採用情報

なぜあなたはできないのか?ではなく、なぜ自分はできるのか?を考える

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今日は午前中定着支援に行ってきました。もう就職してから2年も3年もたった人の定着支援です。

定着支援ってお金になりづらいですし、かなり地味な活動ですが、就職前の支援、就活中の支援、そして、就職直後の支援、そして定期的な支援と、その人の軌跡を見ていくと、やはり点ではなく線や面で見えるものがあって、ビジネス的にもよいですし、支援者としてもレベルが上がりますし、自分にも学びがあるものです。

今日はある人のある行動が印象に残りました。具体的には個人情報なのでもちろん書けないですけれども、「周囲から見るとなんでそれが出来ないのかなぁ」というようなミスやズレがあり、職場で上司に注意されるとのこと。話をするうちに僕が「なぜ自分だったらそのミスや抜け漏れがなく、つつがなくできそうなのか」ということを解説していることに気づきました。これってやはり良い支援を探るうえでの一つの方法だと思っています。

発達障害的なズレ(空気が読めない、気持ちが読めない、衝動的な言動がある、抜け漏れがある、ミスがある、取り違えるなど)は、誰にでも起こることです。が、多くの”定型発達者”は上手にそのズレを回避する術をしっています。ただし、なかなか言語化できない。つまり”アートの世界”として定型発達の世界から輸出されていないために、発達障害の人は困っているともいえます。

「なんでできないの?」という指摘の仕方は、支援や教育側の無力さとして、「なんで出来る方法を説明できないの」という感じで、ブーメランのように帰ってくるものです。「あなたができる方法」を考えるうえで、まずは卑近な「自分ができるのはなぜか?」を考えるのは、少なくとも僕には考えやすい方法です。

と、ここまで書いて、そういえば当社を利用している訓練生や学生、お子さんにはこういうアプローチが概ねできているのですが、ミスや抜け漏れが多い部下(当社スタッフ)には、「なんでてめぇできないんだよ、、、」みたいな感じになることが多いことに気づきました。いえ、白状すると以前から気づいています。

教育や支援の方法に発達障害の多寡は関係ないと思うのですが、なぜかスタッフにはキツク当たってしまいます。なぜなのでしょうか??? この辺り、社員にも支援をする利用者にもしっかり、真摯に対応できる人に「なぜ自分はできるのか」を教わりたいところです。

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発達障害者の就労支援 日本はガラパゴス化?

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7年前に書いた代表メッセージにある通り、当社ははじめIT企業を目指していました。発達障害の力を使って、ソフトウェアのバグ探し(デバッグ)をすることを目指していました。デンマークのSpecialisterne(スペシャリスタナ社)の成功(アスペルガー症候群の人を雇用し、”健常者”をしのぐデバッグ作業をしている)に魅せられたからです。

その後、当社としては3回デンマークに飛び、実際に高度なソフトウェアテストをしている人は従業員の数割に満たず、大多数はデータ入力など日本の特例子会社に似た作業に従事していることを知りました。それ以来、日本の現状にあった職業訓練と求人開拓に取り組み、当社は今は福祉・人材・教育系の会社になっています。

ただこういう進化・変化は非常に珍しいのが実際です。ヨーロッパでもアメリカでも、スペシャリスタナのモデルそのままの会社、つまりソフトウェアテストの会社がおそらく何十も発達障害の人を雇用するために設立されています。Kaienは世界的にみるとガラパゴス化しているともいえます。

ということを思い出させてくれたのが、僕がアメリカ時代にシカゴ近郊で設立に関わったAspiritech(アスピリテック)からのメールです。先月末にアスピリテックを含む全米の13の団体が集まって、発達障害の人をソフトウェアテスターとして活用する運動を進めるサミットを開催したそうです。その時の資料を共有してもらうとともに、SNSも立ち上がったようで、一応メンバーに入れてもらっています。

僕としてはITやデバッグにこだわると、ほんとうに一部の発達障害の人しか就職できないし、企業としても社会としても発達障害の多彩な良さを理解する機会をなくしそうなので、日本のように様々な職種で働いてもらえる形を作っているガラパゴス化のほうが、良い気がしているのですが、もちろん、多様な職種の一つにソフトウェアテスターがあることは確かだと思うので、その原点のある道で当社も活躍したいなと改めて感じ始めています。

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朝日新聞 特集記事に当社の大学生向けのサービス「ガクプロ」が取り上げられました

  • 掲載日:2016年2月27日
  • 掲載:朝日新聞
  • 記事URL:http://www.asahi.com/articles/ASJ2V74CKJ2VUBQU01F.htmlblank_blue
  • 内容:2016年4月から障害者への配慮を大学に義務付ける法律が施行されます。特に遅れがちな入学後の発達障害の大学生の体制づくりについて、朝日新聞が特集記事を掲載しました。その中で、当社の発達障害(含・疑い)のある大学生向けのサービスガクプロが取り上げられています。

息子のためのより良い道を、Kaienと一緒に探していきたい ~私とKaien 第4話~

『私とKaien』は当社の就労移行支援を利用していた訓練修了生や、ガクプロやTEENSをご利用中のお子様を持つご家族など、Kaienと一緒に発達障害の魅力を世の中に広げていただいている方々へのインタビューシリーズです。第4回は、TEENSを利用する中学3年生のご子息を持つお母さまにお話を伺いました。約2年の利用で訪れた変化とは。

息子のためのより良い道を、Kaienと一緒に探していきたい

過保護と言われる辛さを越えて

 だっこをしないと泣く息子をずっと抱いて、公園デビューのときから過保護と言われてきました。幼稚園では触覚が過敏だったためにどろんこ遊びが苦手で。息子の特性に合わせて何かをさせないでおこうとするたび、そういう母親に見られました。でも息子が幼稚園のときに出会った発達障害専門のお医者様が、「過保護ではない。お母さまのやり方でいいんですよ」と言ってくださり、救われました。それまで自分の子育てに自信がありませんでしたが、その言葉をきっかけに、「もっと勉強しよう」と決心しました。「自分の息子はこう」と、自信を持って言える道を見つけようと思ったんです。

 息子は1歳半になっても言葉が出ず、3歳で高機能自閉症と診断されました。小学校に上がるとき普通級の就学判定が出ましたが、小学3年生のとき、休み時間に遊ぶ友達がおらず、勉強についていけなくて不登校気味になり、個別級に移りました。小学校の6年間は担当の先生次第で安定と不安定を行ったり来たり、ジェットコースターでしたね。IQも落ちて、診断名から「高機能」が取れて「自閉症」に変わりました。

 息子はいま15歳、中高一貫の、発達障害に配慮のある学校に通っています。IQは85くらい、標準より少し低いと言えます。TEENSを利用し始めたのは2014年6月。障害を持つ子供たちのお母さんが集まるサークルがあって、代表の方に「Oさんのお子さんにぴったりのところありますよ」と教えてもらいました。それから月2回のお仕事体験(TEENSプログラムにある職業訓練塾。実践を通じていくつかの職種を理解し、あわせて段取り力、コミュニケーション力を養う)へ参加しています。

