- 発表日:2010年11月29日・30日
- 主催:独立行政法人高齢・障害者雇用支援機構
- 内容:初日は、パネルディスカッション「企業の視点から障害者の雇用を考える」のパネリストとして代表の鈴木が登壇しました。また2日目の発達障害分科会では「自閉症スペクトラムの人たちを戦力化するために~Kaienの独自プログラムから~」を発表しました。
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ご迷惑をおかけしました。。。
今朝スタッフから連絡があり。ニュースレターの申し込みフォームがおかしいとのこと。
必須入力項目ではないが、「名前」欄が上手に入力できず、そこから先に進めなかった。今日、修正しましたので、今は正常に登録ができるはずです。
「なんかうまくいかない」と思われていた方、ご迷惑をおかけしました。登録は数分で出来ます。こちらから==> http://bit.ly/awLJVz
パネルディスカッションに参加してきました
第18回・職業リハビリテーション研究発表会。幕張メッセ。予想以上に人が多かった。1000人はいただろうか?
「今後の障害者雇用を進める上でキーとなるであろう≪発達障害者≫の就労を支援されている企業の取り組みを語って頂こう」ということでお呼びがかかったのである。企業の方(障害者雇用をすすめる人事担当者や特例子会社の社長)と公的な組織の支援者(主催の高齢・障害者雇用支援機構)の方に交わる形で登壇させてもらった。
スタッフ勉強会
今日はスタッフ勉強会だった。事実上の取締役会。
ここ2,3ヶ月の、頑張ってはきたが、まだまだ当初の計画よりはゆったりとした、Kaienの進み具合を話し合い、今後の数ヶ月、そして数年の話をした。議論の中心は「Kaienは一体何がやりたいのか?」 「何を楽めるか、何がわくわくさせてくれるか?」ということだった。
僕の尊敬するRandy Pauschは「壁が目の前にあるのには理由がある。どれだけそれを乗り越えたいか教えてくれる」といっているが、それは辛い思いをこらえていれば乗り越えられると言っているわけではない。「乗り越えたい」と思えるほど、その課題に面白みを感じることが大事だと言っているのだと思う。実際に彼の人生は「Maximizing Fun=楽しみを最大化する」ことがゴールだという。
今のKaienのビジネスモデルは『職業トレーニング+人材紹介』の事業。
職業トレーニングは3期目に入り、大分パッケージ化されてきた。例えば内容面では、会計や営業サポートなどのツールを使いこなせるようなものになってきたし、SNSを使ってウェブテストも体験できるし、そしてもちろんExcelやパワーポイントも実務レベルにするカリキュラムになってきている。このまま職業トレーニングを47都道府県に拡大するというプランもあり得る。
トレーニング修了生や、またトレーニングを経ていない人の、就職斡旋の実績も上がってきている。自閉症スペクトラムの人を企業に送り込むパイプをさらに太くするという方向性に全精力を傾けるということもあり得る。
短期的にはそう頑張るとしても、『最終的なKaienの姿は「職業トレーニング+人材紹介」でよいのか?』という問は、今スタッフ皆が感じていることだと思う。自閉症スペクトラムのイメージを変える目標は変わらない。でもそれを達成する手段としては、スタッフが得意なこと、ワクワクすること、でないと続かない。
つまり、当初の目標である自社雇用や自社事業をしっかりと見据て、現在の「職業トレーニング+人材紹介」のビジネスを行いたい、ということを再認識したわけである。今日はさらに踏み込んで、自社事業で行う予定だったソフトウェアテストという最大の仮説を一度白紙にして議論した。おかげで内なる声をきちんと聞けたと思った。明日からまた忙しくなる。
今のKaienはまだ個人事業主に毛が生えた段階。まだまだ会社としての、事業としての強靭さが足りない。折角多くの企業や個人にご協力・ご支援いただき、家族にも理解してもらってやっているのだから、きちんとやりたいことを、ワクワクすることに挑戦しないといけない。最近少し、というか、かなり保守的になって、失敗を恐れていたことを今日は仲間に指摘してもらい、良かった。Kaienは人の素晴らしさが最大の誇りだ。
