採用情報

お仕事体験スペシャル講座 「元NHKアナウンサーによるアナウンサー体験」を開催

元NHKアナウンサーをお招きし、発達に凸凹のある子どものための「アナウンサー体験」を実施!!

(って感じ社内でも告知した方法の使いまわしだが)要するに、僕が、恥多きキャリアを再び掘り起しセッションを行うことになった。ゴールデンウイークの特別版のお仕事体験である。

構想は案外単純で、、、なぜ「アナウンサー体験」かというと、わかりやすい職業で楽しみながら、話し方や振る舞い・表情などに気づいてもらうためです。実際はニュース読み体験とお天気お姉さん(お兄さん)体験を考えています。ニュースはストレートに原稿を読む、お天気はビルの外やベランダなどで今日の天気を空模様を交えてアドリブも入れてもらう予定です。(以上社内文書)ということである。

僕自身もアナウンサーの研修の時に、だいぶ客観視ができたので、ひょっとしたらよいプログラムかもしれない。次回行えるかわからないが、そのときはもう少しまともなアナウンサーを招きたいと思う。

発達の凸凹を活かす! 学習支援&お仕事体験プログラム
TEENS横浜 6月オープン予定 
発達障害の強みを活かした就職・活躍を!
Kaien横浜 5月オープン予定

シリーズ「10代の発達障害を考える」⑦ 10代における男女差

発達に凸凹のあるお子様向けのTEENSが6月に2拠点目を出すことになった。TEENS横浜である。満員御礼が続くTEENS新宿も、新しく開設するTEENS横浜も、通っているお子さんが大人になって振り返った時に、「TEENSに通っていて良かった」と思ってもらえる、楽しく深く実り多い場としていきたい。TEENSを説明する意味もかねて、10代の発達障害について考えている。

今日で最終回にしようと思う。男女の違いについて。

なんと恐ろしいことに、当社のTEENSのサービスは今のところ8~9割ぐらいが男の子である。まだ登録だけ見ると100人を少し上回ったところだと思うし、統計的にこの後も8~9割が続くのかわからないのだが、男の子が圧倒的に多いのは変わらないと思う。

TEENS 発達障害のある小中高生向け 放課後等デイサービス
www.teensmoon.com

TEENSは10代(つまり小学校高学年から高校生まで)のほとんどを占めるのであるが、一方で、当社の別のサービスガクプロは、大学生・専門が高生向け。つまり、10代の最後である層に重なるのだが、こちらの利用者区分を見ると、男子学生の比率はぐっと下がって、6~7割ほど。女子学生のほうがなぜか出席率も高いので、セッションをしていると半分が女性ということも少なくない。

学生から職業人への就活サークル コミュニケーションや対人関係が苦手な学生・若者向け
www.gakupro.com

実は発達障害の傾向がある場合、女性はかなりうっすらとして周囲から見えづらく、 単におとなしい子、少し不思議な子として見えることが多いと思う。簡単に言ってしまえば、そこそこ空気を読めるし、そこそこしゃべれるし、そこそこ友達もいるので、あまり発達障害がぴんと来ないということが多いのだと思う。特に複雑なコミュニケーションがなく、学校に行って、目立たないようにしていれば居場所がある高校までは目立ちにくい。

男の子は逆である。本に書いてあるようなケースが多い。たとえば言葉の発達が遅かったり、口ごもることが多かったり、友達関係がゼロに近かったり、かなり目立つ行動をとって周囲の顰蹙を買ってしまったり、などなど。。。明らかに何か違うな、と親御さんも先生方も感じることが多く、診断に結び付きやすいのだと思う。

この違いはもともとの男性と女性の脳の違いなのかもしれない。そもそも「自閉症超男性脳説」もあるぐらい、だからである。以下過去の僕のブログ記事から。

海外メディア 『アスペルガー症候群とIT産業、そしてハッカー』
http://ksuzuki09.blogspot.jp/2011/06/it.html

大学になると、授業も選択的になり、その場その場で人間関係を築く必要があり、部活と違ってサークルも先生管轄から学生主導になって役割が見えにくくなったり、飲み会・恋愛などで見えない空気に乗り遅れやすくなったりと、むしろ女の子のほうが大学に入ると一気に疎外感を感じるのかもしれない。気の合う友達と教室で2人や3人の世界で安定していたものが、急に動きのある、つかめない関係が多くなるからである。

男子学生は、ではどうなのかというと、そもそもその疎外感をリアルにはあまり感じていないのか、少なくとも盛り上がる話題はまだまだ小中学生のような感じで、とても愛らしい子が多い。ストレートに言ってしまうと幼さがかなり残っているのである。この男女差は、発達に偏りがない学生の男女差よりもかなり大きいと思う。(むしろ発達障害のある女子学生は、子どもっぽくなさすぎることも多いので、同世代といると息苦しさがあると思う。)

20代・30代になっても、男女差というのはかなり強くみられるし、10代とはまた違った差だと思っているのだが、やはり10代はそもそも安定していない分、十人十色の色がかなりカラフルで、なかなか奥深い。

