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2年前に書いた『MBAと起業(5)』

今年7月の母校ケロッグ(米国イリノイ州にあるビジネススクールのケロッグであり、コーンフレークのケロッグではない)の学校説明会に出席することになった。時間のある連休中に学生時代に何を考えていたのかなぁと当時の自分のブログを読んでいたら、予想以上に秀逸なブログに、「昔の俺、頑張ってたな」と思ったので、そのまま転記します。MBAを目指す人には良い文章だと思います。原文(といっても日本語)はこちらから。時制は2009年です。

+++5回シリーズの5回目+++

MBAと起業の最終回のテーマである「社会起業」。まずはケロッグで2年間過ごしてみて、このテーマで思い当たることを箇条書きにしてみました。

  • 日本でも著名なジョン・ウッド(『マイクロソフトでは出会えなかった天職 僕はこうして社会起業家になった』の著者で、NPO「ルーム・トゥ・リード」の創設者)はケロッグの卒業生です
  • 日本ではまだ知られていない団体かもしれませんがアフリカ各国で貧困対策を行い画期的な成果を挙げているOne Acre Fundの創設者・アンドリュー・ヤンはKelloggのここ数年の卒業生の中で段違いに有名な人です
  • マーケティングの権威コトラーがこれからの経済のキーワードの一つとしてあげているのは社会起業です
  • ケロッグで今年書かれているビジネスプランのおよそ半分が社会起業であり、ケロッグ内のビジネスプラン・コンペティション、Kellogg Cupの今年の決勝にコマを進めた4チームのうち2つが社会起業です。(準決勝でも8チーム中4チームが社会起業)

そして私たちのプロジェクトKaienも社会起業と人から呼ばれます。投資銀行や戦略系コンサルティングファームがゴールだったMBA生、あるいはビジネスのいろはを教えるビジネススクール自体が大きく舵を切りつつあるのは確かだと思います。

なぜ社会起業なのか? 全体の潮流を分析することは荷が重過ぎますが、私なりに個人的に感じているところを綴りたいと思います。

(私たちのビジネスプランKaienについてはこちらから http://www.kaien-lab.com)

社会起業に学生がシフトしていることはKelloggの教授からも驚きをもって受け取られているようです。少なくとも、学生が書いているビジネスプランの半分が社会起業系というのはKelloggでは初めての現象のようです。

他の学生と話していて感じるのが、社会起業がフロンティア、未開拓分野として受け入れ始めているということです。

フロンティアは時代によって変わると思います。例えば、1950年代は製鉄業や造船業、1960年代は宇宙科学、1980年代はハイテク、2000年頃はインターネット分野といった具合です。それがたまたま今の私たちには社会起業という分野なんだろうと思います。

MBA卒業後、投資銀行やコンサルティングファーム、誰もが名前を知っているようなグローバル企業など勤めたとしても、すでにその地を開拓した先駆者が沢山いるわけであり、私たち若者が付加価値をつけられる可能性は非常に低いといって良いと思います。成熟産業というわけです。

一方で、ビルゲイツなどビジネス界で名を残した人たちやMBAホルダーなどが、環境問題や貧困問題、人権問題などの分野で劇的な成果をあげ始めました。少し調べればわかりますが、みんなやっていることは案外単純です。加えて残念ながら問題はとてつもなく大きく、課題が山積しています。子供の頃から裕福な家庭で育ち、金銭的な定規であまり物事を捉えない今の世代の若者にとって、社会起業は社会からの需要はあるし自分でも出来るような気がするWin-Winの分野になりつつあるのだと思います。

「案外単純なこと」と書きましたがモデル自体が単純なのです。実際に行動に移すことは非常に難しいことには変わりありませんが、executionは企業経営と非常に似通っている部分です。ですからモデルさえ構築できれば後はビジネスの経験やMBAの知識が活きるというわけです。

参考までに「案外単純なモデルの例」としてOne Acre FundとSpecialisterneをあげてみたいと思います。

One Acre Fundはケロッグの誇りなので、英語の少しわかる方は是非ウェブサイトを覗いてもらいたいのですが、彼らのモデルは「アフリカで貧困水準にある集落にマイクロファイナンスの仕組みと基礎的な農業技術の教育を導入することで持続可能な社会を取り戻す」というものです。彼らがオペレーションを行っているところは、土壌もよく雨もしっかり降る恵まれた地域で、かつ人々は勤勉。が、なんらかの理由で農業技術が廃れ、貧困層に陥ってしまい、なかなか這い上がるチャンスを自分たちだけでは得られなかった社会です。こうした人たちにマイクロファイナンスと基礎的な農業技術の教育という既に各地で実証された二つの方法を組み合わせて問題を解決し続けています。

つまり、

  • 初期資金と農業技術が不足し、貧困にあえいでいる
  • しかし気候・土壌・人のやる気は問題ない

という現状を、

  • マイクロファイナンス
  • 農業技術の教育

の二つの方法を組み合わせたモデルで解決しようというわけです。

同じように、私たちKaienが参考にしているSpecialisterneは、

  • 自閉症の人はコミュニケーションの弱さから非常に高い失業率に悩んでいる
  • しかし特異な能力があり、知的な水準も一般と変わらない人が多い

という現状を、

  • Visualを多用したり、遠まわしの言い方を避けるという既に確立された対処法と、
  • 異常発見能力や繰り返し作業への耐久性を必要とするソフトウェア検証という作業

とを組み合わせたモデルで自閉症の人に職を提供しています。

このロジックは色々な社会起業で「高校野球でランナーが一塁にいる時に送りバントのサインが出る」ぐらい頻繁に使われている常套手段だと思います。何が美しいかというと、そこまで業界の知識や経験を必要としないことです。問題さえ見え、解決策を既存のものから引っ張ってこれれば、誰でも挑戦するチャンスがあるのだと思います。つまり、宇宙工学の知識・経験がないととか、ソフトウェアエンジニアでないと、というような制約が少ないところが社会起業が急速に広がり始めている一因かもしれません。