さてさて、明日から職業トレーニング再開。なのだが、講師(訓練内ではリーダーと呼ぶことにした)をお願いしている南さんが、1ヶ月ほど前に痛めた脇腹の状態が悪化。明日以降が心配。職業トレーニングへの影響は最小限に抑えなくては。。。なによりも早い快復を待ちたい。
NHK「向精神薬」ドキュメンタリー 視聴後の感想
今夜の「追跡!AtoZ」良かった。”心の病の薬に何が 向精神薬乱用の実態”という回。
NHKのサイトによると、『「不眠」や「うつ」などの治療に使われる向精神薬。ストレス社会を背景に、より身近なものになっている。しかし今、この向精神薬が乱用され、危険な状態に陥るケースが急増している。その一方で、病院でしか手に入らないはずの向精神薬が市民の間で密売されていることも分かってきた。(略)身近な薬にいったい何が?急速に広がる向精神薬の乱用の実態を追跡する』ストーリーだった。
良いと思ったのは、厚労省や病院や暴力団や患者という個別の問題ではなく、現代社会の生きづらさがあるというまとめ方。もちろん取材者としては安易で、どこからも文句を言われない取材後の感想ではあるが、正直本当に現代社会のひとつの結果であり、何かを変えてもどうなるものでもないと僕も思う。人口バランスも良く、景気も良く、労働者の権利もきちんと確保され、家族の問題が地域で上手に解消し、、、などという社会だったら、どんなに悪意がある人があってもここまで問題が広まらないと思うからだ。
でも、なお、この番組では取り上げられなかったところに限定して、システム上の改善点や課題を考えると下記のようになると思う。
- 生活保護が、実質上のミニマムインカムになりつつ有り、身近な、多くの人が利用するものになりつつあるのに、どうもこの制度をどうするかという議論がなかなか始まらず、現在の利用状況に必ずしもあっていないベネフィットがあるように思う
- 今の精神科での診療ポイント制度だと、5分程度で患者を回さないと病院経営が成り立たない、と言われる。(簡単に言うと精神科医というのは、患者の人生や苦労をおう、非常にタフな仕事にもかかわらず、儲かりにくいと言われる) 例えば1ヶ月に5分しか会うことができないと、どんな優れた医者でも患者の状態が十分に把握できないし、さらには薬で安定化させたほうが扱いやすいと多めに処方するケースは、悪質だが出てくるであろう
- 製薬会社にとっても、抗精神薬というのは、まだまだ開拓が進んでいないところであるし、市場が圧倒的に伸びているところであるので、儲けに対するインセンティブが働いている分野である。営業はどんどんかけられているし、実際新薬もどんどん出てきている。
- の割には、抗精神薬というのは、完全にはどうして効くのか解明出来ていないものもある。(解明が十分でない脳に働きかける薬なので当然ではあるが。。。)なので非常に曖昧な薬であり、これが正しくこれがダメという線引きが難しい
- また精神疾患というものも、診断が非常に難しい。かかる医師によって診断が異なることはやはり現実にあるし、薬の処方の仕方も非常に幅広い。
- 医者に多くの権限が集中している。臨床心理士などに医者のできる範囲が少しでも広がるともちろん医者ももう少し医者でしか出来ないところに集中してリソースを注ぐことが出来る (もちろん医師会の反対もあるだろうし、そもそも現状が、医者しか出来ないことをやっている、と言われてしまうだろうが、英国などでは医療費を削減するため、医者以外に作業を如何にまわせるかが議論になっているという)
- 日本ではカウンセリングに保険が適用されない。このため悩みを通える人は、病院に行くことになるし、薬に頼ることになる
とまあ、僕の理解を書きました。事実と違うところがあったらぜひ教えてください。
想定外の第3期職業トレーニングスタート
今日から第3期職業トレーニングが始まった。
と、、、予定していた人数ではない。一人が職業トレーニング開始直前に就職が決まったからだ。本当にめでたい。ぜひ活躍してもらいたいところである。(くわえて、別の会社で実習をスタートしていた方も職業トレーニングを経ずに本日就職が内定した。)
