採用情報

飲み会が苦手な発達障害のある大人向け 飲み会講座を開催

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今日はガクプロ。今年最終回でした。

以前から、当社では、週1以上の頻度で飲み会を開催しています。参加できるのは、ガクプロ生(大学生・大学院生・専門学校生)と、就労移行支援の現利用者(訓練生と言っています)・修了生などです。

発達障害の傾向のある若者は、飲み会(雑談がレベルアップした場で、しかもノリが必要な場)が苦手 → 行ったことがないのでどういう作法をすればよいのかわからない → 馬鹿にされそうで行く機会があっても行く勇気がない → 輪をかけて苦手になるというループに入っている人が多いです。ただし、別に人とかかわることが嫌いなわけではなく、人とつながりたいという気持ちは人一倍強い人が多いです。こうした負の連鎖から逃れてもらうために、一般的なノリが必要とされる呑み会ではない、好き勝手な飲み会を当社では開催しているわけです。

が、「好き勝手な感じで、気楽でよいよ」飲みだと、かえってしっかりとしたルールが欲しい発達障害のある人もいて、Kaien/ガクプロ飲みですら参加が難しかったり、「好き勝手な感じ」のKaien/ガクプロ飲みも、いつの間にか常連さんたちが暗黙知を作り上げたりして、”新規参入”がしにくいといった課題も見えてきていました。

ということで、今日は飲み会マスターともいえる僕(!?)が場を仕切り、飲み会のはじめから終わりまで、程よく構造化・ルール化して今年最後の呑み会を開催したわけです。まあまあ好評だったかなぁという印象でほっとしました。


写真にあるように、ホワイトボードに飲み会の掟・心得みたいなのを書いたうえで、頻繁に「飲み会のルールはこうですよ!」とか、リマインドを入れながらの不思議な飲み会でした。彼らはある程度ルールがあるほうが話がしやすいようで、いつもより盛り上がったかなぁと思います。適度な構造化と、実践の場でのルールのリマインド(および応用の仕方の教授)は、発達障害ではゴールデンルールです。

僕も学生の頃は毎日のように飲んでいた気がします。時々、線路を歩いたり、線路で寝たり、知らない街をさまよっていたり、早朝の下り電車で外や中で吐いたり(西武池袋線の皆さん、本当にご迷惑をおかけしました…)と、まあいろいろしました。が、飲み会より仕事のほうが面白いからでしょうか…今は飲み会は毛嫌いする体質になりました。事実、昨年は忘年会も新年会も一つも参加せず(というよりそもそも呼ばれず・・・)という感じです。飲み会が嫌い・苦手な気持ちは案外わかるからこそ、こういう風にしていればまあしのげるよ的な教えができる不思議な飲み会を今後も月1ぐらいでしていこうかなぁと思っています。

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30度角の発達障害と、360度角の定型発達

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今日午前は、フルタイムスタッフの「全員集合」(全体会議)でした。日中の活動を挟んで夕方から夜はインターンの「全員集合」でした。

朝からスタッフに怒ってしまい、精神的にも肉体的にも疲れ、(やはり元気があると怒れる体力があるのですが、一方で自分への後悔の念みたいのがあってもちろん精神的にも疲れます)、夜は夜でインターンの学生たちの奔放さというか若さを感じて、なんというか自分との違いを見せつけられて、また疲れたと言う感じです。。。

どうしても僕は、「自分ができることは、当社のスタッフもできるはずだ」、と思いこんでしまうことがあります。発達障害的に言うと自閉ですね。。。いつの間に自分が普通、他人は自分と一緒、みたいな視点に落ち込みやすいということです。仕事の出来る営業マンは、当たり前のことをしているのでノウハウと言っても言語化できないといいますが、それに似た感じで、僕もそれなりに仕事ができる方だと思うので、当たり前(だと僕は思っている)をしてくれないスタッフについて、なんでそんな当たり前のことができないんだ、手を抜いているんじゃないか、と思ってしまうということです。

もちろん僕の前で手を抜くスタッフはそもそも雇うわけがないので、頑張っていながら当たり前のことがまだ当たり前になっていないだけのことなのですが、その辺が僕にはすぐにわからない。というか感情的に抑えにくい。。。我ながら自閉的だと思います。。。

ケロッグのMBA時代に、マーケティングの基礎の基礎の考え方として、「あなたは自分が普通だと思っているかもしれないけれども、マーケターとして重要なのは自分が異常だと知ることだ」ということを再三教わりました。つまり、自分がおいしいと思っているものは市場調査をするとみんなはそう思わなかったり、自分が売れないと思った商品が売れたりということはよくあるので、自分の主観を信じないようにね、ということだと思います。(※とはいえ、仮説を立てる時はやはり自分の主観直感を信じるべき時もあり、この辺りの使い分けが難しい訳ですが…)

上司として他人に動いてもらう時も、やはり「自分は異常」という法則は当てはまると思っていまして、なんとか自分=異常を毎朝自分に言い聞かせてから働いているつもりです。それにも関わらず、各人の多様性を認識できず、それを活かすようにできなかった自分の未熟さに、朝から凹んだわけです。

発達障害は僕の感覚では30度の角度の世界です。ひとり一人とても個性がありますが、でも根っこは似ています。大体こんな感じかなという予想が行動面でも思想面でも立てやすいです。もちろん予想が立てやすいことと、多くの場合それが世間一般とずれているのでそれを修正する方法がわかるということは違うのですが、やはり予想がついて大体こうなるだろうな、という構えたところに来てくれると支援しやすいです。なので僕はこの世界の支援がやりやすいし、好きなのだと思います。