 TEENSの体験セッションは衝撃でした。スタッフの大宜見さんの、話の進行が本当に上手で。電話をかけるという課題を全員がこなして振り返りの場面にくると、ホワイトボードにそれぞれの子の点数を書いていくのにも驚きました。そんなことをしたら、自分が人より劣っているか、点数から明らかに分かってしまいますよね。それまで発達障害の子供向けのプログラムに参加したことがありますが、こうした評価をするところは初めてでした。マイナス面も、当たり障りのないコメントではなくきちんと指摘して、その伝え方がまた上手なんです。

この子にぴったりの場所を見つけた

 うちの子はこの評価に耐えられるかしらと心配になりつつも、直すべきところはしっかり言ってもらえると思い、安心もしました。息子は以前から、間違いを頭ごなしに指摘されると癇癪を起こすことがありました。悪気なしにしてしまった失敗を背景を理解しようとせず怒ってしまうと、受け止めきれないんです。でも、人と場所に安心できれば、指摘を受け入れられます。その場所を見つけたんです。今の中学は、「嫌だったらやらなくていいよ」という方針。でもいずれ将来は、経済的に自立をしなければならない。苦手なことにも少しずつ挑戦しなければいけないんです。

 TEENSの良さは語り尽くせません。メインで話を進めるスタッフの方と、流れに乗りきれない子をサポートしてくれるスタッフの方がいることも、息子にとってとても大切でした。質問があっても周囲に遠慮してなかなか聞けず、勉強が苦手になったのもその理由から。目立つ子に先生がペースを乱されてかかりきりになると、いつまでもいつまでも待ってしまう。さらに待っている不安から、見ているこちらが痛くなるほど爪をかんでしまいます。

 これからすることの予告を、微に入り細に入りしてくれるのもぴったり。息子は見通しが立たずにできなかったことを、すべて自分のせいと考える子で、そのたびに自己評価を下げてきました。でも、この場合にはこう動く、という事前の見通しを細かく見せてあげられるほど、いい成果を上げられます。普通の子と同じように過ごせるんです。

 去年の夏に参加した「ペンションTEENS in 真鶴」のことは忘れられません。ペンションの仕事を子どもたちが手伝って、もてなしの極意を学ぶというお仕事体験。そのレジュメがすごくいいんです。「テーブルを拭く」というお仕事一つをとっても、テーブルの図が付いたマニュアルがあるんです。そんな具合に、どの仕事についても、こと細かに手順が示されてあるレジュメに驚きました。行く前は不安で、ぎりぎりまで行き渋って、実践では接客のセリフがうまく言えなくて、泣いてしまうことになりました。それでも、得ることの多かったプログラムだったと思っています。

レジュメ
「ペンションTEENS in 真鶴」のレジュメ イラスト付きでお仕事の説明が示されている

凸凹の、凸を探していきたい

 TEENSの効果は学校でも少しずつ出ているようです。TEENSで年下の子たちと話す経験から、学校でも学年が下の学生の方に話しかけられるようなりました。授業で発言もできるようになったんです。社会的な場所がもともと苦手ですが、少し良くなったと感じています。

 TEENSに通うまでは、なかなか活かせる強みがありませんでした。いえ、まだ見つかっていないと思います。例えば「PCが大好き」など興味を活かせることがあればいいですが、そういうものもまだありません。今は凸凹の凹の、弱い部分を補っているところです。凸の部分はこれから見つけていきたい。スタッフの方との面談に期待しています。自分の知らない息子の姿を、常に聞ける場所ですから。お仕事体験で、息子がリーダーをしていると聞いたのも面談でした。そのときは、息子が!と驚きました。グループに入って話すこともできなかった子が、と。  

 あと少しで高校に通うことになりますが、目標ははっきりしています。仲間をつくることです。その手段として、部活に期待しています。息子は一人っ子で、努力もしましたが友達ができません。発達障害の子は、あまり人と関わらないで一人で過ごしているのが大丈夫な子も多いですが、息子はもともと人が好きで、大勢でわいわい過ごすのが楽しいんです。ただ、自分に自信がない。友達ができないことを、すごく気にしてもいます。そんな息子が友達を作れるツールがカードゲームなのですが、珍しく誰かと一緒にカード屋さんへ行っても、お店で30分過ごしたら、さよならして帰ってきてしまう。雑談が苦手で、何を話していいか分からないんです。

目を覚ましてくれた、鈴木さんのブログ

 実は友達を作るためにTEENSに期待しているのが、話し方の練習です。うちは父親は無口ですが、息子は母親の私とはよく話をします、でも親が相手では、友達との会話は練習できません。TEENSでは休み時間など、若いスタッフの方がお兄さんやお姉さんの立ち位置で子供たちの会話を回してくれます。それがとてもいい。言葉を適切にチョイスして語彙を増やすために、安心して場数を踏める場所です。そういうわけで、Kaien社長の鈴木さんがブログで書いていた、「TEENSにはあえて学生のインターンもあてている」というコメントにもとても共感しました。うちの子にとてもフィットしていると思います。

 幼稚園であの専門医の方に出会ってからは、専門医の方の講演や良い先生の意見を求めて、勉強会、講演会に出たり本を読んだり。吸収できるものはすべて吸収しようとしてきました。でも息子は現にいま、困っています。友達ができなくて寂しい。そんな行き詰まりのなかでつい先日読んで衝撃を受けたのが、Kaien社長の鈴木さんのブログです。「専門家だけで解決しているならば、もう発達障害の課題って解決しているはずなんです」と。答えはないんだということに気付きました。必死に答えを探し求めるよりも、実践が大事なんだと腑に落ちたんです。息子が少しずつ変わっていく、その過程をKaienと一緒に見守りたいと思いました。

 この前、息子が初めてお茶を入れてくれたんです。TEENSのお仕事体験、カフェの店員さんのお仕事を体験する「カフェTEENS」で学んだことを自宅で再現してくれたんです。温かいお茶を、お菓子も添えて。うれしくて、思わず写真を撮っちゃいました。

暖かいお茶とお菓子
「カフェTEENS」を踏まえて息子さんが淹れてくれたお茶

(取材:2016年2月)

■Oさん:TEENSに通う15歳男の子の母。ご子息が中学1年生だった2014年6月から月2回、お仕事体験のプログラムに参加している。

告知『リアル版 私とKaien』

「私とKaien」で取り上げた方々に直接講演・お話しを頂く『リアル版 私とKaien』。ご予約はオンラインフォームからのみ承っています。必ずお一人ずつ別メールアドレスにてお申込みください。

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鈴木が監修する本 「親子で理解する発達障害 進学・就労準備の進め方」が4月ごろ刊行予定

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本を監修することになりました。執筆ではありません。監修です。主に中高生向けの発達障害本。就職を見据えたうえで、親子が進学を含めてどう取り組めばよいかをまとめたものになります。

今日、編集者・ライターの方からインタビューを受けました。監修なのでしゃべって読めばよいので、楽です。書いてください、という依頼だったらとてもお受けできませんが、ちょうど良いタイミングで監修の依頼があり、即OKしました。

