテーマは?

第1回としては下記のような設定にしました。よくあるタイプですね。

22歳男性。小野正人(おのまさと・仮名) 東京・世田谷区在住。大学を卒業したばかり。安定した家庭の長男(一人っ子)。保育園の時に自閉症スペクトラムと診断を受けて、発達系のクリニックには通っている。服薬無し。小さい頃は通級にも通っていたが、親のサポートもあり大きな問題なし。大学まで普通級で上がる。WISCは1回受けていて、90前後。ただし処理速度などが低い。大学時代は単位取得に専念し、4月から就労移行支援に通っている。聞き分けの良いタイプだが、こだわりが強く、割込みの指示や違う考えがあるとパニックになる。現在、利用半年だが、グループワークができず、個人で職業訓練を行っている。声の調整が効かず、興奮した時はもちろん、通常の時も声が大きいのが難点。アルバイトもしたことがないので、数社受ければ働けると思っているよう。障害者雇用を希望中。

今後は、子どものケース、女性のケース、知的障害のあるケース、精神障害が重いケース等々、いろいろと取り上げていきたいです。(そもそもこのシリーズにニーズがあればですが…)

当社の視聴者の皆さんからリアルなケースを応募いただければそれを取り上げていくことも考えていますので、ご希望の方がいらしたらお教えください。(個人情報は伏せたうえで、でもリアルなデータを基にケース検討ができると思います。ご希望者はまずは当社のTwitterにご連絡ください)

制作陣は、Powered by 発達障害

このハッタツケース会議。実は「テーマ音楽」「動画編集」は、Kaienの修了生と現役訓練生にお願いしているところも特徴です。

音楽はRさん。Kaien代々木出身のミュージシャンです。

編集作業は、サザビーリーグHR社にお願いしました。NHKのクローズアップ現代+(「企業が注目!発達障害 能力引き出す職場改革」)でも紹介された発達障害がITやデザイン・商品発送など、本業を支える部門で数多く活躍されている会社です。当社の出身者が9割程度を占める会社で、編集作業を中心にしていただいたのもKaien東神奈川(旧Kaien横浜)の修了生でした。

粗編という編集手前の段階は、Kaienの就労移行支援の訓練生に工賃をお渡しする形で作業をしてもらっています。

特性を活かした活躍の実例を、動画を通じて味わっていただきたいです。編集後の完成度には当社のスタッフ一同驚愕しました。

動画は2本に分かれています

是非ご感想をお寄せください。第二弾は年内に撮影し、年明け(といっても2・3月になってしまうかも…)に公開したいと思っています。

 

【前編】処理速度が低めでこだわりもあり… Kaienハッタツケース会議「自閉症スペクトラム 大卒22歳!就職活動中」

 

【後編】金融系の特例子会社○○がお勧め!! Kaienハッタツケース会議「自閉症スペクトラム 大卒22歳!就職活動中」

 

文責: 鈴木慶太 ㈱Kaien代表取締役
長男の診断を機に発達障害に特化した就労支援企業Kaienを2009年に起業。放課後等デイサービス「TEENS」
大学生向けの就活サークル「ガクプロ」就労移行支援および自立訓練(生活訓練)「Kaien」 の立ち上げを通じて、これまで2,000人以上の発達障害の人たちの就職支援に現場で携わる。日本精神神経学会・日本LD学会等への登壇や『月刊精神科』、『臨床心理学』、『労働の科学』等の専門誌への寄稿多数。文科省の第1・2回障害のある学生の修学支援に関する検討会委員。著書に『親子で理解する発達障害 進学・就労準備のススメ』(河出書房新社)、『発達障害の子のためのハローワーク』(合同出版)、『知ってラクになる! 発達障害の悩みにこたえる本』(大和書房)。東京大学経済学部卒・ノースウェスタン大学ケロッグ経営大学院修了(MBA)。星槎大学共生科学部 特任教授 。 代表メッセージ ・ メディア掲載歴

『精神科』第39巻第2号 ~連載 精神科臨床と周辺領域の新しい展開~

2021年8月発行の『精神科』(科学評論社)の中で、『連載 精神科臨床と周辺領域の新しい展開』の第1回を当社代表取締役の鈴木が執筆。発達障害の支援に強みを持つ当社の就労移行支援事業を中心に寄稿しました。

『精神科』第39巻第2号

  • 出版社:科学評論社
  • タイトル: 連載 精神科臨床と周辺領域の新しい展開「第1回 就労移行支援Kaien」
リンク
  • 精神科第39巻第2号(科学評論社Webサイト)こちら
関連リンク

Kaienメディア掲載情報

日本経済新聞(電子版、日本産業新聞) 発達障害のある学生、支援に工夫 企業との交流会も ~就活探偵団~

発達障害のある大学生をめぐる就活模様。日本経済新聞社の電子版と日本産業新聞で記事が掲載されました。

発達障害に関してのKaienの調査結果の他、ガクプロ(大学生・専門学校生向けの支援プログラム)の内容や利用者インタビュー、さらに当社代表鈴木のコメントで取材協力をしています。

  • 掲載日: 2021年9月29日
  • メディア: 日本経済新聞(電子版、日本産業新聞)
  • 特集シリーズ: 就活探偵団
  • 記事: 発達障害のある学生、支援に工夫 企業との交流会も(オンライン記事

メディア掲載情報

 

朝日新聞(GLOBE+) Kaienの「障害を強みに」する取り組みが掲載されました

グローバル企業の経営者500人が、「Disability is Business 誰もが活躍できる社会へ」を合言葉に、障害者の雇用環境改善という社会の実現に取り組む「The Valuable 500」。日本からもソニーや清水建設、オムロン、朝日新聞社など多くの企業経営者が参加しています。