と、特にまとまりがなく、散漫になってしまったが、これで10代特集は終了。明日以降はまた大人の話題(つまり就職・定着)を多めに行きたいと思う。

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Surfaceの電源コードが焼け焦げる

今品薄で、オフィシャルストアでは手に入らない、Surface Pro 2。

マイクロソフト Surfaceページ
http://www.microsoft.com/surface/ja-jp

当社は僕が昨年使い始めてから、Surface RTを含めて10台程度導入中。公式ページでは無理なので業者にお願いしたりもしているが、Surfaceは様々な場面で活躍してくれていて当社にはなくてはならないものになってきた。

レッツノートからサーフェス2へ
http://ksuzuki09.blogspot.jp/2013/11/2.html

はずなのだが、、、電源コードが焼けるというトラブルに見舞われた。

面談をしていたら、なぜか部屋が臭くなってきて、ガス臭いのかなとか、スタッフも動いてもらってもわからず、部屋を移動しても臭いので、自分が臭いのかな、とおもったら、焦げ始めたというのがおとといのこと。

これまでもタッチペンが複数個所で細かく壊れるなど、若干の不安感はあったのだが、今度はまさかケーブルが焼け焦げてしまうとは。。。(なお、決してケーブルに水をかけたとか強いストレスをかけたということはなく、後生大事に半年使ってきただけなのであるが。。。)

昨日のカスタマーサポートでの電話でも40分程度かかって、しかも話している時間は10分程度と、現代のカスタマーサービスの現状を垣間見ることとなった。。。

代替機も送ってもらえるらしいし、何事もよい経験でしょうか。これに懲りず、当社はSurfaceを導入していきたいと思います。やっぱり重さとか機能とかデザインとか値段とか考えると、やっぱりよいですもんね。

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素人集団の是非

当社は、圧倒的に多数の福祉事業の運営組織(会社・社団法人・NPOなど)と比べて、福祉業界経験者が少ないと思う。もしかしたら全国一少ないかもしれない。

そもそも僕自体が完全な素人でスタートした。今でも医療系でも福祉系でもまったく資格がないし、おそらく今後も持たないと思う。キャリア支援についての資格もまったくもっていない。それでも何とかなることが多いのはこれまでの人生の地力と、対象(つまり発達にでこぼこのある人たち)に対する興味・関心・愛着があるのだと思う。加えて、現場で一生懸命格闘するうちに、たとえばほとんどの主要な精神障害を二次障害として接する機会があり自分の中に血肉化・体系化されてきているということがあると思う。

でもそれでもカバーできないことが時々起こる。

今日の大人向けの利用説明会で「どういうスタッフをそろえているか」と聞かれた。僕の答えは「多数は素人で、一部(20%ぐらい)が医療・福祉経験者」というものであり、「素人であってもただの素人ではだめで、どういう素人が適性があるのか」というお話をした。さらには、「ITの経験があったり、人材系だったり、教育系だったり、接客系だったり、と意識的に当社のポリシーである”多彩”な知識・経験を持つ集団を作り、発達障害の多様なニーズに応じる」ということにしている。もちろん、”多彩”な力でありながら、軸は一緒でないといけない。

<人・働く力> Be Professional
2) 多彩な力をチームで発揮する
http://www.kaien-lab.com/company/recruit/

それにしてもこれから当社が幅を広げていくときに、医療・福祉の深い知見がベースになることは間違えない。人数の割合としては20%ぐらいでよいだろうと思っているけれども、上手に資本主義とリンクできる業界関係者を採用していかないと、やっぱり肝心なところがぶれそうな気がしている。

単に優秀な人を集めればよい、経験者を集めればよい、というわけでもないところが、この業界の難しさでもあり、案外真似できるようでできない理由なのかもしれない。

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「入社2日目の明日から試して欲しいこと」について

かなり周回遅れだが、、、ライフネットの岩瀬さんのブログに関するやり取りが話題になっていたようである。岩瀬さんは東大->MBA->起業という強引な括りで考えると、なんと僕と似たような足跡の方である。しかも僕の数歳上。同じ時期に東大のキャンパスにいたはずである。

まあもちろん、矢印 -> のない部分の経歴の分厚さや、起業という部分の大きさ・インパクトでは全然岩瀬さんの足元にも及びませんが。。。。

 
生命保険立ち上げ日誌 ~ ライフネット生命 社長兼COO 岩瀬大輔
「入社2日目の明日から試して欲しいこと」
 http://blog.livedoor.jp/daisuke_iwase/archives/7174438.html

そしてそれについての突っ込みも。いつも僕が愛読しているやまもといちろうさんのブログ。

やまもといちろうBLOG
「ライフネット岩瀬大輔さん、余計なことを書いて華麗にエイプリルフール炎上を飾る」
http://kirik.tea-nifty.com/diary/2014/04/post-c0c0.html

どうして岩瀬さんの元記事が炎上するのか、(削除されたやり取りを考えても)僕には理解できないけれども、世の中にはいろいろなご意見の方がいるらしい。岩瀬さんも大変である。

岩瀬さんの著書『入社1年目の教科書』は当社に通う訓練生にもお勧めしている。その考えの延長線上である今回のブログも、まだ満足に働けていない若者にとって、至極まっとうなメッセージをわかりやすく発信してくれていて、本当にありがたいと思う。発達障害云々いう前に、「まずこれ読んでこれ通りにするとたいてい良いですよ」という感じである。(※去年の記事はやや過激だが、「確かにそうですよね」という印象である。)

岩瀬さんは近い将来日本の首相になっていただく方だろうなとひそかに思っている。今後も当たり前のことをしっかりと発信していただきたいと思う。当たり前のことを、わかりやすく言語化してくれることの恩恵を受けている人は、想像以上に多いはず。