一方で、定型発達の世界(スタッフ含む)は、360度の角度、つまり全方位に気を張らないといけません。いわゆる定型発達の人は、ビジネスマナー的には、ある程度当たり前の行為をしてくれるので、その辺は予想しやすいのですが、何を重要視するか(つまり価値観・思想)とか、どのような感情の揺らぎをするかとか、人それぞれ違い過ぎます。同じ時代に、同じ場所で、同じ日本語をしゃべっているのに、かなり違います。。。なのでそういう人たちと対応すると案外疲れます。。。少なくとも発達障害の人の、いい意味でのシンプルさ・単純さがないので、複雑すぎて予想しにくいのです。

発達障害の人の就職支援の時もいろいろ大変でしょうと言われますが、30度の角度を狙っていけばよいので、案外職種など限られていますので、狙いはしやすいです。一方で定型発達の人の場合は良い意味でも悪い意味でも可能性がありすぎて、アドバイスがしにくくなります。もし学生時代の昔の自分がキャリアカウンセリングを受けに来たら、これもそこそこできるだろうし、これもまあまあかな、なのでどの職種でもいいんじゃない、みたいなカウンセリングになってしまって、ほとんど意味がなかったと思います。普通のキャリアカウンセリングって、いったいどういうことをしているのでしょうか?発達障害の人が対象だから僕はキャリアカウンセリングができているのだと思います。

さてさて、今日の夕方は、当社のインターンが大集合!!、だったわけで、そこには360度の様々な角度から、ありとあらゆる生命体が集まってきており、まあまあいろいろ予想外なことがあって、朝の出来事の内省で疲れた心にダブルパンチみたいな感じでした。しかも、そういう有象無象が集まる会社の一社員ではなく、実はその会社のトップが自分!!、という事態にいつの間に陥っている事実に、改めて気づかされてしまいました。

会社を興したくて起こすような人は、もう少しドライに、人をコマのように使うのでしょうけれども、僕のように、一応ナイーブな存在の人間がたまたま社長になったケースは、社内で働く一人一人の情報が脳に入りすぎて、やや大変です。。。上述の自閉的という自己評価とは正反対ですが、瞬間的に自閉スイッチが入るだけで、普段は逆に外部からの情報流入が多いタイプなのかもしれません。。。

当社の社是として「多彩を活かす」というのがあるのですが、これは発達障害の多彩さもそうですが、スタッフの多彩さも意味しています。特に当社の場合は、20歳から70歳までの人が働いており、バックグラウンドも福祉だけではなく、ITや人材、教育、医療、広告、などと多岐にわたるため、多彩さを活かすことが何よりも出来る職場なのですが、言うは易く行うは難し、で、本当に大変です。

 
というわけで、まとまったかわかりませんが、一般的に難しいと言われる30度角の発達障害の人たちとのやりとりが楽な理由と、一般的にやりやすいと言われる360度角の定型発達の人たちとのやり取りが大変だという理由の、僕なりの、今日の事例を用いた、まとめでした。

最後に、世間はすっかりクリスマスシーズンです。我が家の、、、と言いたいですが、当社のオフィスの入っているビルの共用部分にはきれいな花やクリスマスツリーが飾られています。ひまわりとばらぐらいの区別しかつかない僕ですが、花はスタッフにポインセチアと教えられ、名前を覚えました。

  

日々日々の業務としては、オフィスの移転という大事が年末に入って発生していますが、来週には希望的観測としては収まると思われますので、なんとか気持ちよくクリスマスと新年を迎えたいと思っています。

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朝日新聞掲載のご報告と、明日(LD学会)・明後日(就労支援フォーラムNIPPON 2015)の講演のお知らせ

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朝日新聞の神奈川県版に載せていただきました。

TEENS最新情報 朝日新聞朝刊(神奈川県版)に掲載 『発達障害 就労へ手助け』


朝日デジタルの記事はこちら

一足先に就労移行支援事業所・Kaien川崎は今週開所しました。20人を超える人が通っています。1月からは今回掲載してもらったTEENS川崎(放課後等デイサービス)がオープンするという形です。バタバタの中での取材なので、いつも以上に粗野な応対でしたが、、、本当に申し訳ありません、、、きちんと記事にしてもらいました。感謝です。

明日は400人ぐらいが出席するであろうLD学会でお話しします。
http://www.jald.or.jp/symposium/symposium_2015.pdf

明後日は1000人以上が参加するであろう就労支援フォーラムNIPPON 2015でお話しします。
http://www.jpna.jp/sfnippon/

当社が利用者向けに始めた(でも外部の方も参加は可能な)~なるほど発達障害 Kaien Meetup~というセミナーも明後日です。。。
https://kaienmu.doorkeeper.jp/events/34135

物事が重なる時は重なるもので、、、毎日新聞の取材も本日受けて、来週以降は日経新聞の方もいらっしゃるらしく、、、先ほどはADHD学会からも2月の講演依頼がありました。

集客という面からも、当社のメッセージを発信して啓発につなげることからも、セミナー・取材はお受け出来る限りしていきますが、かなり余裕のあった夏から秋に来てくれたらよかったのに・・・と思うのでした。今は本当にギリギリです。

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サークル。第二の学校。いや、第一の学校かも。

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週100時間勤務はまだ続いていますが、当社6か所目の就労移行支援事業所・Kaien川崎が今日開所。僕の仕事もやや落ち着いてきたかなぁと言う感じです。ちょうど人事考課の時期でして、40人の面談がきょう始まるなど季節的な忙しさは師走だからやっぱりあるはあるのですが、久しぶりに感じた「仕事終わらないかも」、「もう少し働いたら倒れるかも」、というのは無くなってきました。