既存の本などで出ている内容も含みますが、当社・鈴木ならではの視点を織り交ぜるだけでなく、当社に通う母親のインタビューもいくつも載る予定です。

本を出すのは初めてで、監修も初めてです。どういう感じで本が作られていくのか知れて監修って良いなと味をしめてしまいました。

出版は4月末ごろ?ゴールデンウイークにぜひ親子でお読みください。

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【告知】 Kaien/ガクプロ/TEENSのプログラムを地方へ 地域パートナーシップ制度

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Kaienはまだ東京と神奈川にしかありません。今後埼玉や千葉にも広げていきたいと思っていますが、質を保ちつつ、向上しつつなので、そんなに一気には拡散できない、というのが実際のところです。

つまり首都圏に出店攻勢!!というほど当社の体力がないわけですし、そもそも発達障害のマーケットがそこまで広い訳でもありません。もちろん首都圏だけでも2倍、3倍と大きくなっていくことは可能です。が、数倍の売り上げになったところで所詮「大きな会社になったぞ」という程度の経営者の自己満足です。20倍、30倍なら当社経由で人生を大きく変えられる人が増えるということで意味合いが出てくるかもしれませんが、2,3倍というとそういう壮大なスケールではありません。つまり、世の中の課題解決というマグニチュードで考えると、1社が首都圏という一地域で少しばかり売上を大きくしようが、そこそこの実績を上げようが、焼け石に水程度であり、課題は残り続けると思います。

当社のプログラムに興味を持って地方からわざわざ新幹線や飛行機を使って来る方もいます。プログラムを受けに引越して来るという方もいますし、説明会に参加する来るためという方もいらっしゃいます。それは非常に名誉なことなのですが、当社の拡大スピードが遅いことへのおしかりだとも思っています。首都圏でも広げきれていないのに、その先ははるかかなたです。

直営店がなかなか難しいなら、他の団体の力を使わせてもらえないか。すでにある地域の方々の力を使う形でパートナーシップ制度で広げていこうという考え。語り始めると長くなりますが、福祉という性質、働くという地域性を考えると、小さな都市ほど直営よりも地元の力を使う形を模索すべきだということは、案外昔からぼんやりとですが考えていました。

当社の発達障害の大人・子ども向けの各種プログラムは、僕らが魂を入れて作ってきたプログラムです。せっかく作ったレシピを多くの人に公開して、それこそ今の数百倍の人たちに使ってほしいというのは作り手としての自然な願望です。最近流行りのオープンソースというわけです。もっというと、最終的には、国が当社プログラムを取り入れてくれればよいのにとすら思っています。

ただ、もちろん自分の会社も可愛い。自分たちの会社の運営と共存する形で地域でも他の会社や団体の方に使ってもらえるにはどうしたものかと考えていましたが、日々日々業務に追われると僕の脳にはなかなか大きな難しい問題に思われていて、ここ1、2年先送りにしていました。

という中、ようやく自社の首都圏のオペレーションが落ち着きつつあるのと、昨秋に参加したリーダー研修で勝手に自分に壁を作って乗り越えようとしていないことに気づかされる体験があり、ここらで頑張って当社のプログラムを全国に広げる努力をしようと思うようになりました。多少まねされたり、多少当社直営よりも質が落ちたりしたとしても、課題があったからと言って止めるイニシアティブではない、もっと大きなものを見ていこうということです。

ここ数か月、暇を見ては考え考え、「地域パートナーシップ」というまだしっくりこない名称ではありますが、徐々に形が固まってきました。週明けには、名刺を交換させていただいた福祉・医療関係の方にメールをお送りして、ご興味のある地方の組織の皆様とつながる一歩としたいと思っています。

  1. 就労移行支援 (大人向け職業訓練・自己認知・ビジネススキル・就活支援プログラム)
  2. ガクプロ(大学生向け 職業訓練・自己認知・ビジネススキル・就活支援プログラム)
  3. TEENS(小中高生向け お仕事体験・学習支援プログラム)
  4. 発達障害支援の支援者向けプログラム (当社社内スタッフ用 研修プログラム)
  5. 当社への貴社社員・貴団体職員の長期派遣(6~12か月の長期研修)

プログラムとしては当社以外でも使えるように以前から社外での活用をある程度想定して作っていました。このため、ネット環境など整っているところではすぐにでも始められる部分も多くあります。が、プログラムを運営するのは最終的には人であり、人の教育もできれば一緒に考えさせてほしいなと思って上記の4,5を先ほど加えました。5はこれまたおこがましいですが、遣唐使的なイメージです。当社で修行してもらってそれを地域に持ち帰ってもらう感じです。

ボランティアではないので最終的には当社も利する価格設定をする予定ですが、輪の中に入ってくれた方々と一緒に悩みながら納得できるパートナーシップ制度を作っていこうと思っています。今年4月以降はできれば僕自身半分ぐらいは地方に出て、直接パートナーとの関係を築いていこうと思っています。

Kaien/ガクプロ/TEENS地域パートナーシップ制度 アンケート → オンラインフォーム

これまでの会社は外部との境界が分厚くはっきりした組織でしたが、これから会社組織はあいまいな境界を持って外部の力を上手に使える会社になるべきだと思っています。当社も内部プログラムを外に出し、外部と連携することで新たな視点・知見を導入して、より強くなりたいという狙いももって進めていきたいと思います。はじめの思い通りにはいかないもの。早めに動いて勘違いを修正しながら、本来の狙いに近づけていこうと思います。

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ADHD学会に登壇しました

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今日お昼にADHD学会に出てきました。

いつも通りのお話しを30分程度。ランチョンセミナー(昼食を食べながら聞いてもらう会)で担当させていただきました。すぐにガクプロのセッションがあったので、すぐに移動せねばならず、しゃべり終わった2分後ぐらいには会場を出させてもらったのでみなさんの反応がわからず。気になるところではありますが、あとで主催者からフィードバック貰えるのではと期待してます。

帰りにコンサータの適正使用ガイドも頂きました。(今回のセミナーは、コンサータをだしているヤンセンファーマさんにお声掛けいただいたものでしたので) なかなか分厚い本なのであとでじっくり読んでみたいと思います。

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精神科 2月号に掲載 「発達障害の就労移行支援事業」

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科学評論社から発行されている「月刊 精神科」の最新号に論文が掲載されました。

発達障害の就労移行支援事業というタイトルで僕が執筆しました。

目次としては

□就労移行支援事業とは
1 障害者総合支援法に基づく制度
2 利用者数・事業所数
3 発達障害者と就労移行支援

□就労移行支援の類似機関
1 特別支援学校
2 就労継続支援A型・B型
3 公共職業訓練
4 障害者職業センター

□就労移行支援を利用する発達障害者の概要
1 年齢別
2 性別
3 診断名別
4 前職の有無と給与
5 ケース

□プログラムの目的と内容
1 目的
2 プログラム内容
3 支援者に求められるもの

□限界・課題

となっています。

科学評論社のウェブサイト(http://www.kahyo.com/category/A1-SESN)ではまだ写真がアップされていないですが、まもなく購入手続きができると思いますので、ぜひご一読ください。