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シリーズ「10代の発達障害を考える」⑥ 発達障害の長所

発達に凸凹のあるお子様向けのTEENSが6月に2拠点目を出すことになった。TEENS横浜である。満員御礼が続くTEENS新宿も、新しく開設するTEENS横浜も、通っているお子さんが大人になって振り返った時に、「TEENSに通っていて良かった」と思ってもらえる、楽しく深く実り多い場としていきたい。TEENSを説明する意味もかねて、10代の発達障害について考えている。
6回目の今日は「発達障害の長所」を考える。

発達障害の長所。前回 シリーズ「10代の発達障害を考える」⑤ ギフテッド で書いた通り、長所=天才的な何か、であることはとても少ない。ただし、長所は様々にある。長所を考えるうえで、重要なのは、WhatではなくHowに注目することだと思う。

お子さんの成長を願うとき、親はつい、どの教科が得意か、どの職業に結びつきやすいか、どの習い事がよいか、などを考えがちだと思う。それは、英語で言うとハードスキルであり、Whatの部分であると思う。これも前回書いたが、「発達障害だとすべからくITが得意」という”神話”は、見えやすいものを見たいと願う心から生まれる誤解だと思う。

しかし、多くの発達障害の子どもや大人と接していて、(ちなみに僕に限るとこの5年間はおそらく健常者という人よりも多く接していると思うのだが)、その良さは、なによりもHowにあると思う。どのように物事を考えるか、とか、どのように行動するか、とか、そういう部分である。

僕が、一般向けの講演で使う「発達障害とは何か?」というスライドでも、おおむねHowの部分にフォーカスしてお話ししている。改めて3つにまとめてみた。

(1)嘘をつかない
嘘をつけない、と言った方が良いかもしれないし、嘘をついてもすぐばれるということかもしれない。何よりも純朴で、自分目線であるため、勘違いということも多いのであるが、あくまで自分の目線で語るというのは接していてとても安心感がある。

(2)着眼点がゆたかである
逆に言うと常識や当たり前が乏しいということになるのだが、子どもの頃の固定観念のなさが大人になっても続いている状態ともいえる。それはとてもうらやましいことであり、はっと気づかされることが多い。もちろん、常識というのはかなりあると生活が楽になるので、それが乏しいと日々疲れるというマイナス点もあるのではあるが。。。

(3)手を抜かない
いい意味でも悪い意味でも、頃合いがわからないといえばわからないのであるが、ストイックである。バーのすぐ上を越せばよい、という発想がないのか、バーが見えにくいのかわからないが、日々全力疾走である。10代というのは大人に向けて発射台を設置するような時期だと思う。周囲が上手にナビゲートしないと、ストイックさは場合によっては大人になってから苦しい道でもがくことにつながりかねない。

もちろん、一人一人で出方は違うのだが、幹の部分、根っこの部分は同じような気がしている。

7回目。次は最後になるかもしれないが「10代における男女差」 を考えてみたい。

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目指せスタバ Kaien/TEENSのインターン

昨夜はインターンとのMTG。当社としては大変珍しく呑み会も開催し、あわせて4時間ほど。インターンは現在10人ほどに増えている。先日はスタッフ合宿にも参加してもらった。

大学名で見ているわけではないが、東大・慶応・中央の学生が来ている。ソーシャルビジネスや発達障害、あるいは両方に興味がある学生である。今のところ、お仕事体験や学習支援のアシスタントで入ってもらっている。

もちろん、フルタイムのスタッフが方向性やアプローチを指示し、陪席しながらではあるが、学生にとっても得意の勉強を教えることができるし、なかなか概念の理解が難しく呑み込みがわるい子どもにとっても年齢の近い学生からも教わることができるのは良いかなと思っている。

インターンを集めるときに、各方面にいろいろとご迷惑をかけ、その影響がまだないわけでもないのだが、これからも積極的に集めていきたいと思う。特に再来月の6月にオープンが迫ったTEENS横浜で募集中である。

できれば、スターバックスのアルバイトのように、働いた経験が様々に将来に生きるとよいと思っている。ただお金をもらうだけ、ただ目の前のお客様に奉仕するだけでなく、将来のキャリアのベースになる機会を提供したい。今はまだほど遠いが、「さすがKaien/TEENSで働いていた方ですね」というように評価をいただけるのが理想。教育のシステムや文化。フルタイムの採用・育成と合わせて力を入れていきたいと思う。

Kaien採用情報
http://www.kaien-lab.com/company/recruit/

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Kaienオンラインショップでは、販売商品を探しております。

 

当社の職業訓練は、オンライン店舗を運営することが一つの軸になっている。最近、特に『おもちゃ』の仕入れに苦戦しているらしい。要らなくなったおもちゃ、もしかしたら、雑貨なども、送っていただけたらと思う。

Kaien Online Shop 寄贈のお願い
http://kaien-shop.com/?p=895

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シリーズ「10代の発達障害を考える」⑤ ギフテッド

発達に凸凹のあるお子様向けのTEENSが6月に2拠点目を出すことになった。TEENS横浜である。満員御礼が続くTEENS新宿も、新しく開設するTEENS横浜も、通っているお子さんが大人になって振り返った時に、「TEENSに通っていて良かった」と思ってもらえる、楽しく深く実り多い場としていきたい。TEENSを説明する意味もかねて、10代の発達障害について考えている。
5回目の今日は「ギフテッド」を考える。