というわけで、やや余力ができた分、渾身の力を込めて?ウェブサイトのガクプロ(発達障害のある大学生・専門学校生向けのプログラム)のページをリニューアルしました。

先週の土曜日のガクプロの時間に、ふと思いついて、ガクプロの主だった利用者たちに、ガクプロってどういう場所?というアンケートを配って、それを咀嚼しながら、新たに数ページを構成しなおしています。

トップページ http://www.kaien-lab.com/gakupro/univ/

就活のページ http://www.kaien-lab.com/gakupro/data-g/

職業訓練のページ http://www.kaien-lab.com/gakupro/program-g/

自己理解のページ http://www.kaien-lab.com/gakupro/fresh/

時間・場所・申込み http://www.kaien-lab.com/gakupro/venue/

この記事のタイトルにも使ったように『サークル。第二の学校。いや、第一の学校かも。』などと、まさに的を射たコメントをくれるガクプロ生が多くてびっくりしましたし、うれしくなりました。

なお、コラム的に書いたのが『発達障害支援の空白地帯 大学・専門学校』と『防ごう! ぼっち就活』。 下にも貼り付けてしまいますが、ぜひ上のリンクから辿ってみてください。

発達障害支援の空白地帯 大学・専門学校

発達障害のある子どもや成人の支援体制が進む中、支援の空白地帯がぽっかりと残っています。それが大学や専門学校です。現在の法体系では、高等教育(大学・大学院・専門学校)に障害児者が進むことはほとんど想定されていません。
OLYMPUS DIGITAL CAMERA空白地帯にも関わらず、大学・専門学校は、自分で授業を選択する履修制度だったり、クラスという単位がほとんどなく所属する場が持ちにくかったり、学力とは関係の薄い就活力を磨く必要があったりと、最も支援が必要な期間と言っても過言ではありません。このため高校までは落ち着いて通学で来ていた人も大学時代に通えなくなる例も多々あります。留年率は10%を超え、中退率も一般より高いのは事実です。
こうした現状のもと、親御様たちからの強い要請を受けてサービスを開始したのが、発達障害のある学生向けのプログラム「ガクプロ」です。仲間づくりと自己認知、そして就活に役立つイロハが身につく支援内容です。

防ごう! ぼっち就活

発達障害(含・疑い)をもつ大学生がはまりやすい「(ひとり)ぼっち就活」。一人だけで抱え込み、就活へのプレッシャーを感じ過ぎ、就活に関する行動を具体的に起こせないまま卒業を迎えるケースがあります。
OLYMPUS DIGITAL CAMERA昨今の就活事情は親世代の状況とは大きく異なり、複雑怪奇ともいえます。情報の渦の中から、自分に必要な情報を取り出して、優先順位をつけながら就職活動を進めていく力が求められます。そしてその力はどの学生でも難しいものです。周囲(ガクプロや大学の学生課・キャリアセンター等)にすら頼ることを思いつかない学生がガクプロにも多く在籍しています。
そういった学生をぼっち就活から救い、当社のネットワークに入って人に頼りながら進む安心感を感じてもらいます。

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「私とKaien」で伝えたいこと

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今日は一人のお子さんがTEENSの利用最終日でした。TEENSの開始当時からもう4年間ぐらい通い続けてくれたお子さんです。背もとても高くなりました。身体の強い子ではなく、2週間に一度、TEENSに来るときに自分の体調をベストに持っていくために努力しているとお母様から伺ったこともあります。自分を変えたところということで学校の発表でTEENSを取り上げてくれたこともあります。今や部活でリーダーもしているそうです。

TEENSはそろそろ卒業だろうなと、思っていたらご自身からTEENSに行かなくてももう大丈夫という発信があったとのこと。当社と薄く関係を持ちつつ、でも利用は徐々に少なくなっていくというのが寂しいですが理想的であります。その子に人生の核の一つは与えられただろうなという実感があるので大丈夫だろうと思う反面、やっぱり気になります。小学校や中学校の卒業式では全く感傷的な気持ちにならなかった僕ですが、当社を良い意味で巣立っていく人たちには思いが残ります。不思議な気持ちです。

今日、私とKaienの第1話を公開しました。大げさに言うと当社と苦楽を共にした方々(利用者ですけれども同士みたいなものです)のインタビューシリーズを作ろうと1か月ほど前に考えつき、その当社なりの形です。

私とKaien 第1話 小さな成功体験を、一歩一歩重ねていくこと
http://www.kaien-lab.com/newsletter/%E7%A7%81%E3%81%A8kaien-%E7%AC%AC1%E8%A9%B1/

このシリーズを始めた理由は、当社がその辺の同業他社と並列に見られ始めたという気持ち悪さがありました。お金稼ぎなんでしょう、とか、中身は無いんじゃないの、とか、他とどう違うのかわからないというような声が聞こえ始めたわけです。Kaienが全然違うサービスなのにどうわかってもらえるのか、この1か月ぐらい悩んでいました。

どこが当社の特徴かというと、成果とか、プログラムの中身、とかではなく、存在理由というか、魂の部分というか、立ち位置の部分というか。。。そういう洗練されていない土臭さに他との違いがあると思っています。ただの業者じゃないんだということです。利用者層と一体化しているコミュニティの一員と言う感じでしょうか。でもそれって自分たちで叫んでも伝わりにくいです。

じゃあどうしたら伝わるか。当社の利用でただ単に就職ができたとか、の数字ではなく、人生にインパクトを与えられたとか、心に道標・人生の軸みたいのを与えられたとか、実際の生身の人間の声や物語が一番強いだろうと思ったわけです。それが冒頭のお子様の話であり、今回の私のKaienの第1話で取材に応じてくれた中沢さんでもあります。

僕は国内線に乗る時は必ずANAを使います。機内誌の中にあるエッセイ「お弁当の時間」が好きだからです。お弁当を語る中でその人の人生が見えますし、取材者の温かみが伝わってきます。私とKaienはそのテイストで、まとめてもらっています。共通点、わかっていただけますでしょうか?