少しずつではあるが自閉症スペクトラムの方が浸透していっているのだと思う。おかげで第3期は3人の小所帯となってしまったが、それは嬉しい誤算と思いたい。3人には必ず良い就職先を見つけたいし、一緒に頑張っていきたい。
第4期職業トレーニングも、「障害者委託訓練」という制度でハローワークからすでに応募できる。ぜひ沢山の方に応募していただきたい。
詳しいことは相談メール career_k@kaien-lab.com へ。もちろん、「キャリア相談会」で直接お会いできるとありがたい。12月は残りの枠が少なくなってきているのでお早めに。。。 http://bit.ly/985ume
なお、ハローワークでは「この訓練の制度は、受講してもその後の就職は自分で探してください」と言われるそうだが、Kaienは当然違う。会社としてもこの人材紹介をすることを事業の柱としているので、訓練=>紹介・斡旋、その後のフォローまで、出来る限りやっていきます。
だれか一緒にこの児童書を訳しませんか? 3
予想以上に反響の大きい「Mockingbird」の翻訳プロジェクト。(元々のエントリーについてはこちらから)
なんと作者のKathryn Erskineから、早速返信メールが届きました。「個人的にはOKなので、今、エージェント(鈴木注:おそらく出版社?)に確認している。もうちょっと待ってね。ぜひ世界の皆さんに読んでもらいたい」とのことです。米国は今、感謝祭であり、日本でいうお正月?のようなのんびりした家族の時間なので、そんな中訳の分からない日本からのメールに答えてくれてほんとうに感謝です。
というわけで本当にこの翻訳プロジェクト、始動してしまうかもしれません。乞うご期待。
参考までに、、、以下メール抜粋です。
I think it’s wonderful that people want to translate my book! I’m very grateful! I emailed my agent about translations as soon as I got your facebook message but I have not heard back from her. I will let you know as soon as I do. I’m sure if people want to translate it for their own purposes, that’s fine.
キャリア相談会の参加者プロファイル
昨日のTwitterでつぶやいたとおり、12月までほとんどキャリア相談会が埋まってしまっている。Kaienとしては皆さんと出会うもっとも重要なオペレーションなので、日程を増やせないか調整中。
急に参加者が増加した感もあるので、応募者になにか変化があるのかと調べてみた。ちなみに前回Kaienのキャリア相談会に参加する方のプロファイルをまとめたのが10月初旬。それから2ヶ月たっている。左のデータが2ヶ月前、右が今のデータである。
- 年齢 31才 ==> 31才
- 男女比 6:4 ==> 7:3
- 大卒率 75% ==> 80%
- 就業率 71% ==> 75%
- 就業年数 5年 ==> 5年
男女比以外は殆ど変わらない。まだ調べていないデータは障害者手帳を取得しているかどうかとその取得時の年なのだが、感覚では割合は半々、取得年は2008年か2009年に平均がありそうである。
年末公開を予定 Kaienの新ウェブサイト
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| 4通りの案から、簡素だが ポップなデザインのA案に決定 |
第2期が終了、明後日からは第3期
10月1日から実施した第2期職業トレーニングが終了した。とにかく良かった。いろいろと訓練生には運営面でご迷惑をおかけした。粒ぞろいの2期生からは色々と学ばせてもらった。これからの糧にしたい。これから就職活動が本格化。4人全員が実習を受けることが決まっている。スタッフ一同、みなさんの活躍を期待したい。
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| 修了証書 |