息子が発達障害と診断されて間もないときに発見したデンマークのスペシャリスタナ社。主にアスペルガー症候群の人のミスを発見する力を活用してソフトウェアのバグ探しをしている会社である。この会社を見つけたときに、僕は本当に納得したし、感動した。それが当社を作る契機になっている。何しろ、通常ではマイナス面になりかねない細部へのこだわりが、この職種(ソフトウェアテスト)ではプラスの面として活用されていることに驚いた。美しさを感じた。

スペシャリスタナ (英語版)
http://specialisterne.com/

僕が「代表メッセージ」を書いたのは起業する前後。文章中に”類まれな能力”という記述があることからわかるように、僕も当初は、「発達障害=何かほかの人たちにない尖がりのある人」、というイメージであった。が、現実を見ると、「ギフテッド」な人にはなかなか会えるものではない。もちろん、いわゆる文系の職種でも理系の職種でも、「これは僕にはできない」と思える人には会う。でもそれは発達障害ではない人と変わらない頻度だと思う。

Kaien 代表メッセージ
http://kaien-lab.com/company/message/

”ギフテッド”の勘違い例は多い。例えば、IT業界と発達障害の親和性についてがある。つまり、最近、発達障害の特徴があったら、プログラマーにとか、デザイナーにとか、そういう風潮があるように思う。僕もその運動の一つの小さな力になってしまったとしたら申し訳ない。実際その勘違いをしていたが、最近は以下細字のように考え始めている。

IT業界=発達障害者向きはほぼ都市伝説 ・・・ たしかにIT業界にいる人で発達障害っぽい人が多いのは確からしい。でもそれは、発達障害だからIT業界に向くということをほとんど意味しない。IT業界→発達障害の傾向高め はうっすらと成り立つけれども、IT業界向き←発達障害 はほぼ成り立たないというわけである。 これにくわえて、数十年前のIT業界とは異なり、今は発達障害系の人には生きづらいIT業界である。というのも、臨機応変の作業とか度重なるニーズ・試用の変更とか、顧客やお客様とのコミュニケーション能力とか、かなりほかの業界よりも高いものが要求されるようになっていると思われるからである。

ギフテッド、つまり神から与えられた才能、と発達障害の人を持ち上げることは、IT業界への適性に限らず、現実を見ていない状態だと思う。発達障害は、正確には発達に凸凹が大きくみられる状態であり、本人のできないところ(凹)に比べると、びっくりするぐらいできるところ(凸)もあるということである。ただし、そのびっくりするところ(凸)が、神から与えられた才能、とまでは、とても言えないケースが多い。

だって、その子どこの子?といったら、自分の子ではないですか。。。僕の子が極端に才能があるわけは、自分の普通な素質を考えると、まあないと思う。それと同じく、他の発達障害児を持つ親にしても、他人の視点から見れば急に天才児が生まれる可能性はかなり低いことは明らかなことであるのに、自分の子になるとわからなくなってしまうのかもしれない。

なぜギフテッドと人は呼ぶのか?あるいは呼びたいのか?

一つ目の仮説は、カレンダーを恐ろしく記憶できてしまったり、百科事典を覚えてしまったりなどの、いわゆるサヴァン症候群を指しているときもあると思う。それは確かにすごいのは確かなのである。が、残酷なこというと、資本主義の世界で経済的な価値があるかが”職業偏差値”だとしたら、その指標からはあまり関係のないギフテッドということになる。サヴァンの特徴だけを物珍しげに話題にするのは、昔の見世物小屋のようであまり気持ちが良いものではない。その子、その人を、大きく一人の人間として丸々受け入れていないような気が、少なくとも僕は、する。

ギフテッドと呼ぶ理由。もう一つは、親がそう思い込みたいということもあると思う。これはとても僕の場合に当てはまる。まさか自分の子が。。。という思いから、自分の子を冷静に見られなくなり、なにか思い込もうとしないと、自分のバランスが保てなくなるような感じである。でも、それも、自省の念を込めてだが、自分の子を真の意味で受け入れていないように思う。ギフテッドでなくても子どもは子どもだし、日々一生懸命生きているのである。そこに変にストーリーを持ってこなくてもよいと思う。

ならば、子どもは皆ギフテッドだ!みたいな考えもあるであろう。もちろんそうだと思うし、人間皆そうなのじゃないですか!と答えたくなる。大人でも驚くべき成長を遂げることがある。それは物事をフェアにゆがみなくゼロベースでとらえているときにおこる気がしている。実はそれは発達障害の傾向でもあるのだけれども。。。

わが子が10代にもなると、さすがにその子の特徴が見え、ある程度の道筋も見え、ギフテッド論争はあまり聞かない。逆に言うと、診断間もない幼児から小学校低・中学年は、本当に親は混乱するし、そのトラップにはまりやすいと思う。もちろん、だれもが認め、資本主義社会の中で”も”価値のある才能を持っていればそれはギフテッドだと思う。しかしながら、そういったギフテッドでなくても、発達障害の長所がわが子にあることを親はきちんと理解してほしい。

「発達障害の長所を伸ばして課題を克服」みたいなメッセージは、様々な療育施設で、もしかしたらほぼすべての機関で使われているみたいである。おそらくその先駆けの一つであるのが当社なので、アイデア料をもらいたいぐらいではあるが、、、