また、私とKaienという名前は、もともとぼくがNHK鹿児島時代に「桜島と私」という朗読コーナーを持っていたことに由来します。NHKでは「富士山と私」とか「立山と私」とか、山と自分の人生を掛け合わせた文章を画像に載せてプロのアナウンサーが朗読するというご当地テレビコーナーがあります(ありました、かもしれない)。新人時代、鹿児島局で担当させてもらったのが「桜島と私」で、おそらく一二を争うほど印象深い仕事です。鹿児島の(語弊を恐れずにいうと)名もなき市民が、桜島との日々の対話の中で励まされ、普通の人生でありながら、色鮮やかに生きる感じが、NHKを離れて10年15年たった今も、僕の中でくっきり残っています。桜島とまではいかないけれども、きちんと当社の思想が一人一人に伝わっていくようになりたいなということで、「私とKaien」にしました。

今は第2話を取材中。1か月に1回、毎月25日に公開予定です。次はクリスマスというわけですね。ぜひぜひお楽しみに。またぜひぜひご感想をお寄せください。まだフォーマットに改善の余地がありそうですので、ご意見お待ちしています。

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小さな成功体験を、一歩一歩重ねていくこと ~私とKaien 第1話~

『私とKaien』は当社の就労移行支援を利用していた訓練修了生や、ガクプロやTEENSをご利用中のお子様を持つご家族など、Kaienと一緒に発達障害の魅力を世の中に広げていただいている方々へのインタビューシリーズです。1回目は、創業間もなく当社とつながり、複数の会社を経由した後、今地元長野で働かれている中沢さんにお話しを聞きました。

中沢秀幸さん  小さな成功体験を、一歩一歩重ねていくこと

 KaienのWEBサイトを見つけたときのこと、よく覚えています。2009年の年末、こたつに入って、パソコンで就労移行の支援機関を探していました。キーワードは「発達障害」と「就労」。ヒットの上位にある会社のWEBサイトはどれも、真面目過ぎて暗い印象だったんです。そんな中でKaienは、明るいサイト・デザインで使いやすいのも良かった。検索ページの奥、7ページ目くらいだったでしょうか。その場ですぐ母親に、「良さそうな会社見つけたよ」と言ったら、「いいんじゃない」って。
 無職になって3年。長野の実家で親のすねをかじる34歳のニートでした。切羽詰まって親にも八つ当たりをしてしまっていましたね。甘えていたんです。
 年が明けた2010年1月、東京へ、慶太さん(Kaien代表取締役の鈴木慶太を指す)の講演を聞きにいきました。東京の病院で発達障害の診断を受けたのもこの頃です。診断が出るか出ないかというときに聞いた講演で、なぜか「この人のやることなら大丈夫」と思いました。診断が出ても大丈夫だと。つかむわらを見つけた気持ちでした。

Kaien訓練所開設とともに利用スタート

 2010年4月、Kaienが就労支援プログラムを開始するのと同時に、利用を始めました。訓練ではコミュニケーションの何たるかを知りました。訓練の前と後では、人との付き合い方が劇的に変わったんです。ソフトウェアやIT、ワードやエクセルといったデスクワークの基礎を初めて学びながらホウレンソウ(報告・連絡・相談)を実行。それまで一方通行で終わっていた人とのコミュニケーションが、双方向で取れるようになっていきました。
 3カ月の訓練の後、8月に人材派遣会社の障害者枠で、経理アシスタントとして就職。念願かなっての就職でしたが、この年の年末、慶太さんに厳しい注意を受けることになります。体調を崩して10日間ほど欠勤してしまったんです。支援機関の方にも、「社会人として自覚が足りない」と注意されました。さらに、上司が私の業務報告を負担に思っていることも分かって。一方的で長い報告をしているという自覚が、全くなかったのもショックでした。訓練で学んで変わったつもりが、まだまだだと気づいたんです。
 これがターニングポイントになりました。身なり、話し方、聞き方、すべて変えようと決めたんです。「ここで変わらなきゃ一生変われない」と。決意を実行に移して、自分の変化を実感するまでに一年半かかりました。自分が少しずつ変わっていくにつれて、自分を取り巻く状況も段々と良くなっていきました。それまでモノクロにしか見えなかった景色に、一つずつ色が加わっていったと言えばいいでしょうか。ひと息にカラフルな画になったわけではありません。一色、一色、感覚のセンサーが増えていくように感じていました。

働く基準を示してくれた人

 変化の手ごたえをつかんだ頃に、大手IT企業の特例子会社G社への就職が決まりました。Kaien経由の転職です。すでに人材派遣会社を退職し別の大手人材派遣会社の特例子会社を経て、Kaien訓練後、2度目の転職でした。
 G社への入社は自分にとって大きな成功でした。ところが、そうした成功体験の後には試練が伴うのだと、実感することになったんです。仕事では初めてのリーダー業務に苦労しました。リーダーとしてどう振る舞えばいいのか分からない。試行錯誤の繰り返しで、納期のプレッシャーもありました。プライベートでは人間関係で、コミュニケーションの難しさに悩みました。受信も発信もうまくいかない。定量的に言えないけれど、肌感覚でずれていると感じていました。でも、慶太さんが言っていたんです。「人間同士、完全に分かり合うことはできない」と。「それでも価値観の重なる部分がある。その同じ部分を繰り返し確認することが必要なんだ」とも。KaienのWEBサイトにもありますね。