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月刊 精神科 特集『精神疾患と就労』第28巻第2号

  • 掲載日:2016年2月
  • 発行元:科学評論社
  • URL:http://www.kahyo.com/category/A1-SESNblank_blue
  • 内容:2016年2月発行の科学評論社。(発達障害を含む)精神疾患と就労が特集となっています。当社代表・鈴木が「発達障害の就労移行支援事業」を寄稿したほか、昭和大学発達障害医療研究所の医師や東京と発達障害者支援センターの支援員による論文など、発達障害と就労支援に関する話題が掲載されています。

大人の学習障害についてまとめました

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1月も終わります。会社がちょうど踊り場に差し掛かり、このままそれなりに安定させるのか、大志を抱いて上へ進むのか、悩み始めていますが、悩んでいても仕方ないので、コツコツ今できる仕事をしようということで日曜日の夜、余った時間をウェブサイトの編集に回しました。

Kaien > 発達障害とは> LD(学習障害)
http://www.kaien-lab.com/aboutdd/ld/

子どもの学習障害については、当社の小中高生向けの放課後等デイサービス「TEENS」で、当社スタッフが素晴らしい記事を書いているので見てください。

TEENS > 子どもの発達障害 > LD(学習障害)
http://www.teensmoon.com/pdd/ld/

子どもの学習障害と違い、大人の学習障害はとても難しい概念です。ドクターによって、「発達障害 > 学習障害」の人もいれば、「学習障害 > 発達障害」 とより学習障害を広義にとる人もいいたりで、結構混乱する概念と言えます。「学習障害 > 発達障害」 とまでではないにせよ、「学習障害 > ADHD・ASD 」 という超有名なドクターもいらっしゃいますので、もうなんだかわかりません。。。

大人になるとLDは、ASDやADHDよりも、より見えづらい特徴になりますので、ウェブサイトでどのように表現すればよいのか、半年ほど悩んでいました。。。なのでそんなに自信があるものでもないのですが、とりあえず今文章に出来る部分はしてみましたので、ぜひご一読ください。一応、数千人に合ったうえで大人のLDとはこういう感じかなという当社の見立てです。

子どもの学習障害は良く言われますが、大人にも違う意味で学習の苦手さを持っている人がいるんだよというのが伝わり、またそういう人でも上手に活用すれば組織としてプラスになるよというのがわかってもらえればと思います。以下再掲です。

Kaien > 発達障害とは> LD(学習障害)
http://www.kaien-lab.com/aboutdd/ld/

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採用活動を通じて思うこと なぜ学生インターンが必要なのか?

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当社は20歳から70歳まで約120人が働いています。が、全職種で人が足りていません。

これまで1000人を優に超える方から働きたい!と応募を受けてきています。なので選考はそれなりに厳しく行っているとは思うのですが、もっともっと当社で働きたい、発達障害の人の良さを世の中で届けたい、という方が出てきてほしいと思っています。

特に年々一定数が入れ替わる学生インターン(報酬型のキャリアバイトという感じでしょうか)は、人が足りず結構大変です。このため、当社ウェブサイトだけでなく、Wantedlyとかで告知したり、NPO法人のADDSさんと一緒に採用イベントを組んだりしています。それでもまだまだです。

まだケツの青い大学生・大学院生に、発達障害の人のサポートができるのかと思う人もいるでしょう。でも、支援ってチームで行うと良いのです。いわゆる専門家だけではダメです。

インターンのほぼ全員が働く当社のTEENSという小中高生向けのサービスでは、学習支援が大きな柱になっています。学習支援の時に必要なのは学校での記憶が新しい学生の力。いくら臨床心理士だろうが、精神保健福祉士だろうが、福祉の現場で10年20年働いていようが、発達障害のことがわかったとしてもいざ勉強となると数十年前のことを思い起こす必要があって単純な算数でも結構教え方に苦戦したりします。

発達障害の専門性と勉強を教えるという力、フルタイムのスタッフと学生インターンのそれぞれの得意なところをブレンドして、(つまり完全に分業するのではなく、当社ならではの方法で現場で二つの力を混ぜ合わせて)現場で支援をして初めてTEENSが成り立つわけです。なのでやっぱり学生にもいてもらわないと困ります。

もちろん、ちょうどよいぐらいに年齢が離れたお兄さんお姉さんという点も重要です。離れすぎているとやっぱり言いづらいこともありますし、懐に飛び込みにくい瞬間もあります。どうしても上下関係になってしまったりもします。そういう時、学生のコマを持っている組織のほうが強い訳です。

専門家だけで解決しているならば、もう発達障害の課題って解決しているはずなんです。医者も福祉関係者もたくさーん人数いますから。学会も多いですし。でも解決していない。それはやはり専門家に加えて、問題解決のためには様々な匠が集まる必要があって、その一つのパーツが実は学生なのです。しかもインターンの一人という扱いではなく、出来る限りAさん、Bさんという個性を支援で出してほしいと思っています。

ベンチャーというのは、同じようなタイプの人を集めたほうが、濃度が高くなり、一点突破しやすいと思いますが、当社はなるべく多様性のある人材を集めるように意識しています。あまりにも「当社っぽいな」という人はなるべく採用せず、超重要な軸さえ一致していれば、「え、この人を」という人にできれば来てほしいです。

というわけで、発達障害を理解する側面からも、組織やベンチャー企業を理解する側面からも、当社でのインターンはかなり学びはあると思うので、ぜひ来てほしいと思います。

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仕事は能力や技能を社会に還元する手段 ~私とKaien 第3話~

『私とKaien』は当社の就労移行支援を利用していた訓練修了生や、ガクプロやTEENSをご利用中のお子様を持つご家族など、Kaienと一緒に発達障害の魅力を世の中に広げていただいている方々へのインタビューシリーズです。第3回は、大学卒業と同時に就労支援を利用し、ソフトウェア開発企業に就職、現在も順調に勤続している金子さんにお話を伺いました。

仕事は能力や技能を社会に還元する手段

アルバイト応募もできなかった学生時代

 もともと初対面の方と話すのが得意でないのに加え、自己アピールをするのにも、とにかく自分に自信がありませんでした。アルバイトを含めて仕事というものを、かなり難しいことだと考えていたのです。電話は対面以上に苦手で、知らない人に電話をするとなるとアルバイトでも応募もできない状態でした(笑)。

 発達障害の診断が出たのは中学3年生か高校1年生のころ。診断名は広汎性発達障害でした。苦手さが表面化したのは高校のときです。単位制高校に通っていたのですが、卒業に必要な体育の単位が出席不足で、なかなか単位が取れませんでした。片道一時間超の通学時間に体育着という大きい荷物が加わるのが負担で。体育の授業に出なくてもよいから見学してレポートだけでもということになったのですが、今度はレポートに自由記述欄があって何を書いていいのか分からない。完璧主義だったので体育の出席率が足りなくなると他の科目も億劫になってしまい、高校は卒業まで5年かかりました。

 高校卒業に年数がかかった分、大学は気を引き締めて通いました。ストレートで卒業しましたが、大学では発達障害の苦手さが就活で再び顕在化することになりました。就活中の面接では、「うちではこの程度のことしかできませんが」と言われて、「私は能力が低いので問題ありません」と答えてしまったことも(笑)。就職に備えて法律や会計など勉強して資格も取ったのですが、面接官役の方に「資格取った“だけ”?」と言われたこともありました。それから面接がより怖くなってしまいました。