The Valuable 500を取り上げた朝日新聞の特集シリーズで、当社Kaienの取り組みが取り上げられました。詳しくは下記リンクをご参考にされてください。

  • 掲載日: 2021年9月24日
  • メディア: 朝日新聞 GLOBE+
  • 特集シリーズ: The Valuable 500
  • 記事: 「障害を強みに」かけ声だけじゃない 高い定着率を支える独自の職業訓練、秘密は(オンライン記事

The Valuable 500について

日本財団リリース 世界最大規模の経営者ネットワーク「The Valuable 500」を支援 世界の有力企業500社が障害者雇用で結束 日本の企業39社も参画

メディア掲載情報

 

発達障害の人のための「働くインフラ」作り、「ニューロ・ダイバーシティ経営」を広めたい 他 今日はKaien創業12周年です

今日(2021年9月18日)で株式会社Kaienは創業12年です。リーマンショックの影響が残る2009年の創業です。

健常者を凌ぐ仕事を目的に

2009年当時は、IT企業として、自社で発達障害の人を、ソフトウェアエンジニアとして雇うビジネスモデルを目指していました。自閉症の特徴の細部へのこだわりやルール順守を活かして健常者を凌駕する業務を行い、その活躍自体が「発達障害の人が仕事ができない」という世の中のイメージを変えると信じていました。(創業前のビジネスプランコンペティション用の動画(英語)が出てきましたのでご覧ください。)

無名戦士が等身大の強みを活かして

それから12年が経ちました。IT企業にする力は自分にはなく、またリーマンショックの余波が残るところでは新入りのIT企業に、かつ発達障害の人に業務を任せようという会社はなく、早々に「自社雇用 IT企業」を諦め、「他社雇用 職業訓練+人材紹介」に切り替えて今に至ります。

その過程で、一部の尖がりのある人を目立たせるというよりも、誰もが特性として持つ強みを活かせるように。つまり等身大の強さを認めてくれる職場を探しそのためのスキルを付け、一方で特性上の苦手を目立たないように対策したうえで職場にも配慮してもらう、という万人に当てはめるモデルに変換していきました。

強みの活かし方が、理想的だったものが現実的になった一方で、弱みへの向き合いを伝えることも増えました。もともと考えていたように一部の人が健常者を凌駕するというような分かりやすさはないかもしれません。しかし、Kaienの修了生たちは強みを活かす好事例として様々な職場・現場で日々と働いてくれています。いわば「無名戦士」として社会の役に立つことで、周囲の人の発達障害のイメージをじわりじわりと変えていけていると思います。当社を通じて就職した人は1,500人を超えました。

多くが障害者雇用という現実

一方で、Kaienの就労移行支援の修了生の実に9割は障害者雇用で働いています。実は障害者雇用でも一般雇用でも給与はさほど変わらないのですが、それでも一般雇用に比べると職種が狭く、また企業や求人の選択肢も少ないのは事実です。(ちなみに学生向けのガクプロ出身者は、日本の新卒信仰が高い影響で、一般枠で働き始めることが多いです。)

一般雇用か障害者雇用かそれとも…4択で考える発達障害の人の就活事情

もちろんご本人やご家族が満足し納得したキャリア・人生を歩めればそれで良いでしょう。しかし創業12年。もう少し違う動きが出来ないかと模索を始めています。以下、創業記念日を機に、これから目指す方向性を社内外に発信したいと思います。

① 発達障害の人のための「働くインフラ」を作りたい

まずは働くインフラ作りです。今までも「障害者雇用」や「首都圏・大阪」に限定した地域ではそれなりの活動は出来てきたと思います。しかし一般雇用(既に働いている人、一般雇用でバリバリ働きたい人)や、地方に住む人にも、Kaienがこれまで培ったノウハウをサービスという形に落としていきたいと思います。

具体的には現在準備を進めている「ミッテル」。これをインフラに出来ないかというのが今年からの勝負事となります。

ミッテル

ミッテルでは、

  • 人生を通じた支援情報を”カルテ”に保存でき、
  • 日々の体調や気分や出来事を”バイタル”に記録でき、
  • ライフスキルや職業スキルについての教材は”サプリ”で学べ、
  • 連携が叫ばれる支援者と本人・親については個人情報をお互いに開示しなくてもやり取りできる”チャット”を

用意しています。

特にこれまでリーチしづらかった(一般枠を含めた)在職者や地方の人たちにもアプローチが出来そうです。システム開発の例にもれず、リリースが送れていますが12月にはお披露目できるのではないかと思っています。これをもって「インフラ作り」を進めていきたいです。

② 「ニューロ・ダイバーシティ経営」を広めたい

新語ではなく創業以来「ユニバーサルな管理法」と言っていた内容と一緒です。昨今のダイバーシティ・マネジメントの普及にあやかって、またニューロ・ダイバーシティという言葉が人口に膾炙し始めたこともあり、ユニバーサルな管理法=ニューロ・ダイバーシティ経営を広めていきたいと思います。

SDGsやESG投資が広まって、単なる障害者雇用でお茶を濁していた「多様な人が活躍する」ことへの取り組みが、一段加速し始めていると思います。例えば、The Valuable 500は障害を価値に変える大企業が世界的に連携し始めました。その他にもDE&I、つまりこれまでのダイバーシティ・インクルージョン(多様性と包摂)だけではなく、エクイティ(公正・公平さ)まで踏み込まないと、真の意味のD&I経営が出来ないという事だと思います。