PH2
ノースウエスタン大学ケロッグ経営大学院のコースター。ケロッグはKaien代表・鈴木慶太の母校にあたる。第一期の訓練生3人だけがもらった特別な餞別

 慶太さんの考えは、働くにあたっての基準の一つになりました。例えば、私には働く上で大事にしていることが5つ。効率良く、責任を持って、成果を出すこと。チームを大切に、規律を守ることです。G社では業務リーダーとしてメンバーの強みを活かすため、自分の個人的な感情を差し挟まずに、話す内容でその人の能力を判断しようと心掛けました。自分と趣味や馬が合わなくても、その人がある業務について的を射た発言をしていれば、評価しようと。慶太さんからはたくさんの影響を受けています。

不思議な縁から長野の実家へ

 業務リーダーの仕事も一年は苦労が絶えませんでしたが、業務が軌道に乗って少しずつ自信が付いてきました。そして、一般枠の人と同じ条件の職場で、自分を試してみたくなってきたんです。
 それで転職したのが今の会社です。この10月から長野に戻って、製麺会社で働いています。知人に紹介されての転職で、東京勤務のつもりでいたところ、長野本社勤務の話が出てきたんです。通販サイトでそばやラーメンを購入いただき、ネットバンキングの入金情報を本社のシステムに落とし込む仕事です。
不思議な縁で、実家にも戻ることになりましたが、悪くないなと思っています。なぜなら、自分が変わったことを知っているから。これがもしニートのままだったら、戻る気にはなれなかったでしょう。無職の時代は、いつ終わるともしれないトンネルの中にいました。自信がなく、スキルがなく、お金もない。自分が何者かが分からなかった。
 今では自分を客観視できるようになりました。履歴書の志望動機も正直に書けました。自信がついて、自分を飾る必要がなくなったからです。仕事の実績やスキル・アップがあったから、ここへ戻ってこられた。今、一般枠の人と同じ環境で仕事を任されているところです。今の会社で全うしたい。しなければいけないと考えています。Kaienに出会う前も数えると、転職も9回に上りますから。

自尊心を取り戻して気付いた故郷の美しさ

 Kaien後、順調にキャリアを重ねたように見えるかもしれませんが、そんな華々しいものではありません。私の場合は大きなターニングポイントがありましたが、やはりそれでも、一日一日の積み重ねなんです。訓練生の方に言いたいのは、変化は一朝一夕では訪れないということ。小さな成功体験を積み上げていくほかないんです。私も、今また成功を手にしたわけですから、新しい試練があるかもしれないと謙虚な気持ちでいます。そうすれば心構えができますから。
 Kaienは自分の人生を好転させてくれた、本当に大きな存在です。定着支援や転職時にも、Kaienのサポートには変わらない心強さを感じていました。今の生活が続いて安定したら、株主になりたいと考えています。配当金目当てじゃないですよ(笑)。何か恩返しがしたいんです。今は「かいえんぴあ」(Kaien利用者・修了生限定のクローズドSNS)で週に一度ブログをアップしています。「ようこそ先輩」(Kaienの修了生が訓練生に向けて就活の体験談を語るイベント)の登壇は5回を数えました。これからもずっと、つながっていきたい。
 今はまだ、特にお酒を飲むときに、横浜や東京の都会が恋しくなります(笑)。こちらは車での移動だし、飲める場所が自宅くらいですから。実家から車で山を10分ほど上がると、諏訪盆地を一望できる場所があるんです。毎朝車で、その眺めを見ながら走っています。たまに雲海も出るんです。無職のときは雲海が出ると、「なんだ辛気臭い」と思っていました(笑)。それが今見ると本当にきれいで、ちょっと神々しいくらいなんです。

PH1
通勤時に一望する諏訪盆地。日によっては雲海が見られることも

(取材 2015年11月)

中沢秀幸さん:39歳男性。34歳でKaienを利用。修了後、障害者枠にて3社での勤務を経て現職。

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ADHDと暴れ川

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贅沢にも、3日間現場を離れて、リーダーシップ研修なるものに参加していました。もちろん携帯電話は持って行ったので現場の状況は2時間おきぐらいにメールチェックしていましたが。

そこで出てきたのは、リーダーの時間をどう配分するかということです。おそらく僕は週80時間が通常で、今月などやや非常事態っぽいときは100時間ぐらい働いています。でも逆に言うと、普通の人は週40から50時間でしょうから、その倍程度しか働けないわけです。時間は有限ですから、リーダーとしての時間・タスクを溢れさせない優先順位の管理が課題となります。

時間やタスクが溢れるという言葉で思いつくのがADHD。以前、下の記事のように、ADHDと肺(呼吸)を類推として書きましたが、実は川の流れと考えると別の方面からADHDはわかりやすいです。

ADHDの理解は、肺(呼吸)を考えると分かりやすい
http://ceo.kaien-lab.com/2015/03/adhd.html

つまりリーダーでも誰でも人間は時間やタスクが溢れがちです。だれでもいっぱいいっぱいになったり、いっぱいいっぱいからあふれると疲れが身体的に精神的に出てきます。これが起こりやすいのがADHDです。
じゃあみんなADHDかというと、そうではなく、やはり急に溢れやすい、溢れた時のショックが大きいのがADHDと言えるかもしれません。(※大多数の人は溢れる時は溢れるけれども、徐々にあふれるし、その時もある程度体が動かなくなったり精神的にダメージを受けるまでに時間がかかる感じでしょうか。)
ADHDの人の管理はこの暴れ川のような川をいかに上手に管理できるかになります。普段は川の流れは静かですし、上手に治水管理をすれば溢れることは無いというわけです。上手な治水管理というのは、水の量をやはり少なめに一定にしたり、そもそも溢れ無いような職種を探してあげるなどです。