ケロッグではRoom To ReadやOne Acre Fundの存在によって、ビジネススクールで学ぶノウハウをどういう風に使えば社会起業として通用するモデルが構築できるのか、という成功体験が蓄えられ始めた段階だと思います。私たちも後に続きたいと思いますし、これを読んでくださっている受験生の皆さんも社会起業に興味をお持ちの方は多いと思います。環境は整いつつありますので、ケロッグやMBAでの1、2年間を是非社会起業などのプラニングに使っていただければ思います。

「MBAと起業」 5回シリーズ終

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2年前に書いた『MBAと起業(4)』

今年7月の母校ケロッグ(米国イリノイ州にあるビジネススクールのケロッグであり、コーンフレークのケロッグではない)の学校説明会に出席することになった。時間のある連休中に学生時代に何を考えていたのかなぁと当時の自分のブログを読んでいたら、予想以上に秀逸なブログに、「昔の俺、頑張ってたな」と思ったので、そのまま転記します。MBAを目指す人には良い文章だと思います。原文(といっても日本語)はこちらから。時制は2009年です。

+++5回シリーズの4回目+++

前回までは私たちのビジネスプラン、またこれまで戦ったビジネスプランコンペティションについてご紹介してきました。今日は学生の間でしばしば話題になる「MBAで起業が学べるか」について書いていこうと思います。

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先日(4月25日)Kelloggから合格通知をもらったばかりのadmitted students向けのイベント、DAKことDay at Kelloggが開かれ、私はEntrepreneurship Clubのパネリストとして参加しました。といっても文字通り末席を汚す感じでの参加でしたが・・・。イベントの最後のQ&Aで驚いたのは、多くの人がKelloggまたはビジネススクールに起業の手助けをしてもらおうと期待しているように感じられたことでした。

個人的な感想をいうと正直MBAを経たからといって起業家になれる道が極端に拓けた気はしません。一方で失敗するリスクは下げられた気がしましたし、何かベンチャー企業でおかしなことが起きたときに原因を探る方法はある程度学べた気がします。

私が考える、MBAを経ることによる起業への影響は(MBA流にPros とConsを仕分けると)次のようになります。私の場合MBAを経てしまったので、すこしバイアスがかかっているかもしれませんが。。。

Pros 1: 時間
いくらHBSのなが―いケースを読む必要があるとしても、フルタイムで働いているときよりもMBA生の時間は自由です。やはり起業に向けてリサーチをすることは必要ですので、自分の時間が取れるということはプラスに働きます。ただ私の場合それでも時間が足りず、ビジネスプランを書き始めてからKelloggの授業への参加は最小限度に抑えていますので、あまり参考にならないかもしれません。。。(一つの学期に履修する授業数は通常4-5ですが、私の場合は2-3しか履修していません)

Pros 2: 学生という身分
また「学生」という不思議な身分は活用できます。というのも競合相手のリサーチなど、不思議とやりやすくなるのです。(「Kelloggの学生で業界について研究しています」というのと、「(会社名)のものですが業界について教えてください」というのと、相手の対応が全然違います)また学生の間は卒業生や教授の支援もなぜか受けやすくなる傾向があるように思います。

Pros 3: 授業での学び
期待が低かった分でしょうか、案外と授業での学びもあります。とはいえ、こうしたら成功する法則を学べることはなく、こうしたら失敗する可能性が高いですよとリスクマネジメントを学ぶという感じだと思います。授業についてはKelloggに限って、また私のこれまでの経験に限ってですが、以下のものが役立っています。初めの2つの授業については、2年生あるいは1年制MBA生のみが履修可能です。

• Professor Rogers のEntrepreneurial Finance
Kelloggに来た場合、この授業をとらないと価値が半減すると感じるほどためになる授業です。授業の内容はほぼ著書でカバーされているのですが、一言一言に重みがあるというのはこのこと。会社を起こす際のポイント、落とし穴が私の中でかなりクリアになりました。30歳前後のMBA学生が、Professor Rogersのシンプルでパワフルな講義を目をきらきらして聴いている様子や、時にProfessorからの執拗な質問攻めにあって声を震わせながらも懸命に答えようとしている様子は多少異常かなぁとも思いますが、それだけ多くの人にValue addしてくれる授業ということなのでしょう。
• New Venture Formulation
Kelloggにおけるインキュベーションの場。1学期間を通じて4、5人のチームでビジネスプランを書き上げていくためだけのクラスです。ただただ教授から励まされるだけの毎日が続きます。私たちもこの授業を利用しましたし、One Acre Fund(次回触れる予定)もこの授業から巣立ちました。ビジネスプランを書くということは曲がりなりにも一つのビジネスを360度カバーすることになりますので、起業には結びつかなくても多くの学びが得られる授業といえます。ちなみに私はProfessor Merkinの授業をとりましたが、他にも有名な先生方がいます。
• Enterprise Technology for General Managers
テック系のプロジェクトを管理する手法を学びます。ITバックグラウンドがないもののITの起業をしたい私としては大変参考になる授業です。Kelloggはこのような非常に細かな要望にこたえる選択科目が山のようにあり、いくつかはあまりに専門的過ぎて個人的にあまり好きではないのですが、ストライクゾーンど真ん中にくるこのような授業を取るとKelloggにきてよかったなぁと素直に思います。
• Research Methods In Marketing
Marketingの授業です。Kaienのプロジェクトではほとんど使いませんでしたが、特にB2Cの起業の場合は市場調査がとても重要になります。ビジネスプランを書く上で「○○%の人がこの商品を是非購入したいと答えた」という一文があると格段に信憑性が増すからです。Research Methods in Marketingの授業では必ず市場調査をグループで行うことになっているので、Kelloggの優秀な人材を無料(!)で使って自分の商品やサービスの可能性を探るという人がかなりいます。(卒業生もこの授業をつかって学生に市場調査させてたりします。学生にとってはプロジェクトのネタを探す必要がないのでWin-Winなのです)