このエクイティの概念は発達障害の人だと日々感じる部分です。「普通」に合わせるためにエネルギーを使い、実力を発揮できていなかった発達障害の人を活躍させる方法が、全社員に響くはず。そういう意思で、顧客企業に「ニューロ・ダイバーシティ経営」を広めていきたいと思います。

ニューロ・ダイバーシティ経営は、一般枠・グレーゾーンなどを全部ひっくるめた包括的な、社員への接し方だと思います。これまで当社が企業に関わる時は、障害者雇用の達成率という、いわばコンプライアンスに基づいた守りの経営への支援でした。それが発達障害やニューロダイバーシティという概念をてこに、全社的な攻めの人材戦略につながるかもしれない。そういう期待です。

いやいや、それは理想でしょう。そういう声も聞こえてきそうで、私もまだ半信半疑の部分はあります。しかし既に少なくない企業が、障害者雇用というよりも、「本業での戦力化」「DE&I」「人的資本経営」という旗印で動き始め、当社も輪の中に入れ始めてもらっています。しっかりとショーウインドウのように事例を作り世の中に刺激を与えたいと思います。

③ 「勘からデータへ」 AI・機械学習を福祉の世界に

3つ目は少し長期の目標になります。

これまで福祉は勘に頼るところが多く、その職人技を頼ってKaienを利用していただく方が多かったと思います。ただし5年・10年・15年先は今と同じ福祉があるとは思えません。特にデータで分析しやすい発達障害の世界は、AI・機械学習で出来る部分は機械に任せ、人はより福祉っぽいことをしていくことが求められていくと思います。

例えば次の支援の提案が出てきたり、適職診断をして職業マッチングをしやすくしたりするなど、アセスメントから就活そして定着までの勘をデータ化できる部分があると思っています。そうすればもっと自信をもって支援者がアドバイスできるかもしれませんし、1対1での相談業務などに時間をさけるかもしれません。(もちろん、当社の支援者からは「事務作業が多い」「PCカタカタさせていることが多い」という不満が聞こえますので、まずはRPAなどをより広く導入することが先かもしれませんが…。)

1年後に明確な成果が上がるわけでもないと思います。しかし①の社会インフラを作るためにも、勘のデータ化は絶対重要です。自分もまったく知らない領域ですが、だからこそ挑戦していきたいです。

④ YouTuberになる

最後に急に、些末な目標ですが、今年からYouTuberになろうかなと思っています。元々NHKアナウンサーでしたし、①・②では伝えたいことが色々と出てきそうですし、Kaien YouTubeチャンネル も少しずつ視聴者が増えていますので、平日は毎日動画UPを目標にしていきたいと思います。まずは自分のアバター作りからですかね…。

その他…

②・③については本当は博士課程で研究したいところ…。実際、2020年に博士課程の試験を受けようとした途端、コロナでTOEICなど試験が中止になり、計画が一度頓挫してしまいました。その後、やる気が復活せず、有言不実行になってフラストレーションがたまるところです。しかし今どこに時間を使うのが良いのか、どこにお金を使うのが良いのか、しっかり考えていきたいと思います。特に今年は社外取締役も新たに就任していただく予定です。新しい視座からご意見をいただきながら考え動きたいです。

個人的にこの1年は、父が亡くなり、一方で子どもが新たに生まれ、自分の人生の折り返し感が強く感じられました。明日は無いかもしれない我が身。今できることをしっかり毎日やり切る365日を積み重ねて、13周年を迎えたいと思います。

 

 

文責: 鈴木慶太 ㈱Kaien代表取締役
長男の診断を機に発達障害に特化した就労支援企業Kaienを2009年に起業。放課後等デイサービス「TEENS」
大学生向けの就活サークル「ガクプロ」就労移行支援および自立訓練(生活訓練)「Kaien」 の立ち上げを通じて、これまで2,000人以上の発達障害の人たちの就職支援に現場で携わる。日本精神神経学会・日本LD学会等への登壇や『月刊精神科』、『臨床心理学』、『労働の科学』等の専門誌への寄稿多数。文科省の第1・2回障害のある学生の修学支援に関する検討会委員。著書に『親子で理解する発達障害 進学・就労準備のススメ』(河出書房新社)、『発達障害の子のためのハローワーク』(合同出版)、『知ってラクになる! 発達障害の悩みにこたえる本』(大和書房)。東京大学経済学部卒・ノースウェスタン大学ケロッグ経営大学院修了(MBA)。星槎大学共生科学部 特任教授 。 代表メッセージ ・ メディア掲載歴

障害のある人の支援の現場探訪記 生活訓練事業所 Kaien市ヶ谷が取材協力

月刊「実践障害児教育」に連載していた漫画記事の書籍化です。発達障害の子をもつ漫画家ママが、就労・生活自立支援、障害者雇用現場、保護者支援といった、発達障害・知的障害のある子供・大人と家族を支える様々な現場の様子や制度などを紹介しています。Kaienは自立訓練(生活訓練)事業所の紹介に関与。「Kaien 市ヶ谷」が取材に協力しました。

  • 出版社: 学研プラス
  • 発行日: 2021年9月2日
  • 書籍名: 障害のある人の支援の現場探訪記
  • 著者: かなしろにゃんこ。, 青木聖久 (監修)
  • 関連サイト: Amazonサイト

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7歳からできる みんなのハローワークゲーム: とくい・すき・きょうみから将来の仕事をさがせ! ゲームではじめる進路選択はじめのいっぽ!