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週100時間勤務を超えると・・・

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ようやく今日の仕事が終わりました。色々ありまして、今週は(もう数字は怖くて見ていないですが)おそらく週110か120時間ぐらい働いてしまいました。月の残業時間に換算すると、80時間(週)×4週強=320時間ぐらいでしょうか。。。

実際は先週、先々週は100時間ぐらいでしたので、残業250時間/月ぐらいでしょう。体力はないので流石に、今週のペースはとても続きません。分析力と精神状態は結構健康ですが、体がやはりおかしくなり、さっきは夕食からオフィスへの帰り道で、変な吐き気と胸の痛みが出ました。。。これから帰宅しますが、ゆっくり寝られるかどうか。。。明日は朝から重要な案件があるので、頑張って行きたいと思います。

こういうときに思い出すのが、宋文洲さんの言葉。 

「リーダーにとって現場は実情を知り、アイディアと情熱が湧く場所だけではなく、隠れて傷を癒す場所でもある。」

僕も小さな会社のリーダーという立場ですが、まさにこのように感じます。先週も嬉しかったのが、ガクプロに来た学生の「なんでここ(ガクプロ)に来ると楽しいんだろう?」というふとしたつぶやきでした。まだ就活で一つも内定が出ていない学生ですがガクプロでは楽し気です。現場はやはり良いものです。

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就労移行支援と放課後等デイサービスの川崎事業所の空席状況について

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開所が近づいてきた川崎事業所。大人向けの就労移行支援は今年(2015年)12月。子ども向けの放課後等デイサービスは年明け1月を予定しています。

Kaien川崎(大人向けの就労移行支援)は、ほぼ定員からのスタートになりそうです。ただ大人のほうは約半年で就職をしていきますので、次々に利用希望者は入っていただける形になります。これまでは最大半年程度待機の期間があったのですが、それがほとんど解消される形。入りたいときに入れるに近くなるはずです。

一方、TEENS川崎(小中高生向けの放課後等デイサービス)はスタッフの人数の関係もあり定員をやや割り込むかなぁというところからスタートさせますが、すでに多数の予約が入っているので、来年4月ごろには完全に満員になる見込みです。これから当社の説明会に来る方は、待機になってしまう可能性があります。申し訳ありません。TEENS第5拠点、第6拠点も神奈川にすべきなのか、千葉のほうに作るべきなのか、埼玉なのか、東京の西部なのか、いろいろと悩み始めるのかなぁと思いますが、スタッフの教育が追いつかない事態だけは避けたいので、まずは質の担保に全力を注ぎます。

なお、川崎はこれまでで一番広いスペースです。このため、発達障害のある大学生・専門学校生向け支援プログラムであるガクプロも秋葉原、新宿に次いでオープンさせようかなと思っています。同じ拠点で、TEENS・・・>ガクプロ・・・>就労移行と、全部ある初めての拠点になりそうです。いつガクプロをオープンさせられるかは自分の体力を考えて決めたいと思いますが、割合に早い段階に、と思っています。

就労移行支援 Kaien川崎の相談室の写真
机が大きすぎ、差し替え予定です・・・

こちらは放課後等デイサービスのTEENS川崎
今までのTEENSで最も広いです

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TEENS 秋のイベント ドミノクエスト開催直前

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放課後等デイサービスのTEENSの秋のイベント、当日です。

発達障害のあるお子様向けにお仕事体験を週末に提供していますが、祝日の今日は、お仕事に必要なチームワークを磨くゲームイベントで、朝から秋葉原サテライトに鍵の開け閉めと、安全管理担当として来ています。

チームワークで史上最強のボスを倒せ!!!~秋のイベント『ドミノクエスト』を開催!~
http://blog.teensmoon.com/2015/10/blog-post_7.html


ゲームで育む“しごとの力”~秋のイベント『ドミノクエスト』のこだわり~
http://blog.teensmoon.com/2015/10/blog-post_29.html

準備が進んでいます。今回はほとんどインターンが企画から運営までしてくれています。30,40歳代のフルタイムのスタッフ、そして自分に比べて頭が柔らかいです。確かに差を感じます。

トイレも、なにかイベント仕様で暗くした、と言いたいですが、ビルの管理人の方に、祝日なので電気つけっぱなしにしておいてください、と言い忘れて非常用のライトを使っています。。。

イベントはこの後、お昼過ぎにスタートです。

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月刊人事労務 特集『発達障害者の雇用』

  • 掲載日:2015年11月号
  • 発行元:日本人事労務研究所
  • URL:http://www.nihon-jinji.co.jp/201511gekkanshi.htmlblank_blue
  • 内容:2015年11月発行の月刊人事労務。『発達障害者の雇用』が特集となっています。
    ①発達障害とは何か
    ②大人の発達障害
    ③発達障害者の雇用における職務上・対人関係上の留意点
    ④発達障害者の雇用をめぐる法的留意点
    ⑤発達障害者に対する雇用支援施策
    において、当社のノウハウが取材されています。

内装工事@川崎

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12月1日に川崎事業所がオープンします。発達障害の人向けの就労移行支援事業所であるKaien川崎です。実は同じ施設にTEENS川崎(発達障害のお子様向けの放課後等デイサービス)も1か月遅れでオープンする予定です。

今日は説明会のあと、内装工事の立会いでした。明日も工事が続きますが、現場はスタッフに頼み、僕は青森・八戸に行ってきます!!