Pros 4: ネットワーク
どこのMBAでも同じだと思いますが、まずは同級生で仲間を探せるところがとても大きいです。Pros3と少し重なりますが、特に在学中はタダで使える元コンサルタントや元バンカーがわんさかいます。また卒業生ネットワークは非常に頼りがいがあります。資金調達のため、クライアントを探すため、従業員をさがすため、など様々な活用方法があります。このほかKelloggにはLarry and Carol Levy Instituteというセンターがあり、ここでEntrepreneurship and Innovation専攻の授業や授業外のさまざまなプログラムが運営されています。

Cons 1: 資金面
MBAはお金が掛かりすぎます。1回の授業あたり200-300ドルほど掛かりますので、卒業後まず借金を返すことから始めないといけない学生がほとんどであることは事実です。多くの人が卒業後すぐの起業を断念するのは明らかにこのためです。ですのでせっかく起業の準備をしてもタイミングを逸する可能性が高いように思います。

Cons 2: 地理的な面
私は日本で起業することを考えていますので、リサーチは日本、関係者の多くも日本にいます。アメリカにいるから得をすることもありますが、日本との物理的な距離感はやはり大きな障害になりえます。私たちの場合もこれまで2回にわたって日本に帰り、フィールドワークをしなければなりませんでした。

前回も書きましたがベンチャーが成功する確率は10%ほどです。繰り返しになりますが、MBAは私たちを可能な限り良い発射台に運んでくれるとは思いますが、そこからは個人やそのチームの力量、また運の良し悪しなどMBAとは関係ないところで成否が決まるように感じています。

次回は最終回

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2年前に書いた『MBAと起業(3)』

今年7月の母校ケロッグ(米国イリノイ州にあるビジネススクールのケロッグであり、コーンフレークのケロッグではない)の学校説明会に出席することになった。時間のある連休中に学生時代に何を考えていたのかなぁと当時の自分のブログを読んでいたら、予想以上に秀逸なブログに、「昔の俺、頑張ってたな」と思ったので、そのまま転記します。MBAを目指す人には良い文章だと思います。原文(といっても日本語)はこちらから。時制は2009年です。

+++5回シリーズの3回目+++

前回はビジネスプランKaien(カイエン)を書き始めるきっかけとなった要素についてご説明しましたが、今回はKelloggにおいてビジネスプランを発展させている段階で私が直面した問題についてお話したいと思います。

(私たちのビジネスプランKaienについてはこちらから http://www.kaien-lab..com)

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問題点
勢いでデンマークまで飛んだとはいえ本当に自分が出来るかという不安は常に頭の中にありました。というのも、

• 自分自身がITについて知らない。ソフトウェア検証についてはもっと知らない
• 既にあるモデルを日本に移管することが起業という範疇に入るのか?

という点です。

模倣はおおあり
まず2点目からですが、模倣は最も成功率の高い起業方法としてむしろ歓迎されているのがわかりました。私たちもビジネスプランの中で何度、proven model、replication という言葉を使ったかわかりません。起業は、ゼロからすべてを自分で行うことではなく、頼っていいところはすべて他人に頼ってコストを下げたり成功率を上げたりすればいいんだ、と認識してからは起業という言葉にあまり恐れを抱かなくなりました。確かに世の中を見回すと本当にゼロから立ち上げたビジネスモデルはほとんどなく、多かれ少なかれお手本があるものです。

Kelloggの授業ではコンビニやディーラーといったフランチャイズモデルを経営することも起業家として平等に扱われます。むしろそういった証明された型が既にあるほうが成功確率が上がるため、むしろ起業家としての道を選ぶならばそうした道をまず取るということが好まれているような気さえします。

ただ水曜は午後4時に全員の退社が義務づけられているというデンマークの労働モデルを日本にそのまま移管できるはずはありません。またデンマークと日本とはビジネス慣習も違います。つまり幾らまねをしようとしても、最終的にはinspiredというべきレベルで終わり、結局のところは自分たちで多くの部分を作り上げていく必要があることに徐々に気づかされました。特にKaienの顧客のターゲティングや人事構成についてはSpecialisterneのモデルから大きく変更しています。また新しい情報が入るたびに、微調整を繰り返す必要があります。「当初のブループリントとまったく変わらないプランだったらそれはおそらく失敗するビジネスプラン」とNew Venture Formulationの授業で言われましたし、その通りではないかと今感じています。

業界知識・経験・ネットワーク
そして1点目ですが、もちろん業界の経験は非常に大きな力になります。Business Plan Competitionでも経営層の業界経験、また起業経験は最も重視される項目といえます。Specialisterneが成功できたのも、創業者のThorkil Sonneがソフトウェア業界でマネージャーの経験があり顧客を知っていたうえに、息子が自閉症で自閉症の特徴について理解が深かったからだと思います。ただ今一番お世話になっているKelloggのEntrepreneurship専攻の教授Merkinからは「そもそもKaienのモデルはproven modelだから経営者は必ずしも業界出身者ではなくても良い」とアドバイスを受けましたし、他のIT企業のマネージャーからも「業界のことは勉強すればよいし、そもそもトップは経営上正しい意思決定ができればよい」というものでした。私なりに理解すると、結局は一人で出来ることは限られていて、起業家の仕事の大部分は、プランに必要なものの自分には足りないスキルを補える人間を見つけ口説くことにあるというものです。実際Kelloggで随一の授業であるEntrepreneurial Financeを担当するProfessor Rogersも「Kelloggを卒業後、もっとも役に立つのはHRの授業だ」といっているように人を見極める力、鼓舞する力、そして場合によっては関係を絶つ勇気があるかどうかが成功の鍵を握るのではないかと感じるようになりました。

