採用情報

No one is perfect

午前中は茗荷谷。母校Kelloggの入学志願者へのインタビューで、面接官を務めた。去年に引き続き。自分が受けたのが4年前というのが信じられない。つい先日のよう。

会場で写真を撮り忘れ。。。仕方ないので
オフィスにあったKelloggグッズを撮影

僕はお二人を担当した。当然その中身はかけないけど、折角の二人きりの時間なので楽しんでもらおうと思って望んだ。これからかなりみっちり英語でお二人のレポートを書かないといけない。これが大変なのです。。。記憶が新鮮な今夜のうちに頑張ろう!!

インタビューの合間には控え室で懇談。他に面接官をつとめる10人弱ぐらいのケロッグ卒業生と。みんなビジネスエリートとして7つの海を股にかけて世界各地のビジネスの現場で頑張ってらっしゃるようです。商社のXXさんや、戦略系コンサルのXXさん、製薬業界のXXさん、大手銀行のXXさんなど。。。久しぶりに雲の上の話を聞いてきました。

こういう人たちの履歴書を見ると、もうピカピカで「恐れいります」っていう感じなんだけど、実際会って話してみると、やっぱり普通の人間だし、いろいろくだらない(と言っては失礼だけど)苦労をしている。人間って例外なく完璧ではないし、でも例外なく優れたところがあると再認識した時間でした。

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赤坂オフィスの居心地

Kaienは株式会社ビジネスバンクさんのSocial Act with Social Ventureというプログラムに入れてもらっている。なので、今赤坂のオフィスに入居させてもらっている。ありがたい。

お世辞でなく超快適なオフィス環境で、本当にストレスがかからない。ありがたい。

さらには、今週Wi-Fiのサービスが導入された。ありがたい。

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今日は友達のパワーポイント君と

今日は赤坂。この後東工大に移動して講演を聴きに行く。

今月末(11月29日と30日)に、「第18回 職業リハビリテーション研究発表会」が幕張で開かれる。僕は冒頭のパネルディスカッションと、2日目の発達障害の分科会での口頭発表に招いていただいた。当日のプログラム(PDF)はこちらから。

1日目のパネルディスカッションはKaienの会社を説明する資料を既に用意したのだが、二日目の資料がなかなか作れていなかった。職業トレーニングについてどのようにプレゼンしたら、みなさんに分かりやすくなるのか、ちょっと判らなかったからだ。きょうは午前中の2時間を活用したら、あら不思議。結構上手に仕上がりました!!

全部で16スライド

資料は会場で配られる予定。あんまり聞いてくれる人がすくないと寂しいので、ぜひご参加ください。

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日進月歩のトレーニング

夕方は港南台で医療関係者とお話。いい刺激・情報を頂いた。予定より多めにお話したあと、湘南新宿ラインで都内に向かっている。

さて、今週からKaienの第2期職業トレーニングではウェブサイトのテストを行っている。4人の訓練生は、正直なところ講師よりもウェブは使いこなしていることもあり、やはり先週よりもスムースに作業を行っている。

逆にいうと先週はだいぶ大変であった。毎週のアンケート(訓練生がトレーニングプログラムやスタッフについて評価するもの)に加えて、3週に一度ぐらい心理面のチェックテストも行っているのだが、どちらも「厳しい」とスタッフ側に認識させるものだった。訓練生が混乱しているのが数値的にもコメントからもよくわかった。

原因としてはやはり業務系アプリを使うためにはそれなりの当該業務の知識が必要であり敷居が高かった事。仕様を各人に書いてもらってそれをマージするなど、かなり負荷のかかる複雑な作業が先週あったこと。加えて、そういった作業だからこそ指示がクリアでないといけないのに、指示の質が問題ないとは言い難い状態にあったこと。などがある。

明日は金曜日。今週のトレーニングはどうであったか、先週の状態からは少しでも前進したか、定例アンケートで確認したい。

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MacBook Airがもらえる

Kaienが非常にお世話になっている会社に、株式会社ウェブレッジがある。名前から連想されるとおり、ウェブサイトの品質管理(ウェブレッジさんはウェブサイトの健康診断と呼んでいる)が業務内容。

当社とはビジネスパートナーシップなるものを結ばせてもらっている。昨年の年末にお会いしてから1年弱。とてもとてもとてもお世話になっている。今Kaienがそこそこビジネスをさせてもらっているのもウェブレッジの佐藤社長始め皆様のおかげである。