かなり大きな音が鳴っていましたが
仕事が終わらないので、PC作業が続きます。

まだ途中ですがこんな感じ
手前が放課後等デイ、奥が就労移行支援
真ん中はフリースペースです

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発達障害 一般枠か障害者枠か、そこに上下関係はあるか

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一般枠で就職が決まりながら、その後、障害者枠を受けた学生がいます。結果、一般枠で行くことになったのですが、なぜ障害者枠を受けたのかを聞きました。通常の理由としては「一般枠だと不安だから」というのが考えられたのですが、どうもその人はそういう理由ではない。どうやら「一般枠と障害者枠を特に区別していないので、より可能性を広げようと思った」というのが趣旨のようなのです。言っていることを総合すると。

話を聞きながら小さく感動してしまいました。普段から僕も、一般枠と障害者枠は特に優劣・上下関係があるわけではなく、働くための制度・手段であると、スタッフにも、就労移行支援を利用する訓練生にも、ガクプロを利用する学生にも、そしてTEENSなど放課後等デイサービスに通う子を持つ親御さんにも伝えているつもりですが、なかなか本当にそう思える人はいません。

ちょうど今朝がたもスタッフが障害者枠を前提に話を進めていて雷を落としたばかり。どうしても福祉の世界にいると障害の診断があると障害者枠で働くべきとか、障害者枠への抵抗感というか違和感が無くなっていく感じがあります。一般枠と障害者枠を並列に見ているから抵抗が無くなるというよりも、一般枠という選択肢を無意識のうちに消し去ってしまう人がいるということです。

一方で世の中の多くの人は、障害者枠を、一般枠が無理だった人が行くところ、みたいな上下の関係でみることが通常だと思います。実際のところは一般枠もピンからキリですし、障害者枠も本当に様々な形があります。

そんな中で僕が普段言っていることを真に受けすぎているのか、無垢な感じで、非常に並列に一般枠と障害者枠を考えている若者の言葉を聞くと、まあ世の中もこういう感じでピュアになれないかなぁと思ったりするのです。こういう瞬間がこの仕事をしていて、とても楽しいというか、やりがいというか、学びがあるところであります。

写真は、上記の個別相談に続けて行ったガクプロの個別相談で親御様から頂いた八芳園の佃煮。いろいろ頂くようになってしまったのですが、ありがたく頂いています。今日は、スタッフとの「仲良しランチ」(ベタな名前のランチセッションで、名前通りなのですが、また次回以降のブログでご紹介します)であったため、お弁当をもってきていないかなり珍しい日だったのですが、お弁当に使ってください、ということで頂きました。食事は基本的に餌だと思う派ですが、健康には留意しているつもりなのでありがたいです。美味しく頂きたいと思います。

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五嶋みどり×N響のショスタコーヴィチ ヴァイオリン協奏曲

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約15年ぶりにNHKホールへ。五嶋みどりさんの演奏でした。

NHKプロフェッショナル 「楽しみも苦しみも、すべて音になる」
ヴァイオリニスト 五嶋みどり
http://www.nhk.or.jp/professional/2014/1103/

僕は、あまりコンサートは好きではなく、もっぱらiPhone派ですが、今日の演奏会は人生で三本の指に入るほど凄い演奏を聞けました。やはりみどりさんは偉大です。
音を何回かはずしているんじゃないかなという感じで完璧な演奏ではなかったと思うのですが、またN響の木管との特に2楽章冒頭の受け渡しとかはかなりずれているように聞こえましたが、足を引っ張られようが何だろうが、集中力と感情に振り回されずにその場のすべてを出そうというプロフェッショナリズムは人間が達することのできる境地の一つに感じました。
三楽章の独奏は、まさに固唾を飲むと言う感じで、満員の聴衆が集中している凄みがありました。気を抜かない練習・本番を何十年も繰り返した人だから生み出せる雰囲気と、ただ席に座って聞いているだけではなくいつの間に一体となって演奏空間に引き込まれる感じの、ライブならではの面白味を味わえました。四楽章はオーケストラもぴったりみどりさんと、またお客さんとも一つになった感じで、とても良いフィナーレでした。
今クラシックでライブのほうが楽しい人は本当に少ないと思いますし、しかも何回か聞いた五嶋みどりさんのコンサートでもぴか一の演奏で、今回は良いチケットが取れてラッキーでした。演奏後のブラボーもみんな怒っているんじゃないかというぐらい、熱狂的な感じでしたので、ほかの人も同じように感じたのだと思います。

あまり業務には関係ないようですが、僕的にはとても重要な時間で、天才が努力したレベル・演奏・結果を体感させてもらうと、自分の小ささが本当に理解できますし、明日からもう一段また自分も集中して瞬間瞬間に取り組もうという謙虚な気持ちになります。

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鈴木姓の多い県と会社

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静岡には鈴木姓が多いです。我が家も出身は静岡です。(ちなみに、当社にはなぜか鈴木姓が多いのですが、10%とまではいかないが、それぐらいいますが、血縁関係はありません。)

今日は静岡に呼ばれて講演です。これから1時間半ほどお話しします。お伝えするというよりも地方に読んでいただいた時は学ぶことのほうが多いです。

ふと自分の講演予定を見たら、1月以降はまだないことに気づきました。たしかに最近呼ばれていないようです。月に1回ぐらいはいろいろと刺激を受けたいので、ぜひお声掛けください。

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Kaienの千日行 15%ルール

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7年かけて修行する比叡山の千日回峰行。TED動画でもみましたし、最近ニュースでも見ましたし、正直その修行に比べると屁でもない感じですが、当社も修行的な制度があります。もちろん、就労移行支援の利用者とか、放課後等デイサービス(TEENS)を利用する子どもたち向けではないです。スタッフ向けの修行の場です。