結局は楽しめるか!?
いかに正しいプランを書いてもリスクは常にあります。起業が成功する確率は10%ほど。Professor Rogersは「野球と一緒で3回に1回当たれば凄いほうだ」といっています。Kaienもproven modelだからといって成功確率が極端に高くなるというわけではないのは十分理解しているつもりです。最終的にGO かNO GOになるかは起業家自身がその不安定な状況をcomfortableに感じられるかどうかにある気がしています。アメリカでこれまで何人もの起業家と会いましたが、このスリリングな状況を楽しんでいるのを強く感じました。こういう人たちが沢山いるからアメリカは色々な問題を抱えつつもInnovationを次々に生み出せているような気がします。

というようなことを考えながらビジネスプランを書き始め、そして自分自身を鼓舞しながら日々ビジネスプランを進化させています。次回、このシリーズの4回目はMBAで起業を学べるかをテーマにしようと思います。

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2年前に書いた『MBAと起業(2)』

今年7月の母校ケロッグ(米国イリノイ州にあるビジネススクールのケロッグであり、コーンフレークのケロッグではない)の学校説明会に出席することになった。時間のある連休中に学生時代に何を考えていたのかなぁと当時の自分のブログを読んでいたら、予想以上に秀逸なブログに、「昔の俺、頑張ってたな」と思ったので、そのまま転記します。MBAを目指す人には良い文章だと思います。原文(といっても日本語)はこちらから。時制は2009年です。

+++5回シリーズの2回目+++

前回は私たちKaien(カイエン)が優勝できたTulane Business Plan Competitionを題材に、MBA生がビジネスプランコンペティションで戦う様子をつづりました。今回は私たちのビジネスプランがどのようなものかというのをご紹介します。

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私たちのビジネスプランKaienは以下のようにまとめられます。(ウェブサイト http://www.kaien-lab.com より)

Kaien は自閉症者の類稀な能力を活かし、日本の自動車産業など組み込みソフトウェアの検証作業を行うことを目指しています。Kaien が目指す究極のゴールは、(1)自閉症者の強みを発見・活用することで、これまで雇用の機会に十分に恵まれなかった自閉症者が「普通の」生活をおくれる手助けをすること (2)経済的に持続可能なソフトウェア検証会社を自閉症者の強みによって作り出すことで、社会が持つ自閉症者の職務遂行能力に対する認識を変えること、です。

Kaien は3 つのことが重ならなければ、とても考えもつかないことでした。

1つ目は、息子が1年半ほど前に、自閉症と診断されたこと。
2つ目は、世界からビジネスエリートの卵が集まるMBAで学べていること。
3つ目は、Specialisterneというデンマークの企業を「発見」できたことです。

自閉症との出会い
当時3歳だった息子が自閉症と診断されたのは、私がKellogg留学のために渡米するたった2日前のことでした。そのときは本当にショックでした。診断当初、まず思ったことは子供の分まで稼がないといけないなぁということです。何億円かわかりませんが、息子が就職できなかったとしても不自由のないよう、とにかくお金を稼ぐことに集中しようと思っていました。

しかし数週間・数ヶ月経ち心が落ち着いてくると、なにか違うと思い始めました。お金が用意できて彼の周りに冷たい世間との「塀」を張り巡らせることが出来たとしても、本当に彼は満足できる一生がおくれるのかなぁと考えるようになりました。

社会に貢献する人間になってほしいし、なれるはず。それが息子の生きがいにつながるであろうということです。特に自閉症のことを知れば知るうちに、類まれな能力(集中力、異常発見能力、正確性、繰り返し作業への順応力)を上手く活用する手段があるはず、と感じるようになってきました。

なお自閉症を知らない方のために簡単に説明しますと、自閉症は発達障害のひとつです。医学的には脳機能障害の一種であり、自閉症の人は他の人とコミュニケーションをとったり、普通に社会的な生活をおくることが難しい場合があります。「自閉」と書きますが非常に誤った訳であり、自分の中に閉じこもるようなものではありません。

• コミュニケーション能力の弱さと、こだわりや繰り返し動作が特徴
• 150人に1人の割合で生じる
• 治すことはできないが症状を緩和させることは出来る
• 多くの場合知的障害を伴わない(アスペルガー症候群や高機能自閉症と呼ばれる人たち)
• 失業率は非常に高い。一説には80%以上

MBA学生との出会い
上にビジネスエリートの卵と書きましたが、私自身は前職がジャーナリストで、ビジネス経験はゼロ。英語も非常に不得手で、よくKelloggに受かったなぁと言うような存在です。ただ周りには30歳前後のバランスの取れたアツイ人材がたくさんいます。1年半前に入学して以来、優秀な同世代の人たちと学びあうことは本当に刺激になっています。

アメリカでは(特にこの不況下では)新しいビジネスをおこして雇用を増やす、という考えが浸透しています。こういったカルチャーの中にどっぷりつかりながら生活できていることで、「自閉症の人を活用したビジネスモデル」という、これまでの私では挑戦しようとすら思わなかったことを、本気で考え始めるようになったのだとおもいます。

「なにかヒントが無いかなぁ」といろいろな文献、ネットの資料を探すうちにたどり着いたのが、Specialisterneでした。

Specialisterneの発見
去年(2008年)5月末。HBSの資料を探していると、Specialisterneという自閉症の人を雇用した企業についての文章を発見しました。手短にこの会社を説明しますと、、、

• デンマークの営利企業 (政府からの補助金は一切無し)
• 2004年に創業
• 従業員の75%である50人以上が高機能自閉症
• ソフトウェアのバグを探すソフトウェア検証の会社
• 顧客はマイクロソフトやオラクルなど世界の名だたるIT企業
• 創業者はThorkil Sonne (息子さんが自閉症)
• 1年目から黒字経営