若干、上にすでに書いてしまったが、6回目は「発達障害の長所」を取り上げたいと思う。ギフテッドでもなければ、ITでもないとすると、じゃあ何なのですか?ということ。それをまとめたい。

追記:発達障害天才説については過去に3、4つ記事を書いていました。以下お時間があればお読みください。

発達障害丁々発止6 『発達障害天才説 ピアニスト グレン・グールドの場合』
http://ksuzuki09.blogspot.jp/2012/01/blog-post.html

発達障害天才説について ~マイクロソフトやフェイスブックも!?~
http://ksuzuki09.blogspot.jp/2010/10/blog-post_1667.html

海外メディア 『アインシュタインを継ぐ少年?』
http://ksuzuki09.blogspot.jp/2011/04/blog-post_02.html

アインシュタインを継ぐ少年 続報
http://ksuzuki09.blogspot.jp/2012/01/blog-post_50.html

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シリーズ「10代の発達障害を考える」④ いじめ・からかい

発達に凸凹のあるお子様向けのTEENSが6月に2拠点目を出すことになった。TEENS横浜である。満員御礼が続くTEENS新宿も、新しく開設するTEENS横浜も、通っているお子さんが大人になって振り返った時に、「TEENSに通っていて良かった」と思ってもらえる、楽しく深く実り多い場としていきたい。TEENSを説明する意味もかねて、10代の発達障害について考えている。
4回目の今日は「いじめ・からかい」を考える。

今日は、大学生・大学院生向けのガクプロで、「過去のつらい経験と、それへの向き合い方」について”しゃべり場”を行った。ガクプロ”しゃべり場”史上、最も多い20名以上が参加して、時間を大幅にオーバーしたセッションとなった。関心の高いテーマだったからだと思う。自分自身の特性の受け入れとともに、「いじめ・からかい」についての話が多くの時間を占めた。

アンケートをとったことがないが、発達障害の人で「いじめ・からかい」にあったことがない人は、少数派であろう。言葉が出にくい、不器用でどんくさい、話が合わない、などなど、いろいろな理由で同世代とのコミュニケーションが難しい。このため、いじめっ子からすると格好の標的である。

おそらく小学時代も「いじめ・からかい」あるのだろう。だが、いじめられているという感覚になるのはやはりある程度大きくなって中高になってからなのかもしれない。そういえば、以前、当社に通う男子が「俺たち友達だよな、と言われて、お金を要求されたことがあったが、そういう人は友達ではないと思う」とかなりまじめに言っていて、胸が締め付けられる思いをしたのを覚えている。そのぐらい、相手の意図が取れないこともあるんだ、ということである。

実際、今日の”しゃべり場”での話は、中高生の頃のエピソードが圧倒的に多かった。(一方で大学生になるとそういった「いじめ・からかい」をされることはなく、むしろ他学生との関係がなくなる・薄くなるということで孤立感を感じている若者が多そうだった。)

ある当事者が話していたが、多くの発達障害の人は、心が(ほかの人がバケツだとしたら)コップぐらいにしかない。このため、ネガティブな気持ちになるとそれを引きずりやすい。加えて、記憶力が良すぎるためにフラッシュバック(※)がある。なので、いじめ・からかいが、とても尾を引きやすい。

※フラッシュバック ・・・ いじめられた当時の情景だけでなく、当時の気持ちがそのまま、意思とは無関係に再現されてしまう。この部分は僕の想像を超えており、本当の意味の共感がしにくい。よくカウンセリングでも「そういうことがあるらしいけれども、僕は本当にわからない。大変らしいね。論理的にしかわからないのだけれども・・・」という反応しかできない。

やっぱり、今日、話を聞きながらいじめ・からかいへの対応として、僕が感じたのは、相談できる・理解してくれる誰かがいること、そして、平和的に自尊心を高めることができる時間・場所を持つことである。自尊心はTEENSの開始当初からの3大テーマでもある。(他は、段取り力、質問・相談力、の2つ)

TEENS よくある質問
http://www.teensmoon.com/faq/

相談相手として、親はもちろん、学校の先生や、学校の相談室も挙げられていたが、今日の話で教師に裏切られた経験を持つ人が複数いた。信頼できるはずの大人が頼りにならないという事態は、その後の人生に大きく響くことは明らかである。学校教師も聖人君子ではない。発達障害の子を、一緒にからかってしまうのは、(許されないかもしれないが)無知から来るものもあると思う。

TEENSの役割は、発達に凸凹のある子たちの、よき理解者(それはただただ太陽のように温めるだけではなく、世間という風も「失敗できる環境だからこそ」適度に当てていかないといけないという意味での理解者)にならないといけないと思うし、学校の先生など、子どもたちが密度濃く触れ合う人に、発達障害の特性や可能性をフェアに伝えていくことだと思う。

一方で、自分の子に発達障害があると知った途端、社会にほとんど触れないで育てる(つまり、同世代の子どもとの接点を避けるようにして庇護の下で育てている)親御さんにも数多く会っている。いじめを避けるという意味では、子供時分は良いであろうが、大人になった時に、あらゆる面で耐性のない子になる。上にも書いたが、TEENSは、社会の楽しさ辛さを、良識をもって、上手に伝えられる場になっていきたいと思う。