 初めは一般枠で約10社応募しました。一般枠をまず受けたのは、障害者枠だと生活できるほどの賃金はいただけないという話を信じていたからです。しかし一般枠で内定は出ず、心療内科の主治医の先生に相談。「最低限生活できるくらいのお給料はもらえるでしょう」と後押しいただき、地域の障害者支援センターにお世話になりながら、障害者枠の応募へ舵を切りました。

 しかし20~30社受けたにも関わらず障害者枠でも決まらずでした。このまま就活を続けてもなかなか決まらないだろうと思われました。そんな時インターネットでしったKaienに2011年4月から通い始めました。今でこそ発達障害の支援機関は増えましたが、当時、専門的な知見を持っていたのはKaienくらいだったと思います。

Kaienで自信がついた理由

 初対面の人に囲まれ緊張しながら、かつ就職がいつまでもできないのではないかという不安の中でスタートしたのですが、意外にもKaienの訓練は楽しかったです。会計帳簿など経理関係や、ソフトウェアの動作テスト、データ分析と、その傾向を資料にまとめてのプレゼンなどでした。

 私の通っていたころのKaienは麻布十番のマンションの一室を借りた小さなもの。鈴木さん(Kaien代表の鈴木慶太を指す)が常駐していて、訓練が終わった後はくだけて雑談をしましたね。訓練中の鈴木さんは淡々としてビジネスライク。一番覚えているのは面接練習です。何か言われても、割と適格だし、ぐさりとはこない。「遠慮なくものを言う」鈴木さんの存在は、緊張感を保つための、悪くないプレッシャーになりました。

 訓練で得た何より大きな変化は、自信がついたことです。同期の訓練生には就業経験のある方が多かったのですが、そうした方や、講師からも「できるね」と言ってもらえました。大学在学中にも、事務補助のインターンで悪くない評価をいただいたことがありました。でも2週間だけの勤務に来てくれた「お客さま」への、挨拶がわりの評価なのだろうと。自分への評価に慎重すぎて、穿って受け止めてしまっていました。しかしKaienではある程度長い期間を通じて評価をいただけた。それと今までと違ってマイナスのこともプラスの事も言われるので、お世辞でなく評価されているということに確信が持てたんです。うれしかったし、働くことのハードルが下りてきました。

 そうして就活を再開。といっても、受けたのはKaienから紹介された1社のみです。大手企業向けのプログラム開発で知られる会社に就職して、今も働いています。2011年7月に入社して、4年半が経ちました。

ブリーフケース
長い通勤時間を有効活用するための相棒が、ポーターのブリーフケース。東洋経済ほかの雑誌のほか、検定試験が近い時期はテキストを持ち運ぶ。

働く喜びを感じる現職

 現在の会社ですが、業種というよりは職種に惹かれました。業務内容は法律関係の資料整理の補助と、顧客に提出する書類の添削です。この会社なら経理や会計の知識が多少足しになるだろうとの、鈴木さんの見立てもありました。課題の自己アピールですが、一次面接は記述形式だったと思います。緊張しましたが、口頭で答えるよりは楽でした。二次面接では、Kaienの面接練習が生きたのでしょうか。現場担当者と話したのですが、システム開発業務全般に興味があって志望したことと、在学中、人手不足で引きこまれた文化会の業務を二年務めたことなどを話したと記憶しています。

 2年目からは、社内ツールの開発部門へ異動。初めの仕事から離れてしまいましたが、やりがいはあります。社員の作業を効率化させて、顧客に販売する商品の開発やサービスの効率化を支えています。社員向けのツールなので花形ではありませんが、必要なものです。この担当チームでは、自分が一番の古株になりました。使い方などの問い合わせも多いです。リーダー、というより、番頭のような役回りでしょうか。

 仕事は私にとって、教育や人生経験を通じて培わせていただいた能力や技能を、できる限り出し惜しみせずに社会に還元していくための手段。自分の作った社内ツールが、社内の人を助けて、顧客が良いサービスを受けられることは喜びです。この指針は働き始める前も今も変わってはいないと思います。実際に働いてみると、昔は働くということのハードルを、高く見積もりすぎていたなとも思います。

いつでも頼れる存在としてのKaien

 仕事帰りに赤くライトアップされた東京タワーを見ながら芝公園沿いを歩くと、今日も頑張ったなと、心地よい疲れを感じます。休日にはたまに一人カラオケへ。カラオケボックスを見かけてふらっと入るパターンです。最近はよく、花梨エンターテイメントさんの乙女ゲームの主題歌を歌います。

 そういえば、いま、鈴木さんやスタッフの方に会うことは久しくありませんね。忙しくて、気付くと時間が経ってしまっています。でも社長ブログやスタッフブログは読んでいますよ。サービス内容や会社の規模が変わりましたし、ブログやニュースの内容も変わっていきますけれど、雰囲気は当時からさして変わりませんので、創業時から志は一貫しているのかな、と思うところです。

 仮に今後、今の仕事で悩んだり、転職を考えることがあれば再びKaienにお世話になるでしょう。何か相談するにしても、すでに一度つながりがあるので、新しい相談先に行くよりハードルも低いですし(笑)。新しい所へのアプローチは、学生のころに比べてかなり慣れたとは思いますが、やはり少し苦手で……。私にとってKaienは、頼れる就活ツールです。会社が大きくなっていくのを見るのが楽しくて、相談が必要になればいつでも行ける、と思うと安心します。

東京タワー
会社は都心に位置。たまに帰りがてら、東京タワーを見ながら芝公園内を歩く。

(取材 2016年1月)

金子翼さん:29歳・男性。2011年春の大学卒業と同時にKaienに入所。3カ月後にプログラム開発の会社に障害者枠で就職、現在に至る。

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ニュースレター

Kaien新宿とガクプロ新宿 新オフィスへ引っ越し決定

当社について。まずは利用説明会にお越しください。採用情報も下記から。

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今のオフィスが手狭になった理由やそのほか大人の事情がありまして、新宿に3つ目のオフィスを借りることになりました。昨日契約してきました。当社としては10か所目の事業所になります。せっかく広くなるので、有効にスペースを活用していきたいと思います。

■現在

  • Kaien新宿(就労移行支援) ・・・ 新宿アイランドアネックス2階(西新宿6丁目)
  • 相談支援事業所Kaien新宿 ・・・ 新宿アイランドアネックス2階(西新宿6丁目) 
  • TEENS新宿(放課後等デイサービス) ・・・ 新宿アイランドアネックス2階(西新宿6丁目)
  • ガクプロ新宿 ・・・ ニッパンビル4階(西新宿7丁目)
  • 事務拠点 ・・・ ニッパンビル4階(西新宿7丁目)

■2月中旬ごろから

  • Kaien新宿(就労移行支援) ・・・ 西新宿ビル5階(西新宿7丁目)
  • 相談支援事業所Kaien新宿 ・・・ 新宿アイランドアネックス2階(西新宿6丁目) 
  • TEENS新宿(放課後等デイサービス) ・・・ 新宿アイランドアネックス2階(西新宿6丁目)
  • ガクプロ新宿 ・・・  西新宿ビル5階(西新宿7丁目)
  • 事務拠点 ・・・ ニッパンビル4階(西新宿7丁目)
つまり、就労移行支援とガクプロが西新宿ビルというビルに引っ越す予定です。