このゲームは『∞(むげん)プチプチ』や『アンガーマネジメントゲーム』など大ヒットおもちゃ・ゲームの企画開発に携わるおもちゃクリエーターの高橋晋平氏と発達障害者の就労支援に取り組む株式会社Kaienが共同開発した、キャリア教育教材です。2017年に発行した「発達障害の子のためのハローワーク」をカードゲーム化したものとなります。

『発達障害の子のためのハローワーク』

●このゲームを通して世の中にどんな仕事があるのか知ることができます。
●将来の仕事について考えることができます。
●自分の得意・苦手を知り、どんな仕事に向いているかを知ることができます。
●はじめてでも、一人からでも、楽しくかんたんにプレイできます。
●学校教育や、社会教育、放課後デイの場面で広く活用できます。

  • 出版:‎ 合同出版 
  • 発売: 2021年10月7日
  • 価格: 5,060円(税込)
  • 購入: Amazonサイト

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誰もが知るべき日本の恥部 ETV特集「ドキュメント 精神科病院×新型コロナ」を見て

コロナの話…だけではなかった

昨夜23時からのNHK ETV特集。凄いドキュメンタリーでした。

「ドキュメント 精神科病院×新型コロナ」(再放送あります。2021年8月5日(木)午前0:00。NHKプラスという見逃し配信もあります。)

東京都中から精神疾患のあるコロナ陽性患者を受け入れている都立松沢病院のコロナ専門病棟。次々とクラスターが発生し、精神疾患があるが故に一般の病院での受け入れが困難とされた人たちが運び込まれる。ここにカメラを据えると、病院にしか居場所のない患者、受け入れを拒む家族、ひっ迫する医療体制の中で葛藤する医療者たち、行き届かない行政の指導の実態が見えてきた。コロナがあぶり出した日本の精神医療、その実態の記録。(番組案内から)

東京にいて障害関係の仕事をしていたら知らない人はいない松沢病院。実は私自体は訪問したことは無いのですが、通院している/いた人はたくさんいます。またお世話になっている先生方も松沢病院で修業した人はたくさんいます。なので身近な存在です。

そうか、統合失調症の患者を中心にコロナ対策をどうしているのか、それは見てみたいと思ったのですが…、見るにつれてその予想以上の展開を見せた番組でした。軽い気持ち(というほどではなかったのですが結果的に…)で見たからでしょうか。見終わった後のショックが強烈すぎました。

NHKサイトからのスクリーンショット

畳の部屋に雑魚寝する「病床」 真ん中に仕切りなく置かれたトイレ

番組では、松沢病院などに入院する、統合失調症、認知症、うつ患者が、新型コロナウイルスに感染した時に、どういう苦労があるかという、私が予想したストーリーから始まりました。そこに視点をあてただけでも「さすがNHK」という感じ。「一般の人と同じ医療を」という院長先生をはじめとしたスタッフの真摯な姿が印象でした。が、ドキュメンタリーは静かに、しかし遠慮なく、私たちが「目を背けている」、あるいは「知ろうとしようともしなかった」現実をつまびらかにしていきます。

松沢病院は綺麗なのです。しかしそういう病院に入院している人は幸運なのだという事が徐々にわかります。番組が進むにつれて、前近代的な施設で入院し、コロナ感染していく患者たちの肉声が聞こえてきます。

もはやほとんど人権がないというような環境といえるでしょう。それは大正や昭和初期はこうだったのかもしれないという病院の姿。畳に布団が敷かれ、トイレは部屋の中央に置かれて、音も何もすべてが聞こえる中で排泄をしないといけない状況…。そんなのがこの令和の時代に残っているのが驚きでした。本当に何で許されているのでしょうか?

刑務所でもこれよりまともなのでは?統合失調症や認知症の人は何か法を犯したのでしょうか?だれでも起こりえる症状なのですが…。

さらに印象としては確信犯的に、コロナにかかっても積極的な治療もされず置き去りにされている精神障害の患者たちがいることもわかってきます。南京錠で入り口をしめ、水も飲めずに叫び続ける入院患者も紹介されていました。ある病棟では60数名全員が罹患。看護師などのスタッフも多数が発症していて、この世の終わりともいえる状態に思えました。

さらにさらに、厚労省も、都も、保健所も、指導や対策に及び腰に見えた点は、信じられないの一言です。NHKからの取材に無回答のオンパレード。酷いというのを通り越す現状です。おかしすぎませんか?

コロナで突き付けられる「不都合な真実」

もちろん問題は関係者にあると考えるのは簡単です。病院や行政を叩くのも手かもしれません。

しかし問題は悪意の連鎖だとは思いません。残念ながら日本が精神病に対してきちんと向き合ってこなかった歴史が、コロナによって表出されただけに過ぎないと思います。(番組でも取り上げられていますが、精神科の病床はいまだに世界の2割が日本がしめ、日本は他国に逆行して統合失調症などの患者を病院に閉じ込めてきた歴史があります。)

私も以前NHKで取材者の端くれで、ハンセン病の施設に何度か取材に行きました。今回のドキュメンタリーによる「告発」は、まだまだハンセン病のような恥部が日本にはあり、解決しないといけないと訴えているように感じました。

昨日書いたばかりの自分のブログ記事(平野啓一郎さんの「本心」を読んで)も思い出しました。昨日は、日本が衰退していけば、今のように豊富な資金を医療や福祉に回せず、必ず社会から置き去りにされる、見なかったことにされてしまう人たちが出てくると書きました。しかし、そうした課題は既に起こっていたのかもしれません。行政すら立法すら積極的に関わろうとしない弱者があるんだということです。

日本はコロナ対策で世界2番目に対策費を計上していると聞きます。既に余裕のない国がさらに借金を抱えることになるわけです。不都合な真実として、行政・立法・社会からもいなかったことにされるのは精神科病院の患者だけではなく、今後はより広範な弱者に広がるのかもしれない。そういう恐ろしさを感じさせた番組でした。