こんな企業が世の中に存在するのかと本当に信じられませんでした。とにかく感動して、深夜にも関わらず何度も文章を読み直したのを覚えています。世界のどこかには同じミッションを持った人がいるんだなぁとうれしくなりました。 私はまったくソフトウェアの知識は無いのですが、「これがやりたかったことだ」と感じました。すぐにThorkilにメールを打ち9月にデンマークを訪問する確約を取りました。

それ以来、Kelloggの友人のサポートを貰い半年ほどの時間をかけ、またKellogg外の様々な方々の助けを借りて30ページぐらいになる「事業計画書」が完成しました。今後もどんどんプランを実際の形にすべく、できることは全部やっていきたいと考えています。

3回目は私たちのビジネスプランの後編です)

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2年前に書いた『MBAと起業(1)』

今年7月の母校ケロッグ(米国イリノイ州にあるビジネススクールのケロッグであり、コーンフレークのケロッグではない)の学校説明会に出席することになった。時間のある連休中に学生時代に何を考えていたのかなぁと当時の自分のブログを読んでいたら、予想以上に秀逸なブログに、「昔の俺、頑張ってたな」と思ったので、そのまま転記します。MBAを目指す人には良い文章だと思います。原文(といっても日本語)はこちらから。時制は2009年です。

+++5回シリーズの1回目+++

4月17日、全米のMBA生が参加するメジャーなビジネスコンペティションの一つ、Tulane Business Plan Competitionで優勝することが出来ました。私自身勝利をまったく予想していなかったため、私たちのチーム名・Kaien(カイエン)が授賞式でコールされたときは数秒間まったく動けなかったほどです。もちろんビジネスプランで勝つことが実際に起業につながるほど世間は甘くはないのは百も承知ですが、賞金の約200万円と『優勝』という箔は今後プロジェクトを進めていく上で大きな原動力になってくれることは確かです。まだまだ進化・発展が必要なビジネスプランではありますが、Kelloggで1年弱にわたって行ってきたビジネスプラン作成について、このあたりで一度せき止めてお伝えすることが受験生の皆さんに有用なのではないかと感じました。特に私たちのプランが属する「社会企業」は現在のMBAにとって非常に大きな要素の一つになりつつありますので、この面からもホットな話題がお伝えできるのではないかと思います。今回から5回にわたって「MBAと起業」についてお伝えしていきます。

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(なお私たちのビジネスプランKaienの詳細については、http://www.kaien-lab.com  をご覧下さい。自閉症の方々をソフトウェア検証エンジニアとして雇用し、日本の製造業のソフトウェア開発において検証サービスを提供するというプランです)

ビジネスプランコンペティションについて
年明けの1月ぐらいから6月にかけて全米各地の大学・企業が主催するビジネスプランコンペティションが開催されます。文字通り、自分たちのベンチャープランを様々な形でアピールし、収益性や継続性・独創性などを審査され順位が決まるというものです。多くのコンペティションは1次審査(Executive Summary、2ページから4ページほどの文章での審査)、2次審査(Business Plan、15ページから30ページほどの文章での審査。ビデオを要求されることも)、そして決勝(ようやく会場に招待され、15分から20分程度のプレゼンとその後15分程度の質疑応答)という流れで行われます。優勝賞金が100万円(1万ドル)を超えるものでおそらく20大会以上、なかには賞金総額が数千万円という大会もあり、ビジネススクールに通う学生にとって時間と労力を費やす価値のあるイベントです。私たちKaienもあわせて7つのコンペティションにエントリーしました。これまでの戦歴は優勝×1、準決勝進出×2という感じです。大きな大会ですと参加数は500チーム程度、小さなものでも数十チームは参加します。なお1チームは1~5人程度。Kaienは人数制限がない限り6人で参加しています。Kelloggからは今年5チーム程度がさまざまな大会に出場しているようです。

Tulane Business Plan Competition
ニューオリンズにある米国南部の名門校、Tulane Universityが主催するビジネスプランコンペティションです。一般起業と社会起業の部があり、私たちは社会起業の部に参加しました。あわせて90チームほどの参加があったと聞いています。数あるコンペティションの中からなぜTulaneを選んだか?答えは簡単で担当の教授から推薦されたうちの一つだったからということになります。正直自分たちのプランにあったコンペティションを探すのはかなり大変な作業であり、この道に詳しい人からアドバイスを受けるのが賢明です。3回目に予定している『MBAと起業』でくわしくお話しますが、このあたりのサポートはさすがKelloggと感じさせるものがありました。

1次審査
Tulaneの1次審査の締め切りは2月上旬だったと思います。Kaienはすでに秋学期(9月から12月)にNew Venture Formulationという授業でプロトタイプが出来ていたビジネスプランでしたので、Tulaneの1次審査用に手持ちの資料を書き換えることはそこまで難しい作業ではありませんでした。ただMBAのエッセイでもいえることかもしれませんが、どのように書けば読み手のウケが良いのかということを知る必要があります。このあたりの勘所はKelloggの教授にアドバイスを受けていました。典型的なExecutive Summaryの流れを書きますと、第1段落はベンチャーの概要(サービス・プロダクト内容とミッションやビジョン)、第2段落は当該業界の現状とPain(苦しみ)、第3段落はPainを新サービス・商品をもってOpportunityにかえるか、第4段落はなぜこの経営陣がこのベンチャーにふさわしいか、第5段落は売り上げ・収益見込みと財務計画、最後にリスクとそれへの対策、になります。

2次審査
1次審査の結果が発表されたのは、提出から2・3週間後の2月下旬。それからやはり2週間ほどで今度は2次審査の締め切りでした。今度は1次審査で短くまとめ落としてしまった部分の枝葉を入れなおし、また新しく考え付いたところやパイロットプロジェクトをしたりしてわかった事実などを加え、より深くベンチャーの強みが伝わるようにします。また2次選考への案内と同時に1次審査のフィードバックももらえるため、それを参考に足りないとおもわれる部分を補強していくという作業も必要になります。Kaienの場合前述のようにドラフトは既にあったため、それを書き直していくという作業が中心となりました。