そのウェブレッジさんが稼働させているウェブのバグ情報投稿サイトがポストコ。Kaienのトレーニングにも活用させてもらっている。

そのポストコで、今MacBook Airが抽選でもらえるキャンペーンを行っているらしい。すごい。欲しい。。。

キャンペーンは11月14日まで、とのこと

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ウェブサイトのリニューアルに向けて

今日はトレーニングに迷惑をかける形になったが、麻布十番のオフィスで打ち合わせ。先日からKaienのウェブサイト(www.kaien-lab.com)のリニューアル作業を初めており、その打ち合わせ。
打ち合わせ資料

今のサイトでは十分に情報を伝えられなくなってきているので今回のサイト一新を計画。正式な見積り=>発注まであとちょっと。12月か1月に更新予定です。

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お洒落なケーキと共に

僕は英国/米国のドラマ「The Office」が好き。なかでも米国NBCが放送しているシリーズは僕の理想の上司である(?)Michael Scottが出ていることもあって、Kaienの麻布十番オフィスにはポスターも飾ってある。

彼が生きがいにしているのが部下の誕生日パーティを盛大に祝うこと。前置きが長くなったが今日はそのパーティ、つまりスタッフの誕生日祝いでした!!おめでとう!!今月末も来月もあるので、、諸々スケジュール調整が大変だけど。。。

麻布十番の有名店で購入 実に美味

この場を利用して、色々と情報を交換も活発に行う。修了生を含めみんな色々と職場で頑張っている様子が伝わってきた。つらいこともあるけれども、挑戦しているからこそ感じられる辛さ。心の頭を垂らすこと無く、明日も次の一歩を踏み出したいものです。

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オリバー・サックス氏のインタビューから 相貌失認と自閉症スペクトラム

そろそろ仕事で家を出ないといけないのだが、朝聞いていたポッドキャストがあまりにも面白かったのでエントリー。

片目の視力を失った脳神経科医がその体験についてのインタビューだった。話は、彼が研究した人の顔が覚えられない、あるいは覚えにくいという症状(相貌失認)について及んだ。ハーバード大学の(おそらく日本人学者の)研究によると、米国の2~2.5%はなんらかの相貌失認の傾向があり、実はその脳神経科医もそうだと告白していた。(たとえばレストランで自分のヒゲにブラシをかけようと窓を見たら、窓の外側にもヒゲの男性がいて、窓に映るヒゲの男性、つまり自分とどっちがどっちかわからず、手で自分のヒゲを触って判別した、といっていた。)

なぜ興味深く聞いていたのかというと、顔が判別しにくいという話しを、自閉症スペクトラムの人から案外頻繁に聞くからである。顔の判別は脳のいくつかの部分が関係しそのネットワークによって行われる機能だとのこと。相貌失認はそのネットワークがうまく機能していないから、あるいはどこかの部分が上手に発達しなかったから、らしい。もっともアジア人はヨーロッパの人の顔が覚えにくい(逆もしかり)ということもあり、多かれ少なかれ、相貌失認については体験したことがあるでしょうとも言っていた。

もっと興味を持ったのが、その脳神経科医が(正しくは思い出せないが)、「私はとても変わっていて、奇妙だとか、アスペルガー症候群だと思われていたが、実は根本には相貌失認があるのかも」と語っていたところである。もちろんインタビューの中で軽く答えていたことなのでどこまで本気なのか判らないが、やはり脳機能に原因が求められる自閉症スペクトラムと重なる部分があるのかもなぁと、想像させるお話だった。

で、面白くなってインタビューを聞いたあとにネットで調べたら、この脳神経科医は、オリバー・サックスという米国の医者・作家で、「レナードの朝」の著者、また高機能自閉症の中では世界で最も有名であろうテンプル・グランディンについて書いた「火星の人類学者」の著者でもあった。そんな有名な人だったのかぁ。学会ではその記述の乱暴さ(?)に疑問がつくこともあるらしいが。。。(東大のヤマモト先生が自閉症の学会にオリバー・サックス氏へ公開質問状を送っている。こちらから。この疑問はとても数学的で面白かった!)