新宿駅西口を出て、北の方向(大久保や新大久保の方向)に徒歩約10分です。BOOK-OFFが1階にあるので間違えにくいと思います。

窓が多く、広々としています。特に今ガクプロは秋葉原の本部に通う人が多いですが、今回新宿でも同じぐらいの人数を受け入れられるスペースになりますので、積極的に集客していきたいと思います。僕もしばらく新宿にいる時間が長くなると思いますが、どうぞよろしくお願いいたします。

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新時代の障害者雇用 powered by 発達障害

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昨夜はグリー社の特例子会社であるグリービジネスオペレーションズ社にお呼ばれして新年会でした。

僕の中で新年会という言葉は(九州にいるかいないかと言われている熊ほど)超珍しいです。記憶にある限り10年ぶりぐらいでしょうか。。。当社内では飲み会はほぼ存在しないですし、社外の呑み会も年に1,2度出席させていただくほど苦手なので、緊張して臨みました。

昨日の写真 グリービジネスオペレーションズ社 Facebookより

グリー社は2012年からのお付き合い。もうすぐ4年になります。つまり当社創業からまだ2年ぐらいの時から”支援”させていただいています。が、支援というと名ばかりで色々と学ばせていただいているというのが実際です。

当社支援事例より グリービジネスオペレーションズ社
http://www.kaien-lab.com/clientneeds/case_clientneeds/#gbo

グリービジネスオペレーションズ社の社長である福田さんとは今回初めてお会いしました。なんと1978年生まれとのこと。僕よりも若い30代の方が特例子会社の社長というのは皆無というぐらい珍しいのではないでしょうか。(多くの特例子会社社長は本体で成果を上げた後、50歳ぐらいで障害者雇用をしてみない!?と、キャリア最後の仕事として割り当てられることが多いため、それなりに年齢が高いケースが多いのです。) 飲み会の最後はイーロン・マスクの話題(イーロン・マスク氏が創業したSpaceXが昨年末に成功した使用済みロケットの着陸動画→こちら)が出るなど様々話題に飛びました。共通の話題があってよかったです。

実はグリビジネスオペレーションズ社では20人を超える当社修了生が働いている一方で、僕自身はオフィスを訪れたのは数回訪れた程度。具体的に知ることはここ数年あまりありませんでした。(当社と関係は続いているのですが、うちのスタッフが力を発揮してくれていましたので、僕は社員からの報告を読む程度でした。)で、わかっていた気になっていたのですが、やはり社長の福田さんと直接お話しを伺うと印象が変わるものです。僕から色々と伺いたいなと思っていたことがあったのですが、お話しの中で様々合点がいきました。

特に印象に残ったのが、親会社のグリー社の本業であるゲーム事業に関連する売り上げがかなり高いということ。巷では、障害者雇用というとバッグオフィス的(総務・人事・経理・軽作業)な仕事でほぼすべてなのですが、グリービジネスオペレーションズ社ではまったく売り上げ構成が異なるようです。つまり親会社を補完するような本業関連の仕事(ゲーム関連業務)が多いということです。これはかな~~~り珍しいです。お世辞抜きで今後の障害者雇用の先駆け事例となるような印象を持ちました。

障害者雇用というのは、安定しつつも、職域が狭いのがデメリットと思われていました。どの業種を当たっても、つまりメーカーであろうが、IT企業であろうが、人材・教育業であろうが、(障害者雇用の責任を担う)人事・労務部に近い部署であるバックオフィス的な業務を障害者枠にあてがうことが多いのが実際です。そういった仕事が切り出しやすく、実際上手に”障害者”が行える可能性が高く、リスクが少ないからです。王道なわけです。

むろん、そういった業務も重要ではありますが、20年30年と専門性を持って働けるにはやはり本業に絡んだ業務のほうが強い訳です。雇用の安定性や給与のアップなどを考えると本業に絡んだ障害者枠というのは今後ニーズが高まっていくと思われます。グリービジネスオペレーションズ社も、すでに表彰されています。

平成26年度障害者雇用職場改善好事例奨励賞受賞
http://greebusinessoperations.com/awards/

障害者雇用で非常に有名なユニクロ(ファーストリテイリング社)も、なぜ有名なのかというと、本業に絡めた店舗での雇用だからだと思います。前述のように、本業の一部を障害者雇用に組み込むのは、どの会社も理想とする障害者雇用なのですが、なかなか難しいわけです。

そんな中、若い企業であるグリー社が上手に本業に絡めた仕事を障害者雇用に充てられているというのはやはり特筆すべきことだと思うわけです。課題がゼロなわけはなく、むしろいろいろとあるわけですが、こういう次世代の障害者雇用を感じさせる事例に当社としても今後関わっていきたいなと強く思わせてもらえた夜でした。

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Kaien > NHK

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NHKに入局したのが2001年4月1日。辞めたのが2007年7月31日。その間、2313日。

Kaienを創業したのが2009年9月18日。今日は2016年1月18日で、2314日目。

つまり、ようやくKaienで働いている期間が長くなりました。Kaienでの2313日間はとても長くてNHK時代の何倍にも感じます。

NHK時代に学んだことが今どれだけ生きているか良くわかりませんが、お世話になった皆さんには感謝しています。ただしNHKアナウンサーを一つ目の職種にしてしまった、当時の自分の人生観・職業観にはほとほとため息が出ます。適当に選びすぎました。。。

自分に合っていない職種(NHKアナウンサー)と合っている職種(発達障害者の就職支援)を体験したことで、仕事選びの重要性を人生を通じて実験させていただいたようなものかもしれません。この経験から、当社のスタッフにも仕事を通じて楽しみを味わってほしいですし、当社に通う訓練生にも良い仕事に就いてもらいたいなぁと心から思うわけです。

なお、昨今のニュースを見ると、倫理観に関してはすでにだいぶ前から、Kaien >> NHK だと思いますが、今後も気を引き締めて行きたいと思います。

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発達障害と表情 申し訳なさそうな顔が難しい?

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TEENS(発達凸凹のある小中高生向けの学習支援・お仕事体験)として4か所目となるTEENS川崎がオープンして2週間。昨日から今日にかけて同じようなクレームを3件頂きました。もちろん開所直ぐはスタッフも落ち着かないし、お子様の特徴もこちらもつかめていないのでやや手探りで接するし、一方で親御さんの期待は高いし、みたいな感じでいろいろとすれ違いが起こりやすいのですが、今回は明らかに防げた凡ミスばかりでした。

というわけで、スタッフにアドバイス、というか叱ったわけです。本当は褒めて伸ばす上司になりたいですが、まあ百万回生まれ変わっても難しいと思いますので、最近は自分を受け入れることにしています。

僕は大学生になったぐらいから、あまり周囲の人に怒られることが無くなり、「大人って叱られないことなんだなぁ」となんだか寂しく感じた記憶があります。(※小さいころは、三日に一遍ぐらいのペースで親に怒られ、靴を履かされないまま、つまり裸足で、、、家の外に出された覚えがあります。今でいうと虐待だと思うのですが、、、まあ、、、それだけ性根が悪かった(過去形としたい)のでしょう。。。なので大人になってあまり怒られなくて、なんだか今の自分で本当に良いのか不安というかおぼつかない感じで不思議な気分になりました。)