ない袖は振れぬのは確か。もう豊かな国ではありません。豊かにする施策も懸命に取りながら、なけなしの予算をどう賢く使ったら、人間らしい生活をすべての人にいきわたらせることができるのか。ファッション的にSDGsを語るだけではとても解決しない、誰も取り残さない社会を本気で作るには、コロナであぶりだされた不都合な真実から目を背けることは許されません。一方ですべてを一気に解決は出来ないのも確か。まさに番組内でも松沢病院の病院長が言っていたように「出来ることから一つ一つ」対策をしていくしかないと思いました。

取材者を称えたい

最後のクレジットを見たら、Kaienでもお世話になっている某ディレクターの取材でした。精神科病院は私にとっても職業柄、近い存在でそこそこ知っているつもりですが、あまりに無知でした。NHKには、すごい取材者がまだまだいるなと感じました。

文責: 鈴木慶太 ㈱Kaien代表取締役
長男の診断を機に発達障害に特化した就労支援企業Kaienを2009年に起業。放課後等デイサービス「TEENS」
大学生向けの就活サークル「ガクプロ」就労移行支援および自立訓練(生活訓練)「Kaien」 の立ち上げを通じて、これまで2,000人以上の発達障害の人たちの就職支援に現場で携わる。日本精神神経学会・日本LD学会等への登壇や『月刊精神科』、『臨床心理学』、『労働の科学』等の専門誌への寄稿多数。文科省の第1・2回障害のある学生の修学支援に関する検討会委員。著書に『親子で理解する発達障害 進学・就労準備のススメ』(河出書房新社)、『発達障害の子のためのハローワーク』(合同出版)、『知ってラクになる! 発達障害の悩みにこたえる本』(大和書房)。東京大学経済学部卒・ノースウェスタン大学ケロッグ経営大学院修了(MBA)。星槎大学共生科学部 特任教授 。 代表メッセージ ・ メディア掲載歴

平野啓一郎さんの「本心」を読んで

ある書評で読み、面白そうだなと思ってまず社員に勧め、しかし自分が読みたくなって読み始めたら、あまりにも引き込まれて、日常と小説の境が不明瞭になり、仕事にも生活にも影響が出るレベルになった平野啓一郎さんの「本心」。自分の個人的な体験に引っかかりまくるうえに、発達障害支援の視点からも考えさせられる本でした。支援者の立場から読後感をまとめます。

2040年の「働く」がリアルに表現されている

まず驚いたのが2040年に、日本人がどのように働いているかがリアルに表現されていること。私の、こうなってほしくないなというネガティブな意味での、想像に近く、納得感ありながら読みました。

例えば、段ボールの回収作業が人間に残された仕事として出てきます。確か日給8,000円だったか…。物を掴む動作はロボットには難しく、AI/ロボット化で時代を先取りするAmazonの倉庫でも、人間は摘まむ/掴む作業に従事していると聞いています。19年後はこんな感じか…やや絶望的な気持ちでページをめくりました。

一方で、新しい富を獲得する人がどういう人たちかもわかりやすく綴られています。イフィーと呼ばれるアバター作家がその象徴です。そのほか、死後も稼ぐ人すら出てきます。こちらも非常に納得する形で物語に登場し、近未来はこうなるんだという説得力があります。

そこには、社会が大きく持てる者(家族)と持たざる者(家族)に二分されていて、一人の力というよりも家族単位で勝ち負けがはっきりする恐ろしさを見せつけられた気がします。「こういう社会のままでよいのですか?今のまま行動を起こさないとこうなっちゃいますよ」という作者からの警告が行間から絶えず聞こえてきます。

2040年なぞ、もうすぐそこ。今、当社の教育事業TEENSで見ている10歳のお子さんは2040年は29歳。主人公と同じ設定です。こういう社会を想定しながら支援をしないといけないと感じました。

その他にも、気候変動で災害級の極端な天気が増えて、また感染症の蔓延などもあって、移動や勤務が制限される様子(なのでコロナ禍のびくびくしながらの勤務が日常になる)や、日本が経済的に弱まって覇権を握る中国・米国にすがっていくような光景など、見たくはないけれども冷静に考えたらこうなるよねというこの国の近未来が描かれています。

そして繰り返しですが、今支援している子どもたちはその世界で最初からサバイブしないといけないわけです。そして今30・40代の人も恐らく逃げきれません。高確率で一生働く現実に直面することになるのでしょう。そのための健康を維持するにもお金が必要な時代になりそうですね…。

発達障害とダブルマイノリティ

ダブルマイノリティも話題に出てきます。(ダブルマイノリティは通常、LGBT×〇〇という意味ですが、ここでは発達障害×〇〇という文脈で考えてください。)

実際、現場で支援をしていると発達障害ピュアな人は少なく、様々な少数派、あるいは社会的弱者の層と絡んでいます。そういえば発達障害クリニックの神尾陽子先生も「発達障害は磁石のように他の困難とくっつく」というような表現をされていました。(それは決して発達障害だと他の問題を吸い寄せるという意味ではなく、発達障害と何かの困難がくっつくと問題が大きくなりやすいという意味だと思います。)

物語の中で重要人物の一人である、外国人労働者の娘。彼女が母国語であるはずのミャンマー語も、生まれ育った日本語もうまく喋れず、いわゆる母語がない状態で苦しむ様が、克明に描かれています。読みながら「ああこれ、発達障害がうっすらベースにありつつ、外国人労働者の子どもとして教育もしっかり受けられず、貧困も重なっているケースかな」と感じていたところ、読後にページをめくっていったら「『発達障害』とされる外国人の子どもたち」が参考文献として掲載されていて驚きました。意図してこういう設定なのだということですね。