決勝にそなえて
3月上旬のビジネスプラン提出から2週間ほどたち、春休みを過ごしていたある日の午後、大会本部の方から電話で決勝進出の知らせが入りました。正直すこし期待していただけにホッとしました。やはりFinalistとなると周りの人たちの対応が変わりますので。。。その後、決勝用にビジネスプランを書き直し4月上旬に送付、そしてようやくビジネスプランコンペティションらしくプレゼンの準備が始まりバタバタしてきました。15分のプレゼンですので言えることは限られています。スライドの数も20枚ほど。この中で直感的にストーリーをジャッジに理解させ、さらにマネジメントチームの力や収益予想などの妥当性を上手く伝えていかないといけません。Executive Summary やBusiness Planと同じようなロジックですと、どうしても伝わりにくいところが出てきます。構成をがらがらかえ、それとともに覚えるべきコメントの内容も変わりという日々が続きました。予算の関係でニューオリンズへは2人しか行くことができませんでしたが、その2人の間でどのようにプレゼンを区切り、質問に答えるかということも事前に打ち合わせをしました。Kelloggの教授や学生の前でも数回にわたりリハーサルを行い、ある程度の慣れを感じたところで決勝の日を迎えました。

決勝
当日のジャッジはあわせて6人。決勝の面白みはひとつにジャッジと直接やり取りが出来る点、さらには競い合う相手チームが目の前にいる点です。特に今回は相手チームのレベルの高さに驚きました。Clean Indiaというチームが私たちの直前にプレゼンをしたのですが非常に説得力があり完成度の高いチームでした。ジャッジも15分の制限時間を越えて質問をしていたほどです。ですので「こういうチームがコンペティションで勝つんだなぁ」と妙に納得し、かえってリラックスして自分たちのプレゼンの順番になりました。他のチームのプレゼンは長く感じますが、自分たちのものになると15分+15分というのはあっという間です。幸いなことに大きなトラブルはなく、細かなところをのぞけばリハーサルどおりに物事が運びました。伝えたいことはほぼ伝えられましたし、質問も予想の範囲内でしたので自信を持って答えられたというのが持ち時間が終わった時の感想でした。

そして授賞式
あとは冒頭に書いたとおりです。なにがClean Indiaより良かったのかなぁと考えながら、トロフィーを貰い、よくプロゴルフの授賞式で見る巨大な小切手を受け取りました。Kelloggにきて最高な一日であったことは間違えないと思いますが、同時にプランがより現実のものになりつつある責任感のようなものも感じました。授賞式では社会起業支援で世界トップレベルにある団体の人たちとも話をする機会が持て、ネットワークを広げる場としても非常に意義のある場でした。

と時系列に沿っているだけで取りとめがなくなってしまいましたが、日本からの留学生があまりチャレンジしないビジネスプランコンペティションというものがどのように進んでいくかがお分かりいただけたのではないかと思います。次回以降はもう少し体系的な話にしていこうと思います。

2回目は私たちのプラン・Kaienについてです)

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人への感謝を忘れずに

Kaienに来る多くの人を見ていて思うのが、人に感謝する心を持っている人は自ずとチャンスが転がり込んでくるということ。また長い間挑戦し続けることの重要さである。今日はその両極端の例をみた一日だった。

Randy Pauschも言っている。

If you lead your life the right way, the karma will take care of itself.  The dreams will come to you.

(人生を正しく生きれば、きちんと結果がついてくる。夢は必ずあなたのもとにくる)

Be prepared. Luck is truly where preparation meets opportunity.

(準備を怠らないで。幸運は、準備が機会と出会ったときのことを意味するから。)

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Kaien就業応援パック ひっそりオープン

5期の訓練も3分の1が終了。ここまで6人全員、全出席。これまでのIT経験によって、作業の速さ・深さに違いはあるものの、各人がそれぞれの目標に近付いているように思える。

1~4期の経験をもとに、今回5期から職業トレーニング内容も驚くほどにパッケージ化された。そのパッケージ化されたものを、さらに広い層に使ってもらうために、今日オープンさせたのが「Kaien就業応援パック」である。ウェブサイトは別途立ち上げた。こちらから。

使っていただきたいのは、既存のKaienのサービス(※手帳保有者に対する人材紹介や国・都の職業訓練)を利用しにくかった方である。

  • 遠方でKaienを利用しにくかった方
  • 高校生や大学生の自閉症スペクトラムと診断、あるいは診断疑いのあるお子さんを持つ方
  • 障害者手帳を持っていない方、今後も持つ見込みのない方
  • 在職中で、転職するつもりもないが、困り感はある方
  • 診断はされていないが、やはり就業上、発達障害に近い困り感の有る方

誤解のないようにコメントを付け加えると、既存サービスはこれまでどおり。例えば人材紹介の部分は無料。しかし新しいサービスの部分だけは、国の障害者雇用とは一線を画したサービスになるので利用者から都度都度お代を頂く形にしている。

まずは少数でもいいので成功例を大事に育てて、多くの利用者・お客様に喜んでもらう事業にしていきたい。

Kaien会社ウェブサイト   http://www.kaien-lab.com
就業応援パック説明サイト  http://bit.ly/dSQMSv
ニュースレター登録   http://bit.ly/awLJVz
会社・サービス説明会 申込み  http://bit.ly/iaEPcb

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携帯版も 東京都自閉症協会の被災者支援特設サイト

先日も書きましたが、僕も可能な範囲でお手伝いしている、NPO法人東京都自閉症協会。

震災から続く影響を少しでも和らげようと、被災者支援サイトを立ち上げて、出来る限りの支援をすることにしました。PC版(こちら)につづいて、携帯版(こちら)も登場です。