リンクはこちらから。
オリバー・サックス彼の公式サイト(英語)「火星の人類学者」「妻と帽子を間違えた男」「レナードの朝」

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ウェブのバグチェックがこれからの課題

今日から訓練は新たなフェーズに入っている。これまでは業務アプリの操作を学んだり、動作を確認したり、テスト項目書をつくったりしていたが、今日からはウェブサイト関連に移行。

ブラウザで表示されているのが当社のSNS

それがKaien内部に構築したSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サイト)のバグチェック。

発達障害と診断されたお子さんを持つ、某IT企業の社長さんが諸々取り次いでくれ、SNS構築の要素を揃えていただいた。それを10月に2人の訓練生(2期生)が自主プロジェクトとして引継ぎ、今日のバグチェックの段階まで間に合ったというわけ。皆様のご尽力に深謝。

隣室から非常にリアルな会話が聞こえ、頼もしい限り。

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富山大学の本 感想

東大や灘高などトップクラスの教育機関が発達障害の学生をサポートする態勢を築きつつある。そのパイオニアなのが富山大学。

そのスタッフチームが執筆した「発達障害 大学生支援への挑戦」がついに発行された。金剛出版から。先日本を送っていただいていながら、感想を書いていなかった。短くまとめたい。

当社にも関係のある就職活動支援ストラテジーも
最終第7章に載っている

色々と書かなくてはいけないが、キーワードをぐっと絞るとナラティブアセスメントとナレッジマネジメントの2つになるとおもう。(と偉そうに書いたが、副題を見るとまさに「ナラティブ・アプローチとナレッジ・マネジメント」と書いてあった。。。)

◆ナラティブアセスメント
僕の理解を言うと、自分の論理、自分目線のストーリーに執着しがちな人たちに対するアプローチ方法。具体的には、複数の立場の違う他者が、例外的な考え方も交えながら複数のストーリーを語りかけ、ひとつのことにひとつの意味しかストーリーしか見いだせずに苦しんでいる人たちに新たな視点を与えるというもの。当社が漠然としていた考えを書いていただいた感じである。これを前半部分で学術的に(なので大学の研究者や管理者向けに)書いていて、後半でその具体例を写真入りで(なのでより一般向けに)解説している。正直前半は大学の研究論文に慣れ親しんだ人でないと難しいので、後ろから読むことをおすすめしたい

◆ナレッジマネジメント
僕もあまり明るくない分野なので、深入りを避けたいけれども、富山大学を実際に訪問して思ったのが、支援組織がものすごく上手にマネジメントされているということ。というのも前述のナラティブアセスメントを使うときに多くのバックグラウンドの異なる関係者が関与する必要がある。親御さんも関わる。また大学の修学面から、通常の生活面、そして就職活動をカバーする。くわえて俗に「分かりにくい障害」といわれる発達障害に関係する組織を扱うわけである。こういった関係者や局面が多い割につかみにくい問題を扱う組織を上手にスタートさせ、継続していく際には??それには、見えない、表しにくい情報をどのように関係者間で共有し学びを深めていくか、それにはナレッジマネジメントが活用できるということだと思う。正直それ以上は、僕もこの本に凝縮されたものをつたえきれないのでぜひ読んでくださいという感じになる。組織の管理法はKaienももがいているところであり、なんどか通読させていただく上で新たな学びを感じ取っていきたいと思っている。

本のご購入はこちらから。前半は学術論文に近い体裁を取っていることもあってか、ハードカバー。それもあってかお値段は3200円と若干お高めである。裏事情を話すと、本の出版って1,2ヶ月でざっとまとめてしまうことが多いと思うが、この本は大学の看板を背負っているだけあって、とても長い時間を経たときく。とくにナラティブ・アプローチは、大学のみならず就業現場や生活の場面でも使えると思うのでぜひご一読いただきたい。

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コミュニケーションですれ違いが生じるとき

コミュニケーション障害と呼ぶのはやめて下さいのエントリーについて色々と意見を頂いた。

「なるほど。そういう考えもあるのか」というものもあったが、「分かっていない。危うさを感じる」というものもあった。たしかにあれだけの短い文章だと、誤解されるおそれもある。僕の文章力の問題や構成力による問題が多いのは百も承知。ただ今回はコミュニケーションがすれ違う例に(折角?)自分の力で(あるいは力不足で?)出会えたので、日頃思っている以下の論を展開したい。

ポイントは3つ。

まず前提の問題。議論がずれるときはここがずれている時が多い。たとえば僕は今回、「・・・やめて下さい」のエントリーの中で、いわゆる定型発達者(自閉症スペクトラムと診断を受けていない人)でも以心伝心なんてことはほとんどなくコミュニケーションのズレはつねに生じるという前提に立っていた。ここを理解していない場合、あるいは全然違う前提を持っている場合は当然議論がずれていく。大学院でケーススタディを行ったときに、恐ろしいまでに前提をチームやクラスで確認していくことがあったが、それは議論を組み立てるときに、前提がずれていると、いくらどちらが頑張っても最終的にはずれる運命になるからだと思う。