これからはこういう複数の困難さが関わるケースがどんどん増えていくと思います。ほとんどの場合は貧困がまずあり、そこに障害や、そのほかのマイノリティがくっついていく感じでしょう。支援者としても、輻輳的な課題に対応する力が求められていくのだと思います。そして幾つもの負の連鎖を見ていくには単なる専門家ではなく、学際的な感覚での支援が必要になります。支援者としてはチャレンジングですが、経済的にも教育的にも衰え行く日本で、そうした支援者を計画的に地域の中で育てられるのか、予算を確保できるのかははなはだ疑問です。

いったい社会福祉ってどういう形になっていくのでしょう。この作品では、年金制度はおおむね崩壊したように書かれています。つまり貧乏人(というほとんどの国民)は死ぬまで働かないといけない設定です。だからこそ周囲に迷惑を与えないために、良い言い方で言うと尊厳死、悪い言い方だと経済的に追い詰められた安楽死が法的に認められている設定になっています。

それだけではなく、国力との衰えとともに、高額医療費制度もなくなっていくのでしょうし、雇用保険や介護制度も崩壊してしまう可能性もあります。また、作品中で表現されているように、そんな悲惨な状況でも、一部の稼げる少数派を叩きのめすとそもそも日本システムがより悪くなるので、多数派の弱者も少数派である持てる者・家族を認め続けるといういびつな形になるかもしれません。

コロナ対策で(主に票田となる高齢者を救うために)無尽蔵にお金を使ったり特定の業界を締め付けて再起不能にしたり、確かに感動的なゲームが多いですが非常に高い観戦料を知らぬ間に払っているオリンピックの自国開催による借金がいったいどういう社会を生み出してしまうのか、暗澹たる気持ちになります。

作者は最後に、私の読解力が追いついていればですが…、こういう近未来の世界にあっても、一縷の望みを我々に提示しているような気がします。一読目は悲惨なところに目が行ってしまいましたが、今再読中ですので、二回目は望みを中心に読み解いていこうと思います。

なぜ河津七滝?

今回の作品に惹きつけられたのは上記理由だけではありません。卑近な話ですが、この作品は、個人的に非常に深いところで関連がある設定や表現がいくつもありました。幾つかはあまりに個人的なこと…なので一つだけ人様に公開できることをあげると、重要なスポットとして出てくる河津七滝(かわづ ななだる)です。実は我々鈴木家の墓は河津にあります。父親が河津生まれ・育ちなのです。

主人公が河津に向かうまでの伊豆急の車窓からの風景の描写も本当にそんな感じで毎回眺めていますし、駅から河津七滝に向かうバスは、先日も墓掃除に行く途中で乗ったばかりの路線です。まあ2040年はさすがに無人化・自動運転化しているのではないかなとは思いますが…。

河津に行くたびに、親ももうそろそろ山沿いにあるこの墓に入るし、自分も数十年後は(七滝から流れる)河津の川と海を見ながらこの地で眠るんだろうなと、河津に行くたびに死を身近に感じます。このため、今回の作品のテーマである「死の一瞬前(死に際に何をしたいか?)」とシンクロしすぎる個人的境遇で、本当に心の底に響きました。

そしてこのほかにも偶然と思うような自分と重なる設定がいくつかあり、ちょっと気持ちが悪かったです。いい作品というのは、多くの人に自分のために書かれたのかと錯覚させるものがあると思いますが、この作品は本当にそんな感じでした。

「本心」特設サイト: https://k-hirano.com/honshin

平野啓一郎さん

平野さんは私と同世代。自分が大学生の時に、京都大学の現役学生で芥川賞作家となったのが平野さんです。その時の「日蝕」は本屋でチラ見したと思いますが、難しすぎて手に取っただけで終了していました。同世代で化け物みたいだな、という印象を覚えた記憶があります。

それから20年以上が経ちました。平野さんの作品を読むのは実は「本心」が初めてです。私も当時の倍の年齢となり少しは物事がわかってきたのと、おそらく平野さんも市井の民にもわかる文体で書いていただいたのでしょう(ありがとうございます!)。つまり両者が近づく形でようやくしっかり読めることができました。長く生きるということは良いこともあります。

ちなみに作品の中に「存命中の作家は読まない」というような表現があり、自分も実践している習慣なのですが、今回はその禁を破ったことになります。とはいえ、その禁は高校時代だったと思いますが、村上春樹さんのノルウェイの森を読んだ時に「死後30年たって評価が定まった作家しか読まない。人生短いのに評価が定まらない最近の作家の作品を読んでも時間の無駄」という登場人物の発言を愚直に守ってきたのですが、そもそも村上春樹さんを読んでいる時点で矛盾もあり…、大したルールでもないのですが…。

平野さんはTwitterなどでの政権批判が強すぎたこともあり、「存命中の作家は読まない」というルールのほかに敬遠する理由でもありました。でも作品を読むと本当にすごいですね。三島の再来と言われているのが良くわかります。今回も作品を読もうと最終的に思ったのが、「三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実」というTBSのドキュメンタリーで、三島の当時の言動について平野さんが非常にわかりやすく解説しているのを見て、この人の作品は読んでみたいと思ったからでした。