次回5回目。よく発達障害児の教育で話題になる「ギフテッド」について、今の考えをまとめたい。

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シリーズ「10代の発達障害を考える」③ 小・中・高で異なる学びの壁

発達に凸凹のあるお子様向けのTEENSが6月に2拠点目を出すことになった。TEENS横浜である。満員御礼が続くTEENS新宿も、新しく開設するTEENS横浜も、通っているお子さんが大人になって振り返った時に、「TEENSに通っていて良かった」と思ってもらえる、楽しく深く実り多い場としていきたい。TEENSを説明する意味もかねて、10代の発達障害について考えている。
3回目の今日は「小・中・高で異なる学びの壁」を考える。

TEENSはもちろん、大人になってガクプロやKaienに通う人たちの話を聞いていて思うのが、高校になって苦労するケースが多いということである。もうちょっというと大学受験に苦労するケースが多い。これは、小中学校までの勉強といろいろとルールが変わることが大きいと思う。以下、高校の時の変化だけでなく、小中のときや大学での壁も含めて、簡単ではあるがまとめてみた。

<小学生 概念の壁>
小学校の時の壁の一つは概念の壁かなと思う。実は小学校で教わることは、基礎的ではあるが、根源的。1+1がなぜ2になるのか、時計を読むためにいつの間に60進法の概念を理解しないといけない、またこれは小学校の範囲かわからないが「ゼロ」という人類が”つい先日”獲得した概念も当たり前のように教わる。漢字も意味と音があり、呑み込みの弱い、一つの視点から考えやすい、発達障害(いわゆる学習障害的な難しさがあるケース)の子はなかなか苦戦する。これが概念の壁である。

<中学生 難易度の壁>
中学校で勉強ができにくくなる子の場合は、純粋に難易度の壁に阻まれることが多いと思う。小学校までの単純な知識ゲームから、少し応用が出てくるのが中学校。ここで難しさを感じて得意教科と不得意教科が一気に出てきてしまう子が目立つ。もちろん、中学校の時は、周囲の子たちも落ち着かず、思春期でませていく同級生に取り残される感じがでてきて、精神面でも落ち着きがとりにくくなるのも懸念材料ではある。

<高校生 量の壁>
中学校までの勉強、あるいは高校でも定期テストまでは、暗記が通用しやすい。例えば英語の定期テストも、試験範囲の英語と日本語訳を丸暗記できれば、じつはかなりの部分は答えられる試験が出てくる。コツコツ勉強するタイプで有れば、定期テストはクリアしやすいのである。一方で、高校になると実力テストや大学の入試は、範囲がわからず、記憶で通用できる範囲を超えることが多い。このため、これまでの勉強方法が通用しなくなる。もちろん、中学校の時に「量の壁」にぶち当たる子もいるし、小学校の時からもいるのであるが、入試に関連したテストで出やすくなってくるように思う。

<大学生 リポートの壁>
ちなみに、 10代の最後になる大学での難しさの筆頭はリポート・論文。大学入試までと違って、自分で問いを立てる、というのがリポート。これに苦戦する人が多く、ガクプロでのサポート内容にもなっている。

これを上手に乗り越えて、 大人になってから自分の特性に気づくのが良いとも限らず、小さいころから苦労を重ねても、自分自身の凸凹を上手に理解するきっかけになり大人ではスムーズに社会に溶け込むケースもあり、どちらがよいかは本当にわからない。

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開催報告ウェブアップ (独)日本学生支援機構 障害学生セミナー 発達障害学生の特性を生かした社会参入~修学支援から就職支援へのリンケージ~

先月出させてもらった障害学生セミナー 発達障害学生の特性を生かした社会参入~修学支援から就職支援へのリンケージ~。(独)日本学生支援機構 と 富山大学が主催したもの。
発表資料などの開催報告がアップされた。
『参加者からは、「具体的で分かりやすかった」「法律改正にどのような取組を行なっていくべきかイメージできた」「富山大学のナラティブアプローチについて勉強になった」「各方面からの立場から話が聞けて良かった」などの感想が寄せられ、参加者からのアンケート調査結果でも、「概ね満足」「十分満足」をあわせた満足度95%。』 だったそうです。
平成25年度 障害学生支援セミナー【8】 開催報告
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第110回日本精神神経学会学術総会の『高機能発達障害の職場における課題と精神科医療の取り組み』に登壇

精神科医が集まる学会としては最大!?のものらしい。今年の6月にお話をさせていただくことになった。
第110回日本精神神経学会学術総会
2014年6月26日(木)~6月28日(土)@パシフィコ横浜です。僕の話す内容は以下の通り。もちろん日本語で話します。
[発表形式]

一般シンポジウム

[主旨テーマ(和文または英文)]
高機能発達障害の職場における課題と精神科医療の取り組み

[発表タイトル(和文)]

発達障害者の就労支援 ~民間企業での取り組み~

[発表タイトル(英文)]
Adult employment assistance for persons with autism spectrum disorders

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シリーズ「10代の発達障害を考える」② 好きな科目苦手な科目

発達に凸凹のあるお子様向けのTEENSが6月に2拠点目を出すことになった。TEENS横浜である。満員御礼が続くTEENS新宿も、新しく開設するTEENS横浜も、通っているお子さんが大人になって振り返った時に、「TEENSに通っていて良かった」と思ってもらえる、楽しく深く実り多い場としていきたい。TEENSを説明する意味もかねて、10代の発達障害について考えている。
2回目の今日は「好きな科目苦手な科目」を考える。