あさって金曜日からは、間髪無く、3期生を迎え入れる。2期生からは一人増えて5人。狭いオフィスで、しかも厳しい冬の職業トレーニングとなるが、ぜひ人生を少しでもいい方向に導ける2ヶ月間にしたい。
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| 3期生を迎える準備は万端 |
だれか一緒にこの児童書を訳しませんか?2
予想以上に反響の大きい「Mockingbird」の翻訳プロジェクト。すでに7,8人の方からご連絡いただいた。(元々のエントリーについてはこちらから)
「あさってまでに以下の情報が集められれば、出版社に聞いてみましょうか?」という方が現れたので、皆様のお力を借りて、初歩的な提案書をまとめようと思っている。
前半の5つは僕がどこかから引っ張ってこられそう。が、後半の6つについて、ご協力いただける方がいたら、このブログのコメント欄や僕のTwitter(@KeitaSuzuki)にご連絡いただければ幸いです。繰り返しですが、、、あさって、木曜日までです。
■タイトル
■サブタイトル
■商品の種類
■著者・監修者
■著者の紹介
■内容・特徴
■企画背景
■類書
■発売予定日
■読者ターゲット
■売り場
失敗時々成功
Kaienの1期生で、すでに働いて数カ月たつ人と話した。話をするということは、当然、彼が壁にぶつかっているという事。。。勤めている会社・職場の関係もあり、具体的なことは書けないが、僕が話をしながら感じたことは以下の通り。
失敗することが当然と考えないと人生やっていけない。スランプはだれにでもあるし、思い通り行かないことばかり。なので失敗を繰り返しながら、たまの成功を喜べばいいということ。成功は本当に運がよかったと思えばいいと思う。。。でもこれが難しいんだな。
昔、トヨタ自動車の話を誰かから聞いたが、「ほとんどの会社では失敗したときに何が行けなかったかを分析、議論する。でもトヨタは逆。トヨタでは失敗したときは当たり前と受け止め、成功してしまったときに、なぜ成功してしまったのかを分析している」というものだった。
成功したい、うまくいきたい、という邪念が人を苦しめるようだ。これまで数ヶ月書きためたブログでも何度か紹介したことである。僕も含めておそらく殆どの人を苦しませるから。
- 「唯一の障害は自分の見栄」 PTPの有吉社長
- 「自分に期待しないで、目の前の1打に集中する」 宮里藍さん
ただ失敗はいいけれども、挫折はいけない。そのためには失敗の苦しみを共有して挫折にならないように掬い上げる共同体や家族、友達が必要だと思う。残念ながら自閉症スペクトラムの人で、そういったセーフティネットを持っていない人が、多い気がする。僕の肌感覚だが、それが根本の問題のひとつだったりする。
勤労感謝の日と大草原の小さな家
午前中は休み。大多数の人と同じく何の休みだか知らないまま今日を迎えた。記事を色々と見ていたらたまたま「大草原の小さな家」を目にした。
僕も小学校の時によく見たドラマ。姉や妹は本を読んでいたが僕はもっぱらテレビ派だった。(元来国語が大の苦手なので。。。)学生時代にはグレイハウンドというバス会社を使って、NYから時計回りにアメリカを一周したこともあり、ローラが暮らしたカンザスやミズーリ、サウスダコタも訪れた。今回とても懐かしい気がしてYouTubeやらWikipediaやらいろいろなサイトをめぐって2時間ぐらいかけて読んだり見たりした。
当たり前だが、同じものを見たり聞いたり食べたりしても、自分のその時の境遇によって感じるものは違うもの。特に今日は勤労感謝の日だったと途中から思い出し、また「働くってどういう事だろう」とKaienでの仕事柄考えることが多く、毎日を必死に生き、次のチャンスが来るまで希望を失わずに、”restless”つまり休みなしに働くチャールズのことを考えた。
と、特に落ちもないのですが、、、このあたりで仕事に向かわないと。
31/32
全部で32日間ある職業トレーニングも31日目が終わった。残るは1日。
今回(第2期)はカリキュラムを一新して臨んだ。少し早いが振り返ると、やはり内容よりもどのように訓練を運営していくか、が大きな課題として残った。