なお、このドキュメンタリーも、今の日本に訴えるものがあります。完全に敵対関係にありそうな東大全共闘と三島には実は「共通の敵」が認められる。それは内部から変革できない日本である、というようなストーリーなのですが、今のコロナ騒ぎを見ていると、こういう行動する人たちがいる、それが社会に影響を与えていた時代は良かったな。今はもう無力感から全国民が流されるだけだもんな。思想や行動への評価はともかく、三島が今生きていたらどういうことを伝えてくれるのかと、当時のギラギラした状況がうらやましくも思います。三島の再来という評価は平野さんの作品への文学的な側面だけではなく、社会へのメッセージ性にもあるのかもしれません。

だいぶ読書感想文から逸れてしまいましたが…、いずれにせよ、自分が出来ることをして、少しでも社会に響くことを訴えていこうと感じました。

初読で一番心に残ったフレーズ

最後に印象深かったフレーズ。何故だか理由はあると思うのですが、不思議と何故だかわかりませんが、下記の部分が一番心に残りました。

「僕は、あなたのお母さんとの関係を通じて、小説家として、自分はと、本心から思ったんです」(13章)

文責: 鈴木慶太 ㈱Kaien代表取締役
長男の診断を機に発達障害に特化した就労支援企業Kaienを2009年に起業。放課後等デイサービス「TEENS」
大学生向けの就活サークル「ガクプロ」就労移行支援および自立訓練(生活訓練)「Kaien」 の立ち上げを通じて、これまで2,000人以上の発達障害の人たちの就職支援に現場で携わる。日本精神神経学会・日本LD学会等への登壇や『月刊精神科』、『臨床心理学』、『労働の科学』等の専門誌への寄稿多数。文科省の第1・2回障害のある学生の修学支援に関する検討会委員。著書に『親子で理解する発達障害 進学・就労準備のススメ』(河出書房新社)、『発達障害の子のためのハローワーク』(合同出版)、『知ってラクになる! 発達障害の悩みにこたえる本』(大和書房)。東京大学経済学部卒・ノースウェスタン大学ケロッグ経営大学院修了(MBA)。星槎大学共生科学部 特任教授 。 代表メッセージ ・ メディア掲載歴

発達障害の患者学 治す医療から 治し支える医療へ

BIOPHILIA電子版34号を編纂し直した冊子版です。大人の発達障害の診察・支援で有名な昭和大学の医師・専門家のほか、信州大学医学部の本田秀夫教授など国内で活躍される医療者・支援者が執筆を担当しています。当社からは代表取締役の鈴木慶太が「就労支援」についてを担当。第一の発達障害から第四の発達障害までを概説しています。

  • 発行元: 株式会社アドスリー
  • 発売所: 丸善出版株式会社
  • 発行日: 2021年8月18日
  • 書籍名: 発達障害の患者学 治す医療から治し支える医療へ 
  • 編集者: 加藤 進昌(昭和大学発達障害医療研究所長 公益財団法人神経研究所理事長 東京大学名誉教授) 太田 晴久(昭和大学発達障害医療研究所 准教授)
  • 関連サイト: 発行元サイト Amazonサイト

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日経BP Human Capital Online 失敗事例と成功事例で考える職場の「大人の発達障害」  どう働くか、「HOW」が発達障害で問われる――Kaien鈴木慶太社長に聞く

発達障害の人は苦手なことがあっても、強い集中力で独創性を発揮する人がいることでも知られています。発達障害の人にどんな能力があり、どんな業務が得意なのか。それらを、どうやって判断すればいいのでしょうか。この疑問について、日経BP Human Capital Onlineの取材に、当社代表取締役の鈴木がお答えしました。

  • 掲載日: 2020年6月17日、7月1日
  • メディア: 日経BP Human Capital Online
  • 記事(前編):失敗事例と成功事例で考える職場の「大人の発達障害」  どう働くか、「HOW」が発達障害で問われる(オンライン記事) 
  • 記事(後編):発達障害は「脳の多様性」の表れ――Kaien鈴木慶太社長に聞く(オンライン記事

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”未告知”や”障害受容が乏しい”お子様へ 夏の特別講座を開催

子ども向けのTEENSで、スペシャルな夏期講習を開催します。

未告知のお子様向け。社会全体を少数派の集まりと考え、その中で自分が「何派」に属するかを探求しながら、特性受容につなげる夏の集中講座です。

勉強を教える夏期講習ではありません。未告知のお子様向けが自分の特徴を言語化し、ご家族の希望やご本人の状況によっては告知まで行う「じぶん研究講座」となります。

ひと夏受講いただいて、同じ違和感や困り感を抱える同世代の子たちと、苦手や人との違いを前向きに言語化していこうという取り組みを目指しています。

お子様によっては告知に至るかもしれないし、自己理解でとどまるかもしれませんが、単なる「告知の場」ではなくオンラインやスクーリングで「少数派としての受容」を促したいと思います。親向けの講座も行う予定です。

詳細は下記から:【2021夏休み特別企画】「じぶん研究講座~あなたは何派?~」開催決定!

【2021夏休み特別企画】「じぶん研究講座~あなたは何派?~」開催決定!

文責: 鈴木慶太 ㈱Kaien代表取締役
長男の診断を機に発達障害に特化した就労支援企業Kaienを2009年に起業。放課後等デイサービス「TEENS」
大学生向けの就活サークル「ガクプロ」就労移行支援および自立訓練(生活訓練)「Kaien」 の立ち上げを通じて、これまで2,000人以上の発達障害の人たちの就職支援に現場で携わる。日本精神神経学会・日本LD学会等への登壇や『月刊精神科』、『臨床心理学』、『労働の科学』等の専門誌への寄稿多数。文科省の第1・2回障害のある学生の修学支援に関する検討会委員。著書に『親子で理解する発達障害 進学・就労準備のススメ』(河出書房新社)、『発達障害の子のためのハローワーク』(合同出版)、『知ってラクになる! 発達障害の悩みにこたえる本』(大和書房)。東京大学経済学部卒・ノースウェスタン大学ケロッグ経営大学院修了(MBA)。星槎大学共生科学部 特任教授 。 代表メッセージ ・ メディア掲載歴

放課後等デイサービスは失敗した制度だったのか?