東京もいつもと違う環境で、パニックに陥りやすくなっている自閉症スペクトラムのお子さん、成人の方が多いと思いますが、東京でも使える情報もあります。

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はしれ!けい太くんについて

赤坂のオフィスに数日ぶりに出勤。郵便ポストに入っていました。

けい太プロジェクト/さく とのこと。
なんだか不思議な感じ。。。

修了生からのプレゼントです。僕の名前が書いてある。走れ言われている。。。苗字がありふれているために、小さい頃から「ケータ」と上からも下からも呼ばれ続けているので不思議な気分。

なんでも京王電鉄のキャラクターなので京太(けい太)君なんだとのこと。ちょうどKaien電鉄(?)の立ち上げを訓練内で考えていたのでタイムリーですね。

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東京都自閉症協会の被災者支援特設サイトオープン

被災地だけではなく、東京などで影響を受けている方にも有益な情報をまとめています。詳しくはこちらから。

東京都自閉症協会 被災者支援特設サイト

携帯電話版も近々公開予定です。
追記(4月27日):携帯版はこちらから。

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海外メディア 『自閉症 21歳問題』

米国の公共テレビPBSのリポート。直訳すると「自閉症の今。自閉症の大人にとって、21歳をこえると受けられる支援の選択肢がほとんどない」。原題はAutism Now: For Adults With Autism, Few Support Options Past Age 21. 

「働きたいけれども、働けない」 「法律がまだ身体障害者には優しいが、自閉症者には追いついていない」 「専門のプログラムがほとんど無い」 「自閉症の成人の支援職は安月給のため専門家も育たない」など、米国の実状のリポート。

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Kaien式白板教室 !!

ハーバード白熱教室ではない、まったくの新アプローチ。Kaienの職業トレーニングで実践中です!! 
日報を読む限り、訓練生内で結構評価は高い、と思われます。動画も即日リリース。来月末までに30本製作予定!!   
母校のKelloggにとって、永遠の目の上のたんこぶであろうハーバード大学へのあてつけで命名しました。
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お国の方がいらしゃった

今日は当社の職業トレーニングの場に障害者職業総合センターの方がいらっしゃった。Kaienの会社を作る前に一度訪問。色々とお教えいただいた。それから2年。

センターでは、発達障害者のワークシステム・サポートプログラムを継続開発中で、新年度はガイドブックを製作する予定だという。それについて開催される「平成23年度 発達障害者の就業に関する意見交換会」に出て意見を頂戴ね、というお達し。

サポートプログラムの一つの構成要素である(はずの)ナビゲーションブックについて、以前僕がこのブログで書いた内容「ナビゲーションブックに思う」も読んでいらした。ほぼ半年前のエントリーなので、それからも変化が続くKaienのアプローチの現在の状況を短くお伝えした。

発達障害の、高機能の人たちへのアプローチ、プログラム、アセスメントは、世界的にみてもフロントランナーだという自負がKaienには芽生えつつあるので、すこしはお国に還元できることもあると思う。会議は数カ月に一度行われるらしい。出し惜しみなく、Kaienの現場で感じていることを伝えていきたい。

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元NHK職員であることを誇りに思う

以前のエントリー「震災後感じること」でも書いたが、僕はNHK仙台・アナウンスに所属していた。今日は久しぶりにNHKで働いていたことを誇りに思ったことについて。

今夜は「被災者をNPOとつないで支える合同プロジェクト(つなプロ!)」に出ていた。そこで、NPOや各種非営利団体の皆さんが、なかなか被災地の細かいニーズに届きにくい、という話があった。

つなプロ全体として、河北新報(仙台の地方紙)にも掛け合ったが、なかなか紙面を割いてくれない、とのこと。そこで思ったのが、「あれ、NHK仙台のアナウンスに聞けばいいじゃない!?」

NHKは災害時、記者やディレクターは今起こっていることを伝えることでいっぱいになりがち。一方でアナウンサーはラジオを担当していることもあって、細かなニーズを拾い上げる役割を担う。僕が知りうる限りは、ライフライン(始めは水道・ガスなど、その後、徐々に高次の生活支援へ)の情報を各団体から受け取ってまとめるのはアナウンス班である。かくいう僕も、NHKにいたときは、各種団体から(その時は震災関係では当然無く、通常活動の中でだが)様々なお知らせを受け取り、原稿にし、ラジオ・テレビで放送していた。

ということが、話を聞いているときにふっと思い出され(というか、これまでなぜ思い出せていないのかが自分であっても不思議だが。。。それだけフラッシュバックしたくない嫌な思い出だったのかもしれないが)、NHK仙台の担当アナウンサーに電話。

担当は「震災後感じること」でも書いた杉尾アナウンサー。あの時は泣きながらラジオを読んでいたが、4年ぶりに話した声はいつもどおり飄々としていた。事前にメールで説明を送っていたこともあり、ふたつ返事で「つなプロ!」各団体のお知らせを作成することに快諾を頂いた。

じきにNHKの「東北ライフライン情報」(NHK総合11時台と16時台、ラジオ第一では随時)で放送されるはず。ああ、見ていて良かった、聞いていて良かった、という情報が息長く伝わりますよう。

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祝内定! 3人連続女性

夕方電話が入る。3月下旬に終了した4期生で2人目の内定!!おめでとう!!