次に複数存在する論理の問題。同じ仮説・前提でもいくつも論理的な考え方は出来るということ。僕は自己論理と他者論理といっている。ある状況ではひとつしか論理的な筋がないと考えると、自己論理が揺ぎ無いと、他者論理の存在そのものを否定しがちである。(なお、政治の世界というのはこのゲームを意識的にやっているようにしか思えないことがある。。。)

最後に共通を見出すか差異を見出すかということ。これは投資銀行などでの交渉術でいわれることらしいが、共通の部分を見つけてから議論に入る場合と、違う部分を見つけてそこをなくそうとする入り方では、前者のほうが議論がうまく行く、つまり交渉が成功する場合が多いとのこと。一見違うことを言っていると思える両者でも目的や状況認識は一緒な場合が多い。その土台を確認したあと議論するとコミュニケーションもずれにくくなるはずということである。これをせずにコミュニケーションが感情的にすれ違っていくケースがなんと多いことか。。。ああ、自戒の念も込めてである。

たしかに自閉症スペクトラムの人は、心を通い合わせるのに時間がかかる場合がある。だが、上記のポイントをきちんとお互いに実行してから、それでも上手くいかないときに、はじめて自閉症という特性の存在を考えるほうが健全だし、よりストレスのない関係を築けるケースが多いと思う。

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同窓会サイトでインタビュー掲載

ケロッグ(MBAの方)の日本人サイト。これまで内部の人(つまり卒業生のみ)がアクセス出来ていたページが、つい先日、一般にも公開されたようである。http://www.kelloggalumni.jp/Community/

こんな感じの見た目

その中で「会員へのインタビュー」、つまり内輪のインタビューコーナーで、なんと小職が取り上げられた。しかも初っ端の登場。。。たしか7月か8月にうけたインタビューなので状況も変わってしまっているところもあるが、ぜひご一読ください。サイトはこちらから。

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10月のアクセス数 トップ5

11月。ベンチャーにとっては毎日が勝負ですが、2期生の職業トレーニングがおわる今月はいつにもましてプレッシャーがかかる月になりそうです。

さて、以下、10月に本ブログでアクセス数が多かったエントリー上位5つです。

  1. 米国女優 自閉症啓発のためにヌードに!?
  2. 自閉症天才説について ~マイクロソフトやフェイスブックも!?~
  3. コミュニケーション障害と呼ぶのはやめて下さい
  4. 当社の職業トレーニングに申し込みできなかった方へ
  5. オススメ Kaien関係本が相次いで出版

予想通り「米国女優 自閉症啓発のためにヌードに!?」のエントリーがトップ。(完全に話は飛ぶが、米国代表の女性水球チームは知名度Upのためにみんなでヌードになったというニュースも出ていた。英語だが記事(と画像)はこちら。)

2番目も予想通りです。個人的には好きなピアニストのGlenn Gouldを載せなかったことを後悔。

それ以外は自閉症スペクトラム関係が多かった。3番目の「コミュニケーション障害と呼ぶのはやめて下さい」はぜひ読んでいただきたいもの。

また、トレーニング関係は少し雑に書きすぎているのか、いろいろと曲解されたり、こちらの意図通り取られていないことがあるようなので、今後もう少し丁寧に書くつもりです。

なお、出版物は12月もある予定。きまったらまたブログでご連絡予定。

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久しぶりに爆発

週末は東京都自閉症協会の当事者会をお手伝いする予定だったのだが、諸々の事情でキャンセル。そのかわりにと計画していたボランタリーの作業も怠けでまだ行なっておらず、、、ご迷惑をかけてしまった。次回はきちんと参加したい。

諸々の事情というのは、鹿児島訪問。東京との気温差、日差しの強さがまったく違った。この時期が鹿児島は一番よいかもしれない。住んでいる人には迷惑だが桜島の爆発も見られたし、爆発のあとは夕日にそまって七変化するという桜島を久しぶりに堪能できた。

今年、爆発回数は過去最高らしい。今日は山頂付近が白い雲で覆われていたがそれを突き破って噴煙が上がっていた。桜島の標高は1117メートル。なお、はるか昔は登山可能も、死傷者が多く今は禁止。

黒い部分が噴煙
1時間ほどで雲が取れた
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米調査 自閉症の発症率増加が止まった!?