今週末は3ヶ月に一度の研究会をスタッフで行う。第3期がよりスムーズに運営できるように、何が出来、なにはすぐには対策が取れないのか、きちんと切り分けて考えたい。
第3期だけでなく、近い将来、職業トレーニングを別拠点で行うことも出てくると思う。その際、上手にノウハウが移転できるように知見を内部で共有、マニュアル化していきたい。
それにしても第2期の訓練生にはいろいろと学ばせてもらった。あと1日あるが、これからの活躍を本当に期待したい。
世の中を変えるということ
1週間24時間すべてのテレビ番組を録画可。しかも、映像で映っている文字などでも検索ができるというものすごいマシーンが、今官公庁や企業の広報など300以上で使われている。例えば、芸能人の名前を検索すれば、番組のフリップで紹介されていただけだとしても、さくっと探せる。EvernoteのTV版とでも言おうか。商品名はSPIDER。
(※商品商品と書いたが、実はこのマシーンはサブスクリプションモデル。なので商品を買うのではなく、決められた期間で、サービスに使用料を支払う仕組みだ)
このマシーンが来年個人向けになる。大きく視聴習慣が変わるかもしれない。10年間このマシーンを創り上げるためにベンチャー企業を引っ張ってきたのが、PTPの創業者・社長の有吉さん。僕の大学院の先輩である。今日は有吉さんの講演を大学院の年次総会で聞いてきた。
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| 学士会館で |
講演のタイトルは「7つの失敗」。SONYやPanasonicといった大企業と対峙する商品・サービスをつくっている、時代の最前線にいる、世の中を変えつつある有吉さんの話は、刺激的だった。
「唯一の障害は自分の見栄」、「未来の世の中をどのように見て、その軌道に自分をどう置いていくか」、「ひとつの失敗から次の失敗へうつることが成功することの能力」、「失敗を繰り返すも妥協なし」、など唸らせるフレーズが盛りだくさん。
なにより、自分を本当に小さく感じた。さあまた明日から頑張ろう。
だれか一緒にこの児童書を訳しませんか?
まだ読んでいない。でもいい本に違いない。ぜひ日本語で読んでみたい。
今年4月に米国で発売されたKathryn Erskine作 “Mockingbird”。小学校高学年向けの児童書だ。先日、全米図書賞?(the National Book Award)の児童文学賞を受賞した。当然ここでご紹介するので自閉症スペクトラム関連である。
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| Amazon.comから |
ストーリーは “It looks like a one-winged bird crouching in the corner of our living room.”(まるで片方の翼しか無い鳥が、うちのリビングの角でしゃがんでいるかのようである)で始まる。おそらく片方の翼しか無いのは、アスペルガー症候群と診断されている主人公の少女であろう。ここから彼女の外界との交信が始まる。
全米図書賞(?)を受賞しただけあってあたりまえだが、読者からの反応はすこぶる良い。「本当に自然なまでのアスペルガー症候群の描写だ」とか、「ほんのちょっと世界について変わった見方をしている人がいることがわかる」とか、「涙を流させようという意図はない本だが、読み終わった後に涙が止まらない」など。
児童書であるというのがなにより良い。特殊学校や特殊学級で分離して教えられ、「健常児」は「健常児」のことしか知らないのが日本の教育現場。あるいは「普通級」にいても、変わった子供はいじめられ、特に自閉症スペクトラムの子供は非常に困難さが分かりにくいので尚更ターゲットになりやすい。おそらく親も先生も気づきにくい。
そんな中で一人でもこういう本を読む少年少女がいると、少しは5年後10年後が変わるのではないだろうか。もちろん書評はほとんど大人からだったので、誰でも面白いと思える書であるらしい。ちなみにMockingbirdは、他の鳥の鳴き声を真似る鳥。 北米南部のマネシツグミのこと。
うーん、本当に邦訳できないものか?