伝統ある、製造業の部品メーカーさん。見る目ありますね~と言う感じ。

これからが本番。現実に対応しながら、一歩一歩目標に向かって進んで欲しいものです。

内定は3人連続で女性。たしかにKaienは、女性が一般で言われる比率よりも高めだが、男性陣の奮起を期待したいし、僕らもフォローをがんばらないと。

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キャリア相談会 => 会社・サービス説明会

まだウェブサイトは変わっていないのだが、自閉症スペクトラムの方向け「キャリア相談会」の名称を変更。「会社・サービス説明会」にしました。

お陰さまで自閉症スペクトラムの方の就業に関してワンストップサービスが出来るようになってきたので、今できるものをリスト化してご提供しようという流れの一環。内容の詳細はウェブサイトで今後ご紹介していくが、まずは「相談会」を「説明会」にして、一人ひとりにゆっくりとご紹介していく形を取ることにした。

これまで障害者手帳がないとKaienからの直接のサービスを提供しにくかったのだが、今回の変更で対象の裾野が広がるはず。まだサービスも体制も内部で変異途中。連休までは忙しそう。

今日の「説明会」は初めて使う資料ばかりで少しバタバタしたけれども、参加者にはこれからのKaienの方向性を分かっていただけたと思う。5月の半ばまで予約でいっぱいなのだけれども、お申し込みはこちらから。6月の日程も近々に発表予定。

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東京都自閉症協会の被災地支援 徐々に

Kaienの仕事を行いながらではあるが、東京都自閉症協会の被災者支援特設サイトの整備と、企業さんとタイアップの企画の準備を行う。

前者は一夜城のように形が現れた。今日も有志の手により公開版に近付いている。あとは継続的に情報を更新する体制を整えることがチャレンジ。息の長い支援が必要。近日中にお披露目出来るのでは。自閉症・発達障害の被災地支援関係のサイトの中では、鮮度のよい情報がわかりやすく手に入る、良サイトの一つにはなるとおもう。

後者はようやくスタートライン。うまくまとまればいいけれども。誤解を恐れずに言うと面白い取り組みになりそうなので。

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Echoing Green ファイナルに向けて

今Skypeでエレベーターピッチのレッスンを受けている。ファイナルの前に、Echoing Greenのスタッフがプレゼンを聞いて、質を整えるだけではなく、おそらくやる気を高めるのだと思う。およそ30組のファイナリストのうち10人が参加している。

今僕の番が終わったところ。ぴったり60秒だよ!!と褒められた。いいところは全部褒めるなぁという印象。good, great, excellent, fantastic, terrific の連続。

次の人は、ニワトリの鳴き声が聞こえるところからSkypeに参加している。ナイジェリアの田舎だとのこと。

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桃鉄をトレーニングに入れる?

職業トレーニング。5期。2週間目に突入している。

昨年度の経験を生かし、内容はパッケージ化が進んでいる訓練内容。ほぼ同時並行で訓練内容の幅出しも進んでいる。今日はビデオゲームを訓練に取り入れられないか議論した。

ビデオゲームをデバッグする、というわけではなくって、鉄道ゲーム、あるいはシムシティを、今のプログラムに取り入れてより職場に近い感じにするというアイデアなのだが。。。あまりに壮大なトレーニングになってしまって、また単にゲームを楽しむだけで終わってしまいそうでもあり、ちょっと時間を置いてから考えなおそうと思う。

いずれにせよ、訓練は楽しく、また厳しくしたいと思っている。Randy Pauschも「難しいことをしながら楽しむのはとても良いこと」といっている。… having fun while learning something hard.  That’s pretty cool … ああ今日は遅くなった。寝よう。

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Kaienで「資本主義」を推進する仲間を探しています

今週末は自閉症スペクトラムに関する「海外メディア情報」も書けなかった。連休明けを目処に、Kaienのサービス内容を見直し、それによって内部のオペレーションも変えようということで、いっぱいいっぱいになりつつある。自閉症協会での被災地支援のプランを書いたり、会議に出たり。。。時間というよりも頭が追いついていない。。。シンプルに考えたい。

今のKaienの業務。5人が事務所の内外で稼動してくれている。まだスタッフの好意で手弁当に近い状態で頭の下がる思い。おかげでだれも今まで挑戦しなかった壁に挑戦し続けられている。

とはいえ、そろそろ人手が足りなくなったのは事実。なかなか知見を共有しにくい「Kaien式」だが、会社の組織、働き方としても「複製」ができるようにしないと、いつまでも個人事業主に毛が生えたままで終わってしまう。日本の若い人がよく使う言葉を借りると、「スケールアウトを考えないと!」ということだろう。これから国内はもちろん、外国にも広めていきたいと思っている。

仲間を募集するという話。フルタイムでまず一人からになりそう。

Kaienには興味を持ってくれる人も多い。事実、今力を貸してくれている人の2~3倍は、過去1年でKaienの事業に直接協力してくれた。ただ、残念なのが定着率が非常に悪いこと。率で言うと25%ぐらいということになる。。。うーん、低いなぁ。

理由は色々あると思うが、一番は僕が未熟なこと。もうひとつはKaienのアプローチや思考がこれまでの福祉の方法と(おそらく)かけ離れていること。当然共通することもあると思うし、意識的に違うアプローチをとっているわけではないのだが、そのギャップが想像以上らしいことである。ひとでなし、と言われたことが何度あったか。

なので今回も「仲間」を募集する際は、ひとつは僕に愛想をつかさないぐらいオトナな人。そして、Kaienの目標・ミッションに共感してくれるだけではなく、アプローチにも共感してくれる人を探さないといけないと思っている。前者(理想の共有)は簡単だけど、後者(現実の理解)は難しい。(※もっと難しいのは1点目かもしれないけど。。。) そういえば、デンマーク、Specialisterne社のThorkil Sonneも「理想と現実を行き来する力が必要」と言っていたが、まさにそんな感じがしている。

僕がもっとも好きな「宗教」は資本主義。今後も資本主義が当然世界を席巻し続けるだろうけれども、その資本主義を進める人と一緒に働きたいと思っている。自閉症スペクトラムの力を上手に活かす、というのが具体的なお題。

お気づきの方もいると思うが、ビル・ゲイツがダボス会議で話したCreative Capitalismに影響されている訳である。利己主義によって世の中は明らかによくなっているが、まだその進歩が足りないし、スピードが遅い、という思想。次のステップとしては資本主義を一歩進めないといけない、という話だと僕は理解している。

日付が変わってしまった。今日も頑張ろう。

仲間に興味を持たれた方はぜひ僕にご連絡を。ダイレクトなメールアドレスは recruit@kaien-lab.com です。

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