当社で好きな教科と嫌いな教科のアンケートをとったことがある。その結果が手元にあるわけではないが、記憶に残っている大雑把なところをご紹介したい。

まず、得意=好きな教科として挙がってくるのが、社会と理科である。記憶系であり、目で見ることができることが多い具体的な事象についてなので、想像力の面で厳しさがあっても、それが目立たない教科なのだと思う。

次の集団(3位集団とでもいおうか)は、英語がやや抜けている。こちらも案外複雑さがなく、記憶でカバーしやすい教科ともいえる。そして英語を追いかける形で数学・算数や国語が出てくる。実は数学・算数、国語は得意と苦手がかなり極端に分かれる教科ではあるが、平均をとるとまあまあという 結果になっていたと思う。

一方で、そこまで差がない(統計的に言うと分散が少ない)科目は、美術とか音楽とか。そこまで好きな人と嫌いな人が分かれず、ほぼ3位集団を伺う位置に着けていたと思う。

そして最後、ダントツのびりが、体育である。これは、当社が良く言う”動的なコミュニケーション”を多用することが、球技などで多いからということもあるし、単純に運動神経が悪い(≒感覚統合などができておらず、姿勢がわるい、動作が鈍い、バランスが悪い)から、ということもあるであろう。

ただし、この苦手な体育でも、ある程度やっていけるのが、マラソンと水泳である。両方とも反復運動で、しかも個人種目。球技のような全体感を見ての臨機応変な対応は必要ではなく、型をひたすら繰り返すというのはあっているのであろう。

このような傾向を頭に入れてお子さんに接すると、その子の特徴をとらえやすくなるような気がしている。子どもの特徴は授業の成績で出る部分が多い、というか、今の日本ではその判断基準しか得られないので、成績表や問題を解くときの得手不得手など、学校の成績の物差しからその子の将来像を予測するというのが、発達障害の世界でも必要になってくると思う。

換言すると、WISCなど知能検査よりは明らかにふんだんに情報が得られるので、有用な気がしている。(といっても、当社のお仕事体験など、動的なコミュニケーションの中での振る舞いのほうがアセスメントには参考になるのであるが。。。)

ということで、少しわき道にそれてしまったが、ざっくりと教科の好き嫌いをまとめてみた。3回目の次回は、その好き嫌い、出来不出来の教科が、年齢とともに変化が出る場合についてまとめてみたいと思う。
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シリーズ「10代の発達障害を考える」① 診断名を考える

発達に凸凹のあるお子様向けのTEENSが6月に2拠点目を出すことになった。TEENS横浜である。満員御礼が続くTEENS新宿も、新しく開設するTEENS横浜も、通っているお子さんが大人になって振り返った時に、「TEENSに通っていて良かった」と思ってもらえる、楽しく深く実り多い場としていきたい。TEENSを説明する意味もかねて、今日からしばらくこのブログは10代の発達障害について考えていこうと思う。
1回目の今日は「診断名」を考える。
大人と比べて、子どもの場合はあまり診断名が広くない気がしている。大人の場合は、自閉症スペクトラム、アスペルガー症候群、広汎性発達障害、ADD、ADHD、LDなどと様々な診断名が着く上に、うつ、躁うつ、不安障害、強迫性障害、適応障害など、様々な二次障害と言われるものもくっついてくる。
一方でお子さんの場合は、言葉が遅い子だと自閉症、行動が落ち着かないとADHD、学習面で難しさが強いとLD、勉強もできてIQも高くてという場合はアスペルガーなどとというように、かなりシンプルに診断がついている場合が多いと思う。
実はこれが落とし穴になりやすい。よくある例は、親がその診断名だけで子供を見てしまうことである。つまり、「うちの子はLDだから、コミュニケーションの課題はないので」とか、「ASD(自閉症スペクトラム)だからADHDは関係ないのではないか」などという発言を聞く機会がかなり多いのである。
実際、大人の発達障害の人たちに接していると、「小さいときはLDだったんですけれどもね」というコミュニケーションに苦手意識を抱えている青年とか、非常におっとりとして静かな女性が「小学校ぐらいの記憶は、追いかけられている(つまり多動で衝動的なために大人が追いかけている)記憶しかない」という人とかに会うと、発達障害の状態像というのは、年齢とともにかなり変わっていくのがわかると思う。
もともと、僕の考えでは、子どもは「成長過程」ともいえるし、「不完全な人間」ともいえる。大人になってある程度分化して診断が出ているわけではなく、ある程度その状況を表すのにふさわしいものが便宜上つけられているのが診断であることが多い。特に10代は変化が激しくなるときでもある。それは彼らの周囲が急速に大人になる中で取り残されやすい、という形で本人に影響が出るという意味でもある。
つまるところ、診断名に左右されず、その子を見て、将来を予測してのサポート・支援が必要になると思っている。次回は、できれば明日。好きな科目、苦手な科目、について考えてみたい。
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発達障害(疑い含む)の学生向け『ガクプロ』 ウェブサイトを新設

プログラムの中ではほぼ発達障害という言葉は使いませんが、その傾向の18歳以上の大学生・専門学校生のための『ガクプロ』。4月でサービス開始1年になることもあり、ウェブサイトを新設。