本来は、米国の3M社やHP社、Google社で有名な『15%や20%の勤務時間を自分のプロジェクトに充てられる』というどちらかというと、会社の通常業務の束縛を逃れて、自分のプロジェクトに精を出す、という制度だと思いますが、当社の場合は、もともと残業が認められていない中、特例的に見なし残業をして、成果を出すという制度が15%ルールになっています。期間は原則6か月です。

これが、まあ、僕が悪いのですが、なかなかな修行になっております。涙あり、笑いありの6か月。ちょうど今日、修行をやり遂げたスタッフが御茶ノ水の拠点から出て、これで2人目となりました。同時に、横浜の拠点のものが修行に入った感じです。

発達障害の人向けの雇用先を開拓するとか、アセスメントの専門性を高めるとか、発達障害の能力の啓発活動を行うとか、ADHDの力が活かせる職種を開発するとか、埼玉や千葉などに拠点を広げるとか、プロジェクト自体は当社の存続意義に関することであれば、社内のスタッフのコンセンサスが取れれば何をやってもよいのですが、当社だからできるプログラム、運営方法を6か月で成果として出さないといけないので、まあ大変であります。

なお、実は『15%ルール』の上に、『雇用特区』というスーパーサイヤ人的な修行もあるのですが、それはなかなか挑戦されません。どなたか挑戦したいという方はぜひお声掛けください。

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産みの苦しみ 優秀な人に発達障害支援に関心を持ってもらうには?

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ありがたいことに「Kaienさんは急成長ですね」とか、「TEENSもう次の拠点作るんですか?」みたいに聞かれます。

どうしても大きくしたいと思っているわけではなく、ある程度ニーズが高まって、おそらく長年にわたって利用してもらえそうな人数が集まりそうだなという段階になって、ようやく重い腰を上げる感じです。やはり新しい事業所を出すのはとても勇気のいることです。違う言い方をすれば、やはり不安ですし、怖いものです。

お客さんは来るんだろうかという不安とか、この手のビジネスの場合は行政の許認可は大丈夫かとか、更には新しい事業所を立ち上げるということは新たに社員を採用しないといけないわけで、タイミングよく来てくれるかなぁとかそういう感じです。

特に採用活動は、どんな活動でもそうでしょうが、やはり本当に肝だなぁと、新しい拠点を立てるごとに思わされます。世の中の様々なニーズ・課題の中から、発達障害の支援に目をむかせないといけないなぁということです。対人サービスですので、どの業種よりも人が重要。今まで発達障害が世界の外だった優秀な人をも巻き込む伝播力をなんとかつけたいなと思います。

そのために何をすべきか?こつこつ発達障害の力を実例で輩出していくことと、つまり様々なロールいモデルを作っていくことと、もっと僕が外の世界に打って出ていかないといけないなぁと思っております。

就労移行支援は12月オープンのめどが立ってきました。TEENS(放課後等デイサービス)のほうは、、、それこそ採用次第。まだ一歩採用計画に届かないのですが、1月を目標に頑張ります。採用情報 Kaien/TEENSで働く

写真は新しい川崎の事業所。まだ什器が入っていません。パーティションもまだです。端から端まで結構あるので、つい走ってしまったほど広めの空間です。川崎の発達障害者支援は大人も子供もKaien/TEENSさんと言ってもらえる場にしたいと思います。

ビルはこんな感じの面構えです。2階が当社オフィスとなります。アクセスマップ

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飲み会に行ったことがない大学生 手酌や幹事の意味を知らず・・・

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本日は学生向けのガクプロ。今日の『しゃべり場(※)』では、飲み会について話しました。

「良く参加する」のはごくわずか。大体1割ぐらい。半分ぐらいは飲み会に行ったことがなく、経験がある人も数えるほどしか参加したことがないということで、驚きました。

ガクプロでは、終了後に飲み会をしているので、正確にはガクプロ以外の飲み会に参加したことがない人たちということでしょうが、それにしても、手酌という意味を知らなかったり、幹事のする役割を知らなかったりと、想像以上に飲み文化を知らずビックリしました。。。

一方で、一気をさせられるのでは、とか、苦手なビールを飲まされるのではないかとか、過度な飲み会イメージがついていて、その場での会話が難しそうとか、そういうおそらく困るであろう点にはまだ気づいていないほど、飲み会がファンタジーの世界になってしまっているようです。。。

年末にはクリスマス会・忘年会っぽくイベントを開催しようかなと考え始めていたので、ガクプロのイベントを、そのまま実践的に飲み会のルールを教えておく場にしてしまおうかなと思いました。

(※ 大学/専門学校の場ではなかなか共有できない特徴や困り感をみんなで話す場)

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『定型発達と発達障害 定型発達に近づけるとはどういうことか?』

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今日は午前午後と、当社主催の保護者会でした。Kaien/ガクプロ/TEENSに通うお子さんを持つ親御さんが50人ほど参加されました。今回も数日で札止めになったので、次回は本当にどこか広い会場を借りないといけません。

入れなかった人のために、動画で保護者会の様子を撮影しました。前半は当社の協力医の橋本クリニックの橋本大彦先生のセミナー『定型発達と発達障害 定型発達に近づけるとはどういうことか?』。親御さんはもとより、当社スタッフにとって非常に有益な学びを得られた講演となりました。

発達障害発達障害という前に、そもそも定型発達って何?を知らないと、どのような道があり得るかがわからないものです。本当に貴重なご講演ありがとうございました。

動画のキャプチャ
このあと保護者の皆さんに限定公開します

後半は2時間近く年代ごとに座談会。当社のサービスが利用する皆さんと一緒に作っていく共同作業ということを強く実感できました。次回の開催は初夏あたりかな・・・・と思います。

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