休みたいエスカレーター
赤坂オフィスからの帰り。溜池山王駅で疲れているエスカレーターを見つけた。「土休日、運転を休ませてください」。こういうのは好きである。ゆっくり休んでください。
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| またもやブレているが。。。 |
ナビゲーションブックに思う
NHKの記者から「Kaienさんの訓練生評価シートは、障害者職業センターさんのナビゲーションブックと一緒ですよね」と先日言われた。最近、自分の能力が低下して(?)細かい説明がうまくできなくなっているので、「まあそう考えていただいて結構です」といった記憶がある。
が、今日、キャリア相談会に参加した人に、ナビゲーションブックを作るためにメモをしたというA4で5,6枚の紙を見せてもらって驚いた。「うちの評価シートと、明確に違うなぁ」ということがわかったから。違う点は、当事者目線か、管理者・人事目線か、という点。
ナビゲーションブックというのは言葉通り、自分をナビゲート、導く為の本。発達障害者向けに、国の研究機関が開発したもの(のはず、僕の理解によると。。。) 今、全国の障害者職業センターで活用されているらしい。前述のA4の紙には、自分がどういう障害があり、どういうことが出来なのか、かというのを事例込みでいくつも書いてあった。書く過程で、障害特性を受容するプロセスになっている、ようである。
障害受容(というかKaienでは特性受容)というのはたしかに重要。でもそれは自閉症スペクトラムに限らず、どの人もすべき。しかもいいことも書いたらいいと思うのだけど、やはり『障害者』職業センターの業務は、障害というところにピンポイントにターゲットを絞っているようである。あれを書いていくのは結構辛いだろうなぁと思った。自分の弱い部分に向きあうことになるので。。。少し強引な手法の気もするが、たしかに当事者目線で考えさせているのだと思う。
Kaienの場合は、人事や現場の人の評価システムに近いように作っている。なのでたしかに自閉症スペクトラムの「障害」特性に関する項目はあるが、全体的には普通に職業人としての評価シートにしている。上から目線といえば上から目線である。仕事を一緒にしていく上で困らないようにという発想はナビゲーションブット同じだと思うが、Kaienのシートは、極端に言うと当事者目線ではないので、優しさが足りないかもしれない。でも組織の一員となる上で、やはり管理職の人が分かればいいんじゃないか、という発想でつくっている。
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| まだまだ完成はしていないが、Kaienの現在の評価シート |
名刺 デザイナーは内緒
帰国初日は本当に色々と起こった。午前中は職業トレーニングを今後どう拡大していくかについて打ち合わせ。電車に乗りながら、「うーん」と唸るような懸案を考えつつ、午後は麻布十番で訓練生の面談。講師との打ち合わせ。就職活動のお供。でスタッフとの酒を交えた今後の打ち合わせ。
来週は第2期が終わり、第3期の職業トレーニングがスタート。加えて12月に向けていくつか調整すべき案件があり、、、うーん、ありがたい事に忙しくさせていただけそうです。
そんな中、タイで配りすぎて完全に切れてしまった名刺を発注。今回はデザインもマイナーチェンジ。いつも頼んでいる人にお願い。ふむふむ良い出来です。
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| 今回発注する名刺もすぐに無くなるぐらい、働かないと! |
人物の評価と行為の評価
ETIC.さんのイノベーショングラントを通じてお世話になっているスリープログループ。その高野研さんが昨日付けで社長を辞任した。監査役から、不正行為の可能性があった旨の報告があったためだという(プレスリリース)。
プレスリリースによると、社内調査や第三者による調査が今後行われるという。高野さんには、僕も数カ月に一度はお会いしていただけに、どういう調査結果になるかわからないが、もちろん今回のことは残念。
ただ、これに限らず、行為と人の評価は分けて考えたい、と常日頃思っている。もちろん行為の総和が人という定義につながっていることは確か。でも一部分の行為だけを見て、それで大きくその人との関係性を変える必要はないと思っている。