当社も制度整備後まもない2013年から運営している、障害のある子ども向けの「放課後等デイサービス」(以下放デイ)。今年の報酬改定で大きく手を入れられたばかりですが、”法改正も視野に”、再編が検討されることになりました。9月に報告書がまとまるらしいです。

【参考】放課後デイサービスを再編へ 厚労省が検討会を発足(福祉新聞)
https://news.yahoo.co.jp/articles/6d420a385034d20b2c0e852fa684cf5db5a5bd9f

厚労省のウェブサイトからわかる情報は下記のとおりです。

【参考】障害児通所支援の在り方に関する検討会 主な検討事項
https://www.mhlw.go.jp/content/12401000/000791516.pdf

総論賛成です

放デイはこれまで様々な批判にさらされてきた制度です。例えば専門性が足りない、報酬が高すぎる、(公費を計上しているだけの)効果があるか疑問、ニーズに追いついていない、等々。

私も放デイの制度の不思議さについてはこれまでも再三再四、本ブログで取り上げてきましたので、問題意識は高いです。

2018年の発達障害支援を予想する 第1話 放課後等デイサービス

来年度(令和3年・2021年度)の障害福祉の報酬改定方針が固まる

という文脈で考えると、何らかの手は打たないといけないのはとても理解できます。遅すぎたぐらいです。

具体的には、①放課後児童クラブ(学童保育)とのすみ分けや併用も、②費用面の膨張を抑制する視点も、③子どもの人口1000人当たりの事業所数に都道府県格差があることにも着目し事業所指定の在り方も検討、という方向性に意義はありません。

「法改正も視野に入れる」という文言で本気度がわかりますので、規則変更以上の激変が必要なことも納得です。

つまり総論賛成ですので、今後の具体的な議論を見守りたいと思います。

経営者として、親として

一方で経営者として、親としては、制度の変更があるなら出来るだけ早く教えてほしいと思います。次の報酬改定が3年後ですので、2024年から制度が変わるとしたら1年以上前には制度の建付けを知っておきたいなと思います。

また、現行の放デイは効果検証をせずに制度設計をしたのかと思うほど「ザル」な制度だったのは確かだと思います。誰も得をしない制度だったと思います。

次こそはきちんとエビデンスに基づいたうえに、修正修正を求められることのない制度設計にしていただきたい。それが現場としての願いです。

悪い業者がいる、公費からの出費が大きい、という議論だけで、実際にニーズがある人たちや多くのまじめな業者までもが罰せられるような変更は止してほしいと思います。(とはいえ、おそらく直前に詳細がわかり、みんなが右往左往するのだろうな…。)

公助に期待しすぎないために

公費に依存するとどうしても制度の改正のたびに大きく影響を受けます。

当社はすでに今のように、いびつな制度設計を隠すために補強を方針無く?されるなかで「放デイ」というサービスではまともな療育が出しづらいと感じていて、放デイと合わせて使っていただくサービスを100%自己負担の形態で今年から提供しています(参考:TEENSについて)。

制度外でのサービスを立ち上げたり、そもそも障害児とくくらなくてもナチュラルにサポートできる地域(学校、学童など)を作っていくのが本筋だなと感じます。

文責: 鈴木慶太 ㈱Kaien代表取締役
長男の診断を機に発達障害に特化した就労支援企業Kaienを2009年に起業。放課後等デイサービス「TEENS」
大学生向けの就活サークル「ガクプロ」就労移行支援および自立訓練(生活訓練)「Kaien」 の立ち上げを通じて、これまで2,000人以上の発達障害の人たちの就職支援に現場で携わる。日本精神神経学会・日本LD学会等への登壇や『月刊精神科』、『臨床心理学』、『労働の科学』等の専門誌への寄稿多数。文科省の第1・2回障害のある学生の修学支援に関する検討会委員。著書に『親子で理解する発達障害 進学・就労準備のススメ』(河出書房新社)、『発達障害の子のためのハローワーク』(合同出版)、『知ってラクになる! 発達障害の悩みにこたえる本』(大和書房)。東京大学経済学部卒・ノースウェスタン大学ケロッグ経営大学院修了(MBA)。星槎大学共生科学部 特任教授 。 代表メッセージ ・ メディア掲載歴

野村総合研究所 日本型ニューロダイバーシティマネジメントによる企業価値向上 知的資産創造 2021年4月号

野村総合研究所が発行する「知的資産創造」。2021年4月号での特集「日本型ニューロダイバーシティマネジメントによる企業価値向上」の中で当社が取り上げられました。冊子版でもウェブ版(PDF79ページ)でもご覧いただけます。

  • 発行元: 野村総合研究所
  • 掲載誌: 知的資産創造 2021年4月号
  • 記事名: 株式会社Kaien:受け入れ企業へのサポートスタッフの派遣を通したメンタルケア・業務設計支援を提供し、受け入れ企業での長期的な活躍の場を創出 
  • 関連サイト: 冊子版の購読先 ウェブ版(PDF79ページ)

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テレビ大阪 ニュース ニュース番組で当社調査データが取り上げられました。

テレビ大阪のニュース番組で当社調査データが取り上げられました。YouTubeで当日のリポートを見る事ができます。

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