週末は海外の自閉症関連のニュースに目を通している。今週注目したのは、ウィスコンシン州のいくつかの学校区を対象にした調査。

それによると、2002年当初は学区によってばらつきがあった自閉症の発症率が、2008年になると約1%で落ち着いてきた、という。ロイターの記事は“Autism rates stabilize in Wisconsin schools: study” から。米国政府の調査では、自閉症の発症率は110人に1人(※正確に言うと子供110人のなかで1人の割合)と公表されているので、ほぼ同じ値となる。

ウィスコンシンは自閉症研究や障害者の研究がトップレベルのウィスコンシン大学のお膝元でもあるし、風光明媚な湖のある学園都市・マディソンでは自閉症児童・生徒の教育を受けるため、全米から家族ぐるみの引越しがたえないことを考えると、この”stabilize”(安定化)というニュースは説得力がある。

10年20年前だと自閉症の発症率は0.1%(1000人に1人程度)といわれていた。それが今は1%。この爆発的な発症率の増加が、自閉症に関して多くの関心をひきつけることにつながっていた。つまり危機感を煽って米国の一部自閉症啓発団体はファンドレイジングを行っていたという背景がある。(※発症率の増加には「診断できる医者が増えたため」、「両親や家族に知識が出て診断を受けるようになったため」などと、もともと発症率は変わらなかったはずという見方もある。)
今後はこういった分かりやすい注目の集め方ができなくなる可能性がある。もちろんひとりひとりの問題がそれによって軽くなるわけではないので、これからしっかりと自閉症関連の課題を多くの方に伝えておく必要が求められるだろう。
ただ、これは米国に限った話であり、日本を含めた諸国ではそもそも関心を高めるレベルまで持って行けていない国が多いのだが。。。

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「率」から見た現状

今年(2010年)現在の障害者法定雇用率の状況が発表されました。

厚労省のコメントにしても、記事のトーンにしても、今後懸案であるはずの「質」の部分には触れられていません。確かに、「率」という数字についての規制でありそれに関してのニュースですし、字数制限などはあると思いますが。。。

日経新聞 「障害者雇用率、過去最高の1.68% 厚労省まとめ」
共同通信 「障害者雇用、過去最高を更新 1・68%」
NHK 「障害者の法定雇用率 達成は47%」

なお、「率」でいうとフランスやドイツなどは5~6%の国もあるそうです。ちょっと古いデータですが、2002年にまとめられた「障害者の雇用率・納付金制度の国際比較」という調査があります。PDFはこちらから。資料の89ページ(資料のページでは84ページ)に6カ国の比較があります。日本はこのころ1.6%だったんですね。

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サイン本を頂いた!

10分程度会ってもらえた。タコ体操を教わった。陪席というのだろうか?全国からお医者さんが来ていた。またKaienの事業で色々感じた疑問を先生にぶつけに来たい。

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高名な先生に会いに

朝の悪寒をなんとかやり過ごし、到着。
アポ無しに近いので会えない可能性が高いけど、名刺だけは置いてこよう。
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シリーズ「合理的配慮」 Part 3 諸外国の合理的配慮

【はじめに】 国連の「障害者の権利条約」に署名した日本。しかし批准のためには、これまでの現行法令では対応できない概念「合理的配慮」に対応する法令を整えないといけない。このため今国内的な議論が行われている。このブログでは5回シリーズで現状分析や僕の考えを書いていく。 過去のエントリはこちらから==> Part 0Part 1, Part 2

デンマークのSpecialisterne社には
オフィスにレゴもあればテレビゲームもある

【本文】 僕が見た例というと米国とデンマークが主になる。

米国ではシカゴ中心部にあるIT企業。同じビルにいくつかの子会社が入っていたが、そのうちの一つが主に身体障害者のエンジニアを雇っている会社。そのオフィスを見学させてもらった。親会社はIT技術者の人材派遣を主な事業にしているが、その子会社は主に開発をやっていた。(なお、一時は世界一高いビルとして有名なシアーズタワーのすぐ近くにそのオフィスはある。シアーズタワーは名前が変わってしまっているが、新しいタワーの名前をいつまで経っても覚えられない。。。)