ちょっとクラシックすぎるかもしれないけれども、なかなか楽しくサービスを提供させてもらっています。体験セッションも随時開催しているので、ぜひお越しください!!
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ウルウルの保護者会

今日の保護者会は、ようこそ先輩(当社の修了生に体験談を語ってもらうもの)が大盛況。修了生の親への感謝の気持ちがいっぱいで、来ていた保護者の方々やスタッフの涙腺がゆるむ、という予想以上のイベントとなった。久しぶりに非常に疲れた。明日はKaienの利用説明会。頑張ります。
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TEENS・ガクプロのご家族との保護者会

明日は保護者会。TEENSガクプロに通っている親御さんとスタッフとの、そして親御さん同士の交流会。今回は「大人の当事者」の話を聞いたり、実際に親御さんに就労支援などの大人向けプログラムを見学してもらって、今後の参考にしてもらおうというもの。
自分も親の一人ではあるが、保護者が何を望むかはかなり幅広くて苦労するところ。一方、今回も会場のキャパを大幅にオーバーしてしまい、3分の1ぐらいの方をお断りせざるを得ない感じだったので、情報やつながりを求める方は本当に多いのだと思う。
先日、ある進学塾が、1年に20~30回の保護者会を開いていると聞いてびっくり。当社はまだ年に3回程度のペース。今後10倍にできるかわからないが、徐々に増やしていければと思う。
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五嶋みどりとPain(痛み)

今週は五嶋みどりさんの演奏を聴きに行きます。3年ぶりです。
前回はブラームスのヴァイオリンソナタなどピアノ伴奏だけの単独演奏だったけど、今回はオーケストラ付き。Midoriの演奏はこれまで4,5回聞いているけれども、オケ付は実は初めてです。しかも、今回はメンデルスゾーンの協奏曲です。
五嶋みどり、深化する協奏曲 ゲバントハウス来日「メンデルスゾーン」共演へ
小さい頃、(まだ当時はカセットレコーダーの)ハイフェッツの演奏(表がメンデルスゾーンで裏がチャイコフスキーだった)を買ってもらい、まさに擦り切れるまで聞いたのを思い出します。当時はクラシックは大嫌いだったけど、この曲と、ベートーヴェンの交響曲5・6番、ピアノコンチェルト「皇帝」だけはとても好きでした。クラシックファンじゃなくてもこの5曲はわかりやすいし名曲ですね。
で、五嶋みどりさん。実は、僕にとっては最もと言っていいほど影響の強い人物なのです。
そもそもNHKに入ろうと思ったのが彼女のドキュメンタリー番組をNHKのBSで18歳ぐらいの時に見てとても感銘を受けたため。こういう番組を作りたいなぁと純粋に思ったのが大きかったと思う。
その後も、会社を起業する時に、もちろんケロッグのMBAで習ったこととか、友人・知人からの直接・間接のアドバイスもあったのですが、最終的に何が核にあるかというと、彼女の「プロのオーケストラと一緒に弾いているときも、小学校でボランティアで演奏する時も、演奏への力は変わらない」と当たり前のように言い切れるプロフェッショナル度。自分は彼女ほど優秀じゃないのだから彼女がそこまでやるのなら凡人はせめて同じことをしないと、つまり、いつも最大限のパフォーマンスをしないと、とても意味のあることはできない、と意識できていることが大きいと思う。つまり人間として、職業人としての指標なのです。
前述のNHKのBSドキュメンタリーの中で、20代の時の体調不良(摂食障害)から立ち直る時に、「ヴァイオリニストになるかどうかを考えた」という言葉も印象に残っています。10代の時から華々しく世界で活躍して神童として騒がれていたのに、プロのヴァイオリニストになるかどうかを考え直すというのはすごいと思うし、その時に結局ヴァイオリニストになった(というかつづけた)理由が「自分が社会にインパクトを与えられる手段としてヴァイオリンがやはりあった」というようなお話しをされていて、職業ってそういうもんなんだよね、と考える軸をもらったような気がしている。
五嶋みどりさんがグラミー受賞【拒食症と鬱】を乗り越え、世界最高峰のバイオリニストへ
実は五嶋みどりさんは、ニューヨーク大学で修士号を取っているのだが、それが心理学。僕もかなり近い領域にいつの間にやら進んできていて、勝手に不思議なものだなぁと思っている。ちなみに彼女の修論は、Pain(痛み)についてであることを思い出した。内容は読んだことはないのだが、実はPainは当社で良く出てくるバズワードでもある。Painの理解は心理学でもそうだし、実は経営でもとても重要だと思っております。そのあたりへの意識・関心も、やはり勝手に不思議なご縁だと思うことにします。
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初公開 Kaien横浜

今日は、新しいKaien横浜事業所のパーティション工事。高速道路が見えるオフィスです。(道に迷いにくいことは確かかな。) 窓を開けると”車のシンフォニー”がフォルテぐらいで聞こえるのですが、窓を閉めれば交通騒音は案外聞こえない。
高速道路を挟んでオフィスの斜向かいが神奈川警察署
ゆったりとしたオフィスで、今、当社のこれまで通り、IKEAで物品を調達中です。しばらくはこのオフィスでの時間が増えそうです。Kaien横浜は5月。TEENS横浜は6月。それぞれ開業予定。地元・近郊の皆様よろしくお願いします。
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