で、ここ最近、叱りながらいつも感じるのが、この人、すまなさそうにするのが上手いな、つまり申し訳なさそうな表情が上手に出るタイプと、申し訳なさそうな表情が苦手なタイプがいるなぁということです。僕個人としてはあまりに申し訳なさそうな雰囲気が上手に作れ過ぎていると、それを見て、逆に怒りの燃料が溜まってしまう方なのですが、一般的に言って、申し訳ない時に、申し訳ない表情や声色が自然にできるとそれは人間生活を送っていくうえで便利なのだと思います。

困ったことに、発達障害系の人はこれが上手ではないようです。つまり、申し訳ない顔が出来ないのです。なので仕事で困るのですよね。。。

ものの本によると発達障害の人は表情の読み取りが苦手と言われますが、実際に様々に接していると、読み取り(受信)ももちろんですが、表情の表出(発信)も苦手そうなのは良くわかります。

特に表情の発信で、失敗すると困るのが「申し訳ない」顔です。これができないと仕事では結構困ります。仕事では失敗しないほうが難しいので、やっぱり申し訳ない雰囲気を出す必要は随所に出てきます。これが出来ないとお客様や周囲の上司同僚から良く思われず、仕事が徐々に続けづらくなってしまいます。

学校までの友達を作る関係では表情での発信というと「笑顔」ができるかが結構大きいと思います。でも、仕事でも「笑顔」は重要ですが、もっと重要なのは「申し訳ない顔」なのだと思います。もう少しいうと、笑えなくても、申し訳ない表情が適度に適切なタイミングでできれば、それなりに勤務を継続できるのではないでしょうか。

僕は、小さいころに裸足で冬の凍るような世界から暖かい家の中に入れてもらうためにいつの間にか申し訳なさそうな表情が上手にできるようになったのかもしれませんが、大人になってもなかなか申し訳なさそうにできない人にはどう教えたらよいのかなぁと、叱りながら考えたのでした。

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明日(1/6 水曜)の日経産業新聞に掲載されるようです

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タイトル通りです。それだけです。

いつも通りというか、いつもに輪をかけて、「親しみなく」取材に応じたので、どう書かれているかやや不安です。最近取材を受けると、まず説教から入ってしまって、、、ここ3,4社連続で、「もう少し勉強してから取材にきたほうが良いですよ」と言っています。今回はウェブサイトで簡単にわかる拠点数を聞かれたので、つい日経社はどういう教育をされているのか疑問に思ってしまいました。

というわけで、そもそも本当に掲載されるのかどうかも分かりませんが、もし日経産業新聞のファンの方がいたら職場で、あるいはどこで売っているのでしょうか?都会のコンビニ?でお買い求めください。

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福祉に税金を使うと経済的に無駄になるどころか得をする (2015年 今年のKaienの就職支援実績・社会的価値など計算しました)

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当社の営業は昨日で終了。お陰様で100人を超えるまでになった社員は年末年始休業で各地に散ってしまい、今日からは一人ぼっち。利用説明会や採用面接など自分一人で出来る部分を日々こなしていきます。

今日は年末恒例である、当社の実績のまとめをExcelで行いました。1年前にも記事を書いています。(Kaienの社会的価値 ~就労支援は税金を2倍にして社会に返している)昨年の計算シートが残っていたので、今年分の計算は数時間程度でサクッと終わりました。当社ウェブサイトにもアップしています。会社概要の最下部にある社会的価値がそれです。このブログにも画像で貼り付けます。

これを計算するためには、会社の納税額などはもちろん、主に就労移行支援に通っている人が、どれだけの確率で就職したか、どのぐらいの給与をもらっているのか、どのぐらい定着しているのか、などのデータが必要で、それを(論文が書けるほどには正確にはしていないですが)若干の誤差がある程度までは精度を高めて計算しています。以下ハイライトです。

 

■当社修了生の就職者数 161人/年

本当にこんなに就職したっけな…とデータを見直しましたが、正しいようです。今年1月の段階で4拠点、3月に池袋、12月に川崎を作って6拠点にはなりましたが、単純に割り算すると1拠点あたり30人程度にはなる計算です。

■当社修了生の定着率 90%超(1年)を維持

半年が95.2%、1年で見ると90.4%でした。ハローワークで聞いた世の中平均は75%ですので、だいぶ世間一般より高いでしょう。他社さんも80%とか数字だしていますが大体半年の数字ですので、その点、当社のOB/OGはみんな頑張って、そして楽しんで、就職後働いていることがわかります。

■当社修了生の平均月給 17.5万円を維持

今年は前年よりやや良くなって17.5万円/月でした。障害者枠の平均よりははるかに高いですが、まだ厳しい数字であることには変わりないと思っています。

■当社修了生の就活期間 6~7か月と短縮

内定が出て、当社の就労移行支援を終えるまでの日数です。(昨年と今年の加重平均で)208日でした。就活の期間がどんどん短くなっているようです。月数でいうと6~7か月ぐらいとなります。おそらくこの数字が他社と比べて驚異的に短いところです。具体的に言うと業界他社よりも2,3倍は短いと思います。定着支援が大変になってきていて、スタッフを増やすなどいろいろと工夫していますが、こういった数字で見ても1年で大きく変化があるなと感じます。

 

■当社の今年の社会的価値 2.7億円/年

で、今年当社が果たした社会的価値は 272,400千円という数字が出ました。当社や修了生、スタッフが税金などで収めたり、修了生が生活保護を脱して国庫の負担が減ったりして社会に貢献した額から、当社が税金を使わせてもらった部分(当社の主力は障害福祉事業でそれらの売り上げは自治体に請求している)を差し引いた額です。なお、創業以来の累計では6.1億円です。

いわゆるグロスではなくネットです。つまりもらった分から返した分は差し引きプラスの2.7億円というわけです。当社全体では税金を使わせてもらって、それの1.5~2倍ぐらいを国にお返ししているということになります。

■つまり福祉は社会の役に(経済的にも)たっていますよということ

投資銀行系で使うNPV(正味現在価値)で計算しているので、割引率なども含まれ、繰り返しですが、そこそこ正確な額だとは思います。ただ考慮しきれていない部分もあります。例えば、昨年も書いた通り、外部効果を入れるともっと大きな数字になる可能性がある一方で、他の支援団体との共同作業を考慮に入れていないためその点では小さな数字になる可能性もあるので、あくまで参考程度とお考えください。

それでも福祉にお金を使うと、社会的にはもちろん、実は経済的にもプラスになるんだよということを年に1回はしっかりお伝えしておきたいと思います。

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Kaienは日進月歩の遊園地 ~私とKaien 第2話~

『私とKaien』は当社の就労移行支援を利用していた訓練修了生や、ガクプロやTEENSをご利用中のお子様を持つご家族など、Kaienと一緒に発達障害の魅力を世の中に広げていただいている方々へのインタビューシリーズです。第2回は、TEENSやガクプロを利用し現在は大手企業の事務職で働いているご子息を持つIさんにお話しを伺いました。