そのオフィスを見た感想と言ったら、まあ普通だなぁという感じであった。日本でリクルートオフィスサポートさんを見学させてもらったときは、その細かな配慮に「へぇー」が連発したが、このシカゴのオフィスはごくごく一般的なアメリカのオフィスであった。アメリカはそもそもオフィスが広い。エレベーターもドデカイ。(まあ人もドデカイのだけど。。。)確かに働いている人は車椅子の人が多かったけど、「合理的配慮」をしているという頑張り感はほぼゼロ。もちろんみんな車通勤であるし、楽しそうだなぁという印象であった。

デンマークはSpecialisterne社。ほとんどの人は週20時間勤務。フルタイムじゃないとお給料がという心配はなく、フルタイムに足りない分は国が補填してくれる。なので短時間労働でも問題なし。オフィスは遊びの道具がある以外は殺風景。働いている人が自閉症スペクトラムの人が多いからか、びっくりするほど静かであった。作業スペースはとにかく広い。多くの場合、ひとつの小部屋に一人か二人しか入っていない。

驚いたのが、生活の事で困っても、オフィスでサポートしてくれること。具体的に言うと、例えば公共料金の手続きの仕方が判らなかったら、心理士の先生が一緒にやってくれる。旅行に行きたいけれども、、、となったら一緒になって手続きを考えてくれる、そんなコンシェルジュ的なことまでやっているそうだった。もっとも自閉症スペクトラム以外の人の離職率は高いとかで「自閉症の人に働きやすいんだけど、そうでないスタッフにも居心地の良い職場にするのが課題なの」とのことだった。

で、なにを言いたいのか、感じたのかというと、合理的配慮というのは本当にそれぞれだなぁということである。つまり合理的か非合理的かを判断するのはいろいろな基準の総和だという感じ。数学で言う変数が多いということになる。

合理的か非合理的か = a×対象者の制約(いわゆる障害特性) + b×対象者が行う作業の難しさ + c×周囲の人の管理レベル + d×文化(国や都市、社風、職場) + e×物理的環境

ここでいうとaやbはプラスの値、つまり障害特性が高ければ高いほど、あるいは作業内容が難しければ難しいほど、合理的な配慮は難しくなるし、cはマイナスの値、つまり管理者の能力が高ければ高いほど合理的な配慮のケースが多くなると思う。一方、文化面はある意味、所与(変えられないもの、変え難いのもの)である気がしている。つまりdはプラスでもあるしマイナスでもあるが、それは短期的には受け入れるべきものな気がしている。eもプラスでもありマイナスでもあると思うが、車椅子でも働きやすいとか聴覚過敏の人に対してイヤホンを許容するなどの物理面での配慮と言えると思う。

では何を変えられるのかというと、eはもちろんとして、一番影響があるのはb か cの部分であろう。つまりジョブマッチングをしっかりやること。そして、周囲の人の管理レベルをあげるということである。特に周囲の人の管理レベルを上げる方法がもっとも社会的な幸福度を上げる気がしている。つまり障害のある人の管理がうまい人は往々にしてそうでない人の管理もうまいと思う。

合理的配慮がなんなのかを空中で議論するよりも、合理的配慮を事も無げにできるような出来る管理職を増やすことをどう考えるかの方が遥かに重要ということである。一筋縄ではいかないんだろうけど。

と、だいぶ予定よりも文字量がオーバーしたところで、次回。次は自閉症スペクトラムと合理的配慮について触れたいと思う。

【付録】
「合理的配慮」に関する諸外国の実態は、厚労省のウェブサイトに分かりやすくまとめられている。PDFはこちらから。いくつか項目別に書き出してみる。
◆合理的配慮の条約上の定義
「合理的配慮」とは、「障害者が他の者と平等にすべての人権及び基本的自由を享有し、又は行使することを確保するための必要かつ適当な変更及び調整」であって、「特定の場合において必要とされるもの」かつ「均衡を失した又は過度の負担を課さないもの」とされている(第2条)。
◆過度の負担について
ドイツの例を見ると、雇用主にとって過大であり、極端な出費を強いることになる等の場合に、過度な負担と認められること とされている。
◆個々のケースごと、という曖昧さ
厚労省は、どのような配慮が「合理的」であるかは個々のケースごとに様々であり・・・ としている。確かに合理的配慮と一言で言っても、千差万別だと思う。

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明日発売のお勧め本 Kaienも出ています

『ちゃんと知りたい 大人の発達障害がわかる本』。洋泉社から。1,260円。

本についての僕の印象はこちらから==> オススメ Kaien関係本が相次いで出版

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