Kaienは日進月歩の遊園地

ピンとくるところがあってTEENSへ

 うちの子の障害が分かったのは10歳のとき。でも小学校、中学とも普通級で、毎日通いました。周囲の方のサポートに恵まれてきたのだと思います。高校は、私がいいだろうと思った方向性でいくつか選択肢を出しました。そして本人に選んでもらいました。うちは、無理はさせない、苦手なことはしない、ゆるゆるです。結局、好きな先輩がいるところで最終決定(笑)。彼は人で決めてしまうところがありますね。まあ私もなんですけど。

 TEENSを始めるときもそう。鈴木さん(Kaien代表の鈴木慶太を指す)にピンと来るものがあったらしくて、「僕ここ通う」と。息子は海外のサッカーや野球の観戦が趣味で、過去の成績とか選手の身長とか客観的データが大好きなんです。そういうところは「自閉ちゃん」だなあと思います。鈴木さんも海外のスポーツに詳しくて、息子の話にうまく乗ってくれたみたい。

 Kaienのことは、割と初期の頃から知っていましたよ。でも知的に高い人向けに見えた。でも、息子が高校2年生になった春に子ども向けのサービス(TEENS)開設を知って、通い始めました。CGとかアニメーションとか、当時はすんごく難しいプログラムだったんですけどね。鈴木さん会いたさに頑張って1時間以上かけて通っていました。「今日は忙しそうだった」「今日は少し話せた」って。

息子が店長をしている!!

 高校時代はそれでよかったんですが、その後進路のことでいろいろ悩みました。彼のレベルでは大学・専門学校の入学は難しい。結局は星槎グループが付帯事業でしている横浜国際福祉専門学校の適応自立支援コースに入りました。2年間のプログラムなんですけど、就職したらいつでも修了できます。

 TEENSは18歳までなので、星槎に通うとともにガクプロにも通い始めました。親としては「大変だろうなあ」と思っていました。大学生に交じりながらですから。

 でもしばらくして、ガクプロに息子の様子を見に行ったら、びっくりしました。なんと職業訓練でオンライン店舗の店長をしていたんです。「これは○○君ね」と仕事を振ったり、学生の女の子が「やりたくない」って言って駄々をこねているのを、「それはあなたの仕事ですから私はしません」とか言っている(笑)。

 見通しの立たないことが大の苦手なんですが、手順や時間がはっきりしているガクプロは、彼にちょうどよかったのだと思います。

うちの子にあったお勧め求人

 いまの会社のお話があったのは、今年(2015年)のゴールデンウィークの頃。スタッフの方が「すごくいい求人があるんです」と勧めてくれました。後から、鈴木さんがうちの子に勧めてくれた求人だとわかりました。

 大手小売り業の本部で、とっても体育会系。お店でもないのに「いらっしゃいませ!」と朝、チームになってあいさつ三唱がある会社です。そういうの、発達障害の子は苦手じゃないですか。でも、うちの子は素直なのでできちゃいます。仕事も希望した事務関係の軽作業や入力です。

 鈴木さんによると、こちらの求人があったとき、真っ先に浮かんだのがうちの子だったそうです。ああ、うちの子分かってくれている、見ていてくれているんだなと思いましたね。

 パート勤務で一日6時間。他の会社や面接会も行ったんですが、「勧めてくれたからには」と思って、こちらを最優先に動きました。面接の前日には息子と夫と私の3人で、どんな雰囲気の会社なのか偵察へ(笑)。ビルの高層階で、とても明るい感じのフロアを見て、息子がにこにこーっとしたんです。これはご縁があるかもしれないと思いました。結果、面接が通って実習が決定。実習後、10日間で内定の通知をいただきました。

仕事の七つ道具から「ノート」 面接も担当してくれた上司にもらったノートには、日々の仕事内容と新しい作業内容をマニュアルとして記録している
仕事の七つ道具から「ノート」 面接も担当してくれた上司にもらった

親以外の誰かに頼れることの重要性

 「仕事楽しい?」と息子に聞くと、「楽しくはないけど、行けてよかった」。「よかった」のは、やることがあって、見通しが立つから。そして、必要とされていて、自分の場所があるから。彼は、人の役に立つことはうれしいんです。

 職場も、障害者だからといって彼に甘いわけではないと思います。ずっと普通教育できた彼には、似たような人がたくさんいる特例子会社より、そうした環境での自然なサポートが合っているでしょう。いろいろな人がいる場所で、年上の方に指導してもらいながら、自分ができる仕事をきちんとしていくのが。

 障害児の親御さんには、深刻な様子の方が多いですよね。正社員じゃなきゃだめだとか、10年後もこの仕事を続けてられるか、とか。でも子供の人生であって、親の人生ではない。形にはこだわらなくていいのではと思います。納税さえしてくれれば(笑)。いくらでもいい、払うことに意義があると。

 親はいずれいなくなります。でも一人で生きていけということではありません。必要な部分は福祉のお世話にもなりながら、親以外の誰かを自ら求め頼ることをしながら。そして10年後にその仕事がなくなっても、前向きに、その時いろいろなことを自ら判断できる人間に育っていてほしいって思います。それは障害があってもなくても同じことだと思うんです。

 彼は双子の兄弟の兄なんです。弟は軽度の知的障害を持っています。彼ら2人には、「大学に行かないんだから、二十歳で社会人になるんだよ」と常々掲げてきました。弟は養護学校を卒業してすぐ、スポーツジムの清掃に就職。2人とも、成人前に社会人になれたので、親としては「よくやったね、えらいね」と思っています。親自身はその歳の時にはとてもできないことでしたから。

Kaienは遊園地

 Kaienはいろんな可能性を形にしてくれます。どんどん行動に移す鈴木さんと皆が二人三脚している感覚。お任せじゃなくて一緒に歩んで、日々変化して、それが面白い。

 そんなわけで私にとって、Kaienは遊園地(笑)。就労とか発達障害とか、テーマは重いじゃないですか。でも鈴木さんはそういう感じを漂わせない。「この人きっと何かしてくれるだろう」と思わせてくれる人です。

 ガクプロの内定コースができたときもそう。就職が決まったけど、ガクプロ続けたいと鈴木さんに相談したら2日後くらいに、「使い放題で末広がりの、おめでとう8,888円!」というお得な新コースが(笑)。これに振り替えて就職後も毎週土曜に通っています。飲み会まで参加して、すごく楽しいみたい。

 ガクプロに入るときは「学生の中で話合わないだろうな」とかわいそうだったんですが、皆と仲良くしています。Kaienは、19歳の彼にとっても遊園地なんです。すぐに新しいアトラクションを作ってくれるし、乗りたくなかったら乗らなくても大丈夫。彼はいま、19歳の青春を味わっているんです。

先輩とも会える「飲み会」では UNOやトランプにトレーディングカードを混ぜた オリジナルのルールで遊ぶ
先輩とも会える「飲み会」では UNOやトランプにトレーディングカードを 混ぜたオリジナルのルールで遊ぶ

(取材 2015年12月)

Iさん: 19歳・男性のガクプロ生の母。ご子息が高校2年生のときにTEENSに通い始め、ガクプロを経て大手企業に障害者枠で